ROM専がGANTZ世界に転生した話   作:訥々

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もうすぐこの世界が終わってしまうなら①

《狙撃するJJ》

一目見て分かったね···あのMonster(ぬらりひょん)は素手で戦えるレベルの相手ではない。

だから生き残るためにKARATEを封じたんだ。

···え?鉄山靠でバラバラに吹き飛ばした人間もいる?Hahaha,面白いジョークだな。

···え?ジョークじゃない?マジで?

ソイツは本当に人間なのか??

 

※今作のJJ、実は顔面を破壊したり胴体をブチ抜いたりするくらいは出来た。

でも吹き飛ばすのは無理。

登場してないのに筋肉らいだーの異常性が際立つな···マジでなんなんだアイツ。

 

──────────────────────

 

採点が終わり、ガンツのマンションから出たタイミングで、レイカに声を掛けられた。

 

「今日も零くんの家に行っていい?」

「え?いいけど···」

 

レイカが俺の家に来るのは初めてじゃない。

“訓練”の集合場所は専ら玄野か俺の家だし、カレーを作りに来てからは、レイカが1人だけで遊びに来る事もある。

なんでも、芸能界へ入る際に親元を離れたから、1人でいるのが寂しいんだとか。

 

そんなわけで、レイカはおおよそ週1ペースで俺の家に来て、ご飯を食べたり家事を手伝ってくれたり、たまに勉強会をしたりする。

初めの内は全国区の有名人が家に来る事に戸惑ったけど、案外慣れるもんだ。

今は“有名人”じゃなくて“女の子”として見えてしまうから、別の意味で緊張するんだけどな。

 

 

 

簡単に作った飯を食べ、2人並んでテレビを見る。

ランキング形式の音楽番組にレイカが大きく映り、思わず見惚れてしまった。

 

「あ···レイカだ。すっげ···1位じゃん」

「なんか少し···照れくさいな」

 

CD売り上げランキング1位か···本当に凄いな。

テレビ越しだと、まるで俺とは住んでる世界が違うような気がしてくる。

そんなコがなんで俺の部屋でテレビ見てんだろ···改めて考えると意味分からん。

 

「あのさ···少し話したいことがあるから、テレビ消していい?」

「んー?···いいよ」

 

プツッとテレビの電源が切れ、部屋が一気に静まり返った。

なぜか正座をして向き直ってきたので、俺もレイカに合わせて正座をする。

······あれ?もしかして告られる流れ??

 

「···今回のミッションのことなんだけど、明らかに今までとは流れが違ったよね」

「え?···ああ、そうだなァ···他のチームがいる場所に飛ばされたのは俺も初めてだよ」

 

自惚れすぎだバカヤロウ!!!!!

 

「東京の外に転送されたってことは、東京の星人はもう全滅したのかな」

「あー···確かにそうかも」

 

俺がボケっとしている間も、レイカは真面目にガンツのことを考えていたらしい。

前世で見た二次創作でもそういう考察はなされていたし、十分にあり得ることだ。

 

「それならこの調子で、地球にいる星人を全部倒せたら···私たちは自由になれるのかな?」

「いや、それはないと思う。···コレを見て」

 

ローテーブル上のパソコンを操作して、“裏”の検索エンジンからとあるサイトを開く。

すると画面いっぱいに9桁の数字が表示された。

1秒経つ毎に数字が1つずつ減っていき、現在の数字は60万と少し。

 

「···なにこれ」

「カタストロフィへのカウントダウン。この数字が0になると“始まる”らしい。世界が滅びるような···何かが起こる」

「これが秒数なら···あと1週間?」

「そう。あと1週間とちょっと。()地球上にいる星人を全て倒しても、カタストロフィが始まったらそんなの関係なくなる」

 

「···本当に、あとたった1週間で···?」

「アメリカのチームがほとんど特定した。カタストロフィの正体はやっぱり、異星人との全面戦争で間違いない。今までの戦いとは違って、超高度な()()()()()()が相手だ」

 

 

 

「零くん···大丈夫? 手が震えてるけど···」

「あ、はは···情けねえな······これからどうなるのか···俺が1番よく知ってるのに──!?」

 

突然レイカが俺を抱きしめ、俺の顔が豊満な胸に()()()()

 

「レイカ!?ちょっと待っt」

「大丈夫。零くんは死なせない。絶対に死なせない···私が守るよ」

「いや()()()()()()なんだって! 俺が···レイカを守らないと······」

 

────レイカが死んでしまう。

カタストロフィの半ばで···巨人族の生物兵器と相討ちになって。

でもその未来を知っている俺なら防げる。

だからレイカに守られるんじゃダメなんだ。

俺がレイカを守るんだ。

 

「もっと私たちを──ううん、()()頼って。そしたら私も零くんに頼るから。お互いに支え合えばきっと、どんな敵が来たって勝てるよ」

 

そう言ってレイカがより強く俺を抱き締める。

互いに支え合う···か。

レイカに言われてようやく思い出した。

『GANTZ』における“鍵”は主人公の力だけじゃない···“仲間との協力”だ。

逆を言えば、1人だけでは生き残れない。

 

原作でも“個”としての強さを持っていた西くんや和泉、岡は死んだ。だけど仲間と助け合った玄野や加藤は生き残った。

 

原作知識は強力な武器だ。だけどその武器を扱うのが1人だけでは···想定外の出来事に足元をすくわれて、いつか再び死ぬだろう。

 

それにレイカは優秀だ。

訓練での動きも格段に良くなってるし、今回のミッションではとうとう100点クリアを達成した。

俺は決して強くないけど、片方が依存するんじゃなくて···支え合うことが出来たなら。

カタストロフィも乗り越えられるハズだ。

 

 

 

ありがとう···レイカ。

俺の間違った考えを正してくれて。

進むべき方向を示してくれて。

 

君がいてくれるならもう大丈夫だ。

大丈夫だからさ───

 

「離してくれ···息が出来ない···」

「えッ? あっごめん!!」

 

 

 

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天国と地獄(レイカのおっぱい)

 

 

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