ドラゴンボールschwarz rozen 作:ある日そこに居たであろうクマさん
そこにあるのは見果てぬ黒...
そして...
そこから先には
「ROSE」
「ええ、聞こえているわ...」
「分かっているとは思うが...同一化の術式は完成し、例の物は手に入り、ここ以外は全て全滅した。故に...返してもらうぞ。俺の力を...」
「ええ、準備は出来てる」
「そうか...では頼む」
「了解」
闇は蠢き...
黒は暗躍する。
時は今より一週間程前...
とある空間にて...
そこには...
「さて...では揃ったな」
オリジナルのロン ロン・クロイツ。
「ええ、下位個体はまだですが、我々は全員」
『最厄』のロン ロン・D・ジーベック。
「そもそも予定変更の件に関して私はまだ何も聞いてないのですが?」
『最強』のロン 範馬四鬼。
「あの〜オリジナル...私も少し説明を貰いたいのですが...」
『最天』のロン。
「ふふっ良いか皆の衆、オリジナルは何か考「黙れ!エセ狐!」...おほんっ最強やそのような「喧しい...この外道」えっ
『最悪』のロン 山吹ロン。
その空間に居たのは五人のロンの名を持つ者達。
そして彼等と話しているオリジナルのロンはというと...
「まあ、予定変更の件については許せ...ちょっと昔の友人に似た奴を見つけてな...それで少しだけ...あいつを鍛えようとだな」
(それにあいつからも頼まれたし...)
「友人?その為だけに時間を...」
「まあまあ、最強...予定変更とはいえ数日ですし、それに下位個体達には元々の予定はまだ知らせていなかったので大丈夫ですよ」
オリジナルのロンが自身達の計画についての数日間の遅れについて話すと今度は最強と呼ばれた彼女が般若のような顔を浮かべ、それを見た最厄はその計画にそこまで支障は無いと言いそれを宥めていた。
そして...
「...分かりました。ですが次からはちゃんと我々に相談してください。良いですね」
「ああ、分かった」
(本当に分かってるんだろうか?この人...)
絶対に次も報告などすっぽかすであろうロンとそれを本当に分かっているのか?と疑惑の視線を向ける最強の姿があった。
そしてそこから、話はようやく本題に入る。
「じゃあそろそろ本題だが、これより我々は兼ねてからの計画.....」
そしてそこから現代...
シュヴァルツガーデンでは...
「全界...薔薇化計画...だと?」
「ああ、そうだ。俺の夢とRoseliaの夢、そして...お前の夢とあの
「まあ、前提として...俺達とRoseliaのそれぞれ五人の同一化が不可欠な訳だが...」
そこでは大地から作られし大蛇に体を縛られたヴォルカの体を使っているヴォルグと呼ばれる彼女...そしてそれに向き合い己の計画を話すロンが居た。
だが...
「どうだ...俺としては素晴らしい計「ふざけるな!」...ほう」
その話を聞いていたヴォルグはその計画に大激怒してロンを怒鳴った。
そしてその怒号を聞き一番に最魔と呼ばれるロンが拘束を更に強めようとしたが...
「おのれ貴様ッ「お待ちなさい」最厄!?何故止める!」
「これはオリジナルとあの人の話です。勝手に割り込まぬようにしてください」
「...分かった」
「よろしい」
最魔と呼ばれるロンをを止めたのは同じく最厄と呼ばれるロンであった。
彼は最魔を止め、オリジナルのロンとヴォルグの話に割り込まないように最魔を説得して再びオリジナル達二人の話を聞いていた。
「貴様は何故その計画を考えた?」
「ヴォルグ...一体何「貴様...何故そうなった?」なんだと...」
「以前の...シスター時代の貴様ならRoseliaの為とはいえ、悪人以外は殺しはしなかった。なのに今の貴様の計画は平然と一般人すら巻き込もうとしている。何故だ、なんで...」
ヴォルグがそう言おうとしたその時ッ
「何故...だと...決まっているだろう?」
突如...その場の全てが黒に染まる。
「ああ...まずいですね。彼等も早く逃げておけば良かったものを...」
『ッッッ!?』
そして...
「全ては...
その瞬間ッ!!
バキッ!!!
「何だ...俺に何か用か?弱者ども...」
「「ッ!?」」
そこに居たのはスーパーサイヤ人に変身し自慢の剣で切り掛かるも一瞬で刃を砕かれたトランクスと自身の本気の拳を小指だけで止められたタイムパトローラーのエースだった。
「この間ぶりですね。随分とお強くなられたようで...」
「安心しろ...元よりお前らの数万倍は余裕で強いからな」
二人は時の巣から今までの状況を全て観察しておりヴォルカの体を使ってヴォルグが出てきた事もその後拘束された事も全てを確認していた。
だがそれでも...
二人のこの行動。そして最終的な判断をした時の界王神。
彼等全員があるミスを犯していた。
本来このシュヴァルツガーデンの一部は...少なくとも城の中や庭園などは時の巣から状況を把握できず、ましてやヴォルカからの報告が無ければ詳しい事は分からなかった。
だが今日は違った。何故かシュヴァルツガーデン全体の状況が...城の中以外の様子が見え始めた。
だからこそ彼等は
そして、だからこそ彼等は...
「警戒すべきだったな」
「「なっ!?」」
来るべきでは無かった。
「まず一匹」
「ぐあぁぁぁッッッーーーーー!?!?」
「トランクス!!」
彼が気づいた時にはもう遅かった。先程まで目の前に居た筈のロンが自身の背後に現れたと思ったら突如自身の体がとんでもない数の衝撃を受け大地に叩きつけられていたのだ。
そしておそらく攻撃を受けたであろうトランクスは...
(いっ今のはっはっきりと認識出来なかったが打撃「正解だ」!?)
その衝撃の正体を無数の打撃だと判断したが何故かロンがトランクスの心の声に言葉を返して...
「なっ何故...」
「?何故だと...当たり前だ。先程も言っただろう?お前らの数万倍は強いと...この程度の芸当は当たり前にこなせるに決まっている」
「ッはあッッッ!!!」
「ん?」
その時その様子を見ていたエースが空中に飛び上がり特大の気弾を放ってきたが...ロンはというと...
「やれやれ、自分の味方ごと殺す気か?まあ俺は死なんけど...おい!ヴォルカ...いや、今はヴォルグの方か。お前らそいつをちゃんと捕まえておけ!こいつら二人はリハビリがてら俺がやる」
今まで動かなかったロン達に再度指示を出していた。
そして他のロン達もそれに答えて...
『了解』
「ええ〜リハビリってこの二人相手じゃすぐ終わりますよ?」
「喧しいわ!」
最厄と呼ばれるロン以外は全員がヴォルカの側に待機し、最厄のロンもオリジナルの言葉に口を挟みつつその場で成り行きを見守っていた。
そして巨大な気弾がロンに迫る中...
彼はエースに対してこう言った
「おい...お前」
「ッ!?」
「避けておけよ」
そして次の瞬間!!!
「ッ!!!」
そこにあった気弾。そしてその先の空や星...その向こうの銀河までの全てが両断されていた。
「なっこれは...」
「嘘...だろ...」
そして別の場所でも...
時の巣では...
「何よ...アレは...」
「何ちゅうバケモンじゃ。今までは力を隠しておったのか?少なくとも今までの敵が...いや、破壊神や天使すらあの男に比べれば可愛く思えてくるわい」
「こうなったら私が...」
時の神と老いた神はその規格外の力に戦慄し...
とある別世界...
そこに飛ばされたある神々は...
「我々がこの場に飛ばされて早数週間...まさかあの者がここまでの力を持つとは...」
「おいおいっ嘘だろ!?やい!ビルス!お前この責任どう取るつもりだ!!」
「なっ僕は関係無いだろ!?第一あんな奴が第七宇宙に出てきてるって事も知らなかったんだぞ!責任もクソもあるか!」
ある存在により元の世界とは全く違う世界に幽閉された十二の破壊と創造を司る神々とその付き人。そして天使達の父は自身達の無力を悟り...
ある惑星では...
(なっ何者なんじゃ...あやつは。あの斬撃はおそらく概念そのものに作用しておった。即ち、あの技が発動したと同時に星や生命はおろかその方向にあるあらゆるものが時間や空間を...物理法則なども無視して切り裂かれておった)
「界王様!今、すっげえでけえ気が「きっ気のせいじゃないのか〜それより修行を続けなさい、修行を」
「ええっそうかなぁ?」
(本当に地球で何が起こっているんじゃ?)
とある神は今更ながらその星の明らかな異常を悟った。
そして時と場所は戻り...
再びシュヴァルツガーデン。
そこでは先程のロンの技とその威力を目の当たりにし驚愕を露わにするトランクスとエースの姿があった。
「そんなっあの威力の気弾を...」
「それもその先の空や空間まで...」
(本当に何なんだっこの人は)
だが...
「気をつけろッ!背後だ!!」
「どうした?休む暇は無いぞ」
「しまっ!?」
その瞬間ロンは既にエースの背後に回っており、彼が背後を見た時にはロンの曲げていた中指が自身に向かい押さえていた親指から解き放たれていた!
ビイィィィンッッッ!!!!!
「があッッッ!!?」
「そんなッ!?」
「クソッこんな物!」
あまりの圧倒的なロンの実力とそれに打ちのめされるエースの姿を前にしてヴォルグはどうにかしようと体を動かすが...
「無駄だ。それは最早ただの土塊では無い!お前がどれほどの力を持とうともそれを破壊するのは不可能だ。何せ強度を銀河三つ分まで上げておいたからな。言うなれば貴様は三つの銀河に体を拘束された状態...まあ、脱出は諦める事を推奨してやる」
「クソッ」
最魔のロンの言葉を聞き流石の彼女も一度動きを止める他無かった。ただの土塊の強度を銀河三つ分の強度まで高めたと言うのだ。これが本当なら最早今の彼女に抵抗の術は無い。
そして吹き飛ばされたエースの前に...
「どうした小僧?頑張れ頑張れ。俺の力が戻り、計画も始まった祝いだ。時間ある限り相手をしてやる」
「ふぅっハァッ!」
「おっと」
眼前に降り立ち自身を見下しながら喋るロンに向かいエースは手刀を放ち反撃するもロンには避けられる。
「ヅアッッッーーーーー!!!」
だが、エースはそんな事は関係無いと言わんばかりにロンにその鍛え上げた四肢による怒涛のラッシュを打ち込んでいく!
だが...
「ダダダダダッッッ!!!!!」
「なるほど〜おお〜すごいすごい!」
「くっこのッ!?」
(出来ればジョークだと思いたいな...今の強さならあの時のドミグラ相手でも一対一で余裕を持って勝てる程だと思うのに...それほど強くなってもこの人には.....いや、トランクス、時の界王神様。そしてヴォルカ...君達の為なら)
「まだまだァァァッッッ!!!!!」
「ほう...まだ何かあるのか?...見せてみろ、人間!!」
エースは一度は敵である彼の強さに戦いを諦めかけたが自身にとっての大切な存在達の為に消えかけた心の炎をもう一度燃え上がらせ自身にとっての限界以上の力を引き出しロンに挑む。
「うおぉぉぉぉッッッ!!!」
「なるほど...潜在能力の解放...」
(いや、違うな。これは孫悟飯のビーストに限りなく近い気配...こいつだけの新しい変身か)
「考えてる時間はありませんよ!」
「おっもう来たのか?早かった「フンッ!」っおいおい...」
だがロンが考え込んでいる間エースは既にその背後を取っており、ロンの背を思いっきり蹴り上げた!
「まだまだ、ここからぁ...だ!!!」
「うおっこれはっ...」
ドオォォォンッッッ!!!!!
そして打ち上げられたロンをダブルスレッジハンマーで再び大地へと撃ち落としそのまま...
「これでトドメだァァァッッッーーーーー!!!」
「ッ!!」
そして最後にロンに向かって無数の気弾を連射し庭園ごとその姿を隠した
そして...
「いや〜オリジナル...」
「ああっこれは流石に...」
「まったく、何をやっているのか...」
「うわぁ、それは無いわぁ〜」
他のロン達全員はその光景にドン引きしていた。
だがそれはオリジナルのロンの敗北故のものでは無く。
強いて言うなら...
「はぁっはぁっやったか....」
そしてエースはいつまでたってもロンが出てこない事を確認して勝利を確信した。
そしてエースは残りのロン達の方を向き...
「お前達のリーダーは倒した!大人しくヴォルカを離せ!!」
残りのロン達にヴォルカを離すように伝えるのだが...
「貴方...可哀想ですねぇ」
「何!どう言う事「こう言う事だ」なっ!?」
勝った筈のエースに向かい、最厄のロンが呆れながらもエースに哀れみの視線を向けながら言葉を発し、エースはそれにどう言う事かと聞き返したがその返答は別の場所から...自身の背後から帰ってきた。
「そんな何故ッ」
「何故だと...簡単だな。途中からお前が幻と戦っていたからだ」
「幻...だと」
そこには傷一つ無い状態でいつの間にか自身の背後に回っているロンがおり余裕そうな笑みを浮かべながらこちらを見つめていた。
「お前が戦っていたのは俺が作った実態のある幻影だ。お前、ドミグラって奴にも同じものを使われていただろう?」
「ッドミグラの事まで!?」
「まあな。お前らの事は全て知っている。もっともヴォルカの事については知らなかったがな」
「なるほど...ですがそんな事を聞いたら尚更負けられなくなりましたッ!貴方に勝ってヴォルカも必ず返して貰います!」
そしてエースが改めてその拳を構え、ロンの方を向いたのも束の間...彼の口からある事実が判明した。
「そう言えば言ってなかったな...」
「なっ何を「お前が俺を倒したと思っている間に時の界王神はこちらで封印させて貰った。無論時の巣やその周囲丸ごと全てだ」は?」
それはロンがエースを吹き飛ばした時まで遡る。
実はあの時既にロンは幻影と入れ替わっておりその時点で時の巣へと出向き地球に出てこようとしていた時の界王神ことクロノアを魔術で時の巣とコントン都などもまとめて封印していたのである。
「そっそんな馬鹿な「驚いている暇があるのか?」ッ」
そしてその事実を聞いて動揺して唖然とするエースに向かってロンはその拳を向けており...
ドオォォォンッッッッ!!!
その拳はエースの咄嗟のガードも容易く撃ち抜きたちまち全身の骨を粉砕し彼の体を大地へと叩きつけたッ!!!
「ガアァッッッ!?」
更にロンは抵抗する事も出来ず大地に向かい墜落したエースに向かってトドメを指す為に右手から気功波を放とうとしておりその威力はミラに使った気功波とは比べものにならないものだった。
「じゃあな...強者になれたかもしれない弱者よ...」
「ッ!やめろっやめてやってくれ!その男はこの子の大切な」
そしてその光景を見ながらヴォルグがロンを止めようと呼びかけるが...
「そう言えば、まだお前がヴォルカの体に居た理由を知らなかったな。まあ、それを知るにしてもこいつを先に殺しておかないとな...」
ロンは寧ろヴォルカの体にヴォルグが居た事の方が意外だったらしくそれを聞く為にもエースを先に始末すると彼は言いトランクスやヴォルグが動けない中彼はいよいよその手からトドメの一撃を繰り出したッ!
「やっやめろッッッーーーーー!!!」
「頼むッシスターアァァァッッッ!!!」
だがその時だった!
「BRAVE「オリジナルッ!!!」ッ!?」
「破道の九十九...
彼は漆黒の館にその姿を包まれたッ
『オリジナル!?』
「おいおいっあれは確か」
「黒棺っ!?ですが何故この世界で、そもそも誰がこのような事をッ」
「おいっ最知お前は感知出来なかったのか!?そもそも最厄!お前に至っては未来視を常時発動していた筈だろう!何故っ」
突然の事態に流石のロン達も一部を除き困惑し、本来ならその状況を能力で知れている筈の最知と最厄の二人に最強のロンこと範馬四鬼が何故この状況を察知できなかったのかを問い詰めるが...
「違う...
「なっなんだと!?」
「私も何故か覇気による未来視と元々持っている略奪の力が全く使えません。このような事は初めてです...」
(そもそもおそらくこれは最知の権能や私の略奪の力や見聞色の覇気のみを指定して封じ込められている。そして何より謎なのが最知の場合、その権能を封じ込める事自体が不可能の筈。これは...)
そう。実はこの時ロン達の能力の一部が封じられていた。そしてそんな事は今まで彼等に存在しなかった。そして何よりそれは彼等自身も能力を封じられる事も想定して対策を取っていたからでもあり、何より彼等の異能意外でも絶対的な力故のものでもある。
だが...
「無駄だ。一部だけだがお前達の能力は封じさせてもらった」
『ッ!?』
「貴方...何者です?」
そこに佇むは自分達の能力を封じた犯人であろう謎のローブの人物。
その人物は最厄の問いを聞いて返答しようとしたが...
「やはり...この程度では効かないな」
ヒハッ
『ッ!?』
ドオォォォンッッッ!!!!!
「ヒィーハッハッハハッハッハッ!!!」
「チッ全く面倒な事だな」
「お前ぇぇぇやってくれたなぁ...」
突如先程の黒棺を発生させた場所から爆発が起こる。そしてやはりと言うべきか、そこから出てきたのはオリジナルのロンであり彼は無傷のまま勢い良くローブの人物の前に降り立った。
「ヴォルグの件もそうだが...ここまで想定外が起こると流石に泣けてくるぜ」
「ああ、出来ればそのまま勝手に泣いててくれ。お前の相手は面倒過ぎて骨が折れる」
「へえ...言ってくれるな!!」
そして少しだけとは言えローブの人物との会話を行ったのも束の間、ロンはその瞬時に距離を詰め殴りかかるが...
「悪いがそこのヴォルグことヴォルカ以外...トランクスとエースと言ったか?そいつらは貰っていく」
「...なるほど、お前...本当に何者だ?今のは並行世界からのも含めて数万発は打ち込んだんだがな」
ロンが驚くのも無理は無かった。この時ロンはその規格外の力で異次元や並行世界に干渉し数万発以上の拳を放っておりなんとローブの人物はそれら全てを無効化しその場に倒れていたエースとトランクスをいつの間にか回収していたのである。
「さて...オリジナルとその他のオマケども」
『誰がオマケだ!?』
「はい?我々の事ですか?」
「なんだ...」
「悪いが今回は逃げさしてもらうぞ」
その言葉に下位個体のロン達が...
「お前...ここまでやって逃げられると思ってるのか?」
「ここまで
「その上ただで帰るどころか、その無礼者二人も連れ帰ると...」
「ケケッ...ケケケケケッ.....」
「キヒッきひひひひっ」
明らかにキレ散らかしていた。
だが...
「別にこちらを追いかけるのは自由だが...こちらとしても手は打たせて貰っている」
そう言うとローブの人物は自身の真下に魔法陣を発動させ動けない二人を抱えその中に沈んで行く。
「おい!その程度で逃げら「行くな!最自由!!」オリジナル!?何故ッ」
「あの魔法陣...あれは俺やババア達、黒の者に通づる術式が組み込まれている」
「!じゃあ...あいつは」
「ああっお前らッあいつはもう良い!それよりヴォルカとヴォルグの方が先だ。奴は放っておけ」
『ッ了解!』
そして謎の人物がトランクスとエースの二人を連れ去った後...
ロンは...
(だが奴は何者だ?あの術式は間違いなくジジイの...初代
「まあ良い...それよりもこれ以上お前をこのままにはしておけんな。ヴォルグ」
「シスターッ」
「悪いがお前とヴォルカは俺達の計画が終わるまである場所に幽閉させてもらう。まあ、安心しろ。お前らの他にもう一人ある重要人物も居てな、そいつもそこに居るから話してみると良い」
「待て!まだ話はッ」
「さらばだ」
そしてヴォルグの制止も届かぬままロンは転移魔術で彼女を別空間に飛ばした。
その後...
「オリジナル...例の者達を捕捉しました。これより準備を始めます!」
「そうか...いよいよだな。最厄」
「はい、オリジナル。いよいよこの時が来たのです」
「ああ、その為にも先ずは.....」
とある異空間〜
そこでは...
「はぁ〜ありがとうございます。おかげで助かりました!」
「気にするな、お前達を助けたのはただの気まぐれだ。それよりお前達、行く宛が無いのだろう」
「えっそれは...でも時の界王神様やみんなも早く助けてあげないと...」
そこで話し合っていたのは先程ロン達の前に現れたローブの人物とその窮地を助けてもらったトランクスとエースの二人だった。
そして先程のロン達の話で時の界王神達が封印されたという事実が明らかとなりトランクス達はどうにかしなければと言うのだが...
「そう焦るな。お前達にこれをやる」
「こっこれは...」
ローブの人物は懐から謎の封筒を取り出し、トランクス達に渡したのだ。
そしてその中には...
「それか?それは転生者協会と呼ばれる転生者専用の組織の一つ。その組織への紹介状だ。それを見せればきっと力になってくれる。まあ、そもそもロン達の存在自体が奴等にとっての最重要警戒対象だからな。奴等にとってもロン達の情報は喉から手が出る程欲しい物なのさ」
どうやらローブの人物曰く...転生者と呼ばれる者達を管理する組織が幾つかあるらしいが特にロン達を警戒していて、尚且つ戦力などを含めるとそこを頼るのが一番良いらしい。
「じゃあこれをその人達に見せて協力してもらえと...そう言う事ですか?」
「ああっそろそろロン達も動き出す。そこに協会に繋がるゲートを開いておいたからさっさと行ってくれ」
「ちょっちょっと待ってください!結局貴方は何者で...何故俺達を助けてくれたんですか?」
そして最後にトランクスに自身の正体と自分達を助けた理由を聞かされた彼は二人に対しこう答えた。
「別に...強いて言うならただの恩返しだ」
猫の恩返し。
ローブの人物の頭には何故かその話以外は浮かんでいなかった。
そして...
「さて...」
「何で...どうして...」
『キサマ...ナゼッ!?』
「決まっているだろう...
今ここに...
全世界を巻き込んだ一大事件。
その前夜祭が幕を上げたッ!!!