ドラゴンボールschwarz rozen   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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どうも皆様こんばんは♪ある日森の中で水饅頭落として慌てて追いかけたら自分ごと池ぽちゃしたクマです。

さて、今日でアニメBanG Dream!Ave Mujica 最終回なりますかね。

私も今日は今まで以上にテレビに釘付けでございます。

さて、そんなこんなでシュヴァルツローゼン。第十五話になります。
そして今回のお話ではまた新キャラ登場となります。
ちなみに最近少しづつ他作品が混ざってきてるかも知れませんが
ロン達はともかく、このドラゴンボール時空では他の世界のキャラ達は戦闘しませんし、参戦もしないのでご注意下さい。

まあ、以前にうっすらとある復讐者の影が見えたり、どこぞの笑顔と希望に溢れたお嬢様がいたり、黄色いタコがいたりしたかも知れませんが片方は戦闘してないのでセーフであり、もう片方二人はロン本人なのでこれもセーフ。という事でお願いします。

というわけで、修行と集いし者達 ④

開演にございます。

では、みなさんご一緒に...









ゆっくりしていってね...






第十五話 始まる修行と集いし者達 ④

 

 

別の世界の地球。その地球にある店の一つ。

美食人間国宝 節乃。彼女が営む店、節乃食堂。

 

そこに彼女は居た。

 

赤い紅蓮の髪。自身の一番の象徴を揺らしながら...

 

 

 

 

 

 

 

「ほい、出来たじょ。ニンニク鳥の親子丼〜十人前じゃ」

 

「節乃。私が貴方に頼んだのは十人前ではなく、百人前の筈ですが?」

 

「さあて、何のことかのぉ」

「昔あたしゃを猛獣(えもの)を誘き寄せる為の餌としてその場にあった食材を体に括り付けてジャングルに放り投げようとした女が何かいっとるじょ〜」

 

料理を出しながら節乃がそういうと。彼女は片手で頭を押さえて

 

「.....貴方、まだその事を覚えていたのですか?」

 

「うっふっふ。まあの♪」

 

「心なしか嬉しそうに聞こえるのは私の間違いですかね?」

 

「うっふっふ。さあの♪」

 

「では、心なしか揶揄われているように聞こえるのは私の間違いですかね?」

 

「まあの♪」

 

「そこは、さあの。でいいんじゃないですか?」

 

「じゃが、まさか今頃お主が来るとは思ってもおらんかったじょ」

「四鬼」

 

四鬼。そう呼ばれた彼女はその名前に些か不安げな顔をして、目の前の節乃に抗議した。

 

「勝手に話を進めないでください。後、その名はアカシアと貴方達が勝手につけた名ですよ。今更とは言え、あまりその名で私の事を呼ばないようにお願いします」

 

「それで、親子丼は食べんのか?」

 

だが節乃はその言葉をものともせず、目の前の親子丼を食べないのか?と四鬼に問うてくる。

 

そしてそんな節乃の言葉を聞いて四鬼も自分の話を聞けと思い、即座に言葉を返そうとしたが、

 

「だから勝手に話『グウゥゥゥ』っ...分かりました」

 

それは、自身の腹部から聞こえた音で中断された。

 

そして、そのまま彼女は目の前に置かれていた箸を持ち。両手を合わして

 

「では、いただきます」

 

「どうぞ、おあがりなしゃい」

 

そう言って彼女は会釈をした後、箸を片手に黙々とどんぶりの中の親子丼を食べ進めていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おんしは相変わらず食べる時は綺麗に、尚且つ礼儀正しいのぅ」

(その上、あの早さで食べて無音と呼べるレベルで箸の音がしとらん。普通あのスピードで食べれば少しでも音は鳴るものじゃが、動きに無駄が無さすぎる。食技などは習得してはおらん筈じゃが戦いだけでなく食事までにもここまで無駄が無いとは)

 

「何ですか?その言い草は。失礼じゃないですか?」

「それとも節乃、貴方まさか。私に何か恨みでもあるのですか?私は貴方になに「何もしてないとは言わさんじょ!!」チッ」

(面倒ですね。小賢しい手は嫌いですが、記憶を少し弄っておきますかね。いや、やめておきますか。後が面倒ですし)

 

「舌打ちをやめんかい!!」

 

「はい、分かりました。全く。貴方という人はとことん喧しい」

 

「誰のせいじゃと思うとる!?誰の!!」

 

喧しいと言われた節乃は彼女に向かって怒鳴るが本人は全く意に返さなかった。だが...

 

「はぁ〜それにしても。普段おんしの本性を知らん人間からすれば当たり前じゃが。それを知る側からすれば今のおんしの方がありえない存在じゃからのぅ」

 

「貴方、本当に私を何だと思っているんですか?喧嘩を売っているなら喜んで買いますが?」

 

「ん〜外側、赤髪のスーツ姿の女性。内側、赤い血に塗れた獣」

「と、言ったところかのぅ」

 

その発言に彼女は.....

 

「節乃、あまり言葉が過ぎると私も怒りますよ」

 

「さあての〜」

 

笑顔でこみかみに青筋を浮かばせながらも...

 

「.....ハァ〜。まあ良いです。私もそろそろ行かなければならぬのでお会計をお願いします」

 

なんとか怒りを抑え込み。

 

「ありゃ、相変わらず気が早いのぅ」

 

「私も忙しいのですよ」

「これからは特に...ね。」

 

彼女はそう言って席を立ち、節乃は...

 

「ほ〜う。一体何を「節乃」ッッッ」

 

「これは貴方には関係の無いことです」

「ただ、これからは、場合によっては敵になるかも知れません」

 

それを問いただそうとしたが、今度は四鬼がその問いを遮るように彼女の名前を呼んで、彼女を睨みながら落ち着いた口調のまま話続けた。

 

「おんし...本当に何をする気じゃ」

 

「さあ。ただ、私の...いや、俺の意思は、オリジナルとRoseliaの為にある」

 

一瞬、四鬼はその目つきと口調を違うものへと豹変させたがそれは一瞬のものであり、すぐに元に戻ってしまった。

 

そして、その言葉に節乃は昔の修行時代の言葉を思い出し。

 

「オリジナル、そしてRoseliaか。おんしは前からその言葉を口にしておったのぅ。あと、頂点という言葉もな」

 

「ええ。ですが、ようやくあの人と私達の悲願が達成されそうなのです。その為にもまずは一つ目の山を越えなければなりません」

 

「四鬼。おんしはっ」

 

「それでは節乃。お代はこちらに置いておきますね。それと御釣りはいりませんので」

 

「なっ四季!待たんかい!!まだ話は『ドンッッッッ!!!!』ぐっ」

 

 

店の外側、そこに残ったのは彼女の足跡と小さなクレーターだけだった。

 

そして...

 

「四鬼、何故じゃ。少なくともあの頃のおんしは、修行時代のおんしはそのような目をしてなかった。いや、しなくなった。なのに、何故...」

「ジロちゃん。イチちゃん。三虎。そしてアカシア様とフローゼ様。戦いが終わり皆で食卓を囲んだ時。お主だけは食卓につくことは無かった。そもそもあの戦いにも参戦はしなかったしの。」

「四鬼。お前さんは.....」

 

その思いと呟きは誰にも届くことなく。冷たい夜風にさらわれて静かに消えていった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

地球 シュヴァルツガーデン

 

ヴォルカ達と『最夜』のロンとの戦い。あの日から約5日後。

 

あれからヴォルカは毎日のようにあの特殊な黒紋付を身に着けてその動きを高い重力下で制限しながら修行に望んでいた。

 

ある時はロンの元にいる猛獣達と戦い。

 

またある時はロン本人や『最厄』のロンに組み手の稽古をつけてもらったり。

 

そして...今日は。

 

 

 

 

 

早朝。悪魔の手の山道。

 

そこには...

 

「ハッハッ!!」

 

誰もが目を奪われるであろう可憐な薔薇達と

 

「ハッ!ハッ!!ハッ!!」

 

多種多様な様々な動物達。

 

「はっはっそろそろ、やば」

 

「お〜い!!」

 

「いっ!?まさ...か!!」

 

そして...

 

 

 

 

 

「追いついたーーー!!!!」

 

ドオォォォンッッッッ!!!!

 

そこに降ってきたのはまさしく『最夜(さいがい)』そのもの。

 

何故か今日のランニング時からヴォルカを追いかけて来ている最夜のロンだった。

そして彼女からすれば何故彼が自身を追いかけて来ているのか、それが全く分からなかったのだ。

 

だがそれでも、ヴォルカは最夜から逃げるしか無かった。

何せ相手は姿形は子供でも、その正体は暴力の化身。

一度捕まれば永遠に遊びとは名ばかりの戦いに付き合わされる事になる。

 

「うそっいくらなんでも早すぎない!?」

 

「うへへ〜お姉ちゃん。今捕まるなら鬼ごっこはやめてかくれんぼにしてあげるけど、どうする?」

 

「...悪いけど、こっちは修行なんでね。アンタの遊びに付き合う時間はないの」

 

「むうぅぅぅ〜〜〜」

 

「そもそも、何で追いかけて来んのさ」

 

「うぅぅ、でっでも...だって、オリジナルが...」

 

その発言を聞いた瞬間。ヴォルカの脳裏をよぎったのは目の前の男と瓜二つと言うくらいそっくりな顔をした邪神(ロン)の姿だった。

 

「やっぱり、あいつの仕業か...」

(多分、私が重力にどんどん慣れてきたから今度は私と遊びたがってるこいつを利用して更に負荷をかけようとしてるってところか。)

「あの男っ...絶対、わざと私に知らせないようにしてたな!!」

 

ここ数日間此処で修行したヴォルカにはロンの大体の意図は分かっていた。

 

そして同時にあの男が自分の修行中に最夜が襲いかかる事を言わずに自分が追いかけられる光景を見てニヤニヤしている姿もヴォルカには想像出来てしまった。

 

そしてそう考えたヴォルカは目の前の最夜に向かって...

 

「とにかく!アンタと遊ぶ時間は無いの!!そこをどいて!!」

 

「ふぇ!?で、でも...」

 

「でもじゃない!!...アンタも人に自分の嫌な事されたら嫌でしょう!!それと同じなの!!今の状況は」

 

「うっうぅ...」

 

「大体、あんたが遊びたいのは分かるけど、私も必死に頑張って修行してるの。だから今は邪魔をしないで!!」

 

「・ ・ ・」

 

「とにかく!あいつに何を言われたのか知らないけどこれに懲りたら」

 

『ヴォッヴォルカッッッ!!』

 

その時、彼女の側の空間から音声が聞こえてくる。

それは彼女の上司。時の界王神ことクロノアの声だった。

 

「時の界王神様!?また連絡を『違うのヴォルカ!前!前!!』前?」

 

ヴォルカが時の界王神の言葉を、その真意を理解するのにそう時間はかからなかった。そもそもかかる筈がないのだ。何せ自身の目の前に...

 

「.....あっ」

 

「お姉...ちゃん.....ぐすっ」

 

「ちょっちょっとまって、私、今は「お姉ちゃんの」ひっ」

 

 

ゴゴコゴゴッッッ

 

 

 

そこにいたのは目の前の彼女の言葉を聞き、遊びを断られたショックで涙目になりながらその小さな腕で自身の番傘を振り上げる彼の姿だった。

 

「まっ待って!分かった!!なっ何して遊ぼっ「お姉ちゃんの」『ビュンッ!!!』あっ」

 

ヴォルカはその先の未来を予測し、慌てて彼を止めたがその行動は些か遅かったようだ。

 

気づけば彼はビュンッという音と共に一瞬で彼女の頭上に飛び上がり、そのまま自慢の傘を振り翳した。そして...

 

スウゥゥゥゥーーー

 

「お姉ちゃんの...」

 

 

その破壊の一撃は振り下ろされたッッッ!!!

 

 

「バカアァァァァッッッッッ!!!!」

 

 

ズドオォォォォンッッッッーーーー!!!!

 

 

ミギャアァァァァァッッッーーー!?!?

 

 

 

 

そして、山の中全てに轟音とヴォルカの断末魔が響き渡る最中。

 

 

その頂上では下のヴォルカと最夜の様子を目の前に置かれた水晶玉に映しながらワイン片手にその光景を見物しているロン二人組の姿があった。

 

 

「いや〜本当に元気だな〜あいつらは。だがそろそろ次の修行に入らんといかんな。流石にこのまま平行線というのもまずいだろう」

 

「そうですね〜。あ、それともうすぐ『最強』と『最天』が到着する予定です。また、彼等にも事情の説明をした方がよろしいかと」

 

「そうだな。まあ、あの二人はお前と同じ『最上位個体』だ。下位個体共より理解はしてくれるだろう」

 

そしてオリジナルのロンがそう言うと最厄のロン、彼は...

 

「ですが、最強はうるさく言って来ますよ。きっと来た瞬間に『何故この私に先に言ってくれないのですか!?何故最厄なのですか!?その上我々の予定まで崩して貴方という人は!!』などと言ってぐちぐち言う姿が安易に想像出来てしまいます」

 

その最厄の言葉を聞きオリジナルのロンは自身も想像してしまった。いや、出来てしまった。ここに到着した最強(相手)頂点(自身)にどう言う事を言ってくるのか。

 

「あ〜まあ、あいつならなんだかんだでため息でも吐きながら理解ってくれるだろう。多分、きっと、おそらく」

 

「オリジナル、全然言葉に自信がありませんが」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とにかく、ヴォルカが戻ってきたら、早いところあの部屋に行くぞ!」

 

(まあ、あいつの場合。一回入ってはいるがその後部屋の機能を発動する前に出ちまったからな。まあ逆に言えば寧ろ先に重力下で鍛えて正解だったがな)

 

「オリジナル...話を逸らしましたね」

 

「.....何の事だ」

 

そう言いながらロンは最厄からのその視線と言葉を無視し、当初ヴォルカを入れる筈だった部屋。その機能をいよいよ使おうとしていた。

 

「さて、次はどうなるか、だな」

 

「まあ、ヴォルカさんも当初より相当強くなってますし、ヴォルカさんに今かけらている重力は倍率にして約150倍ですからね。全くもって、すごい成長速度ですよ。それに...」

 

最厄。彼は少し間を置いて数日前の最夜とヴォルカ。二人の戦いを思い出しながらヴォルカに関するある事を口に出した。

 

「最夜との戦いを見る限りですが。最後の蹴り技の一瞬のみ。その力が10倍にも膨れ上がりました。あれはおそらくあの蹴り技とは別物。つまり」

 

「ああ。それを考えれば大丈夫だろう。とにかく、少し休憩を取らせたらあの部屋にぶち込むぞ。」

 

 

そう言ってロンはニヤリと笑い。そして...

 

 

「今日から数週間.....修行最終日までな」

 

 

ヒィッハッハッハッ

 

ウフフフフフッッッ

 

 

それから数分間。その場には邪悪な二つの笑い声が響いていた。

 

 

 


 

 

 

 

一方その頃 別の世界では...

 

 

学園都市 キヴォトス

 

シャーレ オフィスにて

 

「えっパーティーには参加できない?」

 

「ああ、申し訳ないね。先生」

 

その中で話をしていたのは、このキヴォトスで唯一の大人であり、

シャーレの顧問にして、この銃弾飛び交うキヴォトスにおいてヘイローを持たずして数々の事件を解決し、今やこの世界に存在する様々な学園や生徒から注目されているシャーレの先生。

 

そして、それに返事を返したのは...

 

「実はその日は留守にする予定でね。故に先生の護衛も休ませてほしいんだ」

 

そう話すのは美しい銀の髪を腰まで伸ばし、どこまでも透き通る青色の瞳に黒いインナーの上から白衣を羽織りその内ポケットに水色のクマのぬいぐるみを入れた男。

 

シャーレ特別顧問 二虚(にそら) ロン。

 

そして今回の話は以前あった戦い。

以前このキヴォトスを以てしても前代未聞の大事件。

未だ謎多き存在、色彩の襲撃事件。

 

その事件に関わった全員で改めてその時の労いを。という意味で各学園のメンバーも揃えてパーティーをしようと言う話だったのだ。だが...

 

「ロン!何故来られないのですか!?アリスとモモイ達はその日の為に一緒にいっぱい経験値とゴールドを稼ぎました!なのに何で来てくれないのですか」

 

ロンにそう話すのは、ミレニアムサイエンススクール ゲーム開発部所属

 

天童アリス。

 

「アリス...悪いが、今回はどうしても外せない用事なんだ。許しておくれ」

 

「そっそんなぁ」

 

彼女はそのまま暗い雰囲気を纏い落ち込み始めるが...

 

「では、こうしよう。私が帰ってきたら先生やケイ。そして他のゲーム開発部のみんなで一緒にゲームをしよう。今度は私が持っているゲームを」

 

ロンは落ち込むアリスに自分が帰ってきたら自身の持つゲームをゲーム開発部のメンバーや先生達と一緒にプレイしようと誘ったのだった。

 

「えっ本当ですか!?」

 

「ああ、私は約束を破らない。以前も、君と出会った時もそうだっただろう」

 

「はい!ロンは約束を守りました!アリスがリオに連れて行かれた時も、ケイが消えそうになった時も、ちゃんと約束を守ってアリスを、そしてモモイ達や先生にケイ。みんなを守ってくれました」

 

そしてアリスは嬉しそうに微笑むが、その後方では...

 

「ごめんなさい...連れて行こうとして」

 

「リオ様、今は口を挟まない方が賢明かと」

 

めちゃくちゃ罪悪感に囚われている人が約一名。

 

そして、その横で室内に置かれていたソファーでスナック片手に落ち込む主人にアドバイスするメイド服の生徒がいた。

 

そこにいたのはミレニアムサイエンススクール セミナー所属

 

生徒会長 調月 リオ

 

更に同じくミレニアムサイエンススクール C&C所属

 

コールサイン04 飛鳥馬 トキ

 

「りっリオっそう落ち込まないで」

 

「...そう、でも」

 

「先生、ダメです。今のリオ様はある意味無敵です。諦めてポップコーンのお代わりと膝枕を所望します」

 

「常々思ってるけどトキはどんどんブレーキが壊れるどころかアクセルだけを踏み込んで臨界点突破しようとしてないかな!?」

 

落ち込んでいるリオ相手に先生も励ますが相当凹んでいた。そしてこの状況で先生にトキが無茶振りをしているその時だった...

 

「先生...いいの、私は「君も相変わらずだね。リオ」...ロン」

 

落ち込んでいたリオにロンがアリスの前から移動して話しかけてきた。

 

「リオ、アリスもケイもあの時の事はもう良いと言っていただろう。ならばもう君が気に止むことも無いだろう。」

 

「でも...わた「リオ」っ」

 

「誰しもが完璧に全てをこなせる訳ではないんだ。人間は元々不完全で歪な生き物だ。それはキヴォトスの生徒とて同じ。誰しもがいつかは、どこかで間違えてしまう」

 

「なら「でもね」!?」

 

「君達はまだ若い。間違っても良いんだ。先程も言った通り人間とは不完全な生き物だ...だが、不完全故に完全が無い。つまり君達は自分達の未来をその手でいくらでも作り、そして変えることができる」

 

「それはもしかしたら不幸と絶望の合わさった未来かも知れない」

 

「それはもしかしたら幸福と希望に満ちた未来かも知れない」

 

「そしてどんな未来になるにせよ、それは現時点では可能性に過ぎない」

「だが、それでも君達がそれを望み、掴もうとするならそれはただの可能性では無くなるんだよ」

 

「ロン...君は」

 

「いいかい...みんなよく聞きなさい。失敗を恐れてその歩みを止めてはいけない」

 

「「「「「ッッッ」」」」」

 

「分かるかい、その先に失敗があったとしてもそれで全てが終わる訳ではない。更にその先の未来が君達にはあるんだ。だからこそ、その歩みを止めてはいけない。一失敗したなら十挑戦しなさい。十挑戦しても失敗したなら百挑戦しなさい。どこまでも歩みを止めず、挑み続けなさい」

「そこにきっと君達の最高の未来(ベストアンサー)がある」

 

「ロン...」

 

「それに...君達がどれだけ失敗しても我々が、先生と私がいる。だから安心して失敗しなさい。そして何かあったら我々を頼りなさい」

「これは...君達の青春の物語(ブルーアーカイブ)だろう。ならば我々は君達の物語をより良くする為に全力を尽くすのみだよ。ねえ...」

「先生」

 

そのロンの問いに先生は...

 

「うん、そうだね。ありがとうロン」

 

満面の笑みでロンに礼を言った。そして...

 

「いいかい?リオ」

 

「先生...」

 

「ロンの言った通りだ。もし何かあったら今までと同じだ。私やロンを頼りなさい。何せ私達は先生だ。君達が生徒である以上、その責任は私達の責任でもある。だからね、君は、君達は、頼って良いんだ」

 

「っそうね...ありがとう先生。それとロン...」

 

その時...リオの時が止まった。その理由は...

 

「リオ?どうしたの急に止まってって、あれ、ロンは!?」

 

先生がそこを見るとロンの姿がなくなっており。

 

そこに少し離れていたアリスが謎の封筒を持ってきて...

 

「先生、アリスはロンからお使いを頼まれています」

 

「?お使い...ありがとうじゃあそれをもらって良いかな?」

 

「はい!パンパカパーン!!アリスはロンからのお使いを果たしました」

 

「あはは、ありがとうアリス」

 

そしてそんなアリスを見届けた後、先生はその封筒の中身を開け一通の手紙を取り出した、そしてそれを読んでみると...

 

「さてええっとなになに」

 

『そう言えば言ってなかったね。私は『その日は留守にする』とは言ったが『その日以外は留守にしない』とは一言も言って無いのだよ。だが許してくれたまえ。何せ私は嘘は言って無いからね。それでは先生今日から一週間休暇を貰うので失礼するよ』

 

『ps まだ、私の方の書類仕事も終わってない物があるから後は『頼り甲斐のある大人』である先生にお任せするよ。リンちゃんと牢獄のカヤくんにはよろしく伝えておいてくれたまえ。それでは...』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なっなっななっ...」

 

その後シャーレのオフィスからはどこかで聞いたようなセリフが爆音で、それも先生の声で発せられたという。

 

 

 

 

「なんですってえぇぇぇぇーーー!?!?」

 

 

 

 

そしてシャーレから少し離れた路地裏では...

 

「悪いね、先生。今回は許しておくれ。さて...」

 

「一週間後。久々の集まりだね。それまでは何処かで羽を伸ばすかな」

 

ニ虚 ロン。またの名を...

 

『最愛』のロン。

 

現在存在する九人の下位個体と呼ばれるロン達。

その中の一人にしてシャーレの特別顧問。

 

そして...

 

「...あそこのカップル上手く行ってないのかな?...少しだけ...見て行こうかな」

 

ロン達の中でも一二を争う恋愛好きであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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