ROM専がGANTZ世界に転生した話   作:訥々

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カタストロフィ⑩

戦闘シーンって難しい。

※追記:深夜テンションで伏線無し・唐突な他作品ネタに飛びついた愚かな作者をお赦し下さい。

 

──────────────────────

 

巨人族において“軍神”の二つ名を持つイヴァ・グーンド。

過去に戦った星人と比べても圧倒的な──あのオニ星人すらも凌駕するスピード。

しかもヤツが手に持っているトンファーブレードは、当たれば一撃致死。

紛れもない強敵だが、しかし───

 

「優勢ですッ!日本チームが、なんとアメリカチームを全滅させた巨人と、互角以上の戦いを繰り広げていますッ!!」

 

玄野と和泉の一刀流。

武田さんの二刀流。

東郷さんを筆頭とし、XショットガンとYガンを織り交ぜた援護射撃。

JJさんとメアリーがブレードを蹴り砕き、岡と前嶋さんがイヴァの剛拳を真っ向から迎え撃つ。

 

イヴァの身体に裂傷が刻まれていく。

これなら勝てる──確信(慢心)してしまった。

 

 

 

和泉のソードを後ろに大きく飛んで避け、イヴァが腕時計のようなモノを操作した。

 

リミッター解除

 

するとイヴァの身体が一回り()()()

額からは二本の角が生え、スマートだった筋肉が膨れ上がる。

 

「ええええ···」

「マジか···よ···」

 

今までが“軍神”なら、この形態は“鬼神”か。

オニ星人にちょっと似てるし。

 

これで終わりだ

 

 

 

「当初は優勢だッた日本チームが!押されています!鬼のような姿へと変貌した巨人族の英雄が!───あッ一人吹き飛んで行きました!大丈夫か!?」

 

「速え───んだよッ!!ちくしょうッ!!」

 

筋肉ムキムキなのに、減速するどころかむしろ格段に速くなっている。

ムキ◯クスが速く動いてんじゃねーよ。

 

「あ゙ッ」

 

大阪のメガネくんが攻撃を避けきれずに脱落した。辛うじて生きてるっぽいけど、立ち上がることが出来ない重傷だ。

まさかこんな隠し玉を持っていたとは夢にも思わなかったな···。

原作よりも追い詰めすぎた弊害か?

 

それでも武田さんのソードが入り、右手の6本指のうち2本を切断した。

 

「イケるぞォッ!撃て撃て撃て撃てェエッ!!」

 

すると武田さんへイヴァの凶刃が迫り──岡が両肘のブレードで受け止めた。

 

「ど阿呆、油断すんなや───くッ」

 

岡とイヴァのせり合いは長続きせず、すぐに岡が押し込まれる。ハードスーツを着ていても腕力勝負では勝てないか。

 

イヴァの変身がどれだけ長持ちするのか分からない現状、長期戦はこちらが不利だ。

故に一撃でキメる必要がある。

玄野もそれは理解しているらしく、両腕を地面に付けて──陸上のクラウチングスタートに似た姿勢を取っている。

 

 

 

原作におけるイヴァ戦の決まり手···それは“頭突き”。ガンツスーツの人工筋肉を限界まで活用し、自らが巨大な砲弾と化す。

その威力は絶大で、直撃すれば強化されたイヴァの肉体すらも貫いて余りあるだろう。

 

そう、()()()()()の話だ。

目で追うのも困難な超高速戦闘の最中、頭突きを叩き込む隙は無い。

GANTZ世界最強の戦士たちが集結しているのに、それでも尚均衡を保つのが精一杯だ。

ひたすらにデカくて、速くて、強い。

 

「(マジで、嫌になるな···)」

 

Xショットガンを後ろに投げ捨て、ソードを構える。とにかく隙を作るだけなら俺だって可能···だと思いたい。

 

地面を蹴り砕いて突撃。イヴァの足下を駆け回り、適当なタイミングでソードを振り回す。

俺の攻撃はちぃっとも当たらない···掠る気配すら無い。

だけど羽虫が纏わりつく程度には気が散るらしく、みんなの攻撃は少しずつ当たり始めた。

 

「!?しまッ───」

 

さすがにヘイトを溜めすぎたか。

イヴァが両手を地面に付け、地を這うようなローキックを俺に放つ。

 

「(強···!速···避···無理!!受け止める?無事で!?いや無理だろ!?···死───)」

 

 

 

灘神影流奥義『弾丸すべり』

 

 

 

身体を撓らせて、ソードをイヴァの足に這わせて受け流す···斬撃の軌道を逸らすイメージ。

 

───出来た!逸らせた!?

ぶっつけ本番、たった一度きりの“弾丸すべりっぽいナニカ”!!

 

イヴァの顔が驚愕に歪み、コンマ数秒にも満たない──だけど確かな隙が生まれた。

和泉が片足を断ち、岡がもう片足を殴って骨を砕いた。

 

「───ッ!!!

 

両足を潰され、苦悶しながらもイヴァの動きは止まらない。

癇癪のようなめちゃくちゃな動きで俺と和泉、岡を突き飛ばす。

そこに加藤が大きく跳躍して斬りかかる。

イヴァの迎撃がギリギリで間に合ったが、さっきよりも更に大きな隙を生み出した。

 

「玄野ォッ!!!」

 

人工筋肉をフル稼働して玄野が跳んだ。

その残像が黒い流星のように、ほんの一瞬目に映り──ダンッという“着弾音”が響く。

 

玄野は勢い余って天井に叩きつけられ墜落した。そしてイヴァは──脳味噌をぶち撒けて···そのまま動く気配がない。

 

「人類が···!玄野計が異星人の英雄に勝利しました!奇跡が起こりました!人類が圧倒的戦力の侵略者を撃退しました!!」

「勝った···勝てたッ···!!」

 

 

[鬼神]イヴァ・グーンド────絶命。

これにより、人類の勝利が確定した。

 

 

 

 

 

──────────────────────

 

なんだこれ。

 

 

2025/03/02/10:20

《アンケート集計結果》

■質問

タフネタ最終決戦、書き換える?

 

■回答

(24) そのまま

(5) 書き換える(タフ版はチラシの裏へ移行)

(5) 書き換える(タフ版は本編残留)

(40) 作者のお好きにどうぞ

 

えー···というわけで、今回の話は書き換えず、そのまま放置することに決定しました。

感想欄にて“TOUGH技再現回を書いたら良いんじゃない?”という天啓を授かったので、本編完結後のエピローグでほんのちょっぴり書くかもしれません。期待せずにお待ち下さい。

 

 

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