ドラゴンボールschwarz rozen 作:ある日そこに居たであろうクマさん
数日後
砂漠の戦いと森での死闘、二つの戦闘に決着がついた後、森の復元を終わらせてロンは城にある薔薇達の前に転移して帰ってきていた。
「やれやれ、あの魔人どもッ ただでさえバカでかくて喧しい猿の相手で忙しいのに出てきやがって」
「その上消し炭にした山と森を一人で元に戻したんだぞっ」
(いつか時の界王神に会ったら請求書でも作って顔面に叩きつけてやろうか)
数日前の戦闘を思い出しながらため息を吐き、ロンは城の中の一室にあるイスの上に腰掛けた。そして彼はおそらく魔術で出したのであろう、空中に通常の十倍の大きさのポット、さらに同じく十倍程はあるマグカップを出現させカップの中にあらかじめ用意していたであろうハチミツ入りのホットミルクを注ぎ、それを一気に自身の喉へと流し込んでいく。
ごくっごくごくごく
一度口をつけてそのまま勢いよく、止まる事なく彼はホットミルクを推定3秒程でで飲み干した。
「ぷはぁ〜あぁ〜やっぱりハチミツ入りホットミルクは美味いなぁ〜」
彼はホットミルクを飲み終わるとその味に浸りながらもその視線を何も無いはずの空間に向けて話し始めたのだ。
「まあ、それはそれとして」
「久しぶりだなぁ、今更何の用があってきたんだ?」
黒の魔女、彼がそう呼んだ瞬間にそこには今までに無い闇が広がり、
それは一つの形を取りその姿を現した。
「あら、久しぶりの再会だというのに随分冷たいわね、ロン。」
「ああそれとも、こう呼んだ方が良いかしら?お久しぶりね」
そう言って突如現れた女は嬉しそうに微笑みながら再度ロンに向かって口を開いた。
「三代目『
「ロン・クロイツ」
クロイツ、そう呼ばれたロンは少し苛立ち気味に言葉をかける。
「おいっオレの本名をサラッとバラすなっいつ何処で誰が聞いてるかもわからんのに」
「あとオレは黒ではあるが、
そしてロンが自身の本名を口にした黒の魔女に注意するも、
「そして、貴方の黒としての『
「ダメだ、この女っ話を聞いてもいねぇ」はぁ
無視。というより完全にトリップして自分の世界に入っている。
そして彼女はそのまま黒としてのロンの在り方を告げる。
それから数分後〜
「それでね、それでね〜好きな服装は上が白のタートルネックの〜」
「お前はまだ付き合って1日しか経ってない彼氏をもう婚約者だと思って同級生と親に自慢げに語る女子高生か!」
「後な!オレの一番好きな服装は別にタートルネックじゃねえよ!」
(確かに上がタートルネックの白か黒の物だったら割と好きではあるが
というか、このババア、何処でそんな事知りやがった?誰かに言った事無いんだがな)
「あと一番好きなのは和服全般だ!特に着物の良さを分からない誰かさんはオレの一番苦手なタイプだ」
「あら、誰の事かしら?」
「てめえの事だよ!?馬鹿野郎ッッ」
そしてその在り方を告げてなお彼女は話を続けていた。
途中にロンが妙にリアルなツッコミを入れたり服装に関する事を否定したが彼女にそんな物は関係ない。
何故なら、それだけこの男を気に入っているから、それだけこの子を愛しているから、そして彼を. . .
(
そんな思いを向ける相手と数百年か、数千年ぶりの再会、それは魔女の情緒を破壊するには十分だった。
(尚、遠い未来にある事件が起きた際ロンと魔女の従者などの話により元々がこのテンションに近いという話を聞いたとある時の神と魔女達と敵対する『
そうこうしているうちにも彼女は喋り続けていた。
自分がロンの、彼の唯一の地雷を思わぬところで踏み抜くとは思わず。
「ちなみに好きな食べ物はアイス全般で〜」
「好きな色は黒と銀」
「そして好きな人はわた「おい」」
「今、何て?」
「 あら?どうかしたの、なんでそんなにお怒りなのかしら?」
そうして彼女がペラペラと一人喋っているとそれを聞いていたロンがそこに急遽ストップをかける。
「今、なんて言った?」
「好きな人がなんだとっ」
「え?だから好きな人はね」
「わ・た・し☆」
「そう言ったのよ」
黒の魔女、再度
そして. . .
「ほう、そうかそうかっ、なるほどな」
「よ〜く分かったよ」
そしてそこから全てが崩れた。
「あまりふざけるなよ、ババアッ」
突然の激昂、魔女の言葉が気に障ったのか、ロンは少しづつ気と魔力の出力をあげながら魔女と対話をしていく、そしてその様子を隠れて見ていた魔女の従者達も危険だと判断して飛び出そうとしたが、
「あら、ふざけてなんていないわ、だって貴方「もういいっ黙れ!」
それは少し遅かった。
「お前、少しばかり」
「調子に乗りすぎたなァァァ」
バリッバリリリッッッそんな音を響かせながら彼は自身の身に黒き稲妻と暴風を纏わせながらそのエネルギーを、溢れ出る怒りを解き放った。
「ババアァァァァッッッッーーー!!!」
ゴゴコゴゴッッッッ!!!
それは突然の事だった。災害、そんな言葉では到底言い表せない何かが城とその周囲を、そして世界を襲った。
悪魔の手、そしてその周辺の地域やそこから北に少し離れた村では
キャアアアアッッッッ!?!?
「なっなんだじっ地面がっきゅっ急にッ」
「わっ私どうしたらいいの!?ねえッッッ」
「みっみんな逃げて!!」
「そっ村長これは」
「黒神様じゃ、黒神様がお怒りなんじゃ」
突然の地震に暴風、村の中で戸惑う声が相次ぎ皆がパニックになっていく中悪魔の手に向かって歩みを進めてこの村に立ち寄った武闘家たちも
「なっなんだっ!?まさか」
「てっ天さんっコレッ」
「ああっチャオズっ何があったか分からんが急ごうっ礼を言う前に世界が終わったなど笑い話にもならん」
「天さん、うん!行こう!」
そして、被害は遠く離れた西の都にも届いていた。
西の都カプセルコーポレーションでは
「なっ何よっ何なのよコレーーー!?」
「嘘だろ!?せっかく都で少しは美人とお近づきになれると思ったのに」
「一体全体どうなってんだ!?」 「ヤムチャ様っ!?」
旅から戻ったブルマ達が突如怒った地震に驚愕を隠しきれずに慌てふためき
「おおっと、これはすごいなぁ〜こんな地震は初めてだ」
「アナタ〜ブルマ〜地震が落ち着くまでお茶でも飲んでゆっくり」
『できるか!!』
「あっあらあら、まあ此処は他より安全な筈だから大丈夫よ、きっと」
ブルマの父と母のブリーフ博士とパンチーが相変わらずのんびりとした様子で会話をしていた。
特に母に至ってはこんな時にティータイムをしようとしている。
そしてそんな母に向かいブルマ達は一斉にツッコミを入れる。
そんな現実にブルマは落ち込みながらもドラゴンボール探しの旅の事を思い出していた。
(はぁ〜孫くん、今頃どうしてるかな〜ヤムチャ達とこの親達だけだとな〜
こういう時、孫くんがいたら案外何とかしてくれそうな気がするんだけど)
そしてそんなブルマの頭に浮かんだ当の本人はというと。
海上 カメハウスこと武天老師の家では
「おっとっとひぇ〜すんげえ音だなぁ〜」
「地面がすっごく揺れて、オラこんなの初めてだ」
武天老師の、亀仙人の弟子となった悟空が地震の揺れで飛んで来た日用品などの物体を器用に避けながら初めての巨大地震に少しばかりの驚愕を口にする。そしてその横では、
「おいっ馬鹿っそんな事言ってる場合か!」
悟空と同じ次期に亀仙人に弟子入りしたクリリンが海水がカメハウスに入るのを扉を背にしながら精一杯防いでいた。
そんな中、
「悟空もそうですけど武天老師様も手伝ってって武天老師様?」
クリリンが声をかけた相手である亀仙人は一人座布団の上で座り込み何かを考え込んでいた。
まあ考え込んでいたといっても
「武天老師様!!まさか、こんな時にまでそういう事を考「違うわッ!」
「人を普段から煩悩しかない老人のように言うでない!」
「そのまんまじゃないですか!!」
考えているのは大抵が女性の裸や胸などそう言った事ばかりなので何か悩みなどがあるとは少なくとも弟子二人からすれば思えなかったのだ。
そう、並大抵の場合はそういった事ばかり考えている。だが流石の亀仙人も今回ばかりは事が事なだけに状況を重く見ていた。
「この揺れ、いやこれはあの時の」
そしてボソッと誰にも聞き取れないレベルの声でこう呟いた。
「鶴の奴が、亡くなった日と同じじゃ」
(これは、規模は明らかに以前よりも大きいがワシにはわかる。これは、この地震はあやつが、黒神が起こしておる。)
「武天老師様?」
そんな亀仙人にクリリンは声をかけるが
「な〜に気にするな独り言じゃよ、さあ悟空も手伝うんじゃ。三人で何とかカメハウスを守るぞ」
亀仙人は独り言だと話を軽く流し、二人に向かい指示を出した。
「おう!」
「はいっ」
そして二人も元気よく返事を返した後窓やドアに寄って入って来ようとする海水を押し返していた。
そして、地上より遥か上空にある神の宮殿では
「神様大変!?コレはまずい」
今まで何代も地球の神に仕えてきたミスターポポが今代の地球の神に大慌てで駆け寄って話しかける。
「まて、落ち着けミスターポポ」
そしてそんなポポに神は冷静に語りかける。
「でもこのままじゃあ地球終わる、確実に」
「確かにな」
「だがな、ポポ、こんな時だからこそ冷静に落ち着いて判断をしなければならん」
「神様っ」
そして神は思う、まだ終わってないと。
何故か、それは. . .
「もし、もしもだ、あの男が本気を出せばそれだけで地球は死の星に変わっているか、それに匹敵する被害が一瞬で出ている筈だ」
「あっそうか、あいつポポや神様より強い」
そう、彼は自分達より圧倒的に強い。それだけは分かる、故に
「なのに今出ている被害は巨大地震といっても実際は地球そのものが終わるレベルのものではない」
「つまり地球がまだ崩れていない以上、あの怪物がまだそれほどの力を、地球を滅ぼす力を持っていない、もしくは、」
「持っていて使わない、使えない理由があるという事になる。」
そして場所は悪魔の手に戻り、城の上空にて
「ババアァァ覚悟は出来てるよなァァ」
「『あの時』と同じだっ」
「もう容赦はしない、ボロ雑巾にしてやるよッ」
「私の方こそ、また相手をしてあげるわ」
「ただし、『あの時』のようにはいかないけどね」
「もう油断はしない、人形にしてあげるわッ」
『ヒハッ|クフッ』
ヒィーハッハッハッハッ!!
クフフフフフフッッッ!!
「オレを怒らせた事」
「私に従わなかった事」
「顕現せよ」
「蹂躙なさい」
その言葉を最後に異界の地にて黒き怪物達が激突するッッッ!!!
『シュヴァルツ|ノワール』
そう思われた、その直後。
「おやめください」
『!?』
彼等の更に頭上に、一人の老人が自分の身の丈かそれ以上ある杖を片手に空中にふわりと浮かんでいた。
「ジジイっ」
「あら、翁じゃないもう連れ戻しにきたの?」
「それはそうでしょう、先代のあの事件から我々は我々黒の者はこの世界を含む数多の世界に警戒されておりますゆえ」
「まあ、それは今はいいです、それよりも」
その翁の登場に二人がまた別々の反応するも彼はまず魔女に言葉を返した後にロンの方を向いて
「まずはロン、悪いが手を引いてもらうぞ」
「おいっふざけんなよ!?何が手を「ロン」ッ」
老人は、翁は、申し訳なさげに片目を閉じながら顔をロンに向け
「ロン、悪いが頼む」
「私と奴に免じて」
「おい、それは」
そして、思い出すのは、自身が唯一、
「チッ分かったよ今回は見逃してやる、だがな」
「そのかわり
「さもねえと次はねえぜ」
そしてロンが立ち去ろうとすると魔女はそれを止めるが、
「ちょっと!?何勝手に終わらそうとしてっ」
「お嬢様」
「うっでってももう少しだけなら」
「大神官」
「ッ」
なんとか少しでも彼といる時間を作ろうとしていた魔女は老人の言葉に流石に驚いたのか驚愕の表情を見せ
「ああっホントねいつから」
「全くっ相変わらずいけすかない奴ね」
「いや、アンタの場合はそれを言えんだろ」
「えっ?」
そう言う魔女だったがそこに立ち去ろうとしていたロンがツッコミを入れて、また幾つかのとある真実を暴露する。
「確か聞いた話じゃアンタはそのいけすかない奴を相当評価していたようだがな」
「なっなっなんで!?」
「確か当時に「異界の神よ、よくやってくれました、これで悪き黒の魔の手からまた世界を護れた様です。感謝致します。異界の神にして強く勇敢で凛々しいお方よ、私は貴方に出会えて本当に良かった」って言ってたんだろう?」
「はっハアッ!?なっなんで?どうしてッ貴方がその事をッ」
その言葉を聞いた魔女が過去の自分を思いだし顔を赤らめながら驚愕していると、同時に翁も
「ん?何故お前がその事を知っている?あれはお前が生まれるより遥に昔、凡そ数十億年以上は前になる筈だ」
「お前の規格外はあの世界でよく知っているがそれでもそれは」
そしてその疑問にロンはなんの事はないと言った様にこう答えた。
「あぁ、あっちの世界でクソジジイがよく話してたからな」
『クソジジイ?』
二人が疑問符を並べる中、ロンは今日何度目かの衝撃の事実を二人に叩き込む。
「あれ、オレがアンタらが言う初代
「はい?」
「は?」
その事実を聞いた二人はあちらの世界でのもう亡くなってしまったある人物のニヤついた顔を思い浮かべながら明らかに余裕を無くし嘘だろっといいたげな顔をしていた。
そして一度場所は変わり
全王の宮殿にて
「は?. . .今っ彼は何と言いましたか?」
「孫?ははっまっまさか」
「あっあの男の孫?」
「だっ大神官様!?」
一時間ほど前からその光景を観察していた天使達の父は普段なら絶対に見せないであろう表情を浮かべそれを見た全王の付人達は驚きを隠さないでいた。
そして場面は再び、悪魔の手に戻り
「さて、驚いている所すまないが、その話はまた今度にさせてもらう」
そこでは流石に騒然としていた二人に向かいロンが話しかけていた。
だが二人は気づいてない、ロンが話しかけていただけでなく、
とびっきりの罠を仕掛けていた事に。
「は?何をっ」
「お嬢様っ下です!」
「なっこれは!?」
二人が自分達の下の方を見るとそこにあったのは、
「転移型の魔法陣、それも私が見たことの無いっ」
「悪いが時間だ、これ以上お前らに此処にいられると計画に支障が出る」
「そもそも帰ると言っておいてそこでボケっとつっ立ってる奴が悪い!」
「故に、だ」
「御退場願おう」
「チッお嬢様ッッッ」
翁が急いで駆け寄るも時すでに遅し、もう二人は飛ばされる寸前であり
だからこそ魔女は最後に尋ねた。
「ねえ、ロン」
「ん?何だ、まだ何かあるのか?」
「違うの、貴方は本当は何がしたいの?」
「ねぇロン貴方はっ」
彼女は、魔女は最後にそれだけは聞こうとした、だがその返答を聞く前に魔女達は強制的に転移させられてしまった。
そしてまた一人に戻った彼はというと
「何がしたいか、か」
「面倒な質問をしていったな」
「アイツにも、あの馬鹿弟子にもそんな事を言われたな」
『貴方は何がしたいんですか?何故そんなに』
『悲しそうな顔ばかりするんですか』
「はぁ〜よくよく考えたら、アイツが一番の天敵だったのかもな」
そしてロンが過去を思いながら葛藤していると、見回りをしていた影達がやって来て
グルオォォォォォン!!!
「ん〜どうした?何事だ」
グルルルッッッ
「あ?あぁアイツらが来たのか、なるほど了解した」
「すまんがアイツらは通してもいい、お前達はそのまま見回りをしてくれ」
グルオォォォォォンッッッ!!!
そしてやってきた影達をそのまま下に返し彼は山を登ってくる二人の武道家を見やる。
「そういえば、いつかまた来るって言ってたよな〜」
「とりあえず、迎える準備しようかな」
そしてその数分後〜
「お久しぶりです、ロン様」
「おっお久しぶりです」
「いや、お前らさぁ」
ロンはその二人の顔を見渡し、そして一言。
「態度、硬くね?」
『・ ・ ・ ・ ・』
その後、話が再開するまでに凡そ1〜3分二人は固まっていたという。
どうも皆さんこんばんは 先週までのave mujicaでもヤバかったのに今回もヤバそうな匂いしか嗅げそうにないクマです。本当に毛玉になりたい
コホンッまあそれはともかくとして私は今回同僚にバレンタインにチョコパイを持って行ったのですが、ある意味キャーという声とある意味バンッというお返しを貰いました。あれれ〜おっかしいぞ〜思い描いていた理想とは程遠いな〜鉛玉のお返しなんて聞いてないんだけどなぁ〜
という感じで作者こと毛玉はチョコ作りをしたり、fgoでバレンタインイベをしたり、bang dreamのRoseliaのバレンタインイベを実況者さんが動画をあげているのを見物したり(リズムゲーなどの腕がマイナスに振り切っているため)していました。
では私のお話のせいで長くなりましたが勝手ながらそろそろお別れのお時間です。
また来週の木曜に投稿しますので皆様も黒薔薇の物語をこれからも是非見届けてやってください。それでは皆様ご機嫌よう。