ゴジラVSポケットモンスター「ポケモンでゴジラパーティー 」   作:GMKゴジラ

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ポケモンリーグ1回戦、ゴジラパーティーの戦いが始まります。

バンギラス(ゴジラ)はGMKゴジラの設定を引き継いでおります。

基本アニポケサトシの対戦相手と順番に戦っていきます。



第1話 リーグ1回戦(進撃の怪獣王!)

この世界に転生した俺(レッド)は、ゴジラっぽいポケモンをゲットし、ゴジラ怪獣として育て、ジムリーダーを蹂躙しながらポケモンリーグカントー決戦に出たのであった。

 

俺はゴジラとビオランテ、そして旅の途中で出会った怪獣達とともにポケモンリーグへの挑戦権を経た。

 

そして、今日この日がポケモンリーグが開かれる日。

 

ゴジラと怪獣達がその活躍を見せる舞台なのだ。

 

※決勝線や準決勝でサトシやシゲルとは激突します。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

セキエイリーグ 一回戦、進撃の怪獣王

 

セキエイリーグの本戦会場。お祭りのように華やぐスタンドには、膨大な数のトレーナーとポケモンファンが詰めかけている。

 

マスコットの着ぐるみや売店の呼び込みが飛び交い、アニポケのOPソングがどこからともなく流れてきそうな、にぎやかな雰囲気だ。

 

そんな中、俺は中央のバトルフィールドで呼吸を整えていた。

 

対峙する相手はコーム。

 

アニポケでサトシが最初に戦い、最後はサトシのキングラーがナッシーを踏みつけで倒して勝利した相手だった。

 

「ヤツは手強い」と専らの噂になっていた実力者だ。

しかし、俺の“相棒”は、ただのバンギラスじゃない。

 

怪獣ゴジラいや、GMKゴジラ――かつてロケット団や悪質なトレーナー達に命を奪われたポケモンたちの残留思念を背負い、黒いオーラをまとった、最凶かつ最強のポケモンだ。

 

「セキエイリーグ一回戦、バトル開始です!」

 

マイクを通した審判の声が、フィールドにこだまする。スタンドからは黄色い声援や拍手が湧き上がり、「がんばれー!」「あの子、サトシより強いって本当?」などと、いろんな噂が飛び交っているようだ。

 

「サトシ!?この世界にもサトシはいるのか?」

 

俺はかすかに疑問に思う。

どうやら、サトシとシゲルは別のバトルに出場しているらしくこの場には姿を見せていない。

 

今は自分のバトルに集中する時だ。

俺は静かにボールを取り出し、集中を高める。

 

「行け、ゴジラ!」

 

指先から滑るように投げられたモンスターボールの光が収束し、そこに現れるのは――

 

通常のバンギラスの2倍はあろうかという巨体、全身から凶悪な残留思念のこもったオーラが燃え立ち、白目からは「世界を恨む」と言わんばかりの憎しみが垂れ流す。

 

大抵のトレーナーなら、思わず悲鳴を上げるほどの異形である。

 

スタンドのあちこちから、

 

「ハム太郎を見に来た子どもが泣いてるぞ!」

 

なんて声が飛んでくるのが聞こえる。 申し訳ないとは思うが、これがGMKゴジラの“宿命”なのだ。

 

いっぽう、相対するコームの顔にはまだ余裕が残っていた。

「あんな不気味なバンギラス、逆に燃えるじゃないか! 行け、ナッシー!」

 

ポンポン! とコミカルな音をたてて出てきたナッシーが、三つの顔をゆらしてフィールドに降り立つ。

 

観客が「ナッシーかわいいー」と声をかけたが、その次の瞬間、上空に貼られた巨大スクリーンに大写しになったゴジラを見て失神しかけていた。

 

「あれがゴジラ、あんなに大っきいの?!」

「ヤマトの守り神が迎え撃つ」

「勝ち目ないよ」

「ナッシーは守り神なの?」

 

と観客席から奇妙な歓声が聞こえてくる。

 

 

第一の相手:ナッシー

 

「ナッシー、エナジーボール!」

 

コームの指示に従い、ナッシーがその三つの顔を絶妙にシンクロさせて緑色のエネルギー弾を生み出す。

グォン、と空気を震わせながらゴジラへと発射。見た目以上に破壊力はバカにならない。

 

しかし、ゴジラは動じない。

その巨大をほんのわずか傾けるだけで、威圧感がフィールドを撼動させる。

 

「誘導弾、いやエナジーボール、命中するも効果なし!」

 

実況が驚いて叫ぶ。

 

コームは不思議に思う、効果抜群の技なのだ、しかも直撃なのだ。

「角度が悪かった」だけだと思い、次の司令をナッシーに出す。

 

「ナッシー、たねばくだんだ!」

 

ナッシーがたねばくだんを打ち出す。

そのたねばくだんは、推進式削岩弾D-03のように3発がゴジラに命中する。

 

しかし、ゴジラの表皮は耐爆コンクリート以上、たねばくだんのほうがひしゃげてしまう。

 

「ナッシー!ソーラービームを貯めるんだ!」

 

コームが叫ぶ!

ナッシーがエネルギーを貯める間ゴジラは一歩も動かない。

その背びれが人魂のように青く輝き始める。

 

「ナッシー!ソーラービーム発射!」

 

コームが再び叫び、ソーラービームが発射される。

 

「ゴジラ、放射熱線(かえんほうしゃ)だ!」

 

俺が命じた瞬間、ゴジラの口から荒々しい青白い炎(かえんほうしゃ)が放たれた。

 

ゴジラの熱線(かえんほうしゃ)は、ナッシーのソーラービームを一瞬で掻き消し、アリーナにいた誰もが目を見開くほどの威力でナッシーを丸焼きに――いや、倒してしまう。

 

「ナ、ナッシー!?」

 

コームが絶句している中、審判が旗を振った。

 

「ナッシー、大破!我が艦も被弾しました!」

 

スタンドでは「うそ……一撃?」「あれ、ゲームバランス崩壊してない?」「我が艦ってなに?」と戸惑う声が上がる。

だが、ゴジラにとっては予想通りの展開とばかりに、その白目はまるで「次はどいつだ?」と静かに燃えていた。

 

 

第二の相手:シードラ

 

コームは頭を振って気を取り直し、次のボールを投じる。

 

「行け、シードラ!」

「この瞬間を待っていたんだ、俺とシードラの共闘だ!」

 

ヒレを揺らしながら現れたシードラは、アニポケでも登場回数が多く、水タイプとしては非常に優秀だ。

 

岩・あくタイプのバンギラスには、水技が効果的――コームはそこに活路を見出したのだろう。

 

「シードラ、ハイドロポンプ!」

 

もの凄い勢いの水流が、ゴジラに向かって一直線。フィールドがまるでプールのように水しぶきに包まれ、観客の最前列からは「こっちまで濡れちゃう!」なんて悲鳴も。

 

だが、ゴジラは微塵も動かない。

むしろその背びれが ”赤い”恨みの炎の用に妖しく光り始め、白目の奥にさらなる黒い怒りを宿したようだ。

 

「ゴジラ、ウラニウムハイパー熱線(はかいこうせん)をぶっ放せ!」

 

するとゴジラがぐっと胸を張り、口の奥からまばゆい閃光……いや、「ウラニウムハイパー熱線」と言っていいほどの赤い炎のビームをねじり出す。

 

シードラの水流が塵と化す勢いで飲み込まれ、波打つ悲鳴とともにシードラが吹き飛ばされる。

 

「シ……シードラあぁぁ……!」

 

無情にも、シードラの姿はフィールドに転がり、ぐったりと動かなくなっていた。

 

「損耗率80、いえ90%以上」

「シ、シードラ戦闘不能!」

 

審判があわてて宣言する。

 

観客席では真顔になった人々がどよめき、カメラマンが必死にこの光景を撮影している。

 

いっぽう、コームの表情は限りなく青ざめてきたが、それでも彼には最後の切り札が残っていた。

 

 

第三の相手:ゴルバット

 

「いいや、まだ終わってない! 飛べ、ゴルバット!」

 

鋭い声とともにボールから飛び出したのは、夜を切り裂くような翅音を響かせるゴルバット。アニポケでもおなじみの、やたらと大きな口が特徴のポケモンだ。すかさずコームはゴルバットの“空中戦”を活かす作戦に打って出る。

 

はかいこうせんの反動で1ターン動けないバンギラスには勝機があると悟ったのだろう。

 

「ゴルバット、エアカッターだ!進入角度を深く取り第二波攻撃を続行」

 

確かに、空を飛べるゴルバットは火力こそ低めながら、スピードでバンギラスをかく乱できるかもしれない。ヒュンヒュンと音速に近い動きで高く舞い、弧を描きながら風の刃を飛ばしてくる。

 

観客たちも「おお、あれならかわして強襲できるかも!」と息を飲んで見守っている――

 

しかし、エアカッターはまるでダメージを与えていない、ゴルバットはただ素早く飛び回っているだけ、いや逃げ回っている戦闘機と変わらないのだ。

 

「我が軍は50年前本当にゴジラを撃退したのですか?」

「ゴジラは未知の毒化合物によって葬られた。化合物が何だったのかは今となっては誰にも分からない」

「だが、そのことが公になればポケモンの不要論にも繋がる」

 

一部の観客が興奮して騒ぎ出す。

 

「我が軍って何?こいつらは何言ってんの?」

 

ゴジラ世界の侵食は観客席にまで及んでおり、観客がGMKのセリフを続けざまにつぶやき続ける。

 

ゴルバットの攻撃が全く効かない現状にコームは焦る。

 

「角度の問題じゃない!」

 

コームが叫んだ瞬間。

 

「ゴジラ、体内放射(あくのはどう)を解き放て」

 

俺が静かに出したその指示に、ゴジラの背びれが再度輝きを増す。そして口を閉じ、身体全体が青い波紋を発生させたかと思うと、それが一気に四方へ爆発的に広がった。

 

「体内放射(あくのはどう)」――悪意と憎しみの衝撃波。

 

放射熱線を全身から全方位に発射する、全身発光・体内放射とも呼ばれる技だった。

 

「クウガ1クウガ2、回避せよ!」

 

コームが慌てて叫ぶ!

 

しかし、体内放射(あくのはどう)は、いくら高速で動いてもかわしきれなかった。

 

それは全方位に熱線が放射されたのに等しかったからだった。

 

ゴルバットは叩き落とされるかのように地面に撃ち付けられた。

 

「ゴ、ゴルバットァッ……!」

 

コームの悲鳴じみた声をかき消すように、激しい衝撃音がフィールドを震撼させる。

大の字になって沈黙するゴルバットを見て、審判がやや動揺しながらも旗を振る。

 

「ゴルバット、残弾無し、ミサイル発射、いや、体力無し、戦闘続行不能……!」

「よって勝者は……ゴジラ!」

 

熱狂と静寂

雷鳴のような歓声がアリーナを満たす。

 

子どもも大人も、あまりの一方的な強さに騒然としつつも、

「あのバンギラス、マジで怪獣じゃない……?」

「外伝映画か何かですか?」みたいな声が飛び交い、中には興奮で飛び跳ねるトレーナーも。スタジアムのビジョンには“ゴジラ”の姿が大写しになり、

 

解説者が「なんてヤツだ!」

 

と半ば呆れたようにコメントしている。

 

一方、フィールドの中央に佇むゴジラは、その巨体を震わせている。

 

その憎悪を帯びた白目からは情感はうかがえないが、俺は知っている。ゴジラのその身には、奪われた多くのポケモンたちの思念が眠っているからこそ、こうして圧倒的な力を振るうのだと。

 

「ゴジラ……よくやった。ありがとう」

 

俺が呟くと、ゴジラはゆるく首を動かし、ゴジラ映画と全く同じ咆哮をあげる。小さな振動が床から伝わり、まるで“これで満足していない”とでも言うようなオーラをかもし出していた。

 

事実、ゴジラにとってはこれが始まりに過ぎない。残留思念に囚われながら、それでも俺と共に先へ進みたいという意志が感じられるのだ。

 

コームは頬を引きつらせながらも、トレーナーとしての誇りを忘れずに一礼してくれる。

 

「す、すごい強さだった……俺じゃ歯が立たない。だが、次は俺ももっと鍛え直して来るからな!」

 

そういうところが、アニポケ世界の良さだ。誰もが前を向き、歩みを止めない。

勝者も敗者も、次の一歩を踏み出す姿こそが、このリーグのロマンというものだろう。

 

「第一試合、レッド選手の勝ち――!」

 

審判が改めて高らかに宣言し、スタンド全体から沸き上がる拍手と喝采は、いよいよ最高潮に達する。

 

だが、俺の中に燃える思はただの勝利の喜びだけではない。むしろ、この先の戦いを思うと、胸の奥が静かに燃え上がる。

 

――かつて失われた命に対する復讐のため。

――この世界が“怪獣”を受け入れるべき未来を拓くため。

 

ゴジラの重い足音が、再びアリーナに響いた。

 

まるで「行こうか」と言わんばかりに、あの巨大な背中を俺に向けている。

そして、俺はそれに続くように、ゆっくりと歩き始めた。この先に待つ強敵とのバトルは、きっとアニポケの常識すら覆すような激戦になるだろう。だが、それがどうした――ゴジラと共になら、俺は何も怖くない。

 

いまの俺の一歩は、ゴジラの“いのち”を共に背負い、セキエイリーグを制するための“はじまり”に過ぎない。次の相手も、そしてその先にいる強敵も、すべてを倒して俺たちの物語を完結させる。そして*アニポケ*の新しい伝説を創り上げてみせるのだ。

 

――この怪獣とともに歩む戦いは、まだ始まったばかり。




バンギラス
 NN ゴジラ
通常個体の2倍の体躯、耐爆コンクリート以上の皮膚、全てを憎む残留思念のオーラを持つ
その放射熱線(かえんほうしゃ)は、人魂のような青い色でルギアのエアロブラストを押し切った
ウラニウムハイパー熱戦、ハイパースパイラル熱戦(はかいこうせん)は、隕石を撃墜するほどの威力で、レックウザを簡単に打ち落とした
体内放射(あくのはどう)は、全周囲に放射熱線を撃ち出す技で、どんなに高速で動いても回避できない

次回、
「守るために戦う!」
「さあ、伏して拝むがいい…黄金の終焉を」
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