《狙撃するJJ》
一目見て分かったね···
だから生き残るためにKARATEを封じたんだ。
···え?鉄山靠でバラバラに吹き飛ばした人間もいる?Hahaha,面白いジョークだな。
···え?ジョークじゃない?マジで?
ソイツは本当に人間なのか??
※今作のJJ、実は顔面を破壊したり胴体をブチ抜いたりするくらいは出来た。
でも吹き飛ばすのは無理。
登場してないのに筋肉らいだーの異常性が際立つな···マジでなんなんだアイツ。
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採点が終わり、ガンツのマンションから出たタイミングで、レイカに声を掛けられた。
「今日も零くんの家に行っていい?」
「え?いいけど···」
レイカが俺の家に来るのは初めてじゃない。
“訓練”の集合場所は専ら玄野か俺の家だし、カレーを作りに来てからは、レイカが1人だけで遊びに来る事もある。
なんでも、芸能界へ入る際に親元を離れたから、1人でいるのが寂しいんだとか。
そんなわけで、レイカはおおよそ週1ペースで俺の家に来て、ご飯を食べたり家事を手伝ってくれたり、たまに勉強会をしたりする。
初めの内は全国区の有名人が家に来る事に戸惑ったけど、案外慣れるもんだ。
今は“有名人”じゃなくて“女の子”として見えてしまうから、別の意味で緊張するんだけどな。
簡単に作った飯を食べ、2人並んでテレビを見る。
ランキング形式の音楽番組にレイカが大きく映り、思わず見惚れてしまった。
「あ···レイカだ。すっげ···1位じゃん」
「なんか少し···照れくさいな」
CD売り上げランキング1位か···本当に凄いな。
テレビ越しだと、まるで俺とは住んでる世界が違うような気がしてくる。
そんなコがなんで俺の部屋でテレビ見てんだろ···改めて考えると意味分からん。
「あのさ···少し話したいことがあるから、テレビ消していい?」
「んー?···いいよ」
プツッとテレビの電源が切れ、部屋が一気に静まり返った。
なぜか正座をして向き直ってきたので、俺もレイカに合わせて正座をする。
······あれ?もしかして告られる流れ??
「···今回のミッションのことなんだけど、明らかに今までとは流れが違ったよね」
「え?···ああ、そうだなァ···他のチームがいる場所に飛ばされたのは俺も初めてだよ」
自惚れすぎだバカヤロウ!!!!!
「東京の外に転送されたってことは、東京の星人はもう全滅したのかな」
「あー···確かにそうかも」
俺がボケっとしている間も、レイカは真面目にガンツのことを考えていたらしい。
前世で見た二次創作でもそういう考察はなされていたし、十分にあり得ることだ。
「それならこの調子で、地球にいる星人を全部倒せたら···私たちは自由になれるのかな?」
「いや、それはないと思う。···コレを見て」
ローテーブル上のパソコンを操作して、“裏”の検索エンジンからとあるサイトを開く。
すると画面いっぱいに9桁の数字が表示された。
1秒経つ毎に数字が1つずつ減っていき、現在の数字は60万と少し。
「···なにこれ」
「カタストロフィへのカウントダウン。この数字が0になると“始まる”らしい。世界が滅びるような···何かが起こる」
「これが秒数なら···あと1週間?」
「そう。あと1週間とちょっと。
「···本当に、あとたった1週間で···?」
「アメリカのチームがほとんど特定した。カタストロフィの正体はやっぱり、異星人との全面戦争で間違いない。今までの戦いとは違って、超高度な
「零くん···大丈夫? 手が震えてるけど···」
「あ、はは···情けねえな······これからどうなるのか···俺が1番よく知ってるのに──!?」
突然レイカが俺を抱きしめ、俺の顔が豊満な胸に
「レイカ!?ちょっと待っt」
「大丈夫。零くんは死なせない。絶対に死なせない···私が守るよ」
「いや
────レイカが死んでしまう。
カタストロフィの半ばで···巨人族の生物兵器と相討ちになって。
でもその未来を知っている俺なら防げる。
だからレイカに守られるんじゃダメなんだ。
俺がレイカを守るんだ。
「もっと私たちを──ううん、
そう言ってレイカがより強く俺を抱き締める。
互いに支え合う···か。
レイカに言われてようやく思い出した。
『GANTZ』における“鍵”は主人公の力だけじゃない···“仲間との協力”だ。
逆を言えば、1人だけでは生き残れない。
原作でも“個”としての強さを持っていた西くんや和泉、岡は死んだ。だけど仲間と助け合った玄野や加藤は生き残った。
原作知識は強力な武器だ。だけどその武器を扱うのが1人だけでは···想定外の出来事に足元をすくわれて、いつか再び死ぬだろう。
それにレイカは優秀だ。
訓練での動きも格段に良くなってるし、今回のミッションではとうとう100点クリアを達成した。
俺は決して強くないけど、片方が依存するんじゃなくて···支え合うことが出来たなら。
カタストロフィも乗り越えられるハズだ。
ありがとう···レイカ。
俺の間違った考えを正してくれて。
進むべき方向を示してくれて。
君がいてくれるならもう大丈夫だ。
大丈夫だからさ───
「離してくれ···息が出来ない···」
「えッ? あっごめん!!」
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