ROM専がGANTZ世界に転生した話   作:訥々

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オニ②

テスト中は学校が半日で終わる上に部活も無いので、勉強時間を削れば意外と書けてしまうという事実を読者に教える。

 

炎のオニ星人 VS 玄野&加藤  ファイッ!

 

──────────────────────

 

さっき仕留めたオニ星人の中に、携帯を握っている奴がいた。

それを拾って画面を見ると、そこには池袋駅周辺の地図と複数のマーカーが表示されている。

 

「レイカ···これ見て」

「何これ···まるで、私たちの持ってるレーダーみたいだけど」

 

マーカーのうち6つが俺たちのいる場所とぴったり一致しており、どういうわけかこちらの位置情報が筒抜けになっていることが判明した。

それに気付いてしまったレイカは冷や汗を流している。

 

「どーせ場所がバレてるんなら、開けた場所で迎え撃った方が良さそうだな···とりあえず、あっち行こうか」

「···うん」

 

とはいえ、コイツらはXガン一発で倒せる雑魚だ。スーツの防御を無視する溶解液は怖いけど、射程は広くないからなんとかなる。

問題は幹部とボスだ。

 

 

◆◆

 

 

《Side玄野》

今回のミッションはいつもと違う···。

一般人が俺たちの事を認識しているし、敵が人間に化けているのもミッション中では初めてだ。

今のところは人数が多いだけで、そこまで恐ろしくもない奴らだけど不気味ではある。

 

「加藤···今回クリアできたら、多分みんな自由になれるぞ···」

「ああ···アイツら1点と見ても、かなりの人数が100点に届くよなッ」

 

それでも俺達は勝つ。

生きて帰ってあの部屋から自由になるんだ!

 

 

 

よし···ここら一帯にいる奴らは全部倒したか。

それじゃあ次の場所に───

 

「おお···ある程度はやるみたいだな」

 

公園のど真ん中、サングラスをかけたガタイの良い男が現れた。頭に二本の角を生やすその姿はいかにも“オニ星人”らしい。

俺達が殺した星人の死体を見ても余裕が崩れていない···今までの奴らとは格が違う。

 

「お前ら2人···相手をしてやる。かかってこい、ハンター」

「ハンター···俺たちのことか」

「手強そうだな···」

炭にしてやる

 

手からいつかのTレックスを彷彿とさせる火球を出し、こちらに投げつけてきた!

それを避けて、加藤と挟み撃ちに持ち込みXガンを連射。

 

···味方を誤射しないように気をつけているとはいえ、ステップが巧くて当たらない。

速さ自体はそうでもないけど、相手も戦い慣れしているんだろうな···やりにくい相手だ。

 

「今度はこちらの番だ!」

 

加藤が炎を避けきれずに火だるまになった。

クソ···! スーツがあっても肺は強化されないから、今の加藤は呼吸が出来ていないはずだ。

 

「加藤!水だッ!噴水に飛び込め!!」

「させるか!!」

 

炎を操る男──炎鬼とでも呼ぶか──が噴水に向かって大量の火球を投げつけるが、間一髪で加藤の消火が間に合った。

 

「生きてるな、加藤ッ!」

「ああッ!」

「ふん···人間もなかなかやるな」

計ちゃん···まず俺が近づくから·········

分かった

 

 

 

仕切り直しだ。

 

「うおおおおおおお!!」

 

加藤が武器をソードに替えて、炎鬼へ突撃した。

火球を何発か食らっているけどスーツの耐久にはまだ余裕がある。

そのまま刀の間合いに入って横薙ぎ。

これは大きく後ろに飛んで避けられたが、今度は俺が横から斬りかかる。

 

スーツの耐久でゴリ押して、近づいたらソードで斬る。作戦と言えるかは微妙だけど、人数が2対1で有利な今なら悪くない選択だと思う。

ガンツの部屋に来る前はあんなにビビりだった加藤は、今じゃ頼れる相棒だ。

戦ってる最中なのにその事が無性に嬉しい。

 

「ぐッ······」

 

2人で追い詰めて、俺のソードが胴体に届く···その寸前に、炎鬼の全身が火炎に包まれて()()()

 

「消えた!?」

「いや違う!炎に()()()んだ!気をつけろ!」

 

公園内の地面はほとんどが炎鬼の炎で包まれていて、どこに炎鬼が居るのか分からない。

広範囲をいっぺんに潰せる武器でもあれば楽に倒せるのによ···。

とりあえず東郷さんの教え通りに、加藤と背中合わせで待ち構える。

これで背後を取られることはないはずだ。

 

30秒くらいたった頃か、痺れを切らしたのか炎鬼が加藤の眼前に飛び出してきた。

確かにこれだけ近ければ逆に刀は振るいにくいかもしれないけど、今の加藤は───

 

「ッらァ!!」

 

──()()()()()()

以前(まえ)から強かった加藤が、今はJJさんの手ほどきを受けてさらにイカれた強さになっている。

さすがに星人と戦う時は銃を使った方が安全だけど、格闘が通じる相手なら加藤はJJさん以外の誰にも負けない。

 

加藤のボディフックが突き刺さり、炎鬼が吹っ飛んでいく。

間髪入れずに俺がXガンを撃ちまくると、炎鬼も今度は避けられず···少しのラグの後に身体がバラバラになって死んだ。

 

「やったな、計ちゃん」

「ナイスだ、加藤」

 

グータッチを交わして、次の戦場へ走り出した。

 

 

 

──────────────────────

 

加藤くんがいつの間にか強くなってました。

それでもJJや筋肉らいだーには及ばないので、これからも銃を使って戦いますが、彼も立派なフィジカルつよつよ勢の仲間入りを果たしました。

 

 

1番戦いたくないのは?(装備や参加者などは原作通りとする)

  • 千手
  • オニ
  • ぬらり
  • イヴァ
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