続きました。オリ主視点だとエミュの必要が無いので執筆が多少捗ります。
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違和感はあった。
誰かに虐められてるわけでも無いのに、この世界は俺のいるべき場所じゃないとか漠然と厨二病っぽい事を考えてたりはした。
ニュースを見ると未解決の行方不明事件とか器物破損事件が多いなあとも思ってた。
でもずっと違和感の正体に気づかず呑気に過ごしていた。
俺には両親がいない。
どこで何をしているのか、孤児院の先生すらも知らないらしい。気づいたら孤児院の前に赤ん坊の俺がいたんだとか。
とにかく俺は、何となく自分が少し“普通”から離れていると感じてた。
これだけ書くと思春期全開って感じだけど、高校に入って“彼”を見てからその感覚が吹っ切れた。
脳内に溢れ出す
それに付随して想起されるのは俺の
この時点でようやく俺は
俺の通う高校には“玄野計”がいる。
そして俺が手に入れた原作知識によると、彼はとある漫画の主人公である。
つまり···
「ここGANTZの世界じゃんヤッバいわ」
おいおい死んだわ俺。
特大の死亡フラグが乱立するエログロ上等・超過激なこの
···いやでも、俺はまだこの世界では死んでない。当然、ミッションにも参加していない。
それなら原作知識を活かして立ち回ればカタストロフィ後も生き残れるかもしれない。
新宿や池袋、大阪には近づかなければいいだけだし、カタストロフィも鎮圧されるまで地下に潜伏していればなんとかなる、はず。
潜伏する場所の選定や物資の調達はそれなりに難しいだろうし、GANTZのオーバーテクノロジーな武器が手に入らないのも痛い。いざという時の自衛手段が無い。
それでも尚、ミッションには参加しないほうがまだ安全だよな···。
うん、そうしよう。原作組が頑張ってくれることに賭けて俺はガン籠りしよう。
◆◆
今日も学校生活を終えて家に真っ直ぐ帰る。
高校に入ってからは孤児院を出て一人で暮らしている。前世の日本よりも国が孤児に対して金を配ってくれているお陰で助かった。
前世から続けていた陸上競技に打ち込める。
俺は大して足が速いわけではないけど楽しいんだ。···今日は練習がキツくて、部室で休憩したけどまだ少し足元が覚束ない。
だからだろうか。
俺は建物の上から落っこちてくる鉄骨に気づけなかった。
ほんの一瞬激痛が走って──俺は死んだ。
◆◆
ジジジ───
「───え?」
「また出て来たぞ······」
マンションの一室。
窓からは東京タワーが見えるその部屋は、天国じゃない。地獄でもない。
───その部屋には、黒い玉がある。
えっ俺死んだの?
死なずに生存ルート目指そうとした矢先に?
マジかよ俺迂闊すぎる···。
「ここが天国なんだよ。死んだんだよ、わたしたちは」
「勝手にてめーだけ死んでろよ」
「待てよ、おい、あれ!!あれ、東京タワーじゃねーか?」
「あらっ、あらっ?このドア、開かねー······」
「計ちゃんッ、開かねーんだよッ」
「···············」
室内を見回す。
えーと···メンバーは玄野計、加藤勝、西くん、バター犬、あとはメガネとかヤクザのモブ(名前はあるけど実質モブみたいなモノだろ)。
このメンツってことは、今は“ねぎ星人編”か。
ということは俺の原作知識が通じるはずだ。
そこに関しては不幸中の幸いだな。
「え?と、とりあえず、自己紹介しましょうか?名前と職業···、どーやって死んだか」
「最初は···僕で···山田雅史です。練馬東小で一年生を受け持ってます。教師です。スクーターに乗ってて事故っちゃいました」
「じゃ···じゃあ君から」
「玄野計、高校一年生···死に方は電車に轢かれた···」
「じゃあ、次は、そこの君···」
「あ···、加藤勝。計ちゃんと一緒で電車に轢かれて···」
「次は君···」
「俺は
「次はそこのおじいさん···」
「鈴木吾郎···、みんな、知らないかな···」
「じゃあ···、次···」
「ああ、オレ?オレいーから次、行って」
「ねえ、誰か!!タバコ、持ってない?」
「未成年の喫煙はよくないって」
「バァーカ、オレァハタチだよ」
「じゃあ、次はその···」
「俺は···西。西丈一郎。······落下死···」
「次は───」
「俺とこいつは
···ああ、そういやこういう気まずい自己紹介もあったな。
そんで、この後───
ジジジ───
「計ちゃんッ!!なんだッそれッ!!」
「女か?もしかして」
「また来た!」
「ウゲェッ、気持ち悪りぃ」
ジジジ───
───岸本が、“転送”されてくるんだ。
「おいッ、アンタッ大丈夫かッ」
「?手首に血ィついてるぞ」
「自殺···か···」
「あれ?なんだ···コレ···なんだろ···はっ···あっ···ハァ、ハァ」
「···おまえら来んなよ」
おっぱいでっか。
スタイルも良いし、うわあ···これはヤクザに襲われても仕方のないレベルだ。
彼女は自殺直後(結局未遂だったけど)の精神状態で、まだ事態を把握出来ていないんだろう。
マシュマロメロンを揺らしながら寝転がって呆けている。据え膳やんけ。
「おいッ···、その子になにする気だ···」
「アァ?ガキは黙っとけ···」
岸本に手を出そうとしたヤクザに加藤が殴りかかる。だけど何回か攻防したあと結局は殴り負けて倒される。
それでも加藤は食い下がり、懸命に戦う。
「加藤···」
玄野くんが悔しそうに歯噛みしているが、手出しできずにいる。
え、俺?陸上部で鍛えてはいるけど格闘は無理。
銃を持ったヤクザの相手とか絶対に嫌です。
〜〜〜〜〜♪
あっ、
てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい。
ねぎ星人
特徴 つよい。くちい。
好きなもの ねぎ 友情。
口ぐせ ねぎだけで十分ですよ!!
◆◆
《Side西》
今回の奴らも全員間抜けかと思ったが、内
まず1人···童顔で冴えない感じの高校生は俺の適当な嘘に反論してみせた。
それからもう1人、クラスでよく見かけるような···没個性な見た目の高校生はやたら冷静に周囲を見回している。
そして2人ともガンツスーツを着ている。
初見の奴らは大抵“コスプレっぽい”とか言って着ようとしないんだが、俺がパーカーの下にこのスーツを着ていることに目ざとく気づいたんだろう。
優秀な奴らが増えると点数の分け前も減るが、生き残る確率は跳ね上がる。
ここのところは雑魚ばっかりだったから戦力が欲しいと思っていたし丁度いい。
精々、雑魚に殺られるような間抜けにはならないで欲しいもんだ。
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オリ主くんの名前は黒川零です。
名前は格好いいですがモブっぽい見た目です。
そしてスケベです。
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