慢性的な文字数不足。
※誤字報告感謝!
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真理の部屋から出た後、なぜか全てのブラックボールが機能停止していた。
稼働しているのはアメリカチームと東京チームのモノだけらしく、地球へ帰りたがっている人たちを玉男さんが転送してあげている。
「俺たちはどうする?」
「アメリカチームが最後の巨人たちと戦ってるらしいけど」
「ソイツらが全員倒してくれれば良いんだけどな···そう上手くいくか?」
「···俺たちも向かおう」
本当にアメリカチームがイヴァを倒してくれるなら、それが一番良い。
一縷の望みを抱えながら俺たちは駆け出した。
しばらく走り続けると、格子状の屋根と壁に囲まれている広々とした空間に出た。
そこではアメリカチームの1人が、巨人の残存精鋭兵とタイマンを張っている。
アメリカの男が僅か数分で巨人の足を斬り落とし、変則的な動きをする“ロケットパンチ”も全弾回避。
すぐさま両腕と首も断ち斬って巨人は絶命。
無傷での勝利を収めた。
もう1人の巨人兵も挑みかかるが結果は変わらず、アメリカ側の完全勝利。
スーツの耐久を損耗すること無く、しかも銃器を使わず戦闘を楽しむ余裕さえある。
彼らと共に潜入しているテレビクルーの表情も明るい。
「アメリカ人はバケモンかよ」と矢沢さんが零す。同感だけど、相手方にはそれを上回る化け物が居るんだよな···。
「不味いな···」
巨人族の最高戦力──イヴァ・グーンドが出てきた後は“悲惨”の一言に尽きた。
予想していたとはいえ、やはり目の前で見るとショックは大きい。
「Ahhhhhhhhh!!!」
巨人に対して圧倒的な強さを見せつけていた戦士が、たった一度のパンチでスーツを壊され···次の一撃で“潰された”。
その後は大阪の島木に似た黒人が足を潰そうとしたが失敗し、吹き飛ばされた。
呆然とするアメリカ勢の1人を無造作に踏みつけ、虫のように踏み潰す。
今までの余裕が消え去り逃げ惑う男を、巨大な掌で掴み取り超握力で握り潰す。
「Holy shit!! His motion defies all logic!!*1」
「たった一人の巨人にアメリカチームが苦戦を強いられています!!あの巨人はッ!?何でしょうッ動きがッ目にも留まらぬ速度です!
───アメリカチームは、マンツーマンではなく全員でかかるようです!!」
菊池さんの実況が響き、アメリカチームが陣形を整えイヴァを囲む。
「We kill him all at once!!*2」
「I'll shoot into his left leg!!*3」
「Prevent his action!!*4」
ここで俺たちが介入するのも手だが、アメリカチームにも段取りというモノがあるだろう。
それを崩したら、ただでさえ低い勝率がほとんど0になってしまう。
そう思ったから静観してたんだが······。
アメリカチームはものの数分で全滅した。
「次は···お前たちの番だ」
日本語に訳されたイヴァの声が反響する。
「我々は敗北した···残された道はお前たちを絶滅させるか、母船の自爆しか無い」
視野狭すぎない?
「アンタらが別の惑星に行けば済む話だろ」
「我々が住んでいたスペースコロニーの存続可能年数は有限だ。そしてこの広大な宇宙において、生命を育むことが出来る惑星というのは、砂漠に埋もれた一粒の砂金のようなものだ」
「·········」
「この奇跡を二度も手放すことは出来ない···原住民を絶滅させることも我々は厭わない」
話し合いが通じる相手では無いか。
「黒川、ビビってんなよ」
「···玄野こそ」
「信じろ···俺たちならやれる。──行くぞ」
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『ガンツのラスボスの割にインパクト不足』でお馴染みのイヴァ・グーンドさん。
果たしてどこまで食い下がれるのでしょうか。
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