2093年5月12日 午後4時
ALO アインクラッド 40層
グオオー
キリト「くるぞ!!」
この日、ALOアインクラッドでは、キリト、アスナ、裕翔、真由美に加え、リーシャ、椿達などを主力にした大勢のプレイヤーにやるフロアボス攻略戦が行われていた。
キンッ
克人「・・・ッ!!」
エギル「クッ・・・・!!」
ボスのブラッケン・ザ・プリズンワーデンが大剣を振り下ろすが、エギルと克人がその攻撃を受け止める。そして、
キリト「ハァ!!」
ザッ
キリト「葉山、スイッチ!!」
裕翔「言われなくても分かってるよ!!」
ザッ
裕翔とキリトが連続で斬撃をブラッケン・ザ・プリズンワーデンに喰らわせ、
キリト「アスナ!!今だ!!」
アスナ「攻撃開始!!」
アスナ、シノン、真由美による後方部隊が一斉に魔法や弓矢で攻撃する。
ズドーン
見事に命中する。しかし、
グォーー
クライン「まだやれてないぞ。」
HPを僅かにしてブラッケン・ザ・プリズンワーデンは再び攻撃態勢に入る。しかし、その瞬間、
バッ
突如として、両手短剣使いのプレイヤーが前に現れ、
?「はぁー!!」
ザンッ
グォー
ブラッケン・ザ・プリズンワーデンに向かって連続攻撃を喰らわせ、ラストアタックを決める。そして、ブラッケン・ザ・プリズンワーデンが消えると同時にcongratulationsという字が現れる。そして、最後にボスに一撃を加えたプレイヤーの正体は・・・・・
午後5時
アインクラッド 22層 キリトとアスナのログハウス
キリト「それじゃあ、40層ボス攻略と雪の初ボス撃破を祝って乾杯。」
「「「「乾杯!!」」」
裕翔の妹、雪であった。
クライン「まさか、葉山の妹がこんな可愛い子だったとは、葉山をいじわるな奴だな。」
裕翔「仕方ないだろ。雪は今まで病院にいたんだ。教えようがないだろ。」
アスナ「でも、凄いね。雪ちゃんがあんなにも短剣の扱いに慣れてたなんて。」
雪「いえ、そんな事はありません。私は元々、父の薦めで短剣の術を極めたんです。二刀流にしたのもお兄様に憧れて。」
真由美「それでも、十分に凄い事よ。剣術はまだ多くいるけど、短剣を極める人なんて少数なんだから。どこかのお兄さんと違って気遣い本できてまるで真逆の性格ね。」
裕翔「お前に関しては気を使う必要もないし、するつもりもないからな。」
真由美「もう、そうやってまた馬鹿にして。」
といつも通り話していると、
リーファ「そう言えば、葉山先輩。最近、よく沙耶香や剣道部、剣術部の1年とよく話している姿を見かけるのですが、何を話してるんですか。」
と突然、聞いてくる。
真由美「え?リーファちゃん。今の話について聞かせてくれる。」
リーファ「はい。実はお兄ちゃんと葉山先輩が前に剣道部と剣術部の揉め合いを納めてくれた以降、クラスメイトからよく沙耶香達とよく見かけるって聞いてて。」
真由美「本当なの?葉山君。」
裕翔「先輩として話を聞いてるだけだ。」
摩利「どんな話をしてるんだ?」
裕翔「剣術部からは剣術に関してだが、剣道部からは学園の差別的システムの不満についてだよ。一科生と二科生に対する授業の質の差や各部活に対する部活金の差などかなり不満はあるな。」
真由美「そうねぇ。でも、部活に関してはしっかりと成果を基に部活金を決めてる。授業に関しては生徒の数に対して教師の人数が足りない事が問題。」
裕翔「でも、その大事な教師達が一科生の授業のみのシステムだから、二科生の不満が溜まるんだろ。」
真由美「分かってるけど、元々魔法師が少ないことも問題。」
キリト「そうだな。それに魔法師の歴史は100年も経ってない。急に数を増やすのも無理な話だ。」
真由美「どうにか少しでも、この差別問題を解消したいのだけど。根付いてしまった一科生と二科生の意識は簡単には消せない。」
と話していると、
雪「あの、このまま放っておいたら、学園内で暴動が起きたりしないのでしょうか。社会では魔法に対する差別によるデモとかも起きてるんですが。」
真由美「そこは分からないわ。でも、このままだと、いずれ二科生の不満が爆発するとは思うわ。葉山君、今後はもしそのような話を聞いたら、私にも教えてくれないかしら。私も少しでも生徒会長として少しでも改善できるようにするから。」
裕翔「・・・・・分かったよ。相談を聞いたら簡単にまとめて報告する。」
真由美「ありがとう。」
と話を終えると、
アスナ「そろそろ、寝ましょう。明日も学校だし。」
真由美「そうね。私も朝早くから生徒会の仕事があるし。じゃあ、おやすみなさい。」
と真由美がログアウトすると、それに続くように皆んなもログアウトしていく。
翌日、午後5時
裕翔の家 地下射撃場
パスッ
パスッ
パスッ
裕翔は授業が終わると、家に帰り1人で射撃場で新しく購入したM7のカスタマイズの動作を確認していた。すると、
ブーーー
裕翔のスマホの着信音が鳴り響く。
裕翔「うわー。」
裕翔はスマホを手に取り、相手を確認するとそれは裕翔がめんどくさいと思う人物ナンバー1の真由美だった。
裕翔「もしもし。」
仕方なく裕翔が電話に出ると、
真由美「葉山君。今日、シノンのおすすめのゲームを購入したんだけど。GGOっていうゲームで、シノンが言うには葉山君もやってるって聞いたのだけど、よかったら教えてくれない?」
裕翔「断る。暇じゃない。」
真由美「そこをお願い。桐ヶ谷君達に頼んだら、今日は予定があるって。言われて、頼めるプレイヤーが葉山君しかいないの。私以外にも摩利に十文字君も来るから。」
裕翔「・・・・分かった。直ぐに入る。」
真由美『ありがとう。じゃあ、よろしくね。』
と電話を切り、裕翔はGGOの世界に入る準備をするのであった。
午後5時半
GGO 都市エリア
真由美「お待たせ。」
摩利「遅いぞ。真由美。」
と克人、真由美、摩利がアバターを作り、GGO内で合流する。しかし、
真由美「ところで、葉山君は?」
克人「まだ、来てないみたいだな。」
と話していると、
裕翔「ここにいるよ。」
と黒いコートで顔を隠す裕翔が現れる。
摩利「居たのか葉山。というか、なんだ。その黒いコートは?」
裕翔「顔をバレないようにしてるんだよ。昔、GGOの大会で優勝してるから、以降プレイヤーにバレないようにしてるんだよ。」
摩利「だが、声をかける事くらいできるだろ。アバターだけでは本人か確認できないからな。じゃあ、行くぞ。まずは武器だな。」
と裕翔は3人を連れて向かったのは、
3分後
裕翔「ここだ。」
とある高層ビルの一室だった。
摩利「葉山、此処は?」
裕翔「俺がこのGGO内で購入した部屋だ。武器はこの部屋の保管庫にある有り余ってるから、いくつかやるよ。」
摩利「このゲームにも家という概念があるんだな。」
裕翔「一応な。」
ドアを開け、部屋に入ると
真由美「広ーい。」
摩利「凄いな。GGOの街を一望出来るじゃないか。」
リビングは広く、大きな窓からは街を一望出来るようになっていた。そして、
裕翔「此処が武器庫だ。」
と隣の部屋に入ると、
ウィーン
ウィーン
と入ると同時に壁や天井からガンラックにかけられたあらゆる武器が出てくる。
真由美「凄い数。」
摩利「これ、全て葉山が集めたのか。」
裕翔「あぁ、ドロップした物もあれば、購入した物もある。それで、3人はどんな武器が良いんだ?」
と聞くと、
克人「俺は葉山が選んでくれるものなら、問題ない。」
裕翔「そうだな。十文字のALOでのポジションをみたところ、武器はLMGがおすすめかもな。例えば、コレとか。」
と裕翔が取り出した銃は、
裕翔「M249とMK48はどうだ?」
克人「どう違うのだ。」
裕翔「M249は弾が小さいから、連続で打っても制御しやすい。MK48は弾が大きいから射程距離と威力が高いが、その分制御が難しい。」
克人「なるほど、ならこっちM249をもらってもいいか。」
とM249を渡すと、
裕翔「了解。渡辺はどうするんだ。」
と聞くと、
摩耶「私はサブマシンガンのMP7っていう銃がおすすめと聞いたんだが。」
裕翔「まぁ、そのPDWは有名だからな。コレだろ。」
と裕翔が渡す。そして、
裕翔「それで真由美はどうするんだ。」
と真由美に聞くと、
真由美「私は葉山君に選んで欲しいな。」
裕翔「・・・・なら、これならどうだ?」
と渡したのは
裕翔「M110狙撃銃。」
真由美「どういった銃なの?」
裕翔「弾は7.62ミリ。コッキング式ではなく、セミオート式で軽いから直ぐに移動出来る。まぁ、真由美は狙撃が得意だか、重い狙撃銃だと直ぐには動けないだろうから、これが妥当だろうな。」
真由美「・・・・。」
摩利「葉山・・・・・お前、以外と真面目に選んだな。」
裕翔「はっ?」
摩利「いや、葉山のことだから、真由美に対してはふざけるかと。」
裕翔「お前らの中での俺のイメージはどうなってるんだよ。まぁ、とりあえず武器はゲットしたから後は実際に撃ってみる事だな。」
と言い、裕翔たちが向かったのは
GGO 砂漠エリア
裕翔「ここだ。」
荒野に広がる砂漠であった。そこには
キェー
数匹のモンスターが湧いていた。
裕翔「よし。じゃあ、やり方を教えていくぞ。」
そこから、裕翔はそれぞれにGGOの武器の扱い方を教え、その後は4人でモンスターハントを続けるのであった。そして、
午後6時21分
真由美「これで、私達もこれからはGGOでやっていけるわね。」
摩利「そうだな。しかも、GGOで稼いだお金はリアルでもつかえるから小遣い稼ぎにはいいな。」
と話していると、
克人「葉山、アレはなんだ。」
裕翔「ん?」
と克人が指を指す。その先には、少し離れた建物の上に光る物が微かに見える。それを見た裕翔は
裕翔「マズイ!!伏せろ!!」
と言った瞬間、
ダァッーン
大きな銃声が鳴り響き、
パスン
裕翔の頭を擦れ、後方の砂漠に着弾する。
裕翔「クソ、スナイパーだ。」
摩利「だが、バレットラインが見えなかったぞ。」
裕翔「バレットラインが見えるのは、ある一定の距離までだ。それを超える距離は表示されない。普通はそんな距離を撃ち抜ける奴はいない。つまり、相手はそれを簡単に撃ち抜ける凄腕ってことだ。一歩、遅ければ頭を吹き飛ばされてた。銃声と距離、そして着弾痕を見る限り、スナイパーの武器は50口径並のライフル。」
と裕翔は近くのガラス破片を拾い、
裕翔「・・・・・。」
それを持ち、スナイパーの位置を確認する。しかし、
ダァッーン
パリン
真由美「キャア!!」
すぐにガラス破片は打ち砕かれ、消滅してしまう。
裕翔「位置は分かった。」
摩利「どうする。このまま、交戦するか。」
裕翔「いや、この砂漠では向こうのほうが有利だ。こっちは遮蔽物がない。それに、俺が気になるのは別動隊だ。」
克人「別動隊だと。」
裕翔「あぁ、あのスナイパーはおそらく偵察、及び俺たちを此処に釘付けにすることが目的なはずだ。その間にも別動隊は俺たちを攻撃するために動いている筈だ。」
摩利「つまり、此処で相手するのではなく今は逃げて体制を整えるべきだということか。」
裕翔「そうだ。」
真由美「でも、此処を動けばスナイパーから撃たれるわ。」
裕翔「そうだな。だが、それは相手が見えていたらの話だ。だから、コイツを使う。」
と裕翔は腰から何かを取り出す。
真由美「葉山君、それは。」
裕翔「スモークグレネードだ。これで相手の視界から外れる。これを投げたら、此処から東の1キロ先にある森林エリアと逃げ込め。そこなら、スナイパーも簡単に撃てないはずだ。10秒後に投げる。準備しろ。10。」
と裕翔が数え始めると、3人は走る準備をする。
裕翔「6、5。」
カチン
とスモークグレネードのピンを抜き、
裕翔「3、2、1。」
パッ
裕翔はスモークグレネードを投げ、
コン
プシュー
煙幕が展開されると、
裕翔「走れ!」
と一斉に裕翔たちは走り始める。
ダァッーン
パンッ
真由美「キャア!!」
一発、煙幕越しにスナイパーから放たれる。
裕翔「適当に撃ってるだけだ。気にせずに走れ。」
と裕翔たちは走り続け、森林エリアへと入って行くのであった。
一方、
その裕翔たちを狙っていたスナイパーは、
?「ごめん、逃した。相手は4人。LMGとマークスマンライフル、SMG持ちが1人ずつ。もう1人はよく分からなかった。でも、そのプレイヤーがリーダーだと思う。敵は森林エリアに逃げた。」
と無線で仲間に伝える。
?『分かった。俺たちも直ぐに跡を追うから、森林エリアで合流しよう。」
?「了解。移動するわ。」
とスナイパーは地面に設置していたPGM ヘカートⅡを回収し、移動し始めるのであった。
午後6時45分
森林エリア
ザッ
ザッ
真由美「葉山君、どこまで逃げるつもりなの。」
と裕翔の隣を歩きながら真由美が聞いてくる。それに対して、
裕翔「とりあえず、足取りが分からないまでだな。」
と裕翔は返す。すると、
真由美「ふぅ〜ん。ところで、葉山君が持ってるその武器は何ていうの。」
と裕翔の武器について聞いてくる。
裕翔「コレか。名前はURG-I 11.5inch ソップモッド ブロック3っていうアサルトライフルだ。元はM4を特殊部隊に向けに開発されたやつものだ。俺は、コレにサイレンサーと遠距離近距離対応可能なスコープ、レーザーをつけたものだ。」
真由美「なら、私も今度葉山君にカスタムして貰おうかな。」
裕翔「お前の要望は面倒いから却下。」
真由美「もう、どうしていつも葉山君は冷たいのかしら。もっと大人になれば良いのに。」
裕翔「お前が子供な・・・・・!!」
と言おうとした途端、真由美の後方から赤い線が幾つ伸びてきていたのだ。
裕翔「危ない!!」
バッ
裕翔はすぐに真由美を木の影へと誘導する。すると、
ダダダダダダ
赤い線が現れて、直ぐに銃弾が木にあたり、破片が飛び散る。
摩利「葉山、真由美!!」
裕翔「俺は大丈夫だ。真由美は?」
と見ると、
真由美「・・・・・///。」
真由美の顔は赤くなっていた。何故なら、裕翔は真由美と壁ドン状態になっていたからだ。
真由美「・・・・大丈夫。でも、少し近いから離れてくれない。」
裕翔「おう、分かった。」
と裕翔は言うと、移動し、木の裏に隠れ、
パス
パス
応戦しつつ、状況を確認する。
裕翔(敵は5人。だが、発砲しているのは4人。おそらく、さっきの別動隊。ここは真由美に移動してもらうか。)
と作戦を考え、
裕翔「これから指示を出す。よく聞け。」
と伝えると、
裕翔「まずは真由美は、直ぐに移動。南に1キロ先の岩山から狙撃を頼む。そして、俺と十文字、渡辺はこのまま応戦。だが、敵の動き方次第で、俺と渡辺は動く必要がある。その時は、十文字。ここで敵を釘付けにしてもらう必要がある。」
克人「分かった。」
裕翔「では、作戦開始。援護する!!」
と言うと、
パス
パス
パス
バババババババババ
ダダダダダダダダダ
裕翔、摩利、克人は発砲する。その間に真由美は南へと移動し始める。
一方、真由美が動き出したのを確認した相手は、
?「スナイパーが移動し始めたわ。」
?「分かった。俺が後を追う。残りはここで相手を頼む。」
と伏せていた1人が動き出す。すると、
?「私も行くわ。」
ともう1人もその後に続く。
しかし、
裕翔「やはり、真由美を先に潰しに来たか。」
それを裕翔は見逃さなかった。
裕翔「渡辺、十文字。ここは、任せる。後、おそらく敵は左から回り込んでくる。その時は渡辺、お前が対応しろよ。」
と言うと、裕翔は真由美を狙う2人の元へ向かう。
そして、
ザッ
ザッ
ザッ
その真由美はただ岩山に向かって走り続けていた。
真由美「後、少し。そこに着けば。」
と走っていると、
パッ
真由美「・・・・・!?」
突如として、真由美の左頬に向けて幾つものバレットラインが現れる。
バッ
真由美は直ぐに移動すると、
ダダダ
ダダダ
バレットラインに合わせて、幾つもの弾が姿見せ、真由美の付近に着弾する。
真由美「っ!!」
まゆみ
ガチャ
真由美は直ぐに裕翔が真由美に合わせて用意したサブウェポンのグロック18cを構える。
真由美(どこに居るの。)
と周囲を確認する。すると、
バッ
真由美「・・・・・!!」
横の茂みから突如、黒いコートを着用し、右手に紫の光剣を装備した男が現れ、真由美に斬りかかろうとしてくる。
真由美「・・・・っ!!」
と真由美は目を閉じる。しかしその瞬間、
裕翔「真由美!!下がれ!!」
パス
パス
裕翔が射撃しつつ、現れ真由美と相手プレイヤーの間に割って入る。そして、
裕翔「真由美、この2人は俺が相手する。お前は予定通りに岩山に向かえ。」
真由美「分かった。」
と真由美は再び走り始める。そして、残った裕翔は
裕翔「このまま、俺に付き合ってもらうぞ。」
ガチャ
とURG-1を構え、
パス
パス
パス
と射撃する。しかし、
バッ
バッ
2人は攻撃を避け、
?「スナイパーを頼む。」
?「分かったわ。」
1人がそのまま、真由美を追い始める。
裕翔「行かせるか。」
と裕翔はすぐに狙うが、
シュッ
そこに光剣使いが割って入る。
?「悪いな、あんたに付き合うのはこの俺だ。」
裕翔「直ぐに倒して、突破させてもらう。」
パス
パス
パス
パス
と撃ち始める。しかし、
ブン
ブン
光剣使いは裕翔の放った弾を光剣で弾く。
裕翔「某SF映画かよ。」
と撃ち続けるが、
ブン
ブン
相手は弾を弾きつつ、接近してくる。すると、
裕翔「チッ!!」
パス
パス
パス
パス
カチャ
マガジンが空になる。
?「いける。」
と相手は速度を上げて近づき、
ブン
光剣を振り上げるが、
カチャ
裕翔は腰につけていたホルスターからSIG SAUER Mk17を取り出し、
ダン
ダン
ダン
両手で持ち、腰のあたりで構え、発砲する。
?「ッ!?」
光剣使いは慌てて、下がる。そして、
?「随分と動きに隙がないな。アンタ、どこかの軍人か。」
と聞いてくる。
裕翔「だとしたら・・・・あまり、時間をかけるわけにはいかないんだ。さっさと、突破させてもらうぞ。」
?「それはこっちのセリフだ。行かせてもらうぞ。」
と言うと、
バッ
互いに一気に距離一気に詰める。しかし、その瞬間、
真由美『葉山君、待って!!』
と無線が入り、裕翔は足を止める。さらに相手の光剣使いも動きを止め、無線で話している様子だった。そして
バサッ
光剣使いがマントを取り、正体を見せる。そして、その正体は、
キリト「よ、よう。葉山。」
キリトであった。
キリト「いや、まさかお前だったとは。悪かったな。アハハ・・・・・。」
ガチャ
しかし、裕翔は
裕翔「ここまでやっておいて、友人同士だから許せってか。・・・・ぶさけんな!!」
パス
パス
パス
キリト「ちょっ・・・・・葉山、待て!!悪かったって!!」
裕翔「知るか!!ここまで攻撃を仕掛けてきて!!第一、貴様が指揮してなら責任取れ!!」
キリトに向かって撃ち続け、しばらくそんな裕翔からキリトは逃げるのであった。
午後7時
GGO都市エリア 裕翔の家
先程、裕翔達を襲撃したのは、やはりキリト達で。砂漠エリアでプレイヤーのアイテムを狙い、襲撃を仕掛けるギルドがよく目撃されており、裕翔達をそのギルド集団と勘違いして攻撃を仕掛けてしまったのであった。そして、今、
リズ「えぇ、まぁ少しいざこざがあったけど、真由美、摩利、十文字君のGGO初陣を祝って、乾杯!!」
「「「乾杯!!」」」
シリカ「渡辺先輩、とてもサブマシンガンの扱いが上手でした。」
摩利「そうか。そう言ってもらえるとうれしいよ。」
クライン「克人、お前も良いセンスしてんなぁ、LMGを選ぶとは。よし、今度俺のおすすめを教えてやる。」
克人「ありがとうございます。」
と皆、襲撃のことを忘れ、いつも通り話していた。そして、裕翔は
キリト「悪かったな。」
裕翔「もう良いよ。つまり、依頼されて動いてて誤って攻撃してしまったんだろ。次から気をつければ、文句はねぇよ。」
キリト「そうか。・・・・・それで3人はどうだった。」
裕翔「まぁ、まだ少し練習しないと評価はできないが、武器を少しカスタムする必要はあるかもな。」
キリト「お、流石は特殊部隊の隊長。よく分かってる。でも、お前のピストルの構え方すごいな。あんなの映画しか見たことないな。」
裕翔「軍に入れば、嫌でも習うさ。」
キリト「そうか。」
と話していると、
キリト「葉山、どこか美味しい店を知らないか。」
と聞いてくる。
裕翔「基本、俺は自分で作るからあまり、外食はしないぞ。」
キリト「それでも、ゼロはないだろ。飯を作る事がうまいお前が認める店を教えて欲しいんだよ。」
裕翔「分かった。おって、連絡する。」
キリト「助かる。後、話が変わるんだが、お前不思議の国のアリスを知ってるか。」
裕翔「・・・・確か、おとぎ話の一つだろ。なんで急に。」
キリト「いや、実は前に菊岡さんから、アリス計画って聞いて。」
裕翔「・・・・アリス計画、聞いたことないな。」
キリト「やっぱりか。」
裕翔「多分、かなり極秘的な計画だろう。きっと、知っている人間も菊岡さんを含めて少数の筈だ。こっちでも一応、調べてみる。」
キリト「大丈夫か。極秘計画なんだろ。」
裕翔「今まで幾つもの情報を盗んでいるんだ。今更大きな問題にはならないだろう。とりあえず、店の情報を改めて送る。」
キリト「ありがとな。」
と裕翔とキリトはこうして話終え、直ぐにログアウトするのであった。
しかし、2日後
午後8時
東京 裕翔の自宅
ブーーー
自室にて葉山がパソコンでレポートを書いていると、裕翔のスマホに着信が入る。
裕翔「もしもし。」
スマホを撮り、電話に出ると、
真由美『葉山君!!今、直ぐに動ける!?』
裕翔「どうした、そんなに慌てて?」
真由美『さっき、アスナから連絡があったの。桐谷君が、襲われて、意識不明だって。』
裕翔「・・・・・!!分かった、直ぐに行く!!搬送された病院の場所を教えてくれ!!」
と家を後にするのであった
続く
ご愛読ありがとうございます。アニ督です。この度、遂に魔法科高校の劣等生 四葉継承編が映画で公開となりました。私は、舞台挨拶の生中継で観に行かせてもらいました。本来なら、映画公開の日に投稿を考えていましたが、編集面でやり直しが幾つか生じてしまい遅くなってしまいました。申し訳ありません。映画の方に関しては、ネタバレにもなるので内容は詳しく言えませんが、自分は漫画、小説で読んでいましたが、アニメはアニメでまた良いところがあり面白かったです。次回作の師族会議編も期待してまうほどでした。それでは、次回からは本格的にアンダーワールド編に入っていく予定です。次回も楽しみに。