ゴジラVSポケットモンスター「ポケモンでゴジラパーティー 」   作:GMKゴジラ

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ダブルバトルをなくしたのは、最後の怪獣とゴジラとの一騎打ちを描写したかったからです。

筆者は両作品の公平なファンであるため、最後の怪獣とゴジラは絶対にどちらかが勝利してはいけないと考えており、このバトル形式になりました。



第11話 四天王のワタル「守護神VS破壊神」

四天王・キクコとの死闘を制し、最後の四天王にして“竜の使い”と称されるワタルへと挑むことになった俺。しかし、そこでは思わぬアナウンスが響いた――

 

「最終決戦は、6対6のシングルバトルで行われます!」

 

先のダブルバトルの流れを経て、なぜこの場だけが形式を変えるのか、誰もが首をかしげる。だが、ワタルがそう望むなら、従うしかない。

 

「ここが俺とお前の最終戦場さ。もはや遠慮は無用だ。すべてを出し切って、頂点を決めようじゃないか」

ワタルの口調には、長き闘いを経てなお「こここそが真の舞台」という決意が宿っている。

 

そして俺も悟る――この世界のライバル(シゲル)は四天王戦への挑戦権を獲得できておらず、もうこの戦い以外に事実上の最終決戦は存在しない。

 

また、サトシもリーグで敗れており、ここに登場する事は無い。

ファイアレッド・リーフグリーンとは違い、ワタルの後のチャンピオン戦は存在しない、ワタルこそが現役チャンピオンなのだ、と俺は悟った。

 

「わかったよ、ワタル……行こう。俺の怪獣軍団と、お前のドラゴン軍団。どちらが真の王かを決するんだ!」

 

【俺の手持ち(怪獣軍団)】

バンギラス(ゴジラ) ← GMK要素を持つ凶悪な個体

バタフリー(モスラ)色違い

サザンドラ(キングギドラ)色違い

フシギバナ(ビオランテ)

ボスゴドラ(メカゴジラ)

ベトベトン(ヘドラ)

 

 

【ワタルの手持ち(ドラゴン+怪獣軍団?)】

カイリュー

???

???

???

???

???(守護神・ゴジラ最大のライバル)

 

 

【メカゴジラ vs カイリュー】

 

「ドラゴン使い、いや、怪獣使いのワタルいざまいる!」

 

ワタルがバトル開始の合図を送る、そして叫ぶ!

 

「行け、カイリュー! お前が先陣を切るんだ!」

 

ワタルの声に呼応し、普通なら最後の切り札として扱われがちなカイリューが、堂々と最初にフィールドに現れる。そのドラゴンはまばゆいオーラをまとい、鋭い眼差しをこちらに向けている。

 

俺はボスゴドラ(メカゴジラ)を投げ入れた。

 

重々しい金属質の音を立てて着地し、機械音のようなうなり声を上げるメカゴジラ。その姿はまるで映画『ゴジラVSメカゴジラ』で登場した“スーパーメカゴジラ”をイメージさせる。

「メカゴジラ、奴の破壊力には気をつけろ……!」

 

激戦の火ぶたは切って落とされた。カイリューは開始早々、《はかいこうせん》をチャージし始める。激しい光が口中に溜まり、スタジアムが閃光に包まれるような凄まじいプレッシャーを放っている。

 

「メカゴジラ、ホバーアタック(でんじふゆう)、続けてメガバスター(チャージビーム)で牽制しつつ、耐えろ!」

 

チャージビームが何発かカイリューを狙うが、すべて高空を舞うように身をかわされる。

 

そしてついに溜め込まれたエネルギーが解放された。

 

ワタルが叫ぶ!

「はかいこうせん!!」

 

白く輝く破壊ビームがメカゴジラに直撃。地響きが起こり、メカゴジラの装甲から火花が散る。通信機器が悲鳴を上げるようなノイズを発しながらも、メカゴジラは必死に踏みとどまる。

 

「メカゴジラ、耐え抜いてくれ……!」

 

爆風が収まったとき、メカゴジラは装甲に焦げ目を入れながらも、かろうじて立っていた。その姿勢を確認した俺はすぐさま叫ぶ。

 

「今だ、プラズマグレネイド!ファイア!(メタルバースト)!!」

 

メカゴジラの腹部から黄色い極太の光線が放たれる。受けたダメージを1.5倍返しするその技は、カイリューが放った〈はかいこうせん〉のエネルギーごとブーメランのように叩き返す形となり、カイリューは盛大な爆音とともに地に崩れ落ちる。

 

「カ、カイリュー……戦闘不能……!」

 

ワタルは驚きを隠せないようだったが、すぐに次の手を打つ構えを見せる。

 

 

 

メカゴジラ vs プテラ(ファイアーラドン)

 

ワタルが次に繰り出すのは、色違いのプテラ。だが、その赤黒い翼と軽やかに空を舞う姿は、ゴジラシリーズの“ファイアーラドン”そのものを思わせる。

 

「プテラ? いや、完全にラドン……しかもファイアーラドンのイメージか……!」

 

ラドンは威嚇するように大きく翼をはばたかせ、炎のブレスを吐き出す。

 

《ウラニウム熱線(かえんほうしゃ)》がメカゴジラの装甲を今度こそ焼き尽くそうとする。

 

「メカゴジラ、《メガバスター(チャージビーム)》で応戦だ!」

 

メカゴジラの口から七色のエネルギー光線が次々発射されるが、ラドンは素早い飛行で命中を許さない。

 

逆にラドンのウラニウム熱線(かえんほうしゃ)は正確にメカゴジラへ連続ヒットし、装甲は焦げつき、あちこちから煙を上げ始める。

 

「ぐっ……メカゴジラ、プラズマグレイトの冷却が完了するまでなんとか耐えるんだ!」

 

ラドンがかえんほうしゃを放ち続ける中、メカゴジラは耐え続ける。

 

そして、プラズマグレネイドの冷却が完了した時、メカゴジラの装甲は所々が焦げていた。

 

ワタルは勝利を確信したように声を上げる。

「ラドン、最後は《じしん》でトドメだ! ゼロ距離から叩き込め!」

 

ラドンが一瞬低空へ急降下し、メカゴジラの足元へ突進しながら大地を震わせる大技を狙う。しかし、メカゴジラは最後の意地を見せた。

 

「プラズマグレネイド!ファイア!ゼロ距離で放て!!(メタルバースト)」

 

いままで受けた火炎を一気に蓄え、黄色の極太光線がラドンの腹部へ直撃。

 

「プテラ(ラドン)、戦闘不能……!」

 

吹き飛ばされたラドンが、黄色の血を吐いて地面にめり込むように崩れ落ちる。

ラドンがモンスターボールに戻っていく時、風化するように金色の粉を撒き散らす光景を俺も観客たちも幻視したのだった。

 

スタジアムは大歓声に包まれる。メカゴジラは装甲に限界が迫っているのを示すように火花が散り、排熱を漏らしながらも、なおかろうじて戦闘継続中だ。

 

 

メカゴジラ vs バンギラス(ゴジラ・VSシリーズ)

 

ワタルは次にバンギラスを投げ入れるが、見た瞬間に俺は息を飲んだ。

 

その風貌は“俺のゴジラ(GMK)”とはまるで雰囲気が違う。

 

こちらは“VSシリーズ”のゴジラを髣髴とさせる、正統派のゴジラであった。

荒々しいが堂々とした“王者の風格”が漂っている。

 

「なんて迫力なんだ……これがワタルのゴジラ、VSシリーズ版か……!」

 

メカゴジラはすでにボロボロだが、なおメガバスター(チャージビーム)を発射し続ける。

 

「メカゴジラ、最後までやり切れ……!」

 

両者は同時に光線攻撃を放つ。

 

メカゴジラのメガバスター(チャージビーム)と、ゴジラ(ワタルのバンギラス)の青白い放射熱線(かえんほうしゃ)が真っ向で衝突し、スタジアム中央で凄まじい爆発を巻き起こす。

 

その爆発に巻き込まれたメカゴジラは、耐久限界を超えた衝撃でゴジラVSメカゴジラ原作のオーバーヒートのように動きが止まってしまう。

 

「メカゴジラ……! オーバーヒートか……!?くそっ動けない!」

 

実況がここで戦況を解説する

 

「メカゴジラ、ダメージレベル8、関節部が持ちません!」

 

ワタルのゴジラは一気に接近し、メカゴジラの頭部をがっちり掴むと、《ばかぢから》で地面へ叩きつける。大きな音を立てて落下したメカゴジラは、4倍弱点を突かれたこともあり、装甲が粉々に砕け、完全に沈黙した。

 

「メカゴジラ!ダメージレベル10!本体は完全に破壊されました!」

 

審判は宣言する。

 

 

モスラ 対 ゴジラ (VSシリーズ)

 

次に繰り出すのは、別の世界でゴジラを破った実績をもつモスラ(バタフリー)。

だが、こちらは、平成三部作版のモスラである。

 

VSシリーズのゴジラに対しどれだけレインボーモスラが対抗できるかは未知数であった。

 

しかひ、映画『ゴジラVSモスラ』で、幼体から成長したモスラはゴジラを倒したという伝説を思い出しつつ、俺は決意を込めて命じる。

 

「モスラ、あのゴジラを止めてみせるんだ!」

 

ゴジラ(ワタルのバンギラス)は先ほどのメカゴジラ戦でダメージを負っているとはいえ、まだ戦闘可能だ。

 

モスラは空中から鱗粉フィールド(しびれごな)を巻き散らすが、ゴジラは必殺の体内放射(あくのはどう)で粉を吹き飛ばし、モスラを追い詰める。

 

両者が激しくやり合う中、モスラの《クロスヒートレーザー(サイケこうせん)》がゴジラを捉え、一瞬動きを鈍らせる。

 

「よし、このまま押し切れ……!」

 

しかし、VSシリーズのゴジラは底知れない体力を誇り、素早く反撃の《スパイラル熱線(かえんほうしゃ)》がモスラを貫く。

 

瀕死寸前に追い詰められるモスラを見た俺は、緊急でボールに戻す決断を下す。

 

「モスラ、よく頑張った……もう下がれ!」

 

(モスラはHPがピコンピコンと音が鳴る状況だが、瀕死にはなっていない)

 

 

ヘドラ 対 ゴジラ (VSシリーズ)

 

俺は、ヘドラ(ベトベトン)を新たに投入。かつてゴジラ映画で“ヘドラ”がゴジラを圧倒し、人類のサポートなしでは勝てなかったように、ベトベトンの“硫酸とヘドロ”でゴジラを追い詰めようと考える。

 

VSシリーズのゴジラにも勝ってくれると俺は信じていた。

 

「ヘドラ、ヘドロ弾(ヘドロばくだん)全力だ! ゴジラの動きを止めるんだ!」

 

猛烈な毒液がゴジラの正面を覆い、片目に直撃。

 

痛みにゴジラは大きく仰け反り、さらに右腕部までヘドロが付着し、まるで溶けるように白骨化現象が進む。そのショッキングな描写に観客席から悲鳴が上がる。

 

「さすがヘドラ……凄まじい強酸性だ……!」

 

ワタルが驚く。

 

観客席からは声が聞こえてくる。

 

「ゴジラでも叶わない?」

「こいつはいくらでも大きくなるぞ、ヘドロをなくさない限り」

 

だが、ゴジラ(VSシリーズ版)は瀕死になったラドンの力を吸収していたのだった。

 

赤い輝きが身体に宿り、先程まで青かった背びれの輝きは赤くなる。ゴジラはバーンスパイラル熱線(はかいこうせん)のチャージを開始する。

 

片目と腕を犠牲にしても、なおその火力は異次元の域。

 

「まずい……ヘドラ、飛行形態に変形して退避を……!」

 

次の瞬間、閃光が走り、ヘドラの身体にバーンスパイラル熱線が直撃する。

 

2代目ゴジラの熱線には耐えたヘドラも、バーンスパイラル熱戦には耐えられず爆散、乾燥したヘドロの破片がフィールドに散乱し、ヘドラは内部まで完全に乾燥して瀕死になった。

 

「ヘドラ、戦闘不能……!」

 

 

ビオランテ vs ゴジラ (VSシリーズ)

 

ヘドラまでも倒され、ワタルのゴジラは連戦でボロボロながら生きている。

ここで繰り出すのはビオランテ(フシギバナ)。

 

「映画で引き分けに持っていったビオランテなら、満身創痍のゴジラに勝てるはず……!」

 

両者は互いに怪獣映画のメインを張ったほどの化物同士。

会場全体が“ゴジラVSビオランテ”の再現とも言える凄まじい威圧感に飲み込まれていく。

 

ビオランテは地中から無数のツタを伸ばし、その先端に食虫植物のような口を備える。ゴジラの足元や傷口に絡みつき、強酸を注ぎ込む。一方、ゴジラは腕や尾を振り回してそれらを引き千切り、体内放射で焼こうとする。

 

既に片目と右腕を損傷しているゴジラは、放射熱線(かえんほうしゃ)の連続発射で攻め立てる。ビオランテは地鳴りを上げつつそれを受け止め、地面に根を張って踏ん張ると、放射樹液(ハードプラント)で勝負に出る。

 

ビオランテの強酸性液体がゴジラの頭部を焼くが、ゴジラも負けじと放射熱線(かえんほうしゃ)を集中させ、ビオランテの腹部に大ダメージを与える。両者は互いに燃え、溶け、激突を繰り返し、一進一退の攻防が長時間続く。

 

ゴジラはもう一度バーンスパイラル熱線(はかいこうせん)のチャージを試みるが、傷が深く、エネルギーが上手くまとまらない。

 

ビオランテはその隙を逃がさず、全身を揺すって猛然と突進。ゴジラは片目しか見えない中、何とか尾でカウンターを狙うが、ツタに阻まれ、地面へ叩き伏せられる。

 

倒れたゴジラに対し、ビオランテが再度放射樹液(ハードプラント)を直撃させる。

 

最後に、ゴジラは大きく咆哮して動きを止める。

 

「バンギラス(ゴジラ)、戦闘不能……!」

 

映画『ゴジラVSビオランテ』さながら、ビオランテが傷だらけながらもその巨体を揺らし、勝利を収めた形だ。

 

この勝利はゴジラが満身創痍だったから勝てただけで、ラドンのエネルギーを吸収した全力のゴジラ相手では勝てなかっただろうと俺は思う。

 

観客席は狂喜乱舞に包まれる。

 

 

ビオランテ vs ギャラドス(マンダ)

 

ワタルが4体目に繰り出すのは、ギャラドス。しかしその体躯は異常に長く、水タイプでありながら地面にうねる姿は、ゴジラシリーズに登場する“マンダ”を彷彿とさせる。

 

「今度はマンダか……! ビオランテ!もう少しだけ頑張れ!」

 

ギャラドス(マンダ)は長い身体を活かしてビオランテにアタック。ビオランテのツタと噛み合い、締め付け合いの攻防が始まる。

 

ビオランテはツタから強酸樹液(ようかいえき)を吐き、マンダ(ギャラドス)の鱗を溶かす。

マンダは苦しみながらも噛みつきでビオランテの本体を狙うが、ツタに阻まれ本体には届かない。

 

最終的にビオランテはツタでマンダの動きを封じ、放射樹液(ハードプラント)を浴びせ続けて締め落とすように勝利。

 

「ギャラドス(マンダ)、戦闘不能……!」

 

だが、ビオランテ自身もすでに半分以上のツタがちぎれ、体のあちこちに亀裂が走っている。いつ倒れてもおかしくない消耗ぶりだ。

 

ビオランテ自身も膝をつくように体を揺らし消耗が激しい。

 

 

 

ビオランテ vs ガブリアス(ジグラ)

 

ここで登場するのはガブリアス。だが、その姿は昭和ガメラシリーズの“ジグラ”を彷彿とさせるサメ怪獣のイメージを持っている。

 

「今度はジグラか……! 一筋縄ではいかなそうだ」

 

ビオランテはツタを再度伸ばし、強酸攻撃を仕掛けようとするが、ジグラ(ガブリアス)は素早く回避し、オレンジ色の《オレンヂ光線(りゅうのいぶき)》を浴びせる。

 

それはジグラの“細胞活動停止光線”のように、ビオランテの再生能力を阻害する。

 

そして、最後には《げきりん》を繰り出して連続攻撃を叩き込み、ビオランテを沈黙させてしまう。

 

「ビオランテ、戦闘不能……!」

 

ガブリアス(ジグラ)はげきりんの反動で混乱状態に陥るが、それでも勝利を収めた。

混乱しながらも、ビオランテを倒した満足感を漂わせるように背びれを揺らす。

 

 

俺は手持ちに、3匹、モスラ(バタフリー・瀕死寸前)とキングギドラ(サザンドラ)、そしてGMKゴジラ(バンギラス)が残っている。

 

だが、モスラは一発攻撃を受ければ倒れる状態、攻撃もままならない、こちらの手持ちは実質2体、それに対して相手は3体の不利な状況だ。

 

 

俺はすかさずキングギドラを繰り出す。

 

「行け、キングギドラ! アルファタイタンの力、見せてやれ!」

 

ガブリアス(ジグラ)はまだ混乱が残っており、その隙を逃さずキングギドラは《わるだくみ》で特攻を上昇。その後、一気に《カテゴリー6のハリケーン(ぼうふう)》を浴びせ、ジグラを沈黙させる。

 

「ガブリアス(ジグラ)、戦闘不能……!」

 

 

 

キングギドラ(ドハギドラ) vs サザンドラ(千年竜王)

 

ワタルはここにきてさらにサザンドラを繰り出すが、その姿はまるで“千年竜王キングギドラ”を思わせる神秘的かつ神々しいなオーラ。

 

「同じサザンドラ同士……偽りの王VS千年竜王か……!」

 

ワタルは「ビッグスパークボール!」と叫び、千年竜王が強大なエネルギー弾(きあいだま)を放つ。こちらも負けずに《チャージビーム(引力光線)》の連射をぶつけ合い、両者クリーンヒット。

 

爆発の余波で互いに重傷を負うが、最後はキングギドラが特攻が上がった状態の《トリプルトルネード(はかいこうせん)》を発射し、千年竜王を貫く。

 

「サザンドラ(千年竜王)、戦闘不能……!」

 

しかし、キングギドラも《トリプルトルネード(はかいこうせん)》の反動で次のターン動けず、体力も瀕死に近い。

 

もう戦力としては望めない状態だった。

 

 

 

コータス(G3ガメラ)の衝撃

 

ここでワタルが最後の一匹として投入したのは、なんとコータス。

 

だが、その姿は完全にガメラであり、コータスの面影すら無い。

 

ガメラシリーズの“G3ガメラ”を再現したような二足歩行に近い佇まいに、鋭い牙、エルボークローを備えている。

 

「コータス? いや、ガメラ……!?」

 

キングギドラは《はかいこうせん》の反動で動けず、ガメラ(コータス)はプラズマ火球(かえんだん)を一発吐き出して撃破する。

 

「キングギドラ、戦闘不能……!」

 

 

 

【(最終戦!)ゴジラ(GMK) vs ガメラ(G3)】

 

会場中が緊張に包まれる。

いよいよ最後の一戦――そこに登場するのは、俺のゴジラ(GMKバンギラス)と、ワタルのガメラ(G3コータス)。

 

ゴジラは白目を剥いたまま禍々しいオーラを放ち、ガメラは二足歩行の甲羅を背負って鋭い牙を覗かせながら、口元に炎を纏っている。その視線が交錯した瞬間、場内の空気は一気に張り詰めた。

 

「まさか……最後の勝負がゴジラVSガメラになるとはな……!」

 

ワタル自身も興奮を隠せない様子だ。観客たちは皆、神話めいた怪獣同士の激突を目撃しようと息を呑んで見守っている。審判が合図を出した瞬間――

 

ゴジラが一歩足を踏み出せば、ガメラも同時に踏み込み、それぞれが相手の動向を注意深く探る。まだ技を繰り出す前から、重量感のある足音がフィールドに響き渡り、地面には細かなひび割れが走る。互いに大技を温存しているかのように、わずかな隙をうかがう緊迫した展開が続く。

 

ゴジラはゆっくりと口を開け、喉奥で青い光を煮えたぎらせている。しかし、すぐに放射熱線を吐くでもなく、じりじりとガメラとの距離を詰める。

ガメラはわずかに腰を落として重心を整え、いつでも反撃できる姿勢をとる。

 

ガメラ側も口元に小さな炎を浮かべ、ビクッと膝を曲げてはすぐに戻す動きを繰り返す。ゴジラに対してエルボークローで仕掛けるか、プラズマ火球でカウンターを狙うか、ワタルが指示を飛ばすタイミングを計っているようにも見える。

 

一見すると動きは少ないが、怪獣同士の圧力がフィールド全体に重くのしかかり、観客たちは呼吸すらままならないほどだ。

 

 

ゴジラが先に動いた。似た力技で突っ込もうとするが、ガメラは鋭い旋回で右腕の爪を立てながら受け流し、ゴジラの横腹へ強烈なエルボークローを叩き込む。

 

「ゴジラ、踏ん張れ!」

 

俺の呼び声に応じるようにゴジラは巨体をぐいと捻り、尻尾を横へ振り回してガメラの足元を払う。両者が一撃ずつを交換し合い、どちらも大きく仰け反るが、すかさず体勢を立て直す。

 

ゴジラが口から熱線を噴き出せば、ガメラもプラズマ火球を吐き出す。フィールド中央で激しく弾ける火花と炎の破片は、美しさと恐怖を同時に描き出し、客席から思わず悲鳴と歓声が入り混じる。

 

ゴジラが体を低くして突進すれば、ガメラは横にステップを踏んでエルボークローで切りつける。ゴジラは肩口を引き裂かれ、皮膚の一部が切り裂かれる。しかしゴジラも負けじと口中で炎のエネルギーをかき集め、噛みつき合いを狙って接近戦を続ける。

 

観客は、ゴジラとガメラが互いを殴り・蹴り・噛みつき・放射熱線とプラズマ火球をぶつけ合う、まさに怪獣映画さながらの白熱した攻防に大興奮だ。

 

 

しばらく互角の攻防が続き、両者とも呼吸が荒くなってきた頃、ゴジラは、まるで亡霊のような不気味な形相でガメラを押し返し、すれ違い様に尻尾を叩きつけてガメラを後方へ吹き飛ばす。

 

ガメラは受け身を取るように地面を転がり、一瞬で起き上がると、その眼には未だ消えぬ守護神としての闘志が宿っている。ワタルが鋭い声で号令をかける。

 

「ガメラ、行け! 一気に詰めろ!」

 

ガメラは地面を力強く押し込みながら、ゴジラに急接近。再び格闘での押し合いが始まる。ゴジラの爪とガメラのラッシングクロー、そして炎のブレスが交差し、爆音が幾度となく響く中、ゴジラが力を解放するかのように大きく口を開く。

 

両者は互いに一瞬様子を見るかと思いきや、ゴジラは尻尾で攻撃、続けて《放射熱線(かえんほうしゃ)》を奇襲のようにガメラの右腕に向けて放つ。

 

GMKゴジラの紅蓮の炎がガメラの右腕を焼き、まるで切り落とすかのようなに爆発させた。

 

「うわぁ……やりすぎだろ!」

観客席から悲鳴混じりの声が上がる。

 

しかし、ガメラは緑の血が流れる右腕の傷口を気にせずゴジラに向かって咆哮する。

 

熱線を放ってトドメを刺そうとするゴジラの姿に、俺はガメラ3の逆転劇を思い出し、制止に入る。

 

「やめろゴジラ、放射熱線(かえんほうしゃ)はだめだ!」

 

しかし、狂気に満ち、闘争本能が極限まで高まっていたゴジラは俺の指示を聞かずに放射熱線(かえんほうしゃ)を発射してしまう。

 

 

ガメラは右腕の傷口で放射熱線を受け止めると、炎を拳に転化する。

 

「ガメラ、やはりそれは……“バニシング・フィスト”(ほのおのパンチ)!?」

 

ガメラがゴジラに突進してバニシング・フィストをゴジラにヒットさせる。バニシング・フィストゴジラの皮膚を深々とえぐり、内臓が露出するほどのダメージを負わせる。ゴジラは白目を剥きながら苦痛の咆哮を上げ、倒れ込みそうになる。

 

ガメラは一瞬飛行形態に変形して距離を取ると“ウルティメイトプラズマ(ブラストバーン)”とも呼ぶべき膨大な炎エネルギーをチャージし始める。

 

しかし、ゴジラはガメラが距離を取った隙に身体を赤熱化させ、“バーニングゴジラ”の状態へ移行。

 

バーニングGMKゴジラとなった俺のバンギラス。

傷口があっという間に再生する、G細胞の自己再生能力が活性化しているためだ。

 

「まさか……ゴジラがバーニング化するなんて!」

 

観客たちがは叫ぶ、ポケモンバトルでは見たこともない状況に唖然とし、歓声が湧き、会場はますますヒートアップする。

 

ワタルは余裕綽々で

 

「それがゴジラの切り札か、だが、ガメラの切り札はお前のゴジラを凌駕する」

と叫ぶ!

 

ワタルは最後の指示をガメラに出す。

 

「ガメラ、最後の切り札、最強の技、ウルティメイトプラズマ(ブラストバーン)だ!」

 

ガメラにマナが集まり腹甲が開き、凄まじい火炎のエネルギーが発射される!

 

ゴジラの体内エネルギーも同時に飽和し、最強の赤い熱線《インフィニット熱線(はかいこうせん)》を吐き出す。

 

ガメラのウルティメイトプラズマとインフィニット熱線が激突する。

両者の最大技がスタジアム中央でせめぎ合い、凄絶な光をまき散らす。

 

 

観客はまるで終末のような光景に言葉を失い、

 

審判も「これ以上の試合続行は危険だ……」と会場自体が吹き飛ばされんばかりの状況に驚愕している。

 

 

しかし、俺は悟ってしまう。

 

いまゴジラが受けている両者のインフィニット熱線とウルティメイトプラズマの激突(はかいこうせんとブラストバーン)、その中心から、爆発の余波が断続的に発生している。

 

爆発の余波は一瞬かすっただけでも一撃で通常のポケモンを瀕死にする威力がある。

 

もし、その余波を今のバーニングゴジラが受けたら。

 

(いまゴジラを攻撃することは、地球を吹き飛ばす火薬庫に火を放つようなものなのです……!)

 

ゴジラVSデストロイアの名言が俺の脳裏を過ぎる。

 

火炎の余波がゴジラとガメラを同時に、同様に貫いていく、

 

両者の体がキズだらけになる。

 

とうとう、ゴジラの体が一気に赤く発光し、そのままエネルギーの限界に達したゴジラは自己制御が効かず、バーニング核爆発(だいばくはつ)の技が強制的に発動させれてしまう――

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 〔『ドォォォォン!!!!!』』〕

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

フィールドが閃光に包まれ、視覚、聴覚が遮断されるほどの衝撃が走る。

 

それは全てを吹き飛ばすほどの轟音だった。

 

試合会場にはクレーターが出来、爆発したゴジラはもちろん瀕死、距離を取っていたガメラも爆発に巻き込まれ、一撃で瀕死になっていた。

 

ゴジラVSガメラの戦いは両者相打ちに終わったのだった。

 

「ゴジラ、戦闘不能……! ガメラも……動けない……!」

 

「この勝負、両者相打ちで引き分け!」

 

審判が息を呑み、相打ちだと宣言した瞬間――

 

俺のモンスターボールが、独りでに開く。そこからボロボロの姿でモスラ(バタフリー)がふらりと飛び出す。羽は焼け焦げ、身体じゅう傷だらけ。しかし、わずかに浮遊可能な状態を保っていたのだ。

 

審判は愕然としながらそれを見つめる。

 

「モ、モスラ……試合続行可能……! ワタルの手持ちは……全滅……!」

 

そう、ガメラ(G3コータス)含むワタルの6体はすべて戦闘不能。こちらは瀕死寸前のモスラがまだ飛んでいる。

 

「レッド選手勝利!新たなるチャンピオンの誕生です!!」

 

凄まじい拍手と歓声がスタジアムを埋め尽くす。ワタルは呆然としていたが、すぐに笑みを浮かべ、拳を握る。

 

「やるなレッド!……バーニングゴジラとG3ガメラが相打ちになるとは想像もしていなかった。しかも最後はモスラが生き残るなんて……。お前たちの勝ちだ。心から称賛するよ」

 

 

 

【大団円:チャンピオンの座、そしてゴジラとガメラの伝説】

 

こうして俺は、ワタルを破り、世界最強の怪獣王トレーナーとなり、ポケモンリーグの頂点に立つこととなった。

 

会場には、“ゴジラとガメラの相打ち”という衝撃の映像が何度もリプレイされ、観客は新たな伝説を目撃したことに興奮を抑えられない。

 

ワタルも「まさかコータスが……ガメラが……」と呟きながら、互角の闘いを称えて握手を求めてくる。

 

俺もその手を力強く握り返す。

 

ポケモンたちは、俺もワタルも、持てる限りのげんきのかたまりやかいふくのくすりを注ぎ込み、再び命の輝きを取り戻していく。

 

ゴジラはバーニング状態から正常に戻り、コータスの面影もないガメラも二足歩行の姿でゆっくりと眼を開けた。

 

誰もが安堵し、観客席からは賞賛と感動の拍手が巻き起こる。

 

 

「バーニングゴジラとG3ガメラ……二匹の最強怪獣が、真剣勝負で相打ちになるなんて……!

こんなの、歴史に残る名勝負だよ!」

 

 

そう語る者も多く、実際、この日の激闘は“怪獣大決戦”として永遠に語り継がれることになる。

 

 

 

【エピローグ:新たなる旅立ち】

 

こうして、ポケモンリーグの頂点に君臨した俺は、忙しい日々を送ることとなった。

故郷に戻り、街の人々に祝福を受けたり、シロガネ山へ足を運んでさらなる高みを目指したり、かつてのライバルであるシゲルとのバトルに再度挑んで圧勝したり……。

 

ジョウトリーグへ旅立つサトシを応援したり、サトシと模擬戦を行い、一匹も瀕死になることなく瞬殺したり。

 

しかし、この瞬間を超える衝撃はそうそう訪れないだろう――あの、バーニングゴジラとG3ガメラが大爆発を引き起こし、相打ちに終わった光景。

 

最後に生き残ったのは瀕死寸前のモスラであり、チャンピオン、怪獣王トレーナーの栄冠を証明したその姿は、観客の心に深く刻み込まれた。

 

「怪獣たちの咆哮を、俺は絶対に忘れない。彼らの存在こそが、この世界にとっての奇跡だ……」

 

誰もがそう胸に刻みながら、歓声と拍手を惜しみなく贈った。

バーニングゴジラとG3ガメラ、そして周りを支えた数々のポケモン、いや大怪獣が繰り広げた“究極の怪獣大決戦”。

 

その結末は、相打ちというまさに双方が最強を証明し合うドラマチックな形となり、ポケモンリーグ史上に金字塔を打ち立てたのだった。

 

こうして俺は、大怪獣たちと共にチャンピオンへと上り詰め、さらなる物語へ歩みを進める――永遠に語り継がれる怪獣王の伝説を胸に抱いて。




プテラ
 NN ラドン
VSメカゴジラに登場した“ファイアーラドン”の力を持つ
ウラニウム熱線(かえんほうしゃ)はゴジラの熱線と同等の威力である
また、通常のプテラと同じく地面技のじしんも使えるようだ

バンギラス
 NN ゴジラ
VSシリーズに登場した“4代目ゴジラ”である
放射熱線(かえんほうしゃ)、バーンスパイラル熱線(はかいこうせん)など多彩な技を持つ
しかし、真に恐るべきはその生命力であった

ギャラドス
 NN マンダ
海底軍艦に登場した“マンダ”の力を受け継いでいる
長い首を活かした締め付け攻撃を得意とするが、触手を持つビオランテには相性が悪く苦戦した

ガブリアス
 NN ジグラ
昭和シリーズ“ジグラ”の力を受け継いでいる
オレンヂ光線(りゅうのいぶき)は、別名“細胞活動停止光線”とも言われ、敵の動きを止めてしまう

サザンドラ
 NN 魏怒羅
レッドのドハギドラとは違い、GMKに登場した“千年竜王”の力を持つ
引力光線(チャージビーム)、ビッグスパークボール(きあいだま)などの技を持つ

コータス
 NN ガメラ
G3ガメラの姿であり、コータスの面影もない
プラズマ火球(かえんだん)を得意としており、格闘攻撃、火炎攻撃、エネルギー吸収など、非常に強力な能力を持つ

今回の戦いでは切断された右腕を炎の拳に変化させた“バニシング・フィスト”(ほのおのパンチ)でゴジラに大ダメージを与えた

切り札の“ウルティメイトプラズマ(ブラストバーン)”はバーニングGMKゴジラのインフィニット熱線(はかいこうせん)と同等の威力を誇る最強の技である
ワタル最強の切り札は“G3ガメラ”であった

全ての四天王は“怪獣”を所有しており、
“怪獣の力”が最強のトレーナーの絶対条件であった


ゴジラVSガメラは絶対に相打ちにさせなければならないという使命を持ってこの物語を書きました。

筆者(僕)は両作品のファンであり、ゴジラもガメラも大好きです。
決してどちらかに傾いては行けないと思っています。
主人公のポケモンバトル、怪獣大決戦はこれにて終了です。
次回作を書くかは未定ですが、ここまで読んでくださった読者の皆様には心から感謝申し上げます。
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