「ありがとう、レイカ。これからも沢山レイカに頼っちゃうけど···よろしくね」
大阪で味わった恐怖が完全に消えた···とまではいかないけど、レイカのお陰でなんとか持ち直した。そうだよな、俺は所詮ただの人間なんだから、みんなに頼っても良いんだ。
それに···レイカに抱き締められて(窒息しかけたけど)、俺の夢を改めて実感できた。
俺はやっぱり···レイカの胸を揉みたい。
その為にも、トラウマなんかでヘバッてる場合じゃないよな。
「もういい時間だし、家の途中まで送るよ」
「···待って。もう1つだけ···言いたいことがあるの」
「え?」
······レイカの表情がおかしい。
熱っぽく息を吐き、頬を赤に染めている。
「あのね···私···零くんのこと···」
静かな部屋に、俺の鼓動が煩いくらいよく響く。
「好きなの」
「············」
ほんの一瞬、本当に心臓が止まった気がした。
さっきとは別種の感情が溢れて、手が震える。
「お······俺は······」
考えてみれば、本来ならレイカはガンツによって“複製”された玄野と結ばれるはずだ。
土壇場になって気付いたけど、そこに俺が割り込んでも良いのか?
コピー玄野はこの世界に存在していないけど、原作を知る俺からすれば、ぽっと出のオリキャラがメインヒロインをNTRするようなモンだ。
NTRは嫌だ。
でもレイカの事は好きだし、胸も揉みたい。
相反する思いの板挟みになって返事が出来ない俺を、レイカは不満を滲ませながら見つめる。
「零くんは、私のこと嫌い?」
「いや好きだけど···!」
嫌じゃ!嫌じゃ!NTRは嫌なんじゃ!!
俺は純愛イチャラブしか認めたくない···ッ!!
「意気地無し」
グオオオオオオオオ!!!(苦悶)
もういっそ···俺を振ってくれ···!
「でもさっき言ったよね。私のこと好きだって」
「え?···言ったけど」
確かについ言っちゃったけどさ。
······あれ、風向き変わったか?
「ならもういいよね」
レイカが俺を床に押し倒した。
長い黒髪が俺の顔に触れ、
「あの···レイカさん···?」
「·········」
「俺たち未成年っすよ···」
「·········」
「こ、こういうのはまだ早いって···」
「·········」
何言っても無視か···(諦め)
えっちょ待てよ、服はダメだろ
ちょ···やめ···そこは···
ぬわーーーーっっっ!!!!!
◆◆
《Sideレイカ》
ほんの数時間前、零くんは死んだ。
いつだって冷静で、みんなの頼れるリーダーだと思っていたのに。
加藤くんが生き返らせてくれたから良かったけど、私の不安は膨れるばかりだった。
零くんの部屋には家具が少ない。
ベッド、古びた勉強机、ローテーブル、テレビ。
目につくのはそれだけで、第一印象は生きるために必要なものだけが置かれたシンプルな内装。
彼を喪いかけた今の私には、それがまるで···何かあったら
「あ、はは···情けねえな······これからどうなるのか···俺が1番よく知ってるのに──」
気づいたら彼を抱きしめていた。
「もっと私たちを──ううん、
たった1人で恐怖や重責を抱え込まないで···私にも預けて欲しい。
その願いは零くんに届き、ようやく私の不安は和らいだ。
···胸を思いっきり押し付けちゃったのは申し訳ないけど。
「もういい時間だし、家の途中まで送るよ」
「···待って。もう1つだけ···言いたいことがあるの」
「え?」
不謹慎かもしれないけれど、私はこの瞬間、過去例にない程の“手応え”を感じていた。
立ち直ったとはいえ、零くんは未だ弱っている。
“既成事実”を構築する絶好の機会···決して逃しはしない。
零くんの手首を掴んで床に押し倒す。
「あの···レイカさん···?」
「·········」
「俺たち未成年っすよ···」
「·········」
「こ、こういうのはまだ早いって···」
「·········」
余りにも微弱な口だけの抵抗は、かえって私の感情を昂らせる。
もう別にいいよね。好きだって言ってくれたし。
零くんの力なら振りほどけるはずなのに、そうしないってことは···つまり合意だよね。
胸中で理論武装しつつ、私は零くんを───。
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もうすぐこの世界が終わってしまうなら···
どうしても零くんと···────
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貴様!見ているなッ!
2025/03/08追記
R-18オマケ→閲覧注意
誰が一番好き?
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加藤
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玄野
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和泉
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レイカ
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JJ
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東郷
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黒川