こちら京都戦線異常あり   作:キメ紅茶

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カラカラカラ



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第6話

「全員問題はないか?」

 

作戦開始から5時間が経過した。既に地上の陽動部隊は交戦を開始しており敵を誘引している。我々の小隊は下水道を移動し京都駅は目と鼻の先となっている。対化け物を想定した武装を持ち込んだため歩兵部隊としてはありえないほどの重武装となり隊員達もまだ戦闘を行っていないのにかなり体力を消耗した状態だ。

 

「脱落者は無し問題はありません小隊長。しかし、先遣隊から敵を発見したと報告がありました。」

 

上の話では、敵は下水道には見られなかったと言われたがどうやら嘘であったらしい

 

「念のために斥候を出しておいて良かったな副長、それで敵の数は?」

 

そう副長に聞くと副長は顔を顰め言った。

 

「鬼が8体、餓鬼が15体と報告が来ました。」

 

餓鬼が15体は全く問題はないしかし、鬼が8体となると少し厳しい状況だ。

 

「迂回はできませんどうしますか?」

 

「無論正面突破しかあるまいちょうど試したい兵器があるんだ人質がいるなか試すわけにも行くまいここで一度鬼に対して有効打になるか試していこう。」

 

「了解しました。」

 

そう言って武器を準備するマガジンを装着しいつ交戦しても問題無いようにする。

 

「とりあえず敵の前まで移動するぞこれからが本番だ気を抜くなよ。」

 

そうして移動する奴らは耳が良い交戦すれば地上に居る奴らにもバレてもおかしくはないしかし、なぜ斥候に出した奴らは気づかれなかったのだろうか?

 

「よし分隊全員無事だな分隊長状況を報告せよ。」

 

「はっ、敵は現在鬼が8餓鬼が15の計23体です。奴らは今酒を飲み宴会を開いています。」

 

「なに宴会だと?」

 

「ええ酒を飲む者芸をする者と楽しんでいる様子です。酒にも酔っ払っているようで彼奴ら思いの外知能が高いですよ。」

 

「ああしかも人間に近いな獣のようにただ奪い食べるだけではないのか、最悪だが酔っ払っているのは好都合だ奇襲を仕掛ける、新入隊員の腕前を見てやろう準備は良いか?奈良瀬1曹」

 

そう先の戦いで減った人員の補充要員としてきた狙撃兵の隊員に声をかけた。

 

「はい、問題はありませんいつでも撃てます。」

 

そう米国から供給されたバレットM82対物ライフルを構えている。

 

「しかしろくに調整する時間もなかっただろ問題はないのか?」

 

万が一にも外されては困る地上では人質も居るのだから

 

「愚問ですねこの距離であれば問題ありません駅構内であっても外すことはありえません。私自身何度かアメリカでこの銃を撃ったことがあります。さすが各国で採用されているだけはあります。威力も高く反動も抑えやすい良いライフルです」

 

どうやらこちらの心配が見透かされていたようだならば後は任せるしかない。

 

「分かった。第3分隊は鬼を狙え第1分隊は合図に合わせ餓鬼を撃つ第2分隊は対物ライフルが有効打にならなかった時に備えバズーカを準備しておけ良いか鬼に傷一つついている様子がなければ俺の指示を待つ必要はない撃て。」

 

「「「了解」」」

 

敵はまだこちらに気づいている様子はなく酒を楽しんでいる。人を食べている様子はなく人質が被害にあった様子はないようだ。

 

「撃て」

 

そう指示すると銃声がこの広い下水道に鳴り響く餓鬼たちは弾け飛び鬼たちも5丁あった対物ライフルに頭を撃ち抜かれていた。敵はまだ混乱しており酔っ払っているせいか立ち上げるもののふらついている鬼もいる。しかしそのまま他の立てなくなった鬼たちと同じように残りの鬼も頭を撃ち抜かれていった。

 

「よし立っている敵はいないな第1分隊は俺と一緒に先行し生き残りがいないか確認するぞ死んだふりをしているやつが居るかもしれない慎重に行け。他の者はここで待機だ」

 

「了解」

 

そうして10人ほど引き連れ死体に近づく、対物ライフルは奴らの硬い皮膚を突き破るのには十分だったらしい。人質が居る中でバズーカをぶっ放すわけにもいかないため不幸中の幸いと言えようしかし小銃の弾が全く効かなかった奴らがたった1発の銃弾で果たして本当に死んだのだろうか。

 

「小隊長どうやら生き残った化け物はいないようで…」

 

そう一人の隊員が言い切る前に体を赤い腕に掴まれへし折られる。血反吐を吐き出し絞られたみかんのように体を潰されていた。もはや助からないだろう。

 

「佐川ーーーー」

 

ダダダダダダ銃声が鳴る他の隊員たちが指示をする前に銃を撃つ瀕死だったためかその銃撃によってようやく鬼は倒れ伏した。

 

「お前ら一度鬼から離れるぞ他に生き残りが居るかもしれん」

 

そう一度死体から離れるそう激しく動いたわけでもないのに息が切れている者が目立つ。

 

「よし今度こそ敵は全員死んでいるな。佐川は教訓だ奴らが一定以上の知能があると確認できているのだ油断した奴から死んで行くぞそのことを佐川はその身を持って俺達に教えてくれた。アイツと同じ死に方をすることは許さんぞ!!」

 

「…了解です小隊長。」

 

眼の前で仲間が死んでしまったがために隊員達の目に暗いものが宿るこの作戦には耐えてほしかったのだがままらないものだ。

 

「奴らに対物ライフルが効くと分かったのは不幸中の幸いだそれに、新人たちの腕もかなり良いぞ百発百中ヘッドショットだ、後は俺達の中に仲間が残した教訓を忘れる者がいなければ作戦は成功するし生きて帰れる。よしドックタグは持ったな、そろそろ目的地も近い予定時間も迫っているすぐに移動するぞ。」

 

そうして下水道を抜け駅を確認できる位置まで移動した。移動中遠くからかすかに砲声が聞こえる。東雲が頑張っているようだ。

 

「隊長駅の偵察が完了しました。」

 

「分かった。それで人質の位置と敵の数は?」

 

「それは……」

 

カランカランカラン……




迷ったらダイスはっきりわかんだね、だから次の話もクリティカル出すと凄いあっさり終わるかもしれない。ダイスの女神様頼むよー
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