ROM専がGANTZ世界に転生した話   作:訥々

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OSAKA①

お待たせしました!!

共テ模試でゴタついてました!

 

──────────────────────

 

今回のミッション──名前を付けるなら“最後の吸血鬼編”と言ったところか──は、和泉がアキラを“再生”して終結した。

完全に未知のミッションだったけど、それなりに丸く収まったんじゃないだろうか。

 

「終わった···ようやく帰れる」

 

加藤が安堵の息を吐きながら玄関へ向かう。

そしてドアノブを握ろうとしたが···()()()()

ミッションが終わったにも関わらず、不可思議なチカラが未だ俺たちを閉じ込めている。

 

 

〜〜〜〜〜♪

 

 

GANTZの代名詞。絶望の象徴。

()()()()()()()を告げるラジオ体操の歌が響く。

 

「何!?」

「まだ···?」

「これからまた···?」

 

 

『てめえ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい。

 ぬらりひょん。

 特徴 つおい。頭がいい。わるい。

 好きなもの タバコ お茶。

 口ぐせ ぬらーりひょーん ぬらーりひょーん。』

 

 

「···“星人”が付いてない」

「ああ···なんか変だ」

 

 

“星人”という種族ではなく、単独の個体が指定されているヤツは()()()

前世のどこかで目にした“星人を超えた星人”というフレーズが、その危険度を端的に表している。

 

じゃあなんでそんな奴と連戦する羽目になったのか?その答えは···はい、俺が原作ブレイクしたせいですね···。

本来だったら玄野襲撃→大阪編だったのが、この世界ではアキラ討伐→大阪編になってしまった。

そういえば転送がいつもより早いタイミングだなーとか思ってたわ。大阪編への移行をガンツは見越してたわけかチクショウ。

 

丸1時間ずっと気ぃ張ってたから疲れてんだよな···うっかりミスで死ぬ予感がする。

知識チートでどこまでいけるか、はてさて。

 

 

◆◆

 

 

今回の転送先はとある商店街。

こちらに向かってきたお歯黒べったりをまずはJJが撲殺した。まあコイツは雑魚だし。

問題はこの先の星人たちだ。

 

初心者を除く全員がまとまって歩き、商店街を抜けると···“道頓堀”と書かれた看板が。

 

「東京じゃない···」

「大阪···?」

 

玄野と加藤が驚きながら辺りを見回す。

今までのミッションはずっと東京近郊だったから戸惑っているんだろう。

何しろ、ここからはカタストロフィへ一直線だ。戦闘の規模が桁違いになる。

 

「何やこいつら笑えるわー」

「コスプレ?」

「あはははははは」

「見てみいホラ!」

「あいつら何やねん?」

 

「まだ···俺たちの姿が見えてんのか···」

 

せやで玄野。前回から引き続きワイらの姿は丸見え、でも頭の爆弾は起動せーへん。

どういうことやろなあ···(何も考えてない顔)

 

「おー見てみろや!ホラ!」

「すっげレイカやん!」

「えッうそ!?」

「マジで!?うわッすっげ」

「撮影なん?テレビなん?」

 

やはりレイカの知名度は大阪でも健在か。

一般人に絡まれるのはレイカにとっても少し面倒くさいだろうけど、カタストロフィ編で役立つから···がまん、がまん。

 

「···制限時間あるし、早く行こうか」

「うんッ」

 

レイカが力強く返事をして、それを合図にメンバー全員が一斉に駆け出した···のは良いんだけど、なんで俺の手を掴んでるの?

 

「レイカ?あの···手···」

「···あッ、ごめんつい」

 

嬉しいけど···今ミッション中だし···。

今がミッションじゃなければなァ。

残念に思いつつレーダーを見ると、予想通り星人の反応がかなり多い。

特に川らへんにいる星人の密度は異常だし、まずはそこへ向かおうか。

 

 

 

しばらく走った先でガンツスーツを着た集団に出くわした。

 

「何やねんお前ら」

「何でスーツ着とんねん」

 

うおおぉ···凄え、本物の大阪チームだ。

100点複数回クリア者が棲む大阪部屋···その住人たち。当たり前のようにZガンを保有しているイカれた奴らだ。

 

「俺たち···東京のチームなんです。普段は東京の周りで活動してたんスけど、どういうわけかココ(大阪)に転送されちゃって。···こういう事ってよくあるんですか?」

「いや知らん、俺らも初めてやわ。···本当に他の地域にも黒アメちゃんおるんやな」

 

ふむ、やはり他の部屋との合同ミッションは普通じゃあり得ないらしい。

原作で描写されてないだけでたまに有ったのかも、と思ったけどそんな事はなかったぜ。

 

「ちょッ、レイカおるやん!?」

「レイカ!?」

「ホレ、レイカやん!」

「うっわめっちゃファンなんやけど」

「テレビ出とるあのレイカ?」

 

既視感(デジャヴ)···レイカを見て騒ぐ大阪人はもうお腹いっぱいです。どっか行け。

 

「本物やァ〜」

「すっげ〜」

「うっわめっちゃ巨乳」

めっちゃ巨乳!!

 

同士よ···(テノヒラクルー) ぴっちりスーツ着てるから形がはっきり分かるのいいよね。

あ、でも握手はさせません(無慈悲)

俺の背中に隠します。

 

「まァ···お前らがなんでココに飛ばされたんかは知らんけど、ここは俺らのテリトリーやねん。獲物には手ェ出すな」

 

坊主頭の男がレイカに見向きもせず、威圧感を滲ませながらこちらに宣言した。

さすがに4回クリアの男は冷静だな。

 

「うーん···じゃあ大人しく見学してますけど、ヤバくなったら俺たちも戦いますよ」

「へッ、生意気言いよる···何回クリアや」

「俺は1回クリアです。貴方は確か4回クリアですよね、いやー凄いなー尊敬しちゃいます」

「···何で知っとんねん。ナニモンやお前」

「さあ?まあとにかく···クリア回数だけじゃ強さは決まらないと思いますよ」

 

俺たちのチームは和泉の2回クリアがトップで、後は全員1回クリアないし未クリア。

だけどこのチームには数値以上の強さがある。

ヤク中には負けんぞ。···多分。

 

「それじゃあ俺たち(東京チーム)はいつも通り2人組になって···大阪チームの()()をしようか」

「···邪魔はするなよ」

「勿論。()()()()()()()()()()()()手出ししませんよ」

 

 

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連続ミッションの行き先が大阪という地獄。

 

 

誰が一番好き?

  • 加藤
  • 玄野
  • 和泉
  • レイカ
  • JJ
  • 東郷
  • 黒川
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