ゴジラVSポケットモンスター「ポケモンでゴジラパーティー 」   作:GMKゴジラ

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ついに本編主人公との戦いです。

今まで影が薄かったサトシですが、このバトルでは本気で戦います。

怪獣達もフルで登場して全力のバトルを尽くします。



第6話 セキエイ大会 決勝戦 vs サトシ(怪獣総進撃)

「セキエイ大会、ついに決勝戦です!

 

リングに上がるのは、なんと“怪獣王”を名乗る男 レッド と、数々の冒険を成し遂げてきたポケモンマスターを目指すと豪語するサトシ!!」

 

アナウンサーがマイクを通してアリーナに響き渡る声を張り上げると、スタジアムは爆発的な歓声に包まれた。

 

夕暮れの空が赤々と染まり、まるでこの壮絶な最終決戦を暗示しているようだ。

観客たちは手には応援旗やスティックバルーンを握りしめ、固唾を飲んで二人のトレーナーを見つめている。

 

「ここで勝てば、ポケモンリーグの頂点は目前だな。今日という日は、俺がナンバーワン、いや“ポケモンマスター”だと証明される日だ!」

 

サトシは真剣な目つきで、手持ちのモンスターボールを握る。

 

アニポケでも何度も「あと一歩」のところで涙をのんできた男が、ここでこそ優勝を掴むために原作より強化されてきたのだろう。

 

俺はそんなサトシを正面から見据え、深呼吸して静かに答えた。

 

「そう簡単にいくと思うか? 俺のゴジラパーティ、そして“怪獣”の名を背負うポケモンたちの力を侮るなよ」

 

 

第一戦:モスラ(バタフリー) vs キングラー

 

「キングラー、君に決めた!」

 

サトシが勢いよく投げたモンスターボールから現れたのは、原作ではナッシーを圧倒したキングラー。

 

その大きく発達したハサミがカチカチと音を立て、覇気を示す。アニポケで見せた爆発力は、ここでも健在だろう。

 

対する俺は、最初にモスラ(バタフリー)を出すことを決めていた。

 

虹色の翅を大きく広げ、鱗粉を纏いながら空中で優美に舞うその姿は、まるで一匹の神秘的な怪獣——否、地球の守護神獣のようだ。

 

「モスラ、クロスヒートレーザー(サイケこうせん)!」

 

先手を打つため、モスラが翅を振るとともに虹色のビームを照射。

狙いはキングラーの横殻だ。相手はハサミを前に構え、一部のビームを弾きながら後退するが、射線を完全には逸らせず、背部をかすめられて「グロッ……」と小さく悲鳴を上げる。

 

「キングラー、クラブハンマーだ!!」

 

サトシの掛け声が響き、キングラーは大きく飛び上がって空中でハサミを振りかざした。 まさにその重いハサミが“ハンマー”のように振り下ろされる。

 

しかし、モスラのマッハ3を超えるスピードには当たらない。

 

続けざまにキングラーが追撃を仕掛ける。

 

「キングラー、バブルこうせんで牽制だ!」

 

無数の泡の弾丸がモスラを覆い、視界を白く霞ませる。

 

「モスラ、鱗粉フィールド(しびれごな)で一気に巻き返せ!」

 

モスラが虹色の粉を巻き上げるように翅を羽ばたき、バブルの向こう側にいるキングラーへ風に乗せて散布。

 

キングラーはハサミで払おうとするが、広範囲に漂う粉の回避は困難。 やがて呼吸とともに粉を吸い込み、動きが鈍ってしまう。

 

「くっ……キングラー、がんばれ!」

 

サトシが呼びかけ、キングラーは意地でも立ち上がろうとハサミを振り上げるが、その一瞬の隙を逃さず、俺は叫んだ。

 

「モスラ、スパークリングパイルロード(シグナルビーム)を叩き込め!!」

 

モスラが腹から極太のビームを発射。キングラーはハサミを交差させてガードを試みるが、さすがに痺れによる動作遅延が否めない。

 

ビームがハサミを弾き飛ばす形で直撃し、キングラーは地面を転がるようにして倒れ込んだ。

 

「キ、キングラー……!」

 

サトシが悔しそうに叫ぶが、キングラーは足を震わせながら立ち上がろうとする。 まさにアニポケでよく見られた“根性のキングラー”らしい光景だ。

しかし限界だったのか、やがて崩れ落ち、戦闘不能の判定を受ける。

 

「キングラー、戦闘不能……!」

 

スタジアム中からは盛大な拍手と声援が飛び交う。

サトシは悔しさを噛みしめながら、キングラーをボールに戻し、すぐに次のモンスターボールを取り出した。 その目にはまだ高い闘志が残っている。

 

 

第二戦:キングギドラ(サザンドラ) vs リザードン

 

「リザードン、君に決めた!!」

 

アニメ最強のポケモンの一つ、リザードンが炎の翼を広げ、一気にフィールド中央へ滑空してきた。

サトシのエースとも言えるリザードンだ。

 

アニポケを愛する観客たちはもちろん、数々のバトルを熱くした最強クラスのポケモンだ。 その登場にスタンドは「待ってました!」とばかりに沸き立つ。

 

対する俺は、黄金に輝く巨大サザンドラ、キングギドラを放つ。

 

通常個体の3倍の体躯。

先ほどの戦い同様、その威圧感に観客たちが「なんてことだ。空が生きてるみたいだ」 「あれがモンスターゼロ!」と身をのけぞる。

 

バサァッと広がる翼には稲妻のような線が走り、三つの首が獰猛にうねっている。

 

「リザードン、かえんほうしゃで牽制だ!」

 

サトシの命令でリザードンが口から火炎を放ち、フィールドを高熱の渦に変える。

 

しかしキングギドラは三首で電撃を撃ち返し、炎を相殺しながら少しずつ間合いを詰める。 その光景にアナウンサーが「モンスターゼロとの衝突まであと20秒」と声を張り上げる。

 

「キングギドラ、カテゴリー6のハリケーン(ぼうふう)!」

 

嵐のような突風がリザードンを襲い、空中に渦巻く竜巻が発生。 リザードンは耐え切ろうと火炎放射を撃つが、風に煽られ姿勢が崩れたところへ、キングギドラが強烈な引力光線(チャージビーム)を直撃させる。

 

「ガルルル……!」と苦悶の声をあげてリザードンが地面へ落下しそうになるが、かろうじて羽ばたいて体制を立て直す。

 

「リザードン、オーバーヒートだ!!」

 

サトシが一気に大技を指示。リザードンの周囲を火炎エネルギーが渦巻き、爆音とともに灼熱の火柱がキングギドラへ押し寄せる。

 

キングギドラは翼で防ごうとするが、十分に防ぎきれず炸裂する爆熱に飲み込まれ、その黄金の鱗が燻るように焦げ跡を残す。

 

「ギャオォォン……!」

 

原作映画でバーニングゴジラの体内放射を受けた時のように苦しげなキングギドラだが、三つの首が不気味にうねり、トリプルトルネード(はかいこうせん)のエネルギーを溜め始める。

 

「キングギドラ、トリプルトルネード!!(はかいこうせん)」

 

リザードンも咄嗟にブラストバーンを撃って迎撃する!

 

しかし、キングギドラのはかいこうせんは三本の引力光線を束ねた攻撃だ、リザードンの吐き出す炎を圧倒的な力で呑み込む。

—リザードンは爆音とともに吹き飛ばされ、ぐったりと倒れ込んだ。

 

「リザードン、戦闘不能……!」

 

サトシは歯を食いしばりながらも、リザードンを抱き起こして感謝を呟く。 ここでまさかの二連続ダウン——サトシとしては苦しい展開に違いない。

だが、まだ最後にして最高の相棒が残っている。

 

 

最終戦:ゴジラ(バンギラス) vs ピカチュウ

 

「最後は……ピカチュウに賭ける。君に決めた!ピカチュウ!」

 

サトシの肩から跳躍したのは、サトシが長らく相棒として愛したピカチュウ。

 

観客も「ピカチュウ、がんばれー!」と総立ちで応援する。小さいながらも、その実力は伝説級のポケモンをも下すほどのポテンシャルを持つと噂される強敵だ。

 

俺は、伝説の怪獣王と名高いゴジラ(バンギラス)を最後の切り札として送り出す。

 

黒いオーラを纏い、白目を剥いたまま立つその姿に、スタンドからは今まで以上の悲鳴や興奮が混ざり合う声が響く。まるで破滅と憎悪を具現化したような、背筋が凍る雰囲気を放つポケモンだ。

 

「ゴジラ……怪獣王の強さを見せてやれ」

 

フィールド中央に睨み合うゴジラとピカチュウ。 体格差は絶望的に大きいが、サトシは一歩も怯まない。

 

「ピカチュウ、でんこうせっかで懐へ潜り込め!」

 

いつも通り、ピカチュウが眼にも留まらぬ速度でゴジラの死角を取る。しかしゴジラは白目を剥いたまま動じず、憎しみのオーラを増幅させるように震えている。

 

「ゴジラ、放射熱線(かえんほうしゃ)!!」

 

ゴジラが口から青い熱線を広範囲に噴射。 ピカチュウはまるでアニメの名シーンのごとく電撃を纏ったジャンプで飛び上がり、間一髪で回避。

 

尻尾を軸に空中回転しながら、すぐに「アイアンテール」を叩き込もうとするが、ゴジラが鋭い爪を振るって打ち返す。 ピカチュウは火花を散らしながら弾かれ、後方へ着地。

 

「ピカチュウ、10まんボルト!」

 

バリバリと雷鳴が走り、ゴジラを包むように電気が放たれる。が、バンギラスは岩あくタイプで等倍の電撃には耐えられる。 ダメージこそ受けるものの、その表情はまったく怯まない。

しかもゴジラはピカチュウの電気エネルギーを背びれに吸収していたのだ。

 

エネルギー吸収に気いた者は俺以外誰もいない。

 

「ピカチュウ、ボルテッカーだ!!」

 

体中を金色の電気で包み、捨て身の体当たり技へと移行するピカチュウ。 どこまでも高い加速度を乗せて、一気にゴジラへと突っ込む。

 

ゴジラも最大級の憎悪を溜め込み、今までに吸収した電気を込めたさらに強力な引力放射熱線(はかいこうせん)をため始める。

 

「ゴジラ……引力放射熱線(はかいこうせん)、ゼロ距離だぁ!!」

 

両者の破壊力が真正面から交錯した瞬間、観客は悲鳴を上げ、実況すら絶句するほどの光と爆音がアリーナを襲う。

 

閃光の嵐が過ぎ去ったあと、そこには倒れ込んだピカチュウ、立っているゴジラの姿があった。

 

「ぴ、ピカチュウ……!?」

サトシが必死に声をかけ、すでに動けない状態だ。

 

審判が慌てて確認するが、ピカチュウは戦闘不能の判定。

 

—結果はゴジラの圧勝。

怪獣王にふさわしい強さを見せつけた。

 

これにより、セキエイリーグのチャンピオンは俺へと決定し、サトシは悔しそうにうなだれながらも、ピカチュウを抱きしめ「よくがんばった……ありがとう」と労う。

 

 

「セキエイリーグ優勝は……ゴジラパーティを率いる俺だ!!」

 

会場の観客が立ち上がり、割れんばかりの拍手と歓声を巻き起こす。 その一方で、サトシとリザードン・ピカチュウへの声援や、キングラーへの労いの声も投げかけられ、大きな感動に包まれる。

 

「セキエイリーグ優勝!チャンピオンはレッド選手に決定!」

 

実況が叫び優勝の音楽が流れ始める。

その音楽は、「故・伊福部昭氏のゴジラのテーマ」だった。

 

俺はこの世界が一層ゴジラへ近づいていくことに感動を覚えた。

 

俺はゴジラの気配を確かめ、黒いオーラがより強くなっていることに自信を高める。 これほどの激闘をゴジラと一緒に戦い抜き、勝利を掴んだことに、胸が熱くなる。

 

ゴジラの憎しみは、他のポケモンに取っては脅威だが、俺にとっては大きな力だ。

 

俺はゴジラをモンスターボールへそっと戻す。

 

サトシは負けを認め、晴れやかな笑顔で俺に歩み寄る。

 

「バタフリーとサザンドラ、それにバンギラス……怪獣たちに追い詰められたけど、楽しかったぜ。また戦おうな!」

 

その握手に、俺も力強く応える。 アニポケの主人公として、どんな局面でも前を向く男らしい言葉だ。

 

「俺からもありがとう、サトシ。 ゴジラたちはまだ先へ進む。四天王戦が待っているからな……もっと強くなるよ。いつか、また勝負しよう」

 

大歓声の中、俺とサトシはスポットライトに照らされながら、力強く握手を交わす。

フラッシュが何度も焚かれ、このアニポケ世界における華やかなエンディングさながらの光景に観客が感動しているのが分かった。

 

—こうしてセキエイ大会は幕を下ろし、俺は優勝者として新たなる“怪獣王トレーナー”の名を刻んだ。

 

燃え盛る夕陽が、いつまでも俺とサトシの姿を照らしている。 この決戦は終わりを告げたが、怪獣とポケモンが融合した世界はさらに広がりを見せるだろう。 そう、次に控えるのは四天王との激闘だ。

 

怪獣王の名を背負うゴジラたちと共に、さらなる高みへ向かわなくてはならない。

 

「次は四天王を怪獣達が蹂躙する番だ!」

 

俺の心からあふれ出たその言葉に、ゴジラが低く唸り声を返す。

憎しみと怒りを秘めた黒いオーラでさえ、今は心強い力の象徴になっている。きっと、俺たちはこの先も“怪獣”という運命を背負って歩んでいくだろう。

 

セキエイリーグを制し、怪獣王の名を得た俺とゴジラ。

新たに獲得した挑戦権を手に、いよいよ四天王との戦いに臨む時が来た。

 

「待っていろ、四天王達……怪獣王の強さ、ポケモンと怪獣達の絶対的な差を見せつけてやる」

 

そして、この圧倒的な勝利を胸に抱き、次なる戦いへ——。

全てを賭け、怪獣たちと共にさらなる激闘の舞台に挑む覚悟を新たにしたのだった。

 

しかし、このとき俺は四天王が「最強と言われる理由」を知らなかった。

 

「怪獣を使うのは俺だけではない」こと、まだ姿を見せない「ガメラ怪獣」の存在に気づいていないのだった。




バタフリー(色違い)
 NN モスラ 
今回の戦いでは鱗粉フィールドを形成し、スパークリングパイルロード(シグナルビーム)で勝負を決めた

サザンドラ(色違い)
 NN キングギドラ
本来存在し得ないカテゴリー6のハリケーン(ぼうふう)を引き起こし、3本の引力光線を束ねたトリプルトルネード(はかいこうせん)でリザードンを吹き飛ばした

バンギラス
 NN ゴジラ
レッド最強のポケモン(怪獣王)
ピカチュウの電撃を背びれで吸収し、引力放射熱線(はかいこうせん)で勝負を決めた

次は四天王との戦いを書きます。
原作を完全無視して、
「大怪獣総攻撃を再現するダブルバトル」を書いていきます。
ついに、次回はガメラ要素、ニューギニアの悪魔の虹が登場します。

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