「ここがマスターとのほほんさんの部屋ですか?」
「そうだよ~」
「そうだ」
あの狂乱のパーティも夜遅くにはさすがにという事でお開きとなり
ユイは一夏とのほほんさんの部屋に案内していた。
ユイは、一夏のISということもあり一夏と同居を命じられた。
ほんとは、他のISの待機状態の様に収納が出来ればいいのだが
ユイは何故か収納が出来なかった。
これは、おそらく生身の人間に近づいたからであろうというのが、技術部の見解だった。
さりとて格納庫に放り込むわけにもいかなかった。
防犯や人権的な理由で一夏と同じ部屋と相成った
(まあ、普段から部屋まで一緒だったからいいだろうな)
そして、ふと最初の格納庫に放り込むという案にユイを放り込んでみた。
薄暗い部屋
器具やISが並ぶ中、片隅に
「マスター・・・ヒドイです~」
体育座りで、涙目で上目遣いするユイ
(いかん、可愛くて一瞬、格納庫に放り込もうかと考えてしまった)
頭によぎった、悪魔の提案をぶんぶんと振り払う
ユイは、部屋の中をほへ~と見ていたが、突然目つきが鋭くなった
「マスター!あれは何ですか?」
「うん?」
ユイが怒りながら、ある一か所を指さす
その場所は
「ああ、のほほんさんの荷物だな」
そこには、ベッド周辺にグチャグチャとなった、着替えや道具などがあった。
さらには、間食のおやつのゴミ袋も散らばっていた。
「いけません!このような堕落した生活を過ごしてきたら人間が腐ります!
ということで、お掃除をします!のほほんさん!箒を持ちなさい!」
「え~、もう夜も遅いから後回しにしようよ~」
のほほんさんは渋る。
だが、ユイは容赦しなかった。
「今すぐやるのです!後回しをする人は信用できません!さあ、ハキハキ行動する!」
そういって、ほとんどゴミ化した荷物を片づけていく。
その中には、のほほんさんが隠していたおやつもあった。
「あ~!それは、大切に取っておいたものなんだ~。返してよ~」
「返してほしかったら、お部屋を奇麗にする!さあ、手を動かしなさい!」
結局、ユイが納得がいくまで、のほほんさんは泣きながら作業を行い
終わった時は、時計の針は12時を回っていた。
マスターである一夏は途中までは手伝っていたが、マスターの手を煩せる必要はありませんとユイが言ったので、結局は寝てしまった。
そして、ユイは一夏と同じベッドで寝た。
これも、マスターと一緒にするべきだという理論からだ。
この日、二人はぐっすり寝むれ、一人は枕を濡らした。
「おはよー!」
「おはよー!ねえねえ聞いたことある?」
翌日、教室は華やかな空間となった。
女子たちが挨拶をかわしながら、会話をする。
一夏は教科書を開きながら予習を行い、ユイは隣の席で爆睡する。
「おはよー!織斑君」
「ああ、おはよう」
女子たちの挨拶にもそっけなく返す。
「そうそう、織斑君も聞いたことある?2組に転校生が来たんだって」
「2組に?この時期に転校とな?」
なにしろ、入学してから、まだ1ヶ月以上たっていないのだ?
「あら、私の存在を危ぶんでの他国からの編入かしら」
いつのまにやってきたのかオルコットがいた。オルコットは決闘に勝ってからは
何かと話しかけてきてくる。特にユイと会話が多いのは気のせいだと思いたい。
「それは、ないだろう。今さら転校してくるという事は、俺絡みだろう?」
そういって、一夏は教科書と向き合う。
その会話に周りの女性も「だよねー」という。
「そういえば、もうすぐクラス対抗戦だねー」
「優勝賞品が、デザートフリーパスが半年分!」
「これは、取るっきゃないよね!織斑君!頑張って」
話の内容は、もうすぐ行われるクラス対抗戦に移ったようだ。
優勝賞品がデザートフリーパス半年分か・・・・・
「まかせろ、
ユイをお腹いっぱいに幸せに食べてほしいものだ
「なーんか、響きが違うような気がしたが、専用機持ちは1組と4組以外はいないから楽勝だよね?」
「そうそう、4組の専用機持ちの人も絶対オルコットさんみたいに弱い人だよ」
皆、好き勝手に言うのはいいが、近くに当事者がいるぞ。
昨日みたいに、こめかみに青筋が立っているぞ
「2組の人も大したことな「誰が?大したことないですって?」
違う声が聞こえてきた。
その方へと向ければ、入口に一人の少女が立っていた。
「私の2組の転校生でクラス代表生よ。そして」
ビシッと一夏に指をさす
一夏は黙っている
「あんたに宣戦布告しに来たのよ」
そう言った、少女は憎しみの光に染まっていた。
すいません、リアル生活で遅れました。
ある少女登場です(まあ、バレバレですが)
この少女は原作との一夏の関係は違います。
そして、ユイはお節介焼きです。ゲームでもお掃除を頑張っています。
このように少しでも可愛いユイが伝われば幸いです。