2094年4月29日
午前12時
第一体育館
摩利「では、これより葉山裕翔と桐原武明による、模擬戦を開始する。武器は決められた竹刀のみ。勝敗の条件は、どちらかの戦闘不能、もしくは降伏で決める。また、殺傷能力のある魔法の使用は禁止とする。これ破った場合は失格とする。それでは、双方構え!!・・・・始め!!」
と摩利の掛け声で体育館で裕翔と桐原による模擬戦が始まる。
桐原「それでは、行かせてもらいます。葉山先輩!!」
と両手で竹刀を握った状態で桐原が仕掛ける。そして、裕翔左右に持った竹刀を構える。
裕翔「来い。」
パンッ
と桐原の竹刀が裕翔の右手に持つ竹刀に当たり、大きな音と衝撃が響く。しかし、
桐原「くっ!!」
裕翔は右手に持った竹刀で防御しただけで、一歩も動いていない。それに対し、
桐原「なら!!」
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
と桐原は連続で攻撃するが、全て裕翔は動く事はなく右手の竹刀だけで防ぐ。
そして、それを見ていた真由美達は、
真由美「やっぱり、桐ヶ谷君の時と同じで最初は全て攻撃を受け止めるのね。」
克人「恐らくだが、葉山は桐原の実力を試しているんだ。」
真由美「えっ?それって。」
克人「葉山はこういう勝負には相手にも敬意を払う。この勝負は誰が見ても葉山の勝利の予想がつく。だが、葉山もそんな桐原の実力を知りたいのだろう。桐原の実力は、1年の中でも優秀な方だ。それは葉山も既に分かっている。だから、最初は受け止めているんだ。」
と見ている中でも、
桐原「ハァ!!」
パンッ
桐原は必死に攻撃するも裕翔はほぼ動くことなく、右手の竹刀だけでで攻撃を弾く。
桐原(やはり、強い。俺の全力を尽く弾いてやがる。いや、勝てるなんて思ってない。だが、どれほどの実力なのか試したかった。だが、これほどとは・・・・。)
と桐原の目には裕翔は自分の何倍も大きく見えていたのだ。そして、
桐原(最後にこの一撃で体勢を崩せれば!!)
と大きく竹刀を振り下ろす。そして、
パァッーン
大きな音が体育館に響く、
桐原「どう・・・・・!?」
しかし、桐原の目に写ったのは、
裕翔「・・・・。」
何事もないかのように立つ裕翔の姿だった。それを見た桐原は
桐原「・・・・・ッ。参りました。」
と頭を下げ、降伏を宣言すると、
摩利「桐原の降伏を宣言した為、この勝負、葉山裕翔の勝利。」
と審判の摩利が宣言する。こうして、桐原と裕翔の模擬戦は終わり、観にきていた生徒達も解散し始めた。そして、裕翔も竹刀を片づけ、戻ろうとする中、そんな中、
桐原「葉山先輩、ありがとうございました。」
と再び桐原は、裕翔に対して頭を下げる。
裕翔「良い剣術だった。これは俺の勘だが、お前はもっと強くなれる。これからも精進しろよ。」
と言うと、裕翔は体育館を後にした。
午後5時
全て授業も終わり、裕翔はやる事もない為、1人で帰ろうと正門へと向かっていると、
「見て、葉山先輩よ。」
「カッコいい。今年の九校戦に出るのかしら。」
「出るなら、私絶対に観に行くわ。」
模擬戦の効果なのか、裕翔に視線が集まる。
裕翔「ハァ〜、後輩の頼みだから模擬戦したけど、ここまで注目されると、キツイな。」
と呟きつつ、正門から出ると、道路を挟んだ先に、黒いコートを着た1人の男が目に入る。
裕翔「・・・・・。」
裕翔はそのまま道路を渡り、男の横に着くと、
裕翔「なんで、貴方がここに居るんですか。古田上官。」
と裕翔の直属の上官である古田に問う。
古田「昔は私が自ら、任務を伝えに来ていたじゃないか。」
裕翔「あの時は、人員が足りなかったからで、今は部下も沢山います。」
古田「そうだな。急だが任務だ。内容はここにあるが、念の為に話しおこう。」
と裕翔にUSBを渡す。そして、
古田「どうやらここから、少し離れた山奥に大亜連合に雇われた傭兵が洋館を拠点に潜伏しているとの事だ。君達にはここに向かい、敵の殲滅と大集めれんから連合に関する情報の入手を命じる。
裕翔「敵の戦力は。」
古田「テクニカルと思われる武装車両が4台、MIL-24が1機、確認されている。歩兵に関しては分からない。」
裕翔「分かりました。直ぐに向かいます。」
と裕翔が直ぐに現場に向おうとすると、
?「その件、私も参加してもよろしいですか。」
と声がかかる。裕翔が振り返ると、そこには
裕翔「椿。」
椿の姿があった。
椿「お久しぶりです。古田さん。」
古田「ご無沙汰だね。椿君。」
と古田は一礼する。そして、
古田「それで、今の発言は我々の任務に参加したいとな事かな。」
椿「はい、私も朱雀院家の四女として参加を希望したいのです。私もチームに加われば、少しは戦力になるかと。」
古田「お気持ちは有難いのですが、我々は軍人で君は一般人だ。例え、龍の目を持つ者でも、許可はできない。それに、椿君に何かあれば君のお父上に面目が・・・・・。」
椿「ご心配はありません。父からは同じ力を持つ裕翔くんには可能な限り、協力するように言われております。また、それらの責任は古田さんにではなく、勝手に協力を申し出た父が負うので問題ありません。それに、私は今、一応、銃の免許は支度しています。自分も身は守れるのでご安心を。」
古田「・・・・・分かった。許可しましょう。葉山君、良いかな。」
裕翔「良いわけないでしょう。ただの民間人を戦場に連れて行くなんて。」
古田「命令だ。彼女を連れて任務を遂行しなさい。」
裕翔「・・・・・分かりました。ただし、命令には従ってもらいます。」
古田「うむ。それでは問題ないよ。椿君、これで問題ないかな。」
椿「はい。問題ないです。よろしくね、裕翔君。」
と笑顔で椿は言うが、
裕翔「任務に支障をきたすと判断したら、直ぐに置いて行くからな。」
とそのまま、特殊部隊の基地へと向かうのであった。
午後7時11分
とある山奥
ホゥ、ホゥ、
とフクロウの鳴き声が聴こえる中、
ガサッ、ガサッ
「こちら、異常なし。引き続き、哨戒を続ける。」
と報告し、1人の傭兵が暗い山の中を歩いていると、
「ったく、こんな山の中に敵が来るわけないだろ。何をこんな・・・・。」
グサッ
「カッ・・・・・・!!」
突如、傭兵の前から鈍い音が聞こえると、傭兵を動きを止め、自分の胸を見ると、自分の胸に刺さった1本のナイフが目に入ると、
ドサッ
そのまま、傭兵は膝から崩れ落ち、動かなくなる。そして、
裕翔「こちら、『デビル』。敵を1人、排除。このまま目的地に向かう。」
と傭兵に刺したナイフを回収すると、
ガサッ
裕翔「・・・!!」
背後から、足音が聞こえてくる。
ガチャ
裕翔は直ぐに装備しているSCAR-Lを構える。すると、
椿「やめて、私よ。」
と防弾チョッキとヘルメットを身に着け、腰には裕翔と同様に刀を装備し、手にMP5を持った椿が姿を現す。
裕翔「合流ポイントは、まだ先の筈だ。お前の予定着地ポイントからは、ここを通る予定はないはずだが。」
椿「少し、予定ポイントからズレたの。それに、予想以上に敵が多かったから、別のルートで来たの。その様子だと、敵を既に倒した見たいね。」
裕翔「まぁな。それより、先を急ぐぞ。空挺降下してから10分、後、5分で予定ポイントに集まる予定だ。行くぞ。」
と裕翔は歩き出す。
椿「待ってよ。久しぶりに2人なんだから、少し話を。」
裕翔「此処は、戦場だ。そんな思い出話を語れるほど、余裕はない。」
椿「ムッ。そうよね、裕翔君にはあの美しい、生徒会長さんがいるものね。」
裕翔「何が言いたい。」
椿「裕翔君、好きなんでしょ。あの七草真由美の事が。」
裕翔「・・・・・ハァ?お前、何を言ってるんだ。」
椿「聞いたわよ。裕翔君、去年の夏休みに真由美さんと家で何日も過ごしたって。」
裕翔「しばらく、家に泊めてあげただけだ。」
椿「ふぅーん、じゃあ、一緒に風呂に入ったのはどう説明するの。(一年編「第16話・17話」を参照。)」
裕翔「・・・・・グッ、入ってはいない。手違いで脱衣所で見てしまっただけだ。」
椿「でも、見たんでしょ。真由美さんの裸姿を。」
裕翔「・・・・・。」
と裕翔から汗が流れ始める。
椿「黙ってる事は、事実なんでしょ。」
裕翔「誰から聞いた。」
椿「真由美さん、本人からよ。私に張り合うために言ってきたの。」
裕翔(アイツ、何を言ってるんだ。あらね、誤解を生んでるじゃないか。)
と思いつつ、
裕翔「俺は、別に真由美に対して好意を抱いてるわけじゃない。」
椿「そう。裕翔君がそう言うなら、いいけど。」
と裕翔の誤解は晴れ、そのまま歩いていると、
裕翔「あそこだ。合流ポイントは。」
と裕翔達の前に合流ポイントである場所が目に入る。
椿「間に合ったね。まだ他の人達はついてないようだけど。」
と椿が合流ポイントに向かおうとすると、
裕翔「待て。」
と裕翔が椿を止める。
椿「どうしたの?」
裕翔「左の方に人影がある。」
椿「M4さん達じゃないの。」
裕翔「いや、動き的にアイツらじゃない。援護しろ。」
と裕翔は静かに近づく。そして、裕翔達はその人影の正体を確かめる為に背後に回り込む。そして、目標の背後を捉えると、
裕翔「俺がやる。椿は援護してくれ。」
と言うと、裕翔はナイフを取り出し、ゆっくりと目標に近づく。そして、手の届く範囲までに近づき、裕翔がナイフを構えた瞬間、
バキッ
裕翔の背後から、何かを踏みつけた音が聞こえたと同時に
椿「裕翔君!!後ろ!!」
と椿の声が聞こえてくる。
裕翔「・・・・!!」
ドカッ
裕翔は直ぐに振り返ると同時に右足で背後にいた相手の右手に蹴りを入れる。
カランッ
そして、右手から警棒らしきものが、落ちる。
?「・・・・・ッ!!」
カチャ
と裕翔は直ぐにブレイブ・ソード改を構える。しかし、
パスッ
背後から突如、1本の氷柱らしき物が裕翔の顔を掠める。裕翔が後ろを見ると、最初に仕留めたようとした目標がCADを構えていた。そして、2発目を放とうと準備する。しかし、
裕翔「・・・・。」
?「作動しない。どうして?」
裕翔は即座に目にした魔法式を読み取る事で即座に敵の魔法を使えないようにする能力を使い、相手の魔法を封殺する。しかし、
?「ハァ!!」
警棒を持っていたもう1人が再び、警棒を持ち、攻撃を仕掛けてくるが、
キンッ
椿「この人の相手は私がするから、裕翔君は目の前の敵を!!」
と椿が刀を使い、後ろの敵を抑える。そして、
カチャ
裕翔はブレイブ・ソードを構えると、
ザッ
相手は後ろに下がろうする。
裕翔「悪いが、やらせてもらう。」
と斬りかかろうとすると、
裕翔「・・・・!!」
ズドーン
右側面から壁のような物が裕翔めがけて突っ込んでくる。そこを裕翔は間一髪で交わし、少し、後ろに下がる。
裕翔(今の壁は魔法、まさか・・・・・。)
とある事に気づくと、
カチャ
裕翔はブレイブ・ソードを鞘に収め、
裕翔「なんで、お前が居るんだ。十文字。」
と壁が飛んできた方に話す。すると、
克人「その声、葉山か。」
と暗闇から克人とキリト、アスナ、ミトが姿を見せる。それを見た裕翔は、
裕翔「まさか、俺らを攻撃してきたって。」
と軽くを攻撃してきた2人にライトを照らすと、
真由美「4時間ぶり・・・・・。」
摩利「やぁ・・・・。」
と正体が明らかになり、裕翔と椿の2人と交戦したのは真由美と摩利だと判明した。それを確認できたら、
裕翔「なんで、お前らが居るかちゃんと説明しろ。」
と言い、裕翔は克人から説明受ける。克人達も裕翔達同様に、大亜連合の話を聞きつけ、真由美と協力し、此処に駆けつけたとの事だった。そして、克人達に続くように、AR小隊、404小隊、WA2000率いる第1狙撃小隊(WA2000、PSG-1、R93、VP9、GR g28)とM1918率いる第1支援小隊(M1918、M2HB、LWMMG、KSG、DP-12)が合流する。その後、裕翔、摩利、キリト、AR小隊が先見として大亜連合の情報の確保、克人、椿、真由美、アスナ、ミトが破壊工作を行い、第1狙撃小隊が偵察・支援を行い、本格的に敵との戦闘になり次第、第1支援小隊も攻撃加わると言う形で作戦が決まり、裕翔達は直ぐ作戦の為に別れ、動きは始める。
午後7時30分
洋館の敷地内
ブーン
洋館の周辺では常にテクニカルが警備の為に巡回しており、洋館の周辺にある建物の周りにも、厳重に傭兵達が警備として配置されている。そして、1台のテクニカルがある道を通り過ぎると
ガサガサガサ
裕翔「行ったな。よし、行くぞ。」
と茂みから裕翔が顔を出し、確認すると裕翔を先頭にキリト、摩利、AR小隊が続き、洋館へと張り付く。そして、
裕翔「グラップガンを用意。」
とM4達に指示を出し、壁を登る準備する。すると、
キリト「こんなの魔法を使えば、良いだろ。」
と加速魔法を準備する。しかし、
裕翔「バカ。何も見ずに魔法を使うな。」
と裕翔が止める。そして、
裕翔「見ろ。壁の角側を。」
と指を指す。そして、キリトが目を凝らして見ると、ある装置が目に入る。
裕翔「あれは、魔法を検知する装置だ。魔法によるサイオンを感知したら警報が鳴る。だから、グラップガンを使うんだ。」
と言いつつ、もう1つのグラップガンをキリトに渡す。
キリト「なるほど、あえて古典的な方法で登るわけか。」
摩利「桐ヶ谷。いつも、私が警告してるだろ。用心して動けって。」
キリト「分かってるよ。」
と話していると、
裕翔「目標は3階だ。窓から侵入する。」
と裕翔とキリトがグラップガンを構え、
ポンッ
シュー
カンッ
発射されたグラップは繋がれた紐をと共に屋根に引っ掛かる。そして、
カチャ
と昇降機をフックに繋げ、
裕翔「俺とキリトが先に登る。次に摩利とRO、その次はM4とSOPⅡ、最後にARとM16だ。」
M4「了解です。」
と指示を出すと、
ウィーン
と昇降機で登っていく。そして、3階まで昇り切るが、
ガタッガタッ
キリト「チッ・・・・・鍵が閉まってる。」
入ろうとしている窓の鍵がかかっていることが発覚する。すると、
裕翔「キリト、俺がやる。」
と裕翔が防弾チョッキの胸ポケットからバーナーを取り出す。そして、
ゴーーー
バーナーを鍵のところに直接当て、鍵を破壊していく。そして、
ガチャ
裕翔「空いた。」
窓が開き、キリトと裕翔は洋館の中に入る。そして、指示された通りに摩利とM4達も昇って洋館内に入っていく。そして、全員が洋館内に入ると、
裕翔「よし、この先に情報があるはずだ。静かに行くぞ。」
と裕翔達は再び進み出す。そして、直ぐに曲がり角に着くと、
裕翔「・・・・・あの部屋か。」
裕翔は少し、顔を覗かせ、目的の部屋を確認するが、
裕翔「敵が2名、部屋の前で待ってる。」
部屋の前には傭兵が2名、護衛として配備されていた。
裕翔「M16、ショックグレネードを。」
M16「ほらよ。」
と裕翔が指示すると、M16が丸い球体を取り出し、裕翔に渡す。すると、
摩利「何だ?それは?」
と摩利が聞いてくる。
裕翔「電撃グレネード。強い電力で敵を無力化するグレネードだ。」
と言うと、球体のボタンを押し、
ポイッ
カランッ
「ん?」
敵の足元へ投げる。そして、
ピーン
「アガガガ・・・・!!」
グレネードが作動し、敵は痺れ、意識を失う。そして、
裕翔「よし、行くぞ。」
と一気に部屋の前まで前進し、
裕翔「キリト、早めに頼むぞ。」
キリト「簡単なら良いが。」
とキリトが部屋に繋がるドアの電子ロックの解除を行う。
ピッ
ピッ
ピッ
とキリトが裕翔達から渡された専用の装置で解除を試みるが、
『おい、11番。定時報告の時間がとっくに過ぎてるぞ。応答しろ。』
と倒れた傭兵の無線から連絡が入る。
裕翔「マズイ。キリト、急げ。」
キリト「分かってる。焦らさないでくれ。」
『おい!!11番、これより、そちらに向かう。洋館に居る奴らは3階に迎え。』
と更に敵の情報が入り、
ダッ、ダッ、ダッ
下から上がってくる足音が聞こえ、騒がしくなる。
裕翔「ヤバいな。M4とAR、SOPⅡは側面の階段を見張れ、M16とROは俺と正面を。渡辺はキリトを守れ。」
摩利「分かった。」
と指示を出し、部屋の目の前にある階段にM16達と向かい、
ガチャ
階段に照準を合わせ、下から来る敵に備える。そして、
「居たぞ!!敵だ!!」
ダダダダダダ
敵が銃を構えながら階段を上がってき、裕翔達を見つけた次第、発泡してくる。
裕翔「撃ち返せ!!」
パスッ
パスッ
パスッ
それに対して、裕翔達も応戦する。更に、
ダダダダダダ
M4達が向かった方からも銃声が聞こえてくる。すると、
「くたばれ。」
と敵がグレネードを片手に階段を上がってくる。
裕翔「ヤバい!!」
パスッ
パスッ
パスッ
「グハッ!!」
その敵に対して、直ぐに裕翔は発砲し、倒すが、
コロンッ
摩利「・・・・!!」
倒される直前に投げられたグレネードが摩利と裕翔の間に転がってくる。すると、
摩利「・・・・・ッ!!」
ガッ
摩利はグレネードを直ぐ手に取り、
パッ
再び階段の方に投げ返す。そして、
ズドーン
投げてから、数秒後グレネードは爆発する。
裕翔「渡辺、助かった。」
摩利「気にするな。」
話していると、
キリト「解除できたぞ。」
ガチャ
と扉の鍵も解除され、
裕翔「M4、鍵が開いた。来い!」
と指示を出すと、
ダダダダダダ
撃ちつつ、M4達が下がってくる。それを
裕翔「援護しろ。」
裕翔とM16の2人でM4達を援護する。そして、
裕翔「早く入れ!!」
と全員が部屋に入ると、
ガチャ
ダダダダダダ
直ぐにドアを閉め、セキュリティロックの端末を破壊する。すると、
「おい!!開けろ!!」
ドアの向こう側から敵の声が聞こえてくる。
裕翔「RO、AR-15、可能な限りの情報を集めろ。キリト、このpcからデータの抜き取ってくれ。他は外とドアを守れ。」
と指示を出し、動き始める。
キリト「どれどれ。どんな情報が・・・・・すごいな。」
裕翔「どうした?」
と裕翔もキリトと共にpcを見ると、
裕翔「これは・・・・・設計図か。」
設計図らしきものが映し出される。
裕翔「これは・・・・・グレイズか。」
キリト「グレイズって、確か・・・・去年、パーティやスコーピオンの時に出てきた無人兵器。」
裕翔「あぁ。しかも、この型は去年末に発表されたグレイズの改良型だ。まさか、こんな最新鋭の設計図がこんな傭兵共に出回ってるなんて、何処からの提供もんだ?」
キリト「調べようか。」
裕翔「いや、敵もまだいる以上、そんな呑気な事はできない。情報を引き出すだけで良い。後はこっちで調べ・・・・!?」
と指示を出そうとすると、
バタバタ
外からプロペラ音が聞こえてくる。そして、裕翔が窓から外を見ると、
裕翔「ヤバい!!バインドだ。」
MIL-24が裕翔達に向かって機関砲を向けていたのだ。しかし、
ズドーン
ウィーン
突如、MIL-24のローターが爆発し、制御を失い旋回し始める。そして、そのMIL-24を攻撃したのは、
今から5分前
カチッ
416「これで、全ての爆弾は設置が完了よ。七草さん。敵の方は?」
真由美「大丈夫です。付近は既に十文字君と朱雀院さんが抑えてくれています。」
と爆弾を設置を終え、真由美と416は外に出ると、
ダダダ
真由美「銃声。」
銃声が聞こえてくる。すると、
ump45「どうやら、隊長達が敵に見つかったようね。直ぐに巡回しているハインドが戻ってくるわ。」
とump45が残りの404小隊の隊員と克人、椿を連れて合流する。すると、
克人「屋敷の方で、閃光が見える。」
と克人が双眼鏡で裕翔達が居る屋敷を確認する。すると、それを聞いた真由美は、
真由美「・・・・・。」
マルチスコープを使い、裕翔達の事を確認する。そして、確認できたのは、部屋の前で少しずつ追い詰められる裕翔達の姿が確認していると、
バタバタ
真由美「・・・・!?」
克人「ハインドだ。」
真由美達の上をハインドが通過していく。そして、
バタバタ
裕翔達が居る部屋に向けて射撃態勢を取る。その瞬間、
真由美「私がやります。」
とCADを構え、
タンッ
魔弾の射手を使い、MIL-24のローターを撃ち抜く。そして、
ウィーン
MIL-24は制御を失い、今に至る。
現在
ウィーン
MIL-24は変わらず、必死に制御しようと旋回し続けていた。それを窓から見ていた裕翔の元に
キリト「ふぅ〜、危ないところだったな。はい、情報を抜き取っておいたぜ。」
裕翔「助かった。これで・・・・・うん?」
と裕翔が窓を見てみると、先程、制御を失ったMIL-24が旋回しつつこちらに向かってきていた。
裕翔「マズイ!!全員伏せろ!!」
と言った瞬間、
ズドーン
MIL-24が館の2階に突っ込み、大きな揺れと爆発を引き起こす。
裕翔「クソ、マジで死ぬかと思ったわ。全員、無事か。」
摩利「大丈夫だ。」
キリト「俺も大丈夫だ。」
M16「私も含め、全員動ける。」
と全員の無事を確認すると、
裕翔「データも証拠も集めた。撤収準備に入るぞ。俺に続け。」
とドアに張り付くと、
ガチャ
SCAR-Lのサイレンサーを外し、構える。
ダンッ
ドアを蹴破り、
ダンッ
ダンッ
待ち構えていた敵に向かって発砲する。
「うわぁー!!」
そして、裕翔とAR小隊はキリトと摩利を護衛しつつ、3階から1階へと降り、屋敷の外に出る。
午後7時54分
館を出た裕翔達は周辺の敵を一掃。合流ポイントで待機していた。
すると、
真由美「葉山君。」
と真由美達が合流する。更に、
WA2000「隊長。」
第1狙撃小隊と第1支援小隊も共に合流し、全員が集まる。そして、
裕翔「こちら、デビル。本部、任務完了。回収を頼む。」
と無線で報告するが、
『こち・・・・・ほん・・・・そちらに・・・・が・・・・いる。』
帰ってきた返答はほぼ何も聞き取れないものだった。
裕翔「本部、聞き取れない。もう一度頼む。」
再度、無線で試みるも
『ザーーーー。』
何も返答はない。すると、
ズドーン
ダダダダダダ
裕翔「・・・・・何だ!!」
突如、ビーム兵器と実弾による攻撃が裕翔達の付近に着弾する。
裕翔「全員、屋敷の中に!!」
と裕翔は直ぐに指示を出し、
ダダダダダダ
援護しつつ、全員が屋敷内へと入るのを確認すると、
ダダダダダダ
と射撃しつつ、下がり、
バッ
破壊された窓から屋敷内に飛び込む。
真由美「大丈夫。葉山君。」
と入ると、真由美が駆け寄り、裕翔に怪我がないか確認する。
裕翔「大丈夫だ。WA!!、敵の位置は?」
と返答しつつ、敵の場所の把握を試みる。すると、
AR-57「敵、上空と地上荷物目視で確認。」
と報告が入る。
裕翔「上空だと!?」
と窓から空を見ると、
裕翔「あれは!!」
空にいたのは12機の人形兵器であり、裕翔達の世界にはまだ存在しない兵器、
裕翔「装甲機竜(ドラグナイト)。」
装甲機竜は、現在異世界でしか量産、製造されていない兵器であり、その異世界で現在日本で、国交を結んでいるのはアティスマータ王国のなのだ。
真由美「装甲機竜って、確かリーズシャルテさんの国でしか・・・・。」
裕翔「あぁ。この国での生産はまだされていないはず。しかも、現在向こうからこの日本に来れるのは王族、またはそれを許された者のみ。最悪、これは国際問題になるぞ。とにかく、今はこの場を切り抜けるのが優先だ。AR小隊と404小隊、克人と渡辺、キリト、アスナは1階で敵の攻撃を死守。増援が来るまでここを砦に攻撃を耐える。第1支援小隊と第1狙撃小隊は半々に分かれて、3階と2階から敵を牽制、可能なら空の奴も叩き落とせ。真由美もWA達と一緒に上から狙撃を頼む。俺は外に出て、敵を少しでも減らす。総員、配置につけ!!」
と指示を出すと、それぞれ配置に着き始める。そして、裕翔も
カチャ
腰に装備している鞘からブレイブ・ソードを抜き、構える。
椿「私も出るわ。」
と裕翔の隣に並ぶように、椿も1本の刀を抜く。
裕翔「中に居ろ。いくら、お前でも危険だ。」
椿「嫌よ。私も戦うわ。」
裕翔「そうか。なら、好きにしろ。間違っても俺の背中は斬るなよ。」
と言うと、
AR-15「前方からグレイズ接近。」
と報告がくる。すると、
裕翔「お前は可能な限り、本部との連絡を試みろ。おそらく、相手の中に無線を妨害してる奴がいる。もしかしたら、何処かで俺が倒すかもしれない。繋がりしない、増援を要請しろ。」
と指示出すと、
裕翔「椿、お前は下の敵に専念しろ。上は俺が抑える。」
椿「そう言って、下も倒すくせに。」
裕翔「かもな。じゃあ、行くとしますか。」
椿「えぇ。」
と構え、
バッ
同時に2人は屋敷から外に出ると、
ババババババ
ヒューン
ヒューン
ヒューン
装甲機竜とグレイズから、一斉に火砲が放たれる。そんな中でも、
バッ
椿は敵に向かっていく。そして、
キンッ
椿「捉えた。」
椿はグレイズの集団の中に突っ込み、1体のグレイズを斬る。しかし、
ダダダダダダダダダ
グレイズは各自それぞれ直ぐに散開し、椿に攻撃を仕掛ける。更に
ヒューン
ヒューン
空の装甲機竜も椿を狙い撃つ。そこへ
「狙い放題だ。とにか撃ちまく・・・・。」
キンッ
バキンッ
「なっ!?」
裕翔「まずは、1体。」
背後から裕翔が斬り、1体の装甲機竜は人ごと真っ二つになり、
ズドーン
爆発する。
「何?」
他の装甲機竜を操る敵も驚き、キャノン砲を向けるが、
キンッ
「かっ!?」
気付く間もなく、喉元を斬られ、落ちていく。
「クソ。遠距離が無理なら近距離を!!」
と大型のソードで斬りかかるも、
キンッ
バキンッ
ソードごと裕翔はブレイブ・ソードで装甲機竜を破壊する。さらに続けて、
ガチャンッ
ブレイブ・ソードをソードモードからピストルモードに切り替え、
ピュン
ピュン
ピュン
ズドーン
ズドーン
ズドーン
連続射撃で一気に3機を破壊する。
裕翔「残り、半分。」
と裕翔は更に
ピュン
ピュン
ズドーン
ズドーン
射撃で2機破壊する。僅か1分もしないうちに裕翔は8機の装甲機竜を破壊する。しかし、そこへ
ヒューン
ヒューン
ヒューン
裕翔「なっ!?」
残りの装甲機竜とは違う、方向から攻撃を受ける。裕翔は即座に交わし、
裕翔「敵の増援か。」
攻撃が飛んできた方向を見ると、20機以上の装甲機竜の接近を目視で確認する。更に地上でも
椿「嘘でしょ。」
5機のグレイズを破壊した椿の元に30機近くのグレイズが増援として接近して、
ガチャ
攻撃の準備を整えた瞬間、
?『朱雀院、裕翔!!下げれ!!』
と無線で指示がくる。そして、2人が下がった瞬間、
?『七つの竜頭(セブンズヘッズ)!!」
ドゥーン
ドカーン
突如、赤く大きなレーザー攻撃が大半のグレイズと装甲機竜を消滅させる。
真由美「この攻撃は?」
椿「一体、誰が。」
と真由美と椿は困惑するが、
裕翔「ナイス援護だ・・・・リーシャ。」
裕翔は直ぐに攻撃の犯人の名を無線で礼で言う。すると、
ゴーーー
森の中から、リーシャ、クルルシファー、フィルフィー、セリスに加え、三和音(トライアド)達が装甲機竜を装備し、現れる。更にシノン、リズ、リーファ、シリカもリーシャやクルルシファー達の装甲機竜の腕から降りてくる。そして、
リーシャ「援護に来てやったぞ。裕翔。」
と笑顔で言うが、
裕翔「それだけじゃないだろ。お前らがここに来た事情をちゃんと話せ。」
と冷たく言うと
リーシャ「おい、助けに来てやったのに、・・・・何だその態度は!?」
と詰め寄るが、
アイリ「落ち着いて下さい。リーシャ様。」
ノクトの背後からアイリ、夜架と紗夜も姿を見せる。
裕翔「アイリ、何でお前が。」
アイリ「古田様から連絡で、裕翔さんと連絡が取れなくなったと。それに敵が装甲機竜だと聞いたので、私がリーシャ様や皆んなを集め、こうして増援に来たのです。古田様はレーダーで補足した数だと、地上と空からだけでも500近くは居ると。」
摩利「500だと!!」
アイリ「既に他の部隊も増援に向かっていますが、時間が掛かるので私達が先見隊として来たのです。それにこれはリーシャ様などのアティスマータ王国と日本国との。」
と話していると、
セリス「裕翔さん、アイリさん。お話しは後です。敵の増援が到着したみたいですわ。」
と北を見ると、
ゴーーー
ウィーン
空と地上から多数のグレイズと装甲機竜が姿を見せる。
裕翔「椿、紗夜。最悪の場合、力を使え。今は自分の命を守る事が優先だ。」
キリト「俺達に指示はないのか。」
裕翔「言わなくても分かってるだろ。魔法でも剣術でも何でも使え。自分の身を守る事を優先しろ。」
と話していると、
ダダダダダダダダダ
ヒューン
ヒューン
ヒューン
敵の攻撃が裕翔達に向けて、飛んでくる。しかし、それを
克人「任せろ!!」
と克人が前に出て、対物障壁を展開し、
ズドーン
ズドーン
全ての攻撃を防ぐ。そして、攻撃が止むと、
裕翔「リーシャ!!今だ!!」
リーシャ「七つの竜頭!!」
リーシャの装甲機竜〈ティアマト〉の攻撃が粉塵の中から姿を見せ、
ズドーン
ズドーン
ズドーン
一気に敵を破壊する。更に、そこへ
ダッ
裕翔「行くぞ!!」
近距離による攻撃を得意とする裕翔、キリト、摩利、克人、アスナ、リズ、ミト、シリカ、セリス、フィルフィー、椿、紗夜が敵に向かっていく。すると、
カチャ
椿は刀を構え、目を閉じ
椿「蒼き炎を操りし神龍よ。今こそ、契約の下に力を与えたまへ!!エルドラド!!」
と叫ぶと、椿の2つの刀は青い炎に包まれ、椿の目は青く変化する。更に、
紗夜「闇を創りし、竜よ。我が誓いの下に力を覚ませ!!ヴィーヴィル!!」
紗夜も椿は同様に叫ぶと、刀に闇のオーラを纏い、目の色も紫へと変わる。そして、
ダッ
椿・紗夜「ハァーーー!!」
キンッ
キンッ
キンッ
ドサッ
椿と紗夜は一瞬にして、それぞれグレイズを10機、破壊する。
クルルシファー「あれがあの2人の龍の目の力。」
真由美「さっきと違って、動きも一撃、一撃の力も全く違う。」
アイリ「でも、キリトさんや渡辺先輩達も負けていません。しかし、それをも上回るのが。」
とアイリが空を見ると、そこでは
ピュン
ピュン
ピュン
ズドーン
ズドーン
ズドーン
裕翔がほぼ単独で次々と敵の装甲機竜を落としていた。すると、
「もらった!!」
爆発の噴煙から1機の装甲機竜が剣を持ち、攻撃を仕掛けてくる。それを
キンッ
裕翔は左手に持つ、ブレイブ・ソードで防ぎ、
裕翔「・・・・・甘いな。」
ピュン
ズドーン
「グハッ!!」
右手のブレイブ・ソードをピストルモードに変形させ、敵の胸を撃ち、撃破する。すると、
古田『葉山君、応答せよ。』
と先程まで使えなくなっていた無線が復活する。
裕翔「はい、こちら『デビル』。」
古田『良かった。現在の状況は?』
裕翔「既にリーシャ達の増援はこちらに到着。現在は敵の第2波の増援と交戦中、ですが数も多く俺はまだしもキリトや真由美達はいずれ限界が来ると思います。増援の到着予定時刻は?」
古田『すまない。少なくとも20分は掛かる。更に悪い事にレーダーによると第3波と第4波による合計300機近くの近くの敵を捉えた。」
裕翔「・・・・・こっちは既に限界が近いんです。椿や紗夜も力を使っています。」
古田『分かっている。だが・・・・・。』
裕翔「でしたら、龍の目の同時使用の許可を願います。」
古田『本気で言っているのか。』
裕翔「上官、既に皆んなを守るにはこれしか有りません。使用の許可を。」
と話していると、
裕翔「上官、敵の第3波と第4波を視認。使用の許可を。」
空と陸から再びグレイズと装甲機竜を裕翔の目に映る。そしてそれは、地上にいる
キリト「ハァ、ハァ。まだ、いるのかよ。」
キリト達も疲れが見え始めていた。そしてそれを見ていたドローンの映像で見ていた古田は
古田『分かった、許可しよう。ただし、使用時間は10分までとする。また無理をして、倒れられても困る。』
裕翔「ありがとうございます。」
と無線の切り、
裕翔「キリト、十文字。皆んなを連れて真由美達の場所まで下がれ。ここからは俺1人て相手する。十文字、皆んなが下がったのを確認したらお前の壁で皆んなを守ってくれ。」
克人「・・・・・分かった。」
と指示を出す。すると、
真由美「葉山君、何をする気!?」
と真由美が聞いてくる。
裕翔「例の力を使う。」
と言うと
真由美「ダメよ。使えば、葉山君が。」
止められるが
裕翔「大丈夫だ。上官とも使う時間は決めてある。それにここで俺は死ぬつもりはねぇよ。行ってくる。」
とゆっくりと敵の迫り来る方へと出る。すると、
椿「裕翔君、なら私達も。」
と椿も共に行こうとするが、
裕翔「ダメだ。お前らも限界のはずだ。」
椿「でも・・・・。」
裕翔「悪いが、ここからは1人でやらせてくれ。龍の目の力は下手をすれば命を奪う。それはお前もよく理解しているはずだ。」
と言うと、
紗夜「椿先輩。ここは葉山先輩の言う通りにしましょう。」
と紗夜も説得に回ると、
椿「・・・・・分かったわ。でも、無理はしないで。」
裕翔「分かってる。行ってくる。」
と言うと裕翔は再び前に出始める。そして、
裕翔「ピーー!!」
と口笛を吹くと、
ホルス・ガルーダ「キェーー!!」
雲の中から裕翔と契約された神獣、2羽が空から姿を見せる。そして、
裕翔「ガルーダ、ホルス。俺の援護を頼む。敵の生死は気にせずに思うままにやれ。」
ホルス・ガルーダ「キェーー!!」
指示を出すと2羽は空に再び羽ばたく。そして、裕翔は目を閉じ
裕翔「炎と稲妻を操りし、兄弟竜よ。我が契約名の元に力を入れて与えよ!!インフェルノ・ブラックインフェルノ!!」
と叫び、目を開くと、左は赤く、右は青黒く変化していた。そして、
カチャ
裕翔(制限時間は10分、いや5分で終わらせる。)
とブレイブ・ソードを構え、覚悟を決めると、
バッ
摩利「き、消えた!!」
突如、その場から姿を消す。そして、
バッ
次に姿を見せたのは
「何!!」
先頭は飛ぶ装甲機竜の前だった。そして、
キンッ
キンッ
キンッ
キンッ
ズドーン
ズドーン
瞬く間に20機以上の装甲機竜を破壊する。しかし、
「撃ち落とせ!!」
ダダダダダダダダダ
ピュン
ピュン
ピュン
敵も直ぐに地上と空から反撃するが、
ヒュン
ヒュン
裕翔「・・・・・。」
裕翔は全て交わし、
裕翔「落ちろ。雷鳴!!」
と右手に装備したピストルモードのブレイブ・ソードの引き金を引くと、
ドーン
ドーン
ドーン
ドーン
ズドーン
ズドーン
次々と雷が装甲機竜とグレイズに落ちていく。更に、
カチャ
左側のブレイブ・ソードの引き金を引くと、
ゴォーー
「ウワァーーーー!!」
巨大な炎の渦が敵へと直線に飛んで行き、50機近くの装甲機竜が灰と化す。それでも、
「臆するな!!敵は1人だ!!数で囲んで叩き落とせ!!」
と数十機の装甲機竜が一斉に斬りかかるが、
裕翔「遅い!!」
キンッ
キンッ
ズドーン
ズドーン
斬りかかった全てが返り討ちにあい、落とされる。すると、
「クソ!!近接がダメなら!!キャノン用意!!全機奴をを狙え!!」
と数機の装甲機竜が狙いを定めるが、
ガルーダ「キェーー!!」
「何だ!!」
上からガルーダが一気に足の爪を構え、装甲機竜1機を
ガッ
「ウワァーーーー!!」
掴み、そのまま一直線に下へと引きずり、
ズドーン
下にいたグレイズ数機を巻き込み、叩きつける。またホルスも
「グハッ!!」
爪と嘴を使い、敵の胸を次々に貫く。一方、裕翔は
キンッ
ズドーン
裕翔「これで、30機目!!」
と空で次々と装甲機竜を落としていた。すると、
ダダダダダダダダダ
裕翔「・・・・!!」
下からグレイズによる攻撃を受ける。それを見た裕翔は
裕翔「機械の分際で・・・・!!」
と垂直の下に降り、
バッ
地面ギリギリのところで向きを変え、一直線にグレイズが多数いる方へと向かう。すると、
キュイーン
ピュン
ピュン
裕翔を追ってきた装甲機竜が裕翔の進行方向に立ち塞がる。すると、
カチャ
裕翔は2本のブレイブ・ソードを合体させ、大太刀モードに変形させる。そして、そのまま
裕翔「邪魔だ!!」
ブレイブ・ソードを大きく横へと振りかざすと、
ズドーン
ズドーン
ズドーン
電撃を纏った斬撃が一直線に敵を両断し、破壊する。そして裕翔が戦闘を続けること
2分後、
キンッ
「化け物め。」
ズドーン
裕翔「・・・・・これで終わりか。」
最後の敵を裕翔は倒し、合計約300機近くの敵を3分程で壊滅させたのだ。すると
古田『葉山君、更なる敵の増援が接近中だ。数は200。対処できるか。』
と無線が入る。
裕翔「こちら、デビル。バズーカモードで100%の威力であれば一掃が可能です。」
古田『了解した。ただし、発射は1回のみとする。直ちにチャージに入れ。こちらから方角など調整を指示する。』
裕翔「了解。バズーカモード、チャージ開始。」
と裕翔ブレイブ・ソードを大型ライフルに変え、照準器で狙いを定める。
裕翔「チャージ数、10%を突破。」
古田『分かった。上に2、左に4つ、修正しろ。』
裕翔「了解。・・・・・修正完了。敵を目視で確認。チャージ34%を突破。」
古田「右に1、修正しろ。」
裕翔「了解。」
と裕翔は無線でやり取りを行い、数十秒後、
裕翔「95%を突破。最終、準備準備完了。敵をロックした。」
と裕翔は再度照準器に敵を捉え、遂に
裕翔「100%に到達。」
古田『発射を許可する。』
裕翔「発射!!」
と裕翔は引き金を弾くと、
ズドーン
巨大な、雷と炎の渦が蛇のように回転しつつ、北の方へと飛んでゆく、そして
「何だ!?あの光は?」
ゴーーー
敵は光を見ると共に渦に呑まれ、
ドカーン
ドカーン
ドカーン
ゴーーー
瞬く間に爆発し、跡形も残らずに消えてゆく。更に、斜線上の山も破壊してゆく。
ゴーーー
巨大な渦は10秒で止まるが、その成果は
司令部
「敵、200が消滅。2つの山と共に消滅しました。」
古田「なんという威力だ。」
モニターでも正確に分かるように山の2つが綺麗になくなっていたのだ。
そして、それは
キリト「嘘だろ。」
真由美「あれが葉山君の今の力。」
現場で見ていた真由美達にも驚きを隠せないほどのものだった。そして、その空には
裕翔「・・・・・。」
月夜の光に照らされ、佇む葉山裕翔の姿があった。
こうして、館周辺の敵は一掃され、幕を閉じた。しかし、そんな
裕翔「どうして、ただの傭兵共がこれほどの戦力を・・・・やはり、奴等が関わっているのか。」
と呟くのであった。
午後8時10分
「周囲の警戒を強化しろ。」
戦闘から15分後、自衛隊と警察による増援が到着し、館周囲は完全に封鎖され、真由美達はそんな中で、休憩用のテントで休んでいた。しかし、
摩利「なんなんだ!!あの砲撃は!?」
真由美「摩利、落ち着いて。。」
摩利「これが落ち着いていられるか。葉山の最後のあの一撃、あれは確実に戦略魔法級に含まれてもおかしくないほど威力だ。」
真由美「だからこそよ。ここにいる皆んな葉山君のあの一撃を見て、疑念を抱いたはず。葉山君は、確実に前よりも強くなってるそれもとてつもない速度で。」
と真由美が話すと、
クルルシファー「私もアティスマータ王国で一度、あの攻撃を見たわ。でも、その時は地形を変えるほどの威力ではなかったわ。」
真由美「そう。それはつまり、葉山君がたったこの数日であれほどの一撃を引き出せるほどにまで、成長したということになるわ。朱雀院さん、あの葉山君の一撃は龍の目によるものなの。」
椿「えぇ、おそらく。あの雷と炎による砲撃は確かに葉山君と契約したインフェルノとブラックインフェルノによるものよ。でも、私も今まであれほどの一撃を出せる威力は見たことがないわ。一体、いつから。」
と話していると、
古田「その件は後ほど私から、報告いたしましょう。」
と古田が入ってくる。
真由美「古田さん、ご無沙汰してます。」
と真由美は頭を下げる。
古田「どうも。真由美君。」
と古田も一礼すると、
古田「さて、皆もいろいろと気になる事が多いと思うが、まずはリーズシャルテ王女。今回の装甲機竜がテロリストに使用されていた件について後日、我が基地にてお伺いしたいと思います。」
リーシャ「無論だ。私はこの国と友好を結ぶ為にも来ている。しかし、今回は我が国の失態でもある。あらゆる面で協力すると約束する。」
古田「そうですか。ご協力有難う御座います。しかし、今回の件では真由美君や十文字君達も思う件があると思うので来る際は皆でお越し下さい。上の方には私から許可を得ておくので。後、帰りはこちらで手配しましょう。それでは失礼します。」
と言うと、テントから出て行く。
一方、裕翔は
M4「今回の件での、装甲機竜の流出に関しては警察と協力して行うとの事です。ですが、調査は専門に任せると古田中将が言っているので、暫くは我々も休めそうです。」
裕翔「そうだな。これでようやく帰・・・・・!?」
と裕翔は何かを感じ、後ろを振り向き、遠くに見える崖の上を見る。
M4「どうかしたのですか。」
裕翔「いる・・・・・俺と同じ同族があそこにいる。」
M4「えっ!?」
と裕翔が睨む。そして、その裕翔が睨む先には
1人の男が立って裕翔を見ていた。
?「ふふふ、この距離で気付くか。葉山裕翔。やはり、君は想像以上の存在だ。これは、よい収穫になった。いずれ会おう。君と僕の戦いの因縁の戦いは5年前に止まったままのだから。」
と呟くと男は森の中へと姿を消すのであった。
続く
ご愛読ありがとうございました。現在、第4話の編集も既に始めています。編集が完了次第、投稿するので、そこのところはよろしくお願いします。 では、次回も楽しみに。