蒼穹の神姫   作:葛葉

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鳳と対戦してから数日後

 

食堂に1組のクラスが集まっていた。

 

「「「「「織斑君!ユイちゃん!クラス対抗優勝おめでとう~!!」」」」」

パーン!パーン!

声とともにクラッカーが鳴る。

 

どうやら、クラス対抗戦は織斑一夏が所属する1組の優勝に終わった模様だ。

 

「どうも」

「みなさーん!ありがとうございまーす!私もケーキたくさん食べれて嬉しいです」

皆のお祝いの声に、俺はやる気のない返事、ユイは喜びにあふれた返事する。

 

 

テーブルの上にはパーティ用の料理や大量のケーキが所狭しと並べていた。

 

 

「いや~、優勝してくれてありがたいよ。私たちも賭けに儲かったし」

「そうそう、デザート半年フリーパス券で懐がうはうはだよ」

「あ~ん、体重計を見るのが怖い~。でもついつい食べちゃうんだから」

キャキャッする若き乙女たち

 

 

「でも苦戦したのは、2組の鳳さんだけで、あとは楽な試合だったんでしょ」

「そうだな・・・」

 

クラスのみんなの言うとおり、後の試合は消化試合と称してもいいほどの楽な試合だった。

 

 

3組は、主に接近戦を仕掛けようとしたので、後退しながら距離をキープしつつ

遠距離攻撃に終始して、撃墜させた。

 

ただ、あいつどっかで見たことあるんだけどな?気のせいか

 

 

4組は、3組とは逆に射撃戦を仕掛けようとしたので、高速で接近し

大剣・小剣のコンボで撃墜させた。

 

ただ、試合が始まる前や終わった後にも、すごい睨んできたのが印象的だった。

 

 

 

「鳳さんもすごかったねー」

「ユイちゃんもボロボロだったし」

「もしかして、ユイちゃんの次に強いのかなー?」

 

うん、君たちユイを称賛してくれるのはありがたいぞ。

ただ、言外にオルコットは弱いと言っているぞ。それは

後ろに、また青筋たったオルコットが見ているぞ

 

 

 

「はう~。幸せです~」

ユイは大量のケーキを前にして、とろけそうな顔をして食べていた。

 

 

「か・・・かわいいわ!!」

「お持ち帰りたい!」

(ドバドバ)鼻血中

「写真が売れるぞー」

相変わらずのカオスぶりだ

 

 

「はいはーい!おなじみの新聞屋でーす」

「新聞とらないから帰れ」

「いまなら、トイレットペー・・・・って私は売らないわよ!」

 

黛先輩が怒りながらしゃべる

 

「冗談だ。新聞屋が来たということは何か聞きたいことでもあるのか?」

「まったくもう。そうそう、聞きたいことあるわ。優勝してみて今のお気持ちは?」

そういってマイクを向ける

 

 

 

向けられた俺は

「いつもどおりだな」

「へ?」

 

その回答を予想していなかったのは呆ける黛先輩

 

「うん?どうしましたか?」

「いやいや、その回答は無いでしょ!?優勝して嬉しいとか!男の意地を見せたとか!

いっぱいあるでしょ!?なんでその回答なのさ!」

 

 

「ああ、そういうことですか。俺は優勝するのが当たり前だったもので」

 

そういって前の事を思い出す。

 

 

数々の大会に出場し、多くのタイトルを優勝した事がある一夏にとっては

今回の大会は簡単すぎた。

 

自分の攻撃スタイルを自由に選択できるから、難易度が低すぎた。

むしろ、攻撃スタイルの幅が狭まる武装制限の方が、難易度が高い。

 

 

 

「そ・・・・そう・・・・」

なぜか、黛先輩の顔はひきつっていたがな

 

 

 

「ごほん・・・ところであなたと激戦を繰り広げた、鳳から伝言があるけど聞く?」

「聞こう。負け犬がどういうのか」

それを聞いて、また、頬が引きつっていたが何とか喋れた。

 

「えーと、『今回は貸しなんだから!次に勝つのはあたしよ!』だそうです」

「そうか、こう返してください

 

永遠にムリだな

 

と言ってください」

「き・・・きついね・・・」

 

そうか?ムリなモノはムリなのだがなあ

 

 

 

「うおっほん!気を取り直して、もう一人のパートナーユイちゃんに

感想を聞いてみましょう。ユイちゃん!いまのお気持ちは!?」

 

そういってマイクを向ける黛先輩、ユイは幸せそうな顔をして

 

「ケーキたくさん食べれて嬉しいです!」

 

 

 

 

翌日の新聞は、ユイのコメントが中心で、俺の記事は片隅に小さく書かれていた。

 




クラス対抗戦は終わりました。そして、キンクリして申し訳ありません。

次回は皆大好きな黒兎が登場します!デュノアはどうしよう

黒兎の試合は間違いなく、重要になります。

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