ドラゴンボールschwarz rozen   作:ある日そこに居たであろうクマさん

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終幕 狂い咲く黒薔薇の意思。前編

 

 

宇宙より外。

 

時の狭間にて...

 

「何故...どうしてッ」

 

『キサマ...サキホドマデ...』

 

並び立つは三つの影。

 

一つは暗黒魔界の科学者であり今より一年後、別世界の存在に白の力を預けられし者トワ。

 

一つは理想の救世主(孫悟空)の形を取った世界の意思。

 

そして...

 

「残念だったな。このまま行けばお前らも俺に勝てる可能性は十分に合った。だがな...」

 

「くっ」

 

『ッ!?』

 

『頂点』の怪物...

 

 

 

 

 

 

「もうお前らにその未来は訪れない」

 

 

黒神 ロン・クロイツ。

 

 

そしてその発言に一番に反応したのは...

 

「何故なの...先程までナメ「ナメック星でお前らと戦っていたと言いたいのだろう」ッ!?」

 

白の代行 トワ。彼女は今までとは比にならない力を持ちながら、その力すら超越する圧倒的存在を目の前にしながらも怪物(ロン)がどうやって自分と先程の戦いに乱入してきた世界の意思をこの空間に連れ込んだのかを疑問に思っていた。

 

そもそもトワと|世界の意思とも呼べるその存在は昨夜より一年後のナメック星でロンを襲撃しており、そこで彼を追い詰めていた...筈だった。

 

だが...

 

「お前らは本当に馬鹿だな...特にトワ。お前にその力を預けたのは白の魔女ことルチア・グレンゼルだろ」

 

「何ですって!?そんな事まで...」

 

『ルチ、ア...グレンゼル?』

 

「やっぱりか...通りで気に食わない白の気配を感じると思った訳だ。そもそもあの女はお前に肝心な事を説明出来てないようだな...」

 

「肝心な事?」

 

そしてロンの台詞にトワは新たな疑問を抱くがロンはそんな事も気にせず話出す。

 

「では冥土の土産にお前らのミスも含めて教えていこう。まあ最もほぼお前らのミスでは無いが」

 

『「ッ!?」』

 

「まず一つ目...トワ...そして世界の意思。お前らの一つ目のミスは本来の俺の情報を知らなかった事。特にトワ...お前はルチアから俺の事については何も聞いてないようだな」

 

「っ違う!ルチアは私にちゃんとアンタの計画も教えて「俺の本来の力については知らないのにか?」は?」

 

「お前は先程こう言ったな。どうして、と...これは簡単な事でな。俺は元々この世界に来るより前に力の九割かそれ以上を自身から切り離していてな。つまりだ...お前らと遭遇した頃や先程お前らと戦っていたであろう本来の一年後(・・・・・・)の俺は相当に弱体化しているという事だ。」

 

「そして二つ目...お前らにとってのもう一つのイレギュラー...ヴォルカについて」

 

『「ヴォルカ?」』

 

またもや...というよりは今度の名前はトワも初耳の名前だがやはりというべきかロンはそんな二人をお構いなしに話を続けていく。

 

「そうだ。タイムパトローラーヴォルカ...奴の事を計画に入れ直した結果、少しばかり計画を変更する事にしたのだ」

 

「それって...」

 

「そう。本来はもう少し後に力を取り戻す予定だったがな...だが、そのおかげでこちらとしても嬉しい誤算もあってな...何せ、世界の意思だけでは無く別の脅威もある事を感知できた訳だからなぁ」

 

「なるほどね...」

(つまりこいつは先程までの奴では無く。本来の力とやらを...その圧倒的な規格外を取り戻した怪物そのもの。それも過去から我々という未来の存在を感知し、更にこの空間に強制転移させる力も持つほどの...どうする、今のうちに逃げるか。いや...)

 

『オノレ...キサマァ!』

 

「まあ、そう怒るな。ではお前らに最後のミスを教えてやろう」

 

『「ッッッ!?」』

 

その時だった!ロンが再び何かを言いかけた瞬間ットワと世界の意思...いや、救世主(孫悟空)の脳裏には『死』の文字が浮かんでいた。そしてその原因は間違いなくッ

 

「それはな.....

 

 

 

 

 

 

「俺を敵に回した事だ」

 

その瞬間...

 

世界が揺れた!!

 

 

 

 


 

 

 

 

別世界...

 

とある大海賊時代の科学島。

 

エッグヘッド付近の空にて...

 

「皆さん準備はいかがですか?」

 

『こちら最強。いつでも行けます』

 

『こちら最天。準備は出来ている』

 

『こちら最悪。もう整えておるよ』

 

『こちら最欲。全欲獣(・・)解放準備良しです』

 

『こちら最愛。こちらも配置に着いた』

 

『こちら最魔。全神成竜種(アルティメットオブジェ)起動可能』

 

『こちら最知。第三から第六世代(・・・・)まで全機出せるよ』

 

『こちら最平等。こちらも配置に着いた』

 

『こちら最自由。準備オッケーだぜぇ』

 

『うへへ〜こちら最夜〜準備出来てるよー』

 

『こちら最死。配置に着いた』

 

『こちら最生。私も問題は無く』

 

「なるほど...では皆さん手筈通りに」

 

彼等の声を聞きながら彼は悍ましい気配を漂わせながら微笑む。

 

まるでこの世の全ての恐怖が霞むような笑顔で...

 

そして...

 

「ふふっオリジナルも始めたようですね...他の皆も配置についたようですし、私も始めましょうか」

 

今、黒き意思の元...全てが壊れていく。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

そして場所は戻り時の狭間では...

 

「ヒィッハッハッハッハッ!!!」

 

「ハァッーーーーー!!!」

 

『波アァァァァーーー!!!』

 

その場を埋め尽くす3色の閃光。

 

それらはたちまちその場を覆い尽くそうとする。そしてその中で最も強く、最も勢いのある色こそ...

 

「どうした...この程度か?世界!!」

 

『黒』

 

だが...

 

『「まだまだァァァーーーーー!!!!!」』

 

「ホワイトバレットッ!!!」

 

『超越カメハメ波アァァァァーーー!!!』

 

それに対抗するように他の『白』と『青』も強くなる。

 

だがそれでも...

 

「なるほどな、やれば出来るじゃねえか。なら.....」

 

「少しギアを上げてみるか」

 

届かない!

 

二人が気づいた時には再び(ロン)の姿は消えていた。

 

いや、違う...見失っていたのだ。かろうじて最初の移動の瞬間だけは分かった。だが...

 

「どうした?それでは勝たんぞ」

 

「しまっ!?」

 

「滅せよ...」

 

その時、気づいた時にはロンはトワの背後に回っており自身の両手の人差し指と中指を合わせ、そのまま合わした両手の指から十字の形をした超高密度のエネルギーをトワの体に刻みつけたッ!!

 

薔薇女神の罪黒印(クロスオブローゼン)!!!」

 

「ギャアアアッッッーーーーー!!!!!」

 

『ヌウッ!?ヤラレタノカ!』

 

そしてその技をまともに喰らったトワは想像を絶する痛みに戦いを忘れ悶え苦しみ、その場で全身から大量出血を起こしながらも消えることの無い痛みにそのまま膝をついた。

 

そしてその一瞬でトワが一時的に戦闘不能となり今度は一度距離を置いていた救世主(孫悟空)が数十体に分身しロンに向かい、そして全方位からの避けようの無い攻撃を浴びせるが...

 

『『『『『カァッ!!!』』』』』

 

「アホがッ!!!」

 

ドバババババッッッ!!!!!

 

その瞬間ッロンは全方位からの無数の攻撃に向けてそれを超える勢いで自身の腕を押し出していく。そしてその勢いは止まる事を知らず、ましてやその場から次元さえも超えていくかの如く。早く、強く、より強力になっていく。

 

そして...

 

「つ・か・ま・え・た ★」

 

『バカナグギャアァァァァッッッッ!?』

 

彼は全ての打撃を分身諸共無力化され果てにはその首を自身が認識する前に捕まれロンのあり得ないレベルの怪力に握りつぶされかけるがそこはやはりこちらも怪物。それでも尚反撃に転ずる。

 

『がっガアアッハナセエェェェッッッ!』

 

「チッ何だよ。まだ死なんのか」

 

『しっシンデタマルカァ!!』

 

救世主(孫悟空)。彼はこの時空のあったかも知れない未来(IFルート)の存在である。

ロンの計画により死滅していったドラゴンボール(この世界)の並行世界。その全ての世界の残留思念が残ったロン達の世界に絡み合い、そしてロン達の計画を阻止するために全時空のあらゆる戦士達の情報を収束しとある存在を創り出した。

 

それこそが...

 

(この...)

 

『ワレワレダァァァーーー!!!!!』

 

「なるほど...進化しているのか」

 

『龍神覇拳!!!』

 

「ッブラックブラスタァァァーーー!!!」

 

その瞬間ッロンと救世主(孫悟空)の超高威力の螺旋状の気弾と気で作られた龍神とも呼ぶべき巨大な龍の形をした拳がぶつかり合う。それはたちまちその場の空間を割っていき、最早時の狭間を超えて世界全体に影響を生み出す程であった。

 

そしてロンと戦いそれを生み出すものこそ...

 

超速進化個体。如何に相手が強かろうとそれを超えてしまえば後は自身より弱い相手を蹂躙するのみ。たとえロンがどれほど規格外でもそれを超える程進化すれば問題は無い。

 

その考えより世界全体の意思によって生み出された個体。そして世界そのものでもある存在。それこそが彼である。

 

だが...

 

「ふふっなるほどね...面白いが...俺もあまり遊んでいる時間が無いのでな。本来ならお前らともう少しだけ戦っていたいがそろそろ片をつけようか」

 

「ぐっ、あいつ...一体何をっ!?」

 

倒れていたトワが強化された魔術で自身の傷を回復し終わったその直後だった。

 

「すぐに終わるだろうが...せめてもの褒美だ。しかとその目に焼き付けろ.....」

 

瞬間広がるのは...

 

「ッ!?」

 

『ばっ馬鹿なッ!?これはッ...』

 

圧倒的な暴力!!!

 

細身だった肉体は約五倍の大きさの筋肉質な肉体になり、髪は白く変色し腰の部分まで届きそうなほど伸び、更に肌が黒が混じった紫の様な色に染まり、そして纏うオーラはより黒く、そして禍々しくなっていた。

 

これがロンのとっておきの一つ。

 

名を...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全界超越魔神(ラストオブアヌンナキ)

 

 

 

「さあ...始めようぜ!!!」

 

 

 

絶望の前夜祭。

 

終幕は近い!!!

 

 

 

 

 


 

 

 

 

そしてまた場面は変わり...

 

「初めまして...と言うべきか?カルデアのマスター」

 

「貴方は...誰?」

 

「そうだね名乗っておくべきだったね」

 

「私の名は...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「藍染惣右介...ある人物の協力者だ」

 

 

それぞれの思惑が動く中...

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴッ!!!!!

 

 

『ッ!?』

 

 

全世界が異変を感知する。

 

 

 

 

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