ドラゴンボールschwarz rozen 作:ある日そこに居たであろうクマさん
やあ、お誕生日おめでとう。
君の生誕より何年になるだろうか?
私は『息子』から『例の事』と共に君の目覚めについても頼まれていてね。
あの男は...
だからこそ...
奴から君に伝言だ。
奴はこう言っていたよ...
愛しい娘よ...
俺と
どうか...
大零紅 目覚める者
エイジ???
それは一体、誰の声だったのだろうか?
『なるほど...縁とは侮れないものだな...』
『まさか、これが
暗くて、暗くて、誰もいない...
そんな場所に誰かが来た。
『リーダーッッ!!大変です!急に揺れ『ア♪』があ?』
『おいッ!どうし、た...それは...』
誰かが居る。
私以外の誰か...
でもね、違うの。
私が欲しいのは貴方達じゃない。
私が欲しいのは...
良いか、よく聞け。もしお前が目覚める事があるとすれば...その時は俺が完全に消えた場合のみだ。故に...お前が目覚めた場合にはある場所に自動的に転移する仕掛けになっている。だから、その時は...
『お前の好きに生きろ...』
『アアァウゥゥ...』
『なっこれはッ!?』
(まずいッ!!)
『全員ッッ退避ィィィッッーーーーー!!!!』
誰でも良い、誰でも変わらない。
何処でも良い、何処でも変わらない。
弱くても良い、強くても良い。
ただ、分かるのは...
『この力はやはりッッ!?』
そして大きな音が消えて...
気づいた時には...
♢♢♢
場所は時の巣。
時の界王神 クロノアが収める領域にして、全宇宙の歴史の管理を行う場でもあり、時の界王神と彼女に雇われたタイムパトローラー達の居場所でもある。
そして時の巣があるコントン都。
その中のあるエリアでは...
「.....」
そこには巨大な大岩の上で座禅を組む一人の女性の姿があった。
だが、ただの女性では無い。
彼女こそ、コントン都。そして一時的とはいえ全世界の救世主。その一人となった存在。タイムパトローラー ヴォルカその人であった。
その肉体から感じられるのは全宇宙でもトップクラスの気と存在感。今やその強さや美貌はある事件の時より更に増し、彼女の実力を知らぬ者の方が少ないと言わしめる程である。
ところが...
「...足りない、この程度じゃ...」
(あの男には...届かない)
その場で座禅を組んでいた本人は何かが気に食わなかったのか一度その場で立ち上がり、背を伸ばす。そして軽いストレッチを行いその岩の上から武空術で飛び去りある場所へと向かう。
「...そろそろ時の界王神様の所へ行かないと...今日は新人のタイムパトローラーの子の指導を頼まれてるんだった」
本来、彼女はもう少しだけでも修行をしていたかった。だが、彼女にも仕事がある。それこそがタイムパトロールの仕事である。
それは主に歴史改変と呼ばれる人為的に引き起こされるタイムパラドックスや時空の歪みを阻止、修正するという世界の守り手の一つとも呼べる重大な仕事であり、中でもヴォルカは戦闘能力に関しては随一の力を持っておりその強さ故に今ではこのコントン都の中でも並ぶ者は居ないのだが...
「さあ、もう少し飛ばしても...何アレ?」
「は?、あっえ...嘘、あの方向は.....」
それは突然の事だった。空中を飛んでいたヴォルカが空を見上げると青い彗星のようなものが見え、流石のヴォルカも最初は何かと思ったが青い星はその姿を赤い星へと変貌させそのままある場所はと落ちていく。
そう、その先は...
「あっそう言えば今日の指導をするって言われた場所...」
『ヴォルカ!今日は新人達の指導を天下一武道会の前でやってるから、貴女も修行が終わり次第すぐに来てよね!約束よ!』
「てっ天下一の大惨事ィィィィッッーーーー!!?」
ヴォルカ、冷静さを失い天に吠えるッ!
彗星、もしくは隕石。
輝く星の落下場所は...
コントン都 天下一武道会会場前...
そして...
目覚めるは...
♢♢♢
一方そのころ...
件の星が落下した場所では...
「イタタタッとっトランクスッ!みんなッ!無事!?」
「はっはい。オレはどうにか...」
「俺達もなんとかです」
「とっトランクス先輩ッこれって!?」
「僕達は全員無事です!それよりお二人の方は!?」
その場には主に五人。時の界王神 クロノアとタイムパトローラーのトランクス。そして今日集まった新人のタイムパトローラーである三人の男女達。
だが...
「それにしても急に空から落ちてくるなんて...一体何なのかしら、あの変な隕石「ふぁ〜あ、よく寝たァァ〜」!?」
「誰だ!お前はッ!?」
土煙が立ち込める中、突如として聞こえた謎の声。
そしてそれに真っ先に反応したトランクスだったが...
「ふぇ...誰...何処の人なの?」
「おっ女...の子?」
土煙が一気にその場から巻き上がり晴れていく。そしてそこから現れたのは自身達が先程まで星だと思っていた謎の人物。
いや、謎の少女だった。
腰まで伸ばしたプラチナブロンドの髪。白金色のバトルドレス。宝石のように輝く金の瞳と永遠と続く闇を感じさせる黒の瞳のオッドアイ。そして何より...
この中では特にトランクスとクロノア。
そして少し離れたヴォルカとコントン都の全員が感じ取れる。
正しく異質な力。
特にこの中で一番それを感じたのは...
「嘘、何で...」
(そんな、そんな筈は...何でこの気は...)
これより始まるは新たな花の物語。
『彼』とは別の...
『後継者』が現れるまでの...
『彼女』の物語...
「私は...
「貴方のお名前は?」
『紅花』にして無色の宝石。
謎の少女。紅 宝石の物語である。
また、いつの日か...
きっと何処かで...
お会いしましょう♪