お待たせしました!
※活動報告でも書いた通り、現在更新頻度が低下中です。ご了承下さい。
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《Side玄野》
「岡と···ぬらりか···」
「岡やったら···岡ならきっと···」
加藤と山咲が期待するように男の名を口にする。黒川の言う通り、クリア回数=生き残る為の強さというわけではない。
だけど···7回クリアというのは
7回もクリアしたなら、何度も死ぬ思いをしただろう。過去に100点星人とも戦ったのなら、心の底から恐怖したはずだ。
それでも1番を選択せず···戦場に留まり続けている。何度も2番を選び、その果てがあの
彼こそが、大阪チームの最高戦力にして最後の希望···岡八郎。
ぬらりひょんが発する不可視の念力を、堅牢な鎧で捻じ伏せ歩を進め、橋の上で2人が対峙する。
「今の俺に···隙があったらなー···」
不思議な声の調子だ。
完全に気を抜いているという程ではないけど、殺し合いの場においてはあまりにも自然体で。
岡にとっては
「どっからでもかかッて~···──こんかい!」
そして真っ向からの宣戦布告。この男なら···この絶望に打ち勝てるかもしれない。
俺たちは2人の一挙一動も見逃すまいと、固唾をのんで開戦の刻を待った。
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《Side黒川》
ぬらりひょんと岡八郎の戦いは、こう言っちゃなんだが動きそのものは割と普通だった。
アクロバティックで派手な動きは無い。
基本的にはただの殴り合いで、その他には蹴りや斬撃、変わった所で破壊光線。
攻撃手段や体の動きは理解できる範囲内。
だけど···一切の無駄が無かった。
少なくとも俺には隙が見えなかった。
まずは岡が殴打でぬらりの足をへし折り、アッパーで顔面を砕く。
肘のブレードで身体を2度斬りつけて、間を置かずに首を斬り飛ばす。
ぬらりの歪な形態変化も掌の破壊光線で消し飛ばした。
ここまでは岡が優勢だったけど、ぬらりが老人の姿に変身してからはぬらりが逆転した。
ぬらりが「興味深い」と言って腕を極太に変形させ、肘からは刃を生やし──ハードスーツを
無限の再生力に加え、ほんの僅かな戦いの中で岡の戦闘スタイルを学習し習得する適応力···真正面から戦えば、俺なんかは秒殺だろう。
しかし岡もただでは終わらなかった。
ハードスーツから離脱する時に発生した煙幕を活用して、背後からの奇襲でぬらりひょんの上体を縦に切り裂いた。
これでぬらりひょんの再生が一時的に止まり、行動不能となった。
「そうか···やっぱり意識の外からの攻撃か」
そう呟いて立ち去ろうとする岡に、玄野が強い声で話しかける。
「まだだ! アイツはまだ死んでない! 早くトドメを刺さないと──」
「そんなん知っとるわ···ならお前らが
「な···ッ!?」
「待てよ!おいッ!」
玄野と加藤を無視して、岡は何処かへ消えてしまった。···知識ゼロの状態でぬらりと渡り合い、攻略法を見つけ出すのは流石と言う他ない。
しかしソロプレイには限界がある。ぬらりを倒すには、幾重もの囮の用意が不可欠だ。
故に最後の一手は俺が詰める。
今この瞬間、ぬらりの意識は完全に途絶しているはずだ。そうでなくとも、大阪と東京の猛者に散々打ちのめされた後なら、すぐに逃げ出した俺の事など覚えていないだろう。
ずっとこの時を待っていた。一時的とはいえ戦闘不能に追い込まれたぬらりに、俺が出来得る“最強の一撃”を叩き込む千載一遇の好機。
『“溜めて”撃った方が威力が上がる』
島木が俺に教えてくれた──Zガンの威力は
だからステルスしながら物陰に隠れ、ずっとエネルギーを蓄えてきた。
時間にしておよそ3分。
網切を圧殺した一撃···その3倍の“溜め”。
Zガンの照準を合わせて───引き金を引く。
“カンッ”という軽い音が響き、一瞬のラグを経てぬらりが潰れ、
この一撃だけで終わる相手ではない。
だから何度でも撃つ。潰す。確実に殺す。
赤い水飛沫があがり、道頓堀が抉れていく。
100を超える重圧の後には、たった1つの肉片すら残らず···血の色に染まった川だけが、緩やかな流れを作っていた。
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これしきで死ぬほど100点星人は甘くないぞよ。
いや黒川がガバってなければ本当に死んでましたが、ガバったのでもうちっとだけ続くんじゃ。
誰が一番好き?
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玄野
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東郷
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黒川