蒼穹の神姫   作:葛葉

7 / 13
07

 

「ここがマスターとのほほんさんの部屋ですか?」

「そうだよ~」

「そうだ」

 

 

あの狂乱のパーティも夜遅くにはさすがにという事でお開きとなり

ユイは一夏とのほほんさんの部屋に案内していた。

 

 

 

ユイは、一夏のISということもあり一夏と同居を命じられた。

 

 

 

 

ほんとは、他のISの待機状態の様に収納が出来ればいいのだが

ユイは何故か収納が出来なかった。

 

これは、おそらく生身の人間に近づいたからであろうというのが、技術部の見解だった。

 

 

 

 

さりとて格納庫に放り込むわけにもいかなかった。

 

 

 

 

防犯や人権的な理由で一夏と同じ部屋と相成った

 

 

 

(まあ、普段から部屋まで一緒だったからいいだろうな)

そして、ふと最初の格納庫に放り込むという案にユイを放り込んでみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薄暗い部屋

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

器具やISが並ぶ中、片隅に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マスター・・・ヒドイです~」

体育座りで、涙目で上目遣いするユイ

 

 

 

 

 

 

(いかん、可愛くて一瞬、格納庫に放り込もうかと考えてしまった)

頭によぎった、悪魔の提案をぶんぶんと振り払う

 

 

 

ユイは、部屋の中をほへ~と見ていたが、突然目つきが鋭くなった

 

 

「マスター!あれは何ですか?」

「うん?」

 

 

ユイが怒りながら、ある一か所を指さす

その場所は

 

 

 

「ああ、のほほんさんの荷物だな」

そこには、ベッド周辺にグチャグチャとなった、着替えや道具などがあった。

さらには、間食のおやつのゴミ袋も散らばっていた。

 

 

 

「いけません!このような堕落した生活を過ごしてきたら人間が腐ります!

ということで、お掃除をします!のほほんさん!箒を持ちなさい!」

「え~、もう夜も遅いから後回しにしようよ~」

のほほんさんは渋る。

 

 

 

だが、ユイは容赦しなかった。

「今すぐやるのです!後回しをする人は信用できません!さあ、ハキハキ行動する!」

 

 

 

 

そういって、ほとんどゴミ化した荷物を片づけていく。

その中には、のほほんさんが隠していたおやつもあった。

 

 

 

 

「あ~!それは、大切に取っておいたものなんだ~。返してよ~」

「返してほしかったら、お部屋を奇麗にする!さあ、手を動かしなさい!」

 

 

結局、ユイが納得がいくまで、のほほんさんは泣きながら作業を行い

終わった時は、時計の針は12時を回っていた。

 

 

マスターである一夏は途中までは手伝っていたが、マスターの手を煩せる必要はありませんとユイが言ったので、結局は寝てしまった。

 

 

 

 

そして、ユイは一夏と同じベッドで寝た。

これも、マスターと一緒にするべきだという理論からだ。

 

 

 

 

この日、二人はぐっすり寝むれ、一人は枕を濡らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おはよー!」

「おはよー!ねえねえ聞いたことある?」

 

 

翌日、教室は華やかな空間となった。

 

 

 

女子たちが挨拶をかわしながら、会話をする。

 

 

 

一夏は教科書を開きながら予習を行い、ユイは隣の席で爆睡する。

 

「おはよー!織斑君」

「ああ、おはよう」

女子たちの挨拶にもそっけなく返す。

 

 

 

「そうそう、織斑君も聞いたことある?2組に転校生が来たんだって」

「2組に?この時期に転校とな?」

なにしろ、入学してから、まだ1ヶ月以上たっていないのだ?

 

 

「あら、私の存在を危ぶんでの他国からの編入かしら」

 

いつのまにやってきたのかオルコットがいた。オルコットは決闘に勝ってからは

何かと話しかけてきてくる。特にユイと会話が多いのは気のせいだと思いたい。

 

 

「それは、ないだろう。今さら転校してくるという事は、俺絡みだろう?」

そういって、一夏は教科書と向き合う。

 

 

その会話に周りの女性も「だよねー」という。

 

 

 

 

「そういえば、もうすぐクラス対抗戦だねー」

「優勝賞品が、デザートフリーパスが半年分!」

「これは、取るっきゃないよね!織斑君!頑張って」

 

話の内容は、もうすぐ行われるクラス対抗戦に移ったようだ。

優勝賞品がデザートフリーパス半年分か・・・・・

 

 

「まかせろ、みんな(ユイ)のために頑張るからな」

ユイをお腹いっぱいに幸せに食べてほしいものだ

 

 

「なーんか、響きが違うような気がしたが、専用機持ちは1組と4組以外はいないから楽勝だよね?」

「そうそう、4組の専用機持ちの人も絶対オルコットさんみたいに弱い人だよ」

 

皆、好き勝手に言うのはいいが、近くに当事者がいるぞ。

昨日みたいに、こめかみに青筋が立っているぞ

 

 

「2組の人も大したことな「誰が?大したことないですって?」

違う声が聞こえてきた。

 

その方へと向ければ、入口に一人の少女が立っていた。

 

 

「私の2組の転校生でクラス代表生よ。そして」

ビシッと一夏に指をさす

 

 

一夏は黙っている

 

 

「あんたに宣戦布告しに来たのよ」

そう言った、少女は憎しみの光に染まっていた。

 




すいません、リアル生活で遅れました。

ある少女登場です(まあ、バレバレですが)

この少女は原作との一夏の関係は違います。

そして、ユイはお節介焼きです。ゲームでもお掃除を頑張っています。
このように少しでも可愛いユイが伝われば幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。