これは、アークチームがドライストレーガーから出撃する前の話。
獏とクワトロによって、ザガートとエメロードが辿る悲劇の結末を全員が知ることになった。
騒然とするドライストレーガーの格納庫内。
困惑、憤慨、悲嘆……
各所から嗚咽を漏らす声も聞こえてくる。
その中でも
「嘘だ……こんな……こんなのってないよ!!!」
寄り添うようにして泣き崩れる3人の少女たち。
だが
彼女は
「ふたりとも、しっかりして。
今のは、まだ起きてない未来……私たちの力で変えられるかもしれない!
こんなところで泣いてる暇なんてないわ!」
「
「
仲間の鼓舞を受けて立ち直る
しかしその一方で、
「でも……どうしたらいいんだ……?
ザガートを止められたとしても、エメロード姫は……」
俯いたまま、思い詰めた表情で呟く
そんな彼女の近くに一人の少年がいた。
彼の名は響裕太。
裕太は涙を流しながら、誰に向けるでもなく、自らが感じた気持ちを独白する。
「こんなの間違ってるよ……!
ひとりの人間に世界の管理を押しつけるなんて……そんなの正しいと思えない……!」
「……!」
それを聞いた
「そうだ……『柱』の制度が変われば……」
ひとつの閃きを得た
そうした
「山岸さん……グリッドマンはもう戦えないけど、俺にも何か手伝わせてください!」
その裕太を見て
4人の申し出を受けた獏は、頷いて答えた。
「よし、なら来てくれ!」
そうして裕太、
ドライストレーガーから発進したクジラ。
獏は広めのブリッジの中で、まず現在の状況を5人に説明する。
今、エメロードは自分の死を望んでいる。
この状況では、仮にザガートを殺さずに倒せたとしても、問題の解決にならない。
エメロードはまた何らかの方法を探して、自分を誰かに殺させようとするだけだ。
こうした説明を受けてセニアが口を開いた。
「そっか、セフィーロの『柱』に危害を加えられないのはセフィーロの民だけ。
なにも伝説の
「そういうのを思いつかれる前に、エメロード姫を何とかしないといけないのよね……」
彼女たちの言葉に獏は頷くと、今回の作戦目標を全員に伝える。
それは「エメロード姫の説得」だ。
「そんなことできるんですか?」
裕太が疑問の言葉を獏に投げかけた。
それに獏が答える。
「わからん。だが上手くいけば、エメロードが死ぬことなく『柱』の代替わりができる……かもしれん!」
そうやって獏は確実ではないと前置きした上で、その方法を話す。
それは「仮想世界にエメロードを連れて行き、セフィーロを『柱』不在の状況にして、新しい『柱』を立てる」という計画だ。
しかしこれには問題点があった。
「ですが、エメロード姫を外へ連れ出すことが可能なのでしょうか?」
そんな
「そうね。『柱』であるエメロード姫は、このセフィーロでは一番強い力を持つわけだから……無理やり連れていくのは厳しいわよね」
「そうだ。だから“説得”しなきゃならん」
ここから何をするにしても、エメロードの心変わりは不可欠。
説得は必ずしなければならない。
だが、獏も本当に説得できるのかどうか、その自信はなかった。
「難しいだろうが……できる、できないのハナシじゃない。
この問題を解決するにはエメロードを説得するしかねえんだ!
だからそこを全力でやる!」
獏の意気込みを聞いた皆は顔を合わせて、頷き合う。
「できることを精一杯ね」
腕を組んで言う
その隣で
「うん、やろう!
……だけど、どうやって説得したらいいんだ?
そもそもエメロード姫がどんな人かも、私たちはよく知らないのに」
「獏には、何か腹案があるのね?」
セニアは獏の表情から察して話を振った。
「ああ、一応な。
可能性があるとしたら……クレフじゃねえかなと思ってる」
彼はセフィーロ人の中で最年長であり、誰よりもエメロードを古くから知る者だ。
そして『柱』の真実と、エメロードやザガートの真意を知る唯一の人物でもある。
「クレフ……そうね。たしかにエメロード姫と同じ目線で話ができるとしたら、クレフしかいないのかも」
「でも待って! クレフはザガートの石化魔法を受けて……!」
「ええ。以前まではモコナさんを受信器にして助言をいただけましたけど、もう交信できないとおっしゃっていましたわ」
クレフは彼女たち
しかしそこは当代随一の魔導師。
彼は肉体を石にされながらも心の力でザガートの石化魔法に抗い、精神まで石化しないように魔法の進行を食い止めていた。
そして思念だけを飛ばして、
とはいえ一度かけられた魔法には抗いきれず、徐々に石化は進行し続け……ついに先日、クレフとの交信ができなくなってしまった……
この話を聞いて獏は焦りながらも、どうするべきか考える。
「そうなのか!? だが他にいい案もないしな……
近くに行けば俺と念話が通じるかもしれねえ。
クレフが石になった場所は分かるか?」
クレフが石化したのは彼女たちと別れた直後だ。
誰かが移動させたりしていなければ、彼女ら
それを聞いて獏はクジラのエンジンに火を入れる。
「よし、かっ飛ばすぞ! 3人は場所を案内してくれ!」
全速力でセフィーロの空を翔けるクジラ。
元々、セフィーロという世界はかなり狭い。
ゲッター炉心を全開に回したクジラであれば、端から端まで辿り着くのにそう時間はかからない。
そうして彼らは石になったクレフを発見した。
獏はその近くにクジラを着陸させる。
彼ら6人は機体を降りて石化したクレフのもとへ駆け寄るが……
そこへ周囲から魔物の群れが集まってくる。
「このくらい、レイアースで――」
しかし
「
あなたとレイアースの力はきっと必要になるわ」
海神セレスと空神ウィンダムは既に大破しており、戦えるのは炎神レイアースのみ。
「蒼い! 竜巻ぃーーーっ!!」
大勢いた魔物の群れは、あっという間に壊滅した。
その魔法の凄まじさにセニアは感嘆する。
「すごいわね……
「ふふん、たいしたものでしょ」
気をよくして得意げな顔で髪をかきあげる
その時だった。
「
すでに心の力を消耗しており極度の疲労状態にある
両腕を振り下ろすゴーレム。
それを止める者があった。
「やらせん!」
裕太は魔物の姿が見えた時点でクジラに走って戻り、中に積まれたコンピュータ『ジャンク』を使ってグリッドマンに変身していたのだ。
だが……
「……あれ? グリッドマン、なんか小さい……?」
現れたグリッドマンは、普段よりもかなり小さかった。
ほぼ人間サイズの大きさだ。
グリッドマンは一度ザガートに撃破されており、今は戦える状態ではない。
無理をして変身したはいいものの、この大きさが限界だった。
「くっ……!」
力の入らないグリッドマンは、ゴーレムの拳を支えきれずに押し倒される。
再び振り上げられるゴーレムの腕。
……しかしそれが振り下ろされることはなかった。
響き渡る大きな炸裂音。
次の瞬間、ゴーレムの上半身が爆発したように吹き飛んだ。
周囲に立ち込める硝煙と、火薬の匂い。
白い煙は獏が握る拳銃の先から出ていた。
「危なかったな。拓馬から借りてきてよかったぜ」
魔物が倒され 一同は安堵する。
そんな中で
「え……威力おかしくない? 鉄砲ってそんなに強いの……?」
まるでバズーカでも撃ち込まれたような破壊力だった。
「
間違っても使おうとするなよ。普通の人間が撃ったら腕が吹っ飛ぶぞ」
「えぇ~……?」
「ホントに敷島博士ってどういう人なのよ」
呆れる
そこでは完全に石像と化したクレフが瓦礫の中で横たわっていた。
獏は近寄って精神を集中させてみたが、クレフの心の声が聞こえる気配はなかった。
「……くそっ、駄目か。
こりゃあ完全に石になっちまったみたいだな。
「いくぶん休めましたから、少しくらいは。
ですが、わたくしの魔法は傷を治すことはできても、病気や疲労には効果がないようですので……」
「石化を解くのは無理そうか?」
獏の問いに頷く
それでも他に方法もない。駄目で元々でやってもらうしかないか……
などと、彼らが考えている最中のことだった。
グリッドマンの中にいる響裕太は、その声を聞いた。
――聞こえるか……異世界の執行官よ……
「え? この声は……まさか導師クレフ?」
裕太は周りを見るが、その声が聞こえているのは彼だけだった。
ほんのわずかに残された心の力を振り絞って、クレフは裕太に語りかける。
――頼む……おまえの力で……私の石化を解いてくれ……
「俺の力? グリッドマンの力、っていうこと?」
戸惑う裕太にグリッドマンが答える。
「分からない……私には裕太と出会う以前の記憶がない」
裕太もグリッドマンも、クレフの真意が理解できない。
しかしクレフの声は続ける。
――どちらでも同じこと……おまえたちは魔法を習得している……その魔法の名前を忘れているだけだ……
「俺が……魔法を?」
クレフの静かな声に、裕太は心の奥が澄み渡っていくような感覚を覚える。
そして次第に胸の奥が熱くなり、ひとつの言葉が浮かんできた。
――そうだ……それがおまえの魔法だ……
「これが俺の魔法……グリッドマンも分かる?」
「ああ。もちろんだ、裕太」
記憶とともに失われていた、グリッドマンが持つ本当の力。
彼らは導師クレフに導かれ、その言葉を口にした。
「グリッド……フィクサービーーーーム!!」
グリッドマンの胸から放たれる桜色の輝き。
光を浴びたクレフは、一瞬にして石化が解け、生身の姿を完全に取り戻した。
その力を見た一同は驚愕に目を見張る。
「これがグリッドマンの力……
「わたくしの癒しの風とも違うようですわね。治すというより、『復元』しているような……」
原理は不明だが、クレフの石化は解かれた。
クレフは心の力が枯渇し、ひどく憔悴しながらも、なんとか杖を支えにして立ち上がる。
そこへ駆け寄る
「クレフ! 大丈夫なの……!?」
「ああ……私は大丈夫だ。それよりも、今はやることがあるのだろう?」
立ち上がったクレフに獏は「エメロードを説得して欲しい」ということを伝えた。
話を聞いたクレフは顔をしかめて難色を示す。
「それは……エメロード姫の葛藤は、当人の意思ではどうにもならない矛盾によるもの。誰かに言われた言葉などで変えられるようなら、こんな事にはなっていないだろう」
「そりゃあ分かってるが、あんたに頼るしかないんだ。
失敗したって何も言わねえ、やってみてくれないか!
この通りだ、頼む!」
両手を合わせて拝むようにして頼み込む獏に、クレフはしばし黙考する。
「……説得は無理だ。だが、エメロード姫には伝えたいことがある。
姫だけではない、ヒカル、ウミ、フウにもだ」
「私たちに?」
急に話を振られて怪訝な顔をする
その彼女たちにクレフが告げたのは、謝罪の言葉だった。
「私は『柱』制度の実態を知っておきながら、おまえたちに何も知らせずに行かせた。これは自分の都合よく騙して、利用していたも同然だ。本当にすまなかった……」
「そんなこと……」
少女たちに頭を下げるクレフ。
そこへ割って入ったのはセニアだ。
「それに関しては、あたしも思うところがあるわね。勝手に召喚しておいて、元の世界に戻る選択肢も与えず、そのうえ事情を説明しないで隠したまま戦わせてたんでしょう? いくらなんでも、人道にもとると言わざるを得ないわ」
「……返す言葉もない」
地底世界ラ・ギアスでも同じように地上人を召喚していた。
マサキもそうやって召喚された者のひとりだが、彼らは協力を断り地上に戻ることも選択できた。
そしてラ・ギアスの人間は召喚した地上人に事情を包み隠さず話して、あくまで強制ではなく善意による協力を求めた。
こうすることが当然だと考えているラ・ギアス人からすると、セフィーロ人による
それに対して異論を挟んできたのは、獏だった。
「俺も事情を知らんまま戦うのは納得いかねえが……クレフのやったことは間違ってないと思うぜ。正直に話しちまったら、協力を断られるかもしれん。ザガートの仲間になっちまう危険すらある。何度も召喚できるわけじゃないんだろ? なら、世界の危機なんだ。手段なんか選んでられねえ」
それぞれの立場で異なる言い分がある、難しい問題だった。
そうした意見をひととおり聞いた上で、
「ありがとう、セニア。私たちのために怒ってくれて。
でも、セフィーロやエメロード姫をよく知るクレフが、一番つらくて苦しい立場だったと思うから……」
そんな彼女たちを見てセニアも矛を収める。
「……あなたたちが納得してるんだったら、いいわ。
ごめんなさい、つい我慢できずに口を挟んでしまって」
セニアが引いたのを見て、獏が話を戻す。
「ところでクレフ、エメロードとは通信で話せるのか?
それとも城の中まで行く必要があるか?」
「ここから話せるはずだ。
私の心の力が尽きるまで……だが。なんとかやってみよう」
そう言うとクレフは手にした杖を前に掲げる。
すると杖の先から光が投射され、中空でプロジェクタースクリーンのように映像が映し出された。
そこには結界が張られた城の中にいる、エメロード姫の姿があった。
「クレフ……?」
「姫よ、状況は把握されていると思います。
私に時間が残されておらず、手短に伝える非礼をお許しください。
私は、あなたに言わねばならぬことがあるのです」
クレフにはエメロードを説得する言葉はない。
しかし、謝罪しなければならない事があった。
「私は先代の『柱』と
その顛末をこの目で見ていながら、次の『柱』になろうとするあなたに、何も伝えなかった」
そしてクレフはエメロードに告げる。
これから新たな『柱』が生まれる時には、すべてを包み隠さず話すと。
たとえそのために、『柱』の資格を持つ者が、『柱』となることを拒んだとしても……
「いけません、それではセフィーロの民は……!」
人々の心配をするエメロード。
そんな彼女が自らを責めることのないよう、クレフは言う。
「姫、これはあなたのせいではありません。『セフィーロのため』と己に言い訳をして誠実さを捨て去り、ひとりの人間に犠牲を強いる世界を傍観し続けた、私の卑怯が生んだ罪なのです」
すべての
たとえ次の『柱』が生まれずセフィーロが消滅したとしても、その責任は自分にある、と。
彼はエメロードに告げた。
クレフの意志が固いのを見て、エメロードはこれ以上の議論を避ける。
代わりに、彼女は自らの望みを話した。
「……であれば、そのためにはまず私を殺してください。
私が生きているうちは、次の『柱』は生まれません」
結局のところ、この話はここに戻ってくる。
そんな問題点の核心へと、獏は踏み込んでいく。
「まあまあ。そう急ぐこたあねえっすよ、お姫様。
俺にいいアイデアがあるんすけど、チョット聞いてくれねえすか」
「あなたは……ゲッターの申し子のひとり……ですね」
獏はエメロードに提案する。
彼女が仮想世界に移れば、この世界から『柱』がいないことになる。
そうすれば次の『柱』が選ばれる。
この策が成功すれば、エメロードが死ぬことなく『柱』の代替わりが可能なはずだ……と。
こうした獏の提案に対して、エメロードは懐疑的な反応を示した。
「……そう上手くいくでしょうか。すぐに次の『柱』が決まるとは限りません。最悪の場合、『柱』が不在であると見なされず、セフィーロがただ崩壊へと向かってしまうことも……」
「なあに、駄目だったらまた戻ってくりゃいい!
こいつは、そう、あれだ……ローリスク・ハイリターンってコトよ!」
「それは……ですが……」
たしかに獏の言う通り、試してみる価値はある。
そう理解しても……エメロードは首を縦に振らなかった。
そのエメロードの顔に帯びた憂いを見て、クレフは察した。
彼女は躊躇している。
そして、その理由も。
「……エメロード……」
クレフはその名を呟くと、顔を上げ……
ついに彼の口から告げられた。
エメロードを“説得”する言葉が。
「世界のすべてを敵に回してまで、ザガートはあなたを守ると決めた。
あなたが自ら城を出ていけば、そんなザガートの気持ちに水を差す形になってしまうだろう」
「……!」
エメロードは自分の胸を押さえる。
それは決して彼女が口にできない、彼女を城の中に縛りつける
しかしそれを理解した上で、クレフは言う。
「だがそれでも……頼む。
私はおまえに生きていて欲しいのだ……エメロード」
姫の臣下の
彼女が生まれた時から見守ってきた者としての言葉だった。
そのクレフの表情を見て、
彼はエメロード姫に親にも似た気持ちを抱いているのでは、と。
クレフの顔はまるで子供の死に目に立ち会う親のごとき悲痛さを伴っていた。
エメロードの瞳が揺れる。
そこへ
「エメロード姫。さっき私は、こう聞いたんだ。
ひとりが全部を決める世界は間違ってる……って」
それは裕太が言った言葉だった。
「私も同じ気持ちだ。
たったひとりの『柱』じゃなく、セフィーロに住むすべての人々の『心』で決まる世界になって欲しいって……そう思うんだ」
「それは……」
まっすぐな
「もしもそんな世界にできるのなら、それは――」
彼らの真摯な願いを受け止めるように、クジラの中にあるコンピュータ『ジャンク』が淡い光に包まれた。
こうして、エメロードが城からいなくなったことに、カムイとの戦いを終えたザガートは気がついた。
【知らなくてもいいけど知るともっと面白いかもしれない話】
・『SSSS.GRIDMAN』の作中では、現実と変わらぬリアルな仮想世界の中を一人の少女が管理・維持していた。
・レイアース漫画版では「召喚」ではなく「招喚」という漢字が使われている。
・クレフ以外にも「導師」がいるのかは不明。「魔導師(イル)」との違いが何なのかも原作では明かされない。
・セフィーロの広さは具体的には明かされていないが、崩壊しつつあるとはいえ他国から見て「狭い」と言及されており、女子中学生が乗り物にも乗らずに徒歩で旅できていることから、かなり狭いのではないかと想像できる。
・真言(トゥルーワード)は魔装機神のキャラクターが魔術や呪術などを使用する際に唱える呪文のようなもの。魔装機神の前日譚的な物語となる『ラングラン戦記』では、「物事の本質を現わす言葉で、本来はそれを知ることで森羅万象、あらゆる物を支配できるとされている。実質的には未解明の部分も多く、現在では自己暗示や儀式的に使われる事の方が多い」と説明されている。
・咒文記憶素子は額につけるだけで誰でも魔術を使えるようになるマジックアイテム。使い捨て。
・グリッドマンのサイズはある程度自由に変えられる。ただしコンピュータ『ジャンク』の容量が少ないようで、大きくなるには限度がある。
・拓馬が持っている拳銃は、かつて竜馬が使用していたもので、敷島博士の手で当時よりもさらに威力を強化されている。漫画版では通常の人間よりもひとまわり大きな昆虫人間を一発の弾丸で吹き飛ばした。
【挿絵について】
使用している挿絵は、ほいみん氏(https://x.com/frosted_hoim_in)に描いて頂きました。