ゴジラVSポケットモンスター「ポケモンでゴジラパーティー 」 作:GMKゴジラ
他世代のポケモンに強引に変えました。
一応どくタイプを持っているのでご都合主義ということで許してください。
【序章:キクコとの邂逅】
セキエイ高原、ポケモンリーグ本殿。その最奥に控える四天王の一角・キクコは、有名なゴーストタイプの使い手だ。赤緑の世界では見かけないムウマージを所持していることや、切り札たるゲンガーが初手から出現するなど、常識を超えた不気味な空気をまとっている。
一方、俺が繰り出すのは、ボスゴドラ“メカゴジラ”、バタフリー“モスラ”、バンギラス“ゴジラ”、そしてサザンドラ“キングギドラ”の四体。
まさにゴジラシリーズを彷彿とさせるネーミングのポケモンたちを従え、ダブルバトルの火ぶたが切って落とされようとしていた。
ゴーストタイプの大御所と言われる彼女は、赤緑のはるか前の時代、オーキドが現役の頃から活躍してきたトレーナーだ。
つまりは、ゲームやアニメの遥か前から知られるベテランだが、その手持ちには不審な点が多かった。
初代と手持ちが全く異なっており、ムウマージが混ざっていたり、テツノドクガと名乗る未来的な蛾ポケモンがいたり――どうにも“パラドックスポケモン”のような気配を感じさせるのだ。
「キクコさん、どうしてこんなポケモンたちが……? 世代とか時代とか、色々と無視してませんか?」
俺の疑問をキクコは笑みで受け流す。
「フフフ……世代? そんなものは関係ないよ。あたしは長年生きてるからねぇ。時の流れすら超えるポケモンを集めるのも、ちょいとした趣味みたいなもんさ」
キクコは不気味な笑みを浮かべ、俺の疑問を煙に巻く。
世代間の世界を飛び越え、謎めいたポケモンたちが一堂に会する――そしてこの戦いが、どれだけ常識外れの激闘になるかを、俺は直感していた。
この不可解な光景の中、俺は意を決して手持ちを繰り出す。メカゴジラ(ボスゴドラ)、モスラ(バタフリー)、ゴジラ(バンギラス)、そしてキングギドラ(サザンドラ)。
特にゴジラは、白目を剥き、全身から禍々しいオーラを放っている。まるで『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(GMK)に登場したゴジラのように、亡霊たちの思念を背負っているかのような凶悪な気配――俺でさえ思わず背筋が震えるほどだ。
メカゴジラ&モスラ vs ゲンガー&ムウマージ
キクコが最初に繰り出すのは、本来切り札として最後まで出さないお馴染みのゲンガー、そして本来なら第四世代以降のはずのムウマージだ。
「こんなの……完全にパラドックスじゃないか……! でも、やるしかない!」
俺はメカゴジラ(ボスゴドラ)とモスラ(バタフリー)のコンビを投入。
“ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS”を彷彿とさせるタッグだ。モスラが空から援護し、メカゴジラが地上を制圧して相手を追い詰める――あの映画の熱い共闘を再現するように、指示を飛ばす。
「メカゴジラ、《メガバスター(チャージビーム)》! モスラ、《クロスヒートレーザー(サイケこうせん)》でムウマージを狙え!」
メカゴジラが高エネルギーを収束したビームを発射し、モスラが華麗に飛びながら思念の光をムウマージへ叩き込む。ムウマージは防御態勢を取ろうとするが、一気に体勢を崩す。
「ムウマージ、しっかり耐えな! ゲンガー、《シャドーボール》でメカゴジラを狙うんだ!」
ゲンガーの攻撃がメカゴジラを直撃し、装甲が煙に包まれる。
強烈な特殊攻撃がメカゴジラの装甲を軋ませるが、それでも立ち上がり、モスラとの連携を継続。メカゴジラにプラズマ・グレネイド(メタルバースト)を撃つエネルギーも溜まった。
「モスラ、《クロスヒートレーザー(サイケこうせん)》をもう一発、ムウマージに!!」
「メカゴジラ、『メガバスター(チャージビーム)』で集中攻撃だ!」
ムウマージは逃げきれず、両者の光線をまともに浴びて倒れ込む。
「ムウマージ、戦闘不能!」
しかし、キクコは動じない。
「ゲンガー、《きあいだま》よ!」
キクコの冷ややかな指示に反応し、ゲンガーは気合いを入れる。
「メカゴジラ、《ホバーアタック(でんじふゆう)》《プラズマグレネイド(メタルバースト)》で吹きとばせ!」
両者の放つ攻撃が激しく交錯し、ゲンガーとメカゴジラの両者とも被弾する。
しかし、ゲンガーの特攻と相性の悪さが合わさり、メカゴジラは大きく後退。鉄のボディをバキリと破壊される。
「メカゴジラ、戦闘不能……!」
映画『東京SOS』の再現はここまでだった。
しかし、ゲンガーもプラズマグレネイドをまともにくらい大ダメージを受けていた。そこに、モスラは《クロスヒートレーザー(サイケこうせん)》を連射し、ゲンガーを撃墜。
「ゲンガー、戦闘不能……!」
テツノドクガ(“バトラ”)出現
「ゲンガーがやられたかい。じゃあ次は、バトラの名にふさわしいテツノドクガの出番だよ……!」
俺が次のポケモンを繰り出す間も無く、キクコは素早く次のポケモンを繰り出してきた。
現れたテツノドクガは、鋼の翅と禍々しい毒素を纏った蛾の怪物。明らかに通常のモルフォンなどとは一線を画すオーラを放ち、その身に“バトラ”を思わせる殺意が宿っている。
「な……なんだ、こいつは!? まさか未来から来たパラドックスポケモン……? それとも、バトラの怨念が宿ったどくタイプ、バトラなのか……!」
「さあ、テツノドクガ。モスラを蹴散らしてやりな!」
モスラ(バタフリー)とテツノドクガは空中戦を展開し、モスラの《ぼうふう》やプリズム光線(シグナルビーム)の激突が炸裂。映画『ゴジラVSモスラ』のモスラとバトラの空中戦を連想させる派手な戦いだ。
だが、テツノドクガの攻撃は苛烈を極め、紫色の光線(シグナルビーム)――バトラのプリズム光線に酷似するビームがモスラを貫く。
「モスラ、戦闘不能……!」
モスラは儚く散り、まさしく映画の一場面を再現するかのように墜落する。
「くそ……ゴジラとキングギドラを出すしかない!」
【第三幕:ゴジラ&キングギドラ vs テツノドクガ&モルフォン】
「おやおや……バトラが火を吹いたところで、モスラが沈んだなら次は……そうだね、うちの“モスラ”を出してあげるとしようか。行っておいで、モルフォン!」
キクコが次に繰り出すのは色違いのモルフォンだが、その鱗粉は虹色に近い輝きを帯び、空を舞う姿はまるでゴジラVSモスラの“モスラ”のように美しく、力強い。俺の平成三部作のモスラとはまた違った雰囲気であった。
「テツノドクガ(バトラ)とモルフォン(モスラ)……まさか二体が共闘するなんて……!」
観客たちが驚きの声を上げる。
対する俺は満を持してゴジラ(バンギラス)とキングギドラ(サザンドラ)を同時に投じる。
「モスラとバトラが力を合わせれば、ゴジラに勝てるのさ!」
キクコが俺を挑発してくる。
ゴジラは瞳が白濁し、不気味な闇のオーラを放っている。まるで『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(GMK)に登場したゴジラの亡霊めいた雰囲気を帯び、周囲を威圧している。
ゴジラは低く唸り、鋭い瞳をテツノドクガとモルフォンへ向ける。まるで“人類への怨念”を宿しているかのようだ。
「GMKのゴジラさながら……白目の恐怖……こいつ、ポケモンというより、怪獣そのものだ……!」
観客たちが声援を上げる。
俺のエースが揃ったとはいえ、テツノドクガ(バトラ)とモルフォン(モスラ)の共闘は凄まじい。
鱗粉フィールドでゴジラの《放射熱線(かえんほうしゃ)》キングギドラの《 引力光線(チャージビーム)》を封じ、連携してゴジラに突撃、鱗粉フィールドの結界でゴジラを包む。
上空から、プリズム光線(シグナルビーム)と超音波ビーム(シグナルビーム)を連射し熱線を封じられたゴジラの肩に大穴を空けてしまう。
ゴジラは一瞬、それを白目に浮かぶ憎悪の力で弾き返し、《 体内放射(あくのはどう)》を放とうとするが、肩の傷口からエネルギーが噴き出し、自ら大ダメージを負ってしまう。
キングギドラも援護しようとするが、テツノドクガの連続ビームでフィールドの端まで吹き飛ばされる。
さらにモルフォンが鱗粉と超音波ビーム(シグナルビーム)を重ねて追撃し、流石のキングギドラも応えきれない。
フィールドの片隅ではキングギドラ(サザンドラ)が倒れ込んでいるように見えたが、三つの首から微かな電撃が散り、まだ意識が残っていることを示唆していた。
「あんたのサザンドラも、もう限界じゃないのかい?」
キクコが嘲笑するが、キングギドラはアルファタイタンの意地を見せるように、一瞬だけ三つの口を光らせて《チャージビーム》を放ち、テツノドクガ(バトラ)の動きをわずかに阻む。
しかし、モルフォン(モスラ)とテツノドクガ(バトラ)は、キングギドラを無視し、ゴジラ(バンギラス)を目掛けて一斉突撃を仕掛ける。まるで映画『ゴジラVSモスラ』の終盤さながらの光景だ。
「テツノドクガ、モルフォン……アイツ(ゴジラ)を封じ込めるんだよ!!」
ここでゴジラはさらに狂気を帯びた白目を剥き、咆哮を轟かせる。
まるで『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(GMK)で見せた“怨念のゴジラ”を思わせる禍々しさで、周囲の空気が一気に重くなる。
「まずい……ゴジラ……まさか……!」
かえんほうしゃやはかいこうせんのエネルギーとは別次元の、内なる原子力が暴走しているかのようだ。怪獣映画で見た核パルスのような衝撃波がフィールドを包んでいく。
『お前たちを……滅ぼす……!』
ゴジラの凶悪な声が、耳鳴りのように俺の頭蓋に響く。
(まるでGMKのゴジラが人語を発したかの錯覚すら起こすほど、凶暴なオーラだった)
「ゴジラ、やめろ……そんなことしたら、おまえまで――!!」
俺は叫んでいた。
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〔『ドンッッッー!!!』』〕
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ゴジラが(だいばくはつ)する。凄まじい閃光と衝撃音がスタジアムを揺るがし、モルフォンとテツノドクガが一瞬で爆風に呑まれてフィールド外へ投げ飛ばされる。
「モルフォン、テツノドクガ、ゴジラ……戦闘不能……!」
同時に、ゴジラの姿は見えなくなる。そこには爆炎で焼き焦げた大地と、瀕死ギリギリながら三つの首を辛うじて上げているキングギドラが、どうにか踏みとどまっているだけ。爆煙の中からは、ゴジラの姿が消えていた。
「ゴジラ消滅……? 爆発したもよう……!」
実況が叫ぶが、誰もその真偽を確かめられない。沈黙したスタジアムは、濃厚な硝煙に包まれていた。
「モルフォン、テツノドクガ……両者ダウン……!」
審判の声が震えながらフィールドに響きわたる。こうして、キクコが放ったゴーストどく&パラドックスポケモンの猛攻との戦いは幕を下ろした。
しかし、キングギドラはまだ意識を保っている。
俺の手持ちは一匹残っている、これは俺の勝ちだ。
キクコは奥歯を噛みしめるようにボールを手にし、悔しそうに舌打ちしながらも、どこか感嘆の色を浮かべている。
「まさか、あんたとそのゴジラがここまでやるとはねぇ……正直、背筋が凍えたよ。キングギドラもまだ動いてるなんて……まったく信じられない勝負だったね」
俺は膝が崩れ落ちそうになるのをこらえ、キングギドラへ駆け寄る。
三つの首は大きく傷つき、身体中に焦げあとや傷が走っているものの、まだ意識を失っていないのがわかる。
「よく耐えたな、キングギドラ……」
その時、モンスターボールが微かな光を発した。
そこにはゴジラが完全消滅したわけではなく、限界ギリギリでボールへ帰還していたことを示すかのような反応がある。
「ゴジラ……生きていたのか……!」
俺は急いで元気のかたまりを取り出し、さらにキングギドラにはかいふくのくすりを使う。
ゴジラが息を吹き返すと、光が消えかけていた目に真っ白な悪意と憎悪が戻ってきたるようだった。
ゴジラが低く唸るのを見届け、俺はそっとその首筋に触れる。
「GMKのゴジラみたいに……亡霊の怨念を宿しているかもしれないけど、それでも、最後まで仲間を護ろうとしたんだな……ありがとう、ゴジラ」
「キングギドラもありがとう。お前が耐えてくれたおかげで俺は勝てたよ」
キクコは静かに腕を組み、俺とゴジラ、キングギドラを交互に見てから、口元に笑みを浮かべる。
「まったく、恐ろしい子だよ、あんた。ゴジラのあの狂気を少しでも制御できるなら、最後の四天王・ワタルへの挑戦権は十分ね。ワタルの怪獣軍団、そして「最後の切り札」は手ごわいよ。覚悟しな」
そう言い残し、キクコはフィールドを後にする。
荒い呼吸を漏らすゴジラ、そして三つの首を揺らしながらも立ち尽くすキングギドラ――この場にはなお、怪獣映画さながらの殺伐とした空気が漂っていた。
俺はゆっくりと目を閉じ、最後の四天王・ワタル、ひいてはチャンピオン戦を思い描く。
「俺たちの戦いはまだ終わらない。ゴジラ……お前の白目に宿る凶悪な意志、今はそれも必要だ。 どんな相手でも、俺たちが勝ち抜いてみせる……!」
こうして、一つの死闘は幕を下ろした。
だが、ゴジラのGMK的な亡霊の力、さらにキングギドラの三つの首から放つ電撃……それらを携えて、俺は次なる最強の相手、ワタルとの激戦に挑むのだった。
ワタルの「最後の切り札」が何を意味するのか、俺はまだ気づいていないのだった。
テツノドクガ(色違い)
NN バトラ
ゴジラVSモスラに登場した“バトラ”の力を受け継いでいる
プリズム光線(シグナルビーム)は、レッドのモスラの光線より遥かに高い破壊力を持つ
破壊本能しか持たない“バトルモスラ”である
モルフォン(色違い)
NN モスラ
レッドのレインボーモスラとは違い“VSシリーズ版モスラ”の力を受け継いでいる
鱗粉フィールド(しびれごな)でフィールドを形成すると、ゴジラの熱線やギドラの光線までも乱反射させ、相手の攻撃を封じ込められる
四天王キクコは時空を超えた2体のモスラ、つまり“怪獣の力”で四天王に君臨していた
次回、
「最終決戦! 守護神VS破壊神」
次回はゴジラ最強にして最大のライバルが登場します。
次戦だけは絶対に書きたかったのです。