ドラゴンボールschwarz rozen 作:ある日そこに居たであろうクマさん
どうも〜皆様、こんばんは〜憧れは偉大なるクマ業界の伝説クマモン様と
踊って歌えてDJできる万能のバンド系クマのミッシェルパイセン!
さて今日も元気にやっていきたいけど実は今週はもう三話ほど投稿します。
というのも来週からちょっと仕様で忙しくなり小説などの投稿が出来なくなるかもしれないからです。というわけで今日の午後に1話、そして明日の午前と午後に一話ずつ投稿しておきますのでまた皆さんさえよろしければ見に来てくださいね♪
ちなみに忙しくはなりますがもしギリギリ投稿できるようなら木曜の午後にも投稿しますし、そうじゃなくてもその次の木曜には投稿できますので
休みの日や空き時間がある方は是非見に来てくださいね〜
お待ちしております♪
悪魔の手 黒神ロンの城にて. . .
その中の一室につい先程客人としてやってきた二人の武闘家、天津飯と餃子が座っていた。ただその部屋の中というのがとてつもなく
「あの、失礼だと思うのですが」
「うわぁ、美味しそう」
「こら!餃子!」
「うっごめんっ天さん」
(だが、気持ちはわかるぞ餃子!)
(天さんっ)
(そう、問題なのは)
((この料理、食べていいのか?))
そう、問題なのはこの部屋ではなく、その中にあるテーブルの上の明らかに高級感漂う料理の数々。だが二人が迷っている間にロンはそのまま席につきいつまでも座らない二人に声をかけた。
「お〜い何してんだ?食わんのか?」
「あっあの料理はありがたいのですが」
「あ?どうした」
そこで天津飯は一つの疑問を口にする。
「あの〜この料理は一体?」
「ん〜あぁそういうことね、好きに食っていいぞお前らの為に態々作ったんだからな」
「は?作った?誰がです?」
天津飯がそう言うとロンは当然と言わんばかりに
「誰って俺だよ、オ・レ」
スッ
「すいません、少し失礼します」
「僕も」
バンっという音を響かせた後二人は、正確には餃子を抱えた天津飯はダンッという音ともにその場を後にした。
そこに かつての師の仇でもあり、自分達を変えてくれたであろう城主を残して。
「餃子ウゥゥゥ大丈夫かぁぁぁッッッッ」
「うっうんでも天さんいいの?お礼、言いにきたのに」
餃子がそう言うが今の天津飯にはまともにその疑問に答える余裕は無かった。
「餃子!!いいか!人には誰しも隠したい事の一つや二つはあるものだ!かつての師が、鶴仙人様もそうだったろ!」(まああの師の場合は隠さずにやっていた気もするが、それに先程の料理、あの人は恩人だがあの料理をあの人が作ったというのは信じられん。それにこの山から食材を調達したとも思えん、という事は)ゴクッ
(誰かから奪った、もしくは誰かの命ごと奪った)
「少なくともまともな方法で手に入れた食材ではなさそうだ、俺達はあの人の事をちゃんと知っている訳じゃあないだからこそ、今度はもっとあの人の事をちゃんと調べて、その上で俺と一緒に礼を言いに来よう!」
「うっうん」
「それにしても鶴仙人様も今思えばあまり良い師とは言えなかったが我々としても学ぶも「ま. . .て.よ」ん?
そんな時だった。天津飯が大急ぎで餃子と真夜中の悪魔の手を下山する中、話の最中、何かの声が聞こえて。
「まっまさかな、そんなにすぐに追いついては」
「おい!ゴラアァァァッッッッ!!」
「・ ・ ・え?」
走りながら二人は声のした方に向けてギギギギッという音を立てながら振り向くと、当時の天津飯達曰くそこにいたのは. . .
「俺の
ギニャアァァァァァォォッッッ!!
グルオォォォォォンッッッ!!
ギャキャキャキャッッギャアァァァッッッーーー
ヒュルルルルルッッッッ
ギュアアァァァァアアッッッッ!!!
「食っていけやあぁぁぁクソガキどもがあァァァァッッッッ!!!」
魑魅魍魎とそれを引き連れる全身黒で覆われた化け物だったそうな。
それを見た天津飯達はごくっと唾を飲み込んだ後に一言だけ言い残しまた走り出した。
『でっ出たアァァァァァッッッッッ!?!?』
『化け物オォォォォォォッッッッッ!?!?』
「一言どころか二言言ってんじゃねえか!?ってちょっと待て!変な誤解を生みそうな言葉を吐いて逃げるな!誰が化け物だァァァッッッッ」
『お前だァァァァァッッッッ!!』
「やかましいわ!!さっさと戻って来い!ってあれ」
一瞬、ほんの一瞬だけ目を離した瞬間、彼等二人の姿は何処にも無かった。それは何故か、本来ならばロンの方が速度は上だが彼等は師が居なくなってから二人で改めて世界を周り修行の旅をしていた。
その過程で本来の歴史の二人よりも少しばかり強くなっていた事が一つ、
そして. . .
「あいつら、怖がりすぎだろ、それでも武闘家か」
「しかも強さより逃げ足の方が早くなってないか?」
今までの人生で一番の恐怖もしくは『狂気』をその光景に感じたせいかもしれない。
「再会した結果がこれって正直どうかねぇ〜」
「まあ、無理に追いかけん方がいいだろ、どうせまた会うだろうしなあ、おまえ、ら?おい!何故そこで下がっている」
ニャアァァァ
クウゥゥゥゥン
ギャキャキャキャッッ♪
ヒュウッヒュルルルルゥゥゥ
ギュアァァァァァ
悲報:主人、自らが可愛がっている存在にドン引きされる。
尚、一匹は笑っていた。
「ハアァァァ、とりあえず、猿っ」
ギャギャ?
「お前、ブラッシング無しとメシ抜きにして強制強化期間に突入します」
ギャ、ギャアァァ
猿と呼ばれる影がえ?自分ですか?と言いたげに冷や汗をかきながら自分の方に人差し指を向けると
「お前以外に誰がいる、そもそもお前さあ」
「主人を嘲笑う
ふふっふふふっふふふふふ
ウギャッギャギャ!?
「さあ、始めようか!」
影達が見守る中、そこに居たのは化け物でもなく、魑魅魍魎でもなく、どちらかといえばペットと飼い主、もしくは、
「おい!ゴラァァァァッッッこんのっ馬鹿猿がァァァッッッ」
ギギャギャアァァァッッッ
猿をしばく悪魔の姿だったそうな。
そんな光景と共に出会いは過ぎて夜は明ける。
そしてそこから更に時は流れ、
約3年と数ヶ月後のとある日の夜 ロンの城にて
「ぐっがゥゥゥきっ貴様ぁぁなにを、このォォッッッ」
ニャアァァァ?
「こら!何処でそんな物拾ってきたぺっしなさい!ぺって」
エイジ753、あの時からそれまでに悟空達の天下一武道会やレッドリボン軍との戦いがあったようだがロンはその辺りには関わる気はなかった、
なかったのだが、問題はその後だった。
そう、知らない間に自身の魔術によって作られた影達の一体が緑色の何かを口に咥えて城の前で戯れていたその光景をまでは。
「てか、誰お前?」
「ワタシがだれか?だと、ふはっふふふ」
「あ?」
「いや、すまない強大な力を持つ者がいるのは分かっていたがまさかこのワタシを知らない者がまだい「いや、お前がピッコロ大魔王とかはどうでも良いけどよ」知っとるではないかッッッ」
「だってお前、猫に咥えられたまま喋られても」
ニャアァァァァ
「ええい!いい加減に離さんかッッッこの化け猫めッッッ!!」
ニャアッ!?フシャアァァァッッッ
ピッコロはいい加減にしろっと言わんばかりに暴れるのだが無駄だった。
「ああ、そりゃあダメだ、相当お前の事をオモチャとして気に入ってるらしいからな」
「なっなんだとッ」
テレレレッテッテッテー ネッコ ハ マケン ピッコロ ヲ テニイレタ
「そもそも知っとるではないかって俺とお前は会った事あるぞ」
「なに!?貴様がワタシと会った事があるだと?」
ロンの言葉に巨大な化け猫に咥えられたピッコロ大魔王がそのシュールな光景のまま疑問符を浮かべると。
「だってオレ、神と分離する前のお前と会ってるからな」
「なっ!?」
「あと、言い忘れてたけど気づいてんのか?お前それ、死んでるぞ」
「っそれは」
ロンはピッコロの心情は気にせず話を続ける。
「うちのにゃー、「にゃー?」すまん間違えた。」
「うちの猫は魂を観測しその魂に接触する事、そしてそれを捕らえる事ができる、故にだ」
「お前、孫悟空とかいう餓鬼にやられたろ」
「貴様っ何故それをっ」
「まあ聞けよ、そのお前の魂が地獄に行く前にそれをそいつが捕らえたんだろ」
「問題はこいつが散歩中とはいえそんな場所に行ってた事にもあるが」
にゃあ?
コテンッと化け猫は何のこと?と言わんばかりに首を傾げるがロンは黒神はそんなに甘くは無かったッッッッ
「まあ、散歩はいい事だ問題は無いだろう」
「貴様ッッッッ思いっきり問題だらけだろうがッッッーーー!?」
猫以外には。
「おのれぇぇ貴様ァァ」
「落ち着けよ、それでどうする気だ、今なら何か言い残せるぜ」
「もし、何か言い残す事があるなら、だがな」
ロンがその問いをしたと同時にピッコロを、大魔王を改めて見やるが大魔王は堂々と彼にこう言った。
「なるほどな、だが言い残す事など無い、私は全てを託したのだ」
「我が息子、我が分身に」
そう言うピッコロの、大魔王の目には迷いは無かった。最早自分は必要無い。後は後継たる者が、意思を受け継ぐ者が自身の夢を叶えてくれる。
そう信じて。
「そうか、いい事だな」
「何?」
「意思無き者に力なし、欲無き者に力なし、夢無き者に力なし」
そして
「歩まぬ者には」
『力なし!!』
「そこには全も一も無く、ただただありふれた日常という退屈もしくは『無』が広がっている!」
「だがな!」
「っ」
それまで話を聞いていた大魔王は驚きながらも大人しく話に耳を傾ける。
「お前は強い!それだけは分かる」
「お前には欲があった、夢があった、あとはより強い意思と歩みが、何より力があればお前の夢は叶っていただろう」
「だがお前の後継はお前に足りなかったそれすらも持ち合わせるのだろうな、だからこそ、オレは」
彼は大魔王として、ピッコロという個人として、それを肯定する。
「お前を否定しない、さらばだピッコロ大魔王」
そうして彼の話を聞いていた大魔王は完全に消滅した。たった一粒、たった一滴の涙を流しながら。そして
ニャアァァァァ
「また新しいオモチャ持ってくるから、だからそう睨むな、何故かわからんが今感動のシーンみたいになってるし要らんオチをつけると後が面倒だ」
尚、本人は自然と言いたい事を言っただけなのでピッコロが何故泣いたのか分かっているかと言われればそれは別の話である。
やがてそこからまた一気に時が過ぎた。そして舞台は移り
エイジ756 パパイヤ島付近の上空
「もうすぐ会えるわね〜」
ニャアァァァァ
巨大な猫の背に乗りながら空中で彼女はある人物の名を呟いた。
「天・津・飯♪」
そう言って少女は笑う。その瞳に一生分の輝きを、太陽にも等しいそれを宿して。