メンバーが揃ったところで、次は宇宙船内部の地図を得るために、アメリカの──ニューヨークのチームと連絡を取った。
関根さんの英語力が光る。めっちゃ発音良い。
「もう巨人の船の弱点を見つけたらしい」
「すごッ···うーんでもなぁ、そこを攻撃したら宇宙船が地球に落ちてきそう···」
アメリカチームの言う弱点とは、おそらく“塔”の事だろう。
理屈は忘れたけど、とにかく“塔”を破壊すると巨人族の棲む
巨人族が滅ぶのはまだいいとして、あんな馬鹿でかい物体が落ちてきたら地球もヤバいよな。
大気圏で燃え尽きてくれるかも分からんし、あそこには出来るだけ触れたくない。
「······関根さん。人間が収容されてる場所と、指令室の場所を聞いて下さい」
「分かった」
関根さんがアメリカチームと数度話し、ブラックボールの表面に地図が表示された。
「光っているところが人間のいるところらしい。司令室の座標は調査中、とのことだ」
「ありがとうございます。それじゃあまずは人命救助ということで···玉男さん、転送よろしく」
イヴァ討伐RTAは失敗か、残念。
まあしゃーなし。大人しく原作をなぞろう。
◆◆
転送された先は、激流の···何と言うか、えげつない流れるプールみたいな場所。
食肉加工場みたいな所だった気がする。
水の流れに抗えず先の区画に進んでしまうと、まずは腹を割かれて···。
やっぱり相手は俺たちのことを、野生動物か何かだと思っているらしい。
油断してくれるのは有り難いが···。
「黒川!水の流れを止めてくれ!俺はこの人たちを引き上げるから!」
「分かった!」
次のエリアへの通路をZガンで破壊する。
これで水の流れが止まったから、後は水に浸かっている人たちを引っぱり上げて、玉男さんが地球へ転送してミッションコンプリート。
その間西くんはガンギマリの目でパソコンをカタカタしてるけど、何やってるのかは分からん。
「よしッ···すぐ次に行こう」
加藤が持ち前のタフネスと正義感でみんなを引っ張り、民間人の救助は順調に進んでいく。
しかし5カ所ほど回ったところで疲れが出てきた。腹も減ったし少し休みたい所だけど、みんなはまだまだやる気に満ちているようだ。
士気が高い状態に水を差すのもなんだし。
「ちょっと待った」
すると前嶋さんが、唐突に水路へ向けて
そうだ、原作でもあったなこのシーン。
巨人族への反抗の象徴···名場面だ。
「はっはっは、俺も俺も」
「お前らなー、女性のいる前で···まあ面白いし俺もやっとくか」
「トイレに行きたいと思ってたし、丁度いいや」
続けて矢沢さん、武田さん、俺が横に立ってションベンをブチかまし、最終的には西くんを除く男子全員が水路で用を足した。
それを見る女性陣の目は冷ややかだけど、これは凄く痛快だ。
心做しか元気も出てきた気がする。
引き続き救助を続けていると、数人の巨人兵士に加えて気持ち悪い番犬みたいな奴が出てきた。
この閉所で───しかも守るべき人間が大勢いる状態での銃撃戦は、東郷さん以外には難しい。
しかし武闘派の3人が瞬く間に撃破してしまった。JJさんが脊髄をぶっこ抜き、吉川さんが足と首をぶった斬り、岡はハードスーツの剛腕で撲殺。
味方陣営の撃破方法とは思えないが、まあ勝てたから良し。
民間人の転送を終えた後はさすがに疲れたので少し休憩。各々コンビニからおにぎりや飲み物を頂戴して、ガンツ部屋で食す。
「玉男さんも飲み食いするんですね」
「ブラックボールの外にいる時は、僕にエネルギーが供給されないからね」
ちなみに誰もお金を持っていなかったので、ここに居る全員がゴリゴリの窃盗犯罪者である。
じ、人命救助のためだから赦して···!
「腹ごしらえも済んだし、次行くか」
「救助率は70%か···残り30%、頑張ろうぜ」
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短いですが、キリが良いのでここで一区切り。
次回は原作でレイカと相討ちになった生物兵器と戦います。
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