ゴジラVSポケットモンスター「ポケモンでゴジラパーティー 」   作:GMKゴジラ

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リバースガメラのお気に入り怪獣「ギロン」
ゴジラVSコングの「キングコング」
登場です。
果たしてゴジラに勝機はあるのか!?



第9話 四天王のシバ「斬るKILL・ゴジラVSコング」

この世界の四天王との戦いはお互い全力を出し切るため途中回復も可能で、手持ちの入れ替えもできるらしい。

 

改めてここは、ゴジラシリーズとポケモン世界、更にはガメラの世界が入り混じった独自の並行世界だと実感させられる。

 

 

セキエイ高原にそびえるポケモンリーグ本部。その奥深くに控える四天王・シバは、筋骨隆々な体格と鋭い眼光を持つ格闘タイプのスペシャリストとして知られていた。

 

しかし、彼が手にするポケモンは単なる格闘タイプだけではない。ゴローニャやサイドンなど、屈強な岩・地面タイプを操りつつ、さらにカイリキーやこの世代では存在しないはずのドドゲザンへと繋ぐ多彩な戦術で挑戦者を粉砕してきたのだ。

 

一方、俺のパートナーは、フシギバナ“ビオランテ”、ベトベトン“ヘドラ”、バンギラス“ゴジラ”、ボスゴドラ“メカゴジラ”だ。いずれも怪獣映画の名を冠した異形のポケモンたちが揃い、ダブルバトル形式で挑むこの戦いに、俺は高揚と緊張を同時に感じていた。

 

 

ビオランテ&ヘドラ vs ゴローニャ&サイドン

 

「いくぞ! ビオランテ、ヘドラ!」

「ゴローニャ! サイドン! 俺の拳と共に、相手を打ち砕くぞ!」

 

フィールドに投げ出されたモンスターボールから現れたのは、ビオランテ(フシギバナ)とヘドラ(ベトベトン)。

 

ビオランテは背中の巨大な花からゴジラシリーズに登場するような触手を何本も伸ばし、それぞれの先端には食虫植物のような口が開いている。

ヘドラは縦に裂ける目を開き、ドロドロとしたヘドロの身体を揺らしながら相手を威嚇する。

 

対するシバが出したのはゴローニャとサイドン。ゴローニャは硬い殻のような岩肌をまとい、サイドンは力強い一本角を構えつつ地響きを立てる。

 

ビオランテは触手を巡らし、ツルのムチやパワーウィップのような連続攻撃でゴローニャを狙う。しかし、ゴローニャは頑丈(がんじょう)さと防御力を活かしてその攻撃をじりじりと耐え続ける。さらには、《じしん》による地面の衝撃でビオランテの足元を揺るがし、触手の動きを乱してくる。

 

「ぐっ……思ったより硬い!」

 

ヘドラはヘドロ爆弾を飛ばしてサイドンを翻弄するも、相手は膨大な物理パワーと、地面タイプの重量感を活かした突進で反撃してくる。ヘドロの身体がたびたび吹き飛ばされそうになるが、ヘドラに物理攻撃は通用しないことをシバは知らない。

 

その間にもサイドンは《つのドリル》を放ち、ヘドラの柔らかいボディを穿く。一撃即死の技だが、ヘドラに物理攻撃は通用しない、つのドリルが逆に硫酸に焼かれて苦しむサイドン。

その中で、ビオランテは辛うじてゴローニャを追い詰める一手を見出した。

 

「ビオランテ、放射樹液(ハードプラント)だ!」

 

ビオランテは大口を開き、強力な光をまとった放射樹液(ハードプラント)をゴローニャに叩き込む。

 

ゴローニャはその一撃に大きく後退し、耐えきれず崩れ落ちる。

 

続けてヘドラがサイドンにヘドロ弾(へどろばくだん)の追撃を与え、サイドンは猛攻を振り払おうとするが、ビオランテの触手による動きの封じめもが新たに攻撃に加わり、最後にはヘドラの強酸性のヘドロ爆弾を受けて倒れ込む。

 

「ゴローニャ、戦闘不能……! サイドン、戦闘不能……!」

 

シバの顔にわずかな驚きが見えるが、ここで勝利を確信するのは早すぎるようだった。

 

 

 

ドドゲザン(リバースギロン)&カイリキー(コング・グレイトアックス装備)登場

 

「ほう……ゴローニャとサイドンを倒すとはやるな。だが、俺の真の力はこれからだ」

 

シバが次に繰り出したのは、ドドゲザンとカイリキー。

この世代に存在しないはずのドドゲザンは、まるでリバースギロンを思わせる刃のような頭部を持ち、超振動ブレードを使いこなす。

その機敏でアクロバティックな動きは、見ているだけで不安を覚えるほどだ。

 

カイリキーは、いかにもキングコングを模したかのように、その四本の腕と、一本のグレイトアックス(がんせきアックス)を装備している。

 

さらに、キングコング対ゴジラを思わせる電撃の力を会得しており、《かみなりパンチ》からの放電攻撃で相手を麻痺させる武器として使ってくるらしい。

 

ドドゲザンはフィールドに降り立つなり、リバースギロンのように頭を振りかぶり、超振動ブレードを展開して吼え立てる。まるでリバースガメラからのセリフがフィールドにこだまするようだ。

 

「どうあがこうと無駄だ。すべての生き物は、刃の前に沈黙あるのみ……

我々は新たなる脅威、“リバース”の名を背負っているのだからな!」

 

審判が宣言する。

 

「トドゲザン、カイリキー、バトルスタートです」

 

 

観客がどよめきたつ。

 

「リバースってなんだ?」

「また邪魔をするのか?」

「死に損ないが!」

 

ビオランテとヘドラの両者は警戒を強める。

 

まずドドゲザンの超振動ブレードが唸る。アクロバットな動きでビオランテの触手の隙間をすり抜け、一瞬でフシギバナ本体に斬撃を与えた。ビオランテの背中の花が切り裂かれ、雄たけびがフィールドに木霊する。

 

「“リバースギロン”の名を伊達に背負ってはいない!

その昔ガメラをも翻弄した刃が、貴様を断ち切る……!」

 

ドドゲザンがまるでリバースガメラの世界観を体現するかのごとくアクロバティックな動きで触手を全て避け、再度ビオランテを切り付ける。

 

高い再生力を持ったビオランテも、再生力を超える凄まじい攻撃に耐えきれず倒れ込む。触手が地面に崩れ落ち、動かなくなった。

 

「ビオランテ、戦闘不能……!」

 

 

ビオランテをギロンが下したと同時に、カイリキーが四本の腕を活かし、4本の腕に電撃を纏わせていた。

 

まさにキングコング対ゴジラのように、拳に雷が集中する。

 

その凄まじいエネルギーを引き裂くように《かみなりパンチ》でヘドラの内部に叩き込むと、同時に《ほうでん》がヘドラの体内を乾燥させ始めた。電撃をまとったままヘドラの体を乾燥させつつ腕を内部に突っ込んだので、硫酸の火傷はしなかったのだった。

 

「カイリキー、いいぞ! 拳に雷を宿し、相手を粉砕しろ!」

 

電撃がヘドラの体を内部から焼き尽くし、ヘドラは悶絶する。

電極板を超える(ほうでん)攻撃を体内から叩き込まれ、ヘドラは乾燥して崩れ落ちた。

 

「ヘドラ、戦闘不能……!」

 

こうして初手コンビのビオランテとヘドラは無情にも敗れ去った。

 

 

 

ゴジラ&メカゴジラ vs リバースギロン&キングコング

 

俺は残された二匹を繰り出す。バンギラス“ゴジラ”は漆黒のオーラをまとい、ボスゴドラ“メカゴジラ”は機械的な鎧を光らせながら唸る。シバのドドゲザンとカイリキーは、すでに火力を存分に見せつけたあとだが、それでも油断はできない。

 

「くそ……ギロンやコングはさすがに強い。だが、まだ終わりじゃない。行くぞ、ゴジラ! メカゴジラ!」

 

俺はビオランテとヘドラが敗れたことに驚きつつ、怪獣王の勝利を信じて叫ぶ。

 

「ゴジラ、お前の強さを確かめさせてもらうぞ!」

 

X星人のように呟くシバは二匹を迎え撃つ。

 

ゴジラがカイリキーに放射熱線(かえんほうしゃ)を浴びせかける。コングはグレイトアックス(がんせきアックス)で受け止め続け、耐え続ける。その行動は、アックスにエネルギーを貯める行動だったのだ。

 

シバは叫ぶのだった。

 

「ドドゲザン、リバースギロンの刃をもう一度見せてやれ! 舞うように斬れ!」

 

ドドゲザンが超振動ブレードを起動し、メカゴジラの鋼鉄のボディを狙う。メカゴジラは重い体を活かして相手の攻撃を受け止めようとするが、刃の切れ味は予想を超える鋭さ。かすっただけで金属の甲殻に火花が散る。

 

「メカゴジラ、メガバスター(チャージビーム)!」

 

メカゴジラは高エネルギーをチャージし、《チャージビーム》を連続発射する。ドドゲザンは回避を試みるが、「リバースギロン」の超感覚といえど完全にはよけきれず、ビームを浴びながら後退を余儀なくされる。

 

そこにゴジラがコングから攻撃対象を突然変更、《放射熱線(かえんほうしゃ)》をギロンに向けて集中させる。炎と電撃のコンボが炸裂し、ついにドドゲザンは悲鳴を上げて膝をつく。

 

「ば、馬鹿な……リバースギロンの力が、こんな連携攻撃に負けるなど……

『リバースガメラ』の再臨も、ここでは果たせん、というのか……!」

 

苦悶の声とともに、ドドゲザンはついにフィールドに沈んだ。

 

「ドドゲザン、戦闘不能……!」

 

観客席からどよめきが走る。

 

「やっぱりマグロを食ってるようなのはダメだな!」

「それはジラだろう、ギロンじゃない」

 

そんな声が聞こえてくる。

 

「ドドゲザンがやられたか……だが俺にはまだ“ゴジラVSコング”の再現がある。行け、カイリキー! 全力であのメカゴジラとゴジラを叩き潰すんだ!」

 

カイリキーがドラミングを勢いよく起こして奮い立ち、四本の腕とグレイトアックスに先ほど吸収した熱線のエネルギーを纏わせ、一気にメカゴジラへ突撃する。メカゴジラは《チャージビーム》、ゴジラは《かえんほうしゃ》を集中攻撃で浴びせようとするが――

 

「グレイトアックスにエネルギーを注ぎ込め! 受け止めるんだ!」

 

ゴジラVSコングさながらのシーンが再現されるかのように、カイリキーは雷の斧でビームと炎を受け止める。そこから急接近すると、一刀両断のもとにメカゴジラの胴体へグレイトアックス(がんせきアックス)で斬りつけた。

 

「この斧はただの武器じゃない……そこに流れる炎と雷を導く神の斧だ!

ゴジラの炎で熱せられようとも、メカゴジラのビームを受けようともその炎と雷を吸収して敵を断つ!」

 

金属質な音が轟き、メカゴジラは装甲が深く切り裂かれ内部がショートする。メカゴジラは動けなくなり、そのままバタリと倒れて沈黙する。

 

「メカゴジラ、戦闘不能……!」

 

 

「さあ、これで『ゴジラVSコング』が完成だな。お前のバンギラスがどれほどの力を持っていようが、俺のカイリキーがその牙を折る!」

 

シバは二体のアルファタイタンの戦いに気合を入れて叫ぶ。

 

「まさに、地球の真の王者を決める戦いです!どちらが真のアルファタイタンとして君臨するかこの戦いで全てが決まります!」

 

審判が興奮して叫ぶ。

 

しかし、観客席のファンは違う言葉を紡ぐのであった。

 

「ゴジラの最後を一緒に見届けようではないか」

 

まるでFWのような観客のセリフを聞き、俺はFWで最後にゴジラが傷つきながらも勝利したことを思い出し、闘志を高める。

 

カイリキーは四本の腕を広げ、グレイトアックス(がんせきアックス)を再び構える。ゴジラ(バンギラス)は低くうなり声を上げ、鋭い眼差しで相手を睨む。その姿は、まさしく“ゴジラVSコング”を再現しているかのようだった。

 

 

互いに距離を詰め、《けたぐり》や《がんせきふうじ》に近い格闘・岩技を応酬する。カイリキーは斧を振り下ろし、ゴジラは爪と尾を活かした格闘攻撃で応じる。技を交わし合いながら、両者は真正面から衝突する。

 

(コング(カイリキー)……その力がどれほどのものか、見せてみろ!

俺こそが真の王だ! ――byゴジラの咆哮)

 

地を揺るがすような衝撃が、スタジアム全体を包み、観客席からも悲鳴と歓声が入り混じった熱狂が沸き起こる。カイリキーのグレイトアックス(がんせきアックス)に雷光が走り、ゴジラは鋭い爪で弾き返すも、何度か電撃の余波をまともに受け苦戦する。

 

しかし、次第に体格でコングを勝るゴジラの怪力とタフネスが上回り始める。この戦いにタイプ相性は関係がないようであった。

 

カイリキーの斧を空振りさせてはボディへ反撃の拳を叩き込み、さすがのカイリキーも大きく後退していく。最終的には、カイリキーが膝をつく姿が見えた。

 

シバは叫ぶ

 

「ぐっ……まさかこれほどの力とは……!

だが、カイリキーにはこの斧がある限り、絶対に……!」

 

そこで、俺は勝機を見逃さずに叫ぶ。

 

 

「ゴジラ! 仕上げだ、ハイパースパイラル熱線(はかいこうせん)を撃て!!」

 

ゴジラ(バンギラス)は両足をアンカーのように地面に固定すると全身を大きく伸ばし、口を開く。

 

それはまさにFWで隕石を激突した熱線の準備体制、青い炎が渦巻くように集まりはじめ、その威力にスタジアムの空気がビリビリと震えだす。

 

観客席からもどよめきが上がる。

 

カイリキーは斧を掲げ、必死にそれを防御の盾としようとするが――

 

「これで終わりだぁっ!!」

 

放たれた光線は、ゴジラが究極の力を振り絞って生み出した究極の一撃、《ハイパースパイラル熱線》――FWでの隕石破壊にも匹敵する破壊力と灼熱の融合。

 

(まだだ、俺は負けん……! ――byカイリキー(コング)の咆哮)

 

雷を宿すグレイトアックス(がんせきアックス)で受け止めようとするカイリキーだったが、熱線のエネルギーは斧を押し返す勢いで光を炸裂させる。

 

カイリキーが気合で踏みとどまる。だが、FWゴジラの熱戦に匹敵する攻撃に、斧がエネルギーの吸収限界を超える。

 

斧は大爆発して砕け散り、電撃は青い光に飲み込まれて火花を散らす。斧を失ったカイリキーは光の奔流に飲まれ、爆音とともにフィールドの端へ吹き飛ばされた。

 

「カイリキー……戦闘不能……!」

 

「……俺のカイリキーが……」

 

グレイトアックス(がんせきアックス)が破壊されたカイリキーを見届け、シバは愕然とした表情を浮かべる。しかし、敗北を認めないわけにはいかない。すべてを出し切っての戦いだったのだ。

 

審判の宣言がスタジアムに響く。

 

「カイリキー、戦闘不能! 四天王シバ、手持ち全滅!」

 

俺は胸を撫で下ろしながら、ゴジラに駆け寄る。ゴジラの目にはまだ凶暴な闘志の残滓が漂っているが、俺の姿を見て小さく唸り声を上げ、ゆっくりと頭を垂れる。手強かったシバの猛攻、リバースギロンとゴジラVSコングの融合のような新たな恐怖……それを乗り越え、今俺たちは新たな一歩を踏み出す。

 

 

ドドゲザン(リバースギロン)は倒れ、カイリキー(キングコング)も敗れ去った。ビオランテやヘドラ、メカゴジラも満身創痍の末に倒れたが、最後まで力を振り絞ったゴジラが勝利をもぎ取ってくれた。

 

「リバースギロンの刃をも砕いたゴジラ……

そしてゴジラVSコングの再現すら乗り越えた、この力。

お前たちなら……残りの四天王を制するに値するかもしれんな……」

 

シバはそう呟くと、倒れたカイリキーを抱え、こちらを見据えた。

 

悔しさと尊敬、そしてさらなる闘志。その入り混じった眼差しが、俺の胸に熱いものを残していく。

 

「次は……俺以上の強者と戦う準備があるんだろう?」

 

シバは俺に語りかける。

 

「もちろんだ。ありがとう、シバ」

 

俺は静かに返し、シバは黙って頷く。俺とゴジラ――そして、仲間たちの道はまだ続く。リバースギロンをも想起させる新たなる怪獣の力、ゴジラVSコングを思わせる激闘を乗り越た俺達、いつかチャンピオン、いや、最強の怪獣王トレーナーの座へと到達できるだろうか。

 

轟く歓声と拍手。その中、ゴジラの咆哮がまた一つ、スタジアムの天井を突き破るように響きわたる。次の四天王戦、そして最終決戦へ――俺たちは進み続けるのだ。




ドドゲザン
 NN ギロン
頭部の超振動ブレードはあらゆる敵を両断する
真の脅威は超強力な超振動ブレードに加え“怪獣”の中でも最速クラスのアクロバティックな動きである

カイリキー
 NN キングコング
“アルファタイタン”の一体である
“帯電体質(かみなりパンチ・ほうでん)”“グレイトアックス”(がんせきアックス) を併せ持つ
ヘドラを内部から乾燥させ、メカゴジラをグレイトアックス(がんせきアックス)で叩き折った

シバが四天王に君臨するのも“2体の怪獣の力”であった

次回、
「ゴジラVSモスラ」
「極彩色の大決戦」
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