Drei DetonatioN ~鋼の咆哮~   作:日下部慎

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※早乙女號が女体化しています。これは、本作の挿絵を描かれているほいみんさん(https://x.com/frosted_hoim_in)の独自の設定にこちらも合わせているためです(ただし厳密に設定を合わせているわけではなく矛盾が発生する可能性はあります)。號が女体化している理由・当時の経緯を綴った小説(ほいみんさん作)はこちらになります。→https://syosetu.org/novel/315741/

・2章からだいぶ時間が進んで、スパロボ30内での最終決戦が近い状況になります。


「希望の在り処」

 フィンランドの首都ヘルシンキ。

 ここでは、かつて超AI開発のために非道な人体実験を繰り返した科学者、エヴァ・フォルツォイクが冷凍刑を受けて眠っている。

 エヴァの息子であるノイバー・フォルツォイクは悪の超AIを搭載したロボット軍団を率いて、コールドスリープ施設を襲撃。

 ドライクロイツが現場に向かうも、ノイバーによってエヴァの冷凍睡眠は解かれ、二人は何処かへと消えていった……

 そして現在。

 ドライクロイツはノイバーがその場に残した超AIロボット軍団と戦闘を行っている。

 

「ハッハー! どうしたどうした、正義の味方サンよぉ!」

 

「子供は寝る時間だぜ? さっさと眠っちまいな、永遠になぁ!」

 

「おらおらっ! 蜂の巣になりやがれ!」

 

 悪の心を植え付けられた超AIロボット・チーフテンたちは、口々に汚い言葉を吐きかけながら機関銃を乱射してくる。

 出鱈目(でたらめ)な銃撃だが、それゆえに弾丸を避けて近寄ることが難しく、ドライクロイツは逃げたフォルツォイク親子を追えずに足止めされてしまっている。

 その状況に業を煮やした龍咲海(りゅうざきうみ)が前に出る。

 

「ああもう! 下品すぎるのよ、あなたたちは!」

 

 (うみ)は大量のチーフテンを一掃するべく心を集中し、魔法を唱える。

 

「まとめて片付けてあげる! 蒼い……竜巻ぃーーーーっ!!」

 

 言葉とともに突き出された海神セレスの手から、大量の水が噴き出す。

 (ほとばし)る水流は渦を巻きながら、多数の敵機を飲み込んでいく。

 そこに、すかさず突っ込んでいく機体があった。

 獏のゲッターカーンだ。

 

「今だ! 変形、カーンローバー!」

 

 ゲッターカーンが変形し、トゲつきの分厚いタイヤのような形状をとる。

 その状態で獏は何を思ったか、荒れ狂う水流の中へと突っ込んでいった。

 獏の行動に(うみ)が驚く。

 

「えっ!? 獏……あれを本当にやるの!?」

 

「おおよ! いくぜ……メイルスロォーーーム!!」

 

 激流の中でカーンは渦の流れに逆らわず、高速で回転する。

 すると(うみ)が放った水の渦はその勢いを増し、チーフテンたちが耐えきれずに分解されていく。

 

「うおおおぉっ!?」

 

「がああぁっ! 体がバラバラになっちまう!」

 

「ちぃっ! やられたぜ、クソがぁ!」

 

 悪態をつきながら次々と爆発四散していくチーフテンたち。

 そんな中で1機だけ耐える者がいる。

 超AI軍団の指揮官機であるビクティムだ。

 だがビクティムも大きなダメージを受けて、渦の中から放り出されるように逃げ出すのがやっとだった。

 

「くっ……ダメージが大きすぎるか……!」

 

 地面に落下してバウンドするビクティム。

 それを適者進化態のゲッター3が、その手で掴んだ。

 

「よっしゃあ! コイツでとどめだ! 大雪山おろしィッ!!」

 

 長く伸びたゲッター3の腕が敵を高く上げ、勢いよく地面にたたき落とす!

 ……はずだったが、

 

「これしきのこと!」

 

 地面に落とされる寸前、ビクティムの蹴りがゲッター3の肩に命中。

 その勢いで掴んだ手が外れて、ビクティムは地面に激突せずに転がった。

 ゲッター3から離れたビクティムは地面を蹴って空中に逃げる。

 

「……最低限の任務は果たした。後退する!」

 

 そう言い残してビクティムは戦場を離脱した。

 こうしてエヴァ・フォルツォイクの冷凍睡眠は解かれ、フォルツォイク親子は姿を消し、超AI軍団の指揮官も捕まえられずに取り逃がしてしまったのだった。

 

 

***

 

 

 翌日、ドライストレーガー艦内の食堂で。

 拓馬、カムイ、獏の3人は揃ってラーメンをすすっていた。

 そんな彼らのもとへと相談に来る者がいた。

 適者進化態と呼ばれる別世界のゲッターロボに乗る、年若い弁慶だ。

 

「大雪山おろしをうまく使えない?」

 

「ああ。俺自身、理由が全然分からねェんだケド……」

 

 この弁慶はもともと仮想世界で生まれ、現実世界へとやって来た。

 その際に彼は、9億を超える仮想世界の記憶をオーバーロードしている。

 つまり9億の世界のゲッターロボと、9億人の車弁慶の戦いの記憶を持っているのだ。

 当然、その中には大雪山おろしをマスターした弁慶も無数に含まれている。

 なので、彼が大雪山おろしを使いこなせないというのは、不可解な話だった。

 拓馬が口を開く。

 

「確かに昨日は失敗してたが……いつもは成功してないか?

 機械獣とか、ぶん投げてたろ」

 

「ザコ相手には成功するんだ。

 ケド、強いヤツにかけようとすると、上手くいかなくて……」

 

「ナルホドな。使えはするが、使いこなせてない……てな感じか」

 

 拓馬の言葉に弁慶は頷いた。

 その傍で獏がチャーシューを頬張りながら言う。

 

「ムグ、こっちの世界の武蔵や弁慶に聞くのがいいんじゃねえか。

 うおっ……この肉厚で香ばしいチャーシューよ……こいつはたまらん!」

 

「二人にはもう聞いた。そしたら、『練習あるのみだ』って」

 

 彼らに話を聞いても弁慶にはピンと来なかったので、こうしてアークチームに相談しに来たというわけだった。

 

「ふむ……」

 

 カムイは考える。

 獏はラーメンに舌鼓(したづつみ)を打つ。

 拓馬は腕を組んで、なにやら言いにくそうな表情をしている。

 しかし黙っていてもラチがあかないと考え、拓馬はカムイに話を振った。

 

「ウーム、それはなぁ……

 カムイ、お前からどうだ?」

 

「そうだな。この問題はおそらく兜甲児やメイヴィー女史の専門だ。

 が、門外漢の想像でよければ話すが……」

 

「全然構わねェ、話してくれ。頼む」

 

 弁慶に促されてカムイは以下の私見を語った。

 たとえ何億もの世界の記憶があったとしても、それを実際に出力する肉体と脳は、今ここにある弁慶のものだ。

 膨大な記憶の中から、実戦という極度の緊張状態の中で最適となる動きを直感的に導き出すには、それこそ膨大な経験が必要になるはず。

 ……ということをカムイは話した。

 拓馬が納得したように唸る。

 

「雑魚相手に成功するのは、考えて動く余裕があるからか」

 

「ああ。だが切羽詰まった強敵との戦いでは、そうはいかない」

 

 カムイは拓馬に同意し、続けてこれを解決する方法を提示する。

 

「打開策はいくつか考えられるが……最も単純で確実なのは、反復練習だ。新たに運動スキルを学習する際、スキルを習得してからも反復して練習することによって大脳皮質運動野の興奮性が増大し、スキルの保持力が高まることが研究で分かっている」

 

「お、おのれは……また大学教授のような事を……」

 

 専門的な話をすらすらと語りだしたカムイに拓馬が(おのの)く。

 その話を聞いた弁慶の反応は……

 

「お、俺……バカだから分からないんだケドよ。

 つまり……どういうコトなんだ?」

 

 まるで理解できないという様子の弁慶。

 そんな彼に向けて、カムイは簡潔に結論を告げる。

 

「つまり、練習あるのみだ」

 

 

***

 

 

 反復練習が大切……とは言っても、大雪山おろしは必殺の投げ技だ。

 うまく出せた場合、練習相手は大ダメージを負う。

 失敗した時にはもっとまずい。致命的なダメージを受ける可能性がある。

 そこで白羽の矢が当たったのは拓馬だった。

 真ゲッタードラゴンの大雪山おろしに受け身をとれる拓馬は、これ以上ない最適な練習相手だった。

 こうして拓馬は弁慶の練習に付き合うことになり……

 

「いてて……弁慶の野郎、どんだけ体力あんだよ」

 

 数時間後、弁慶の練習から解放された拓馬はドライストレーガーの通路を歩いていた。

 拓馬が肩をさすりながら歩いていると、不意に若い方の竜馬と出会う。

 

「おっ、竜馬じゃねえか」

 

「拓馬。どうしたんだ? 肩でも痛めたのか?」

 

 二人はそのまま談笑しながら並んで歩く。

 彼らは歳が近いこともあってかウマが合い、こうして顔を合わせれば軽口を交わしている。

 そうこうしていると、二人はよく見知った人物と遭遇した。

 別世界の若いゲッターチームのうちの一人、神隼人(じんはやと)だ。

 隼人の姿を目にした竜馬は、緊張したように一瞬ピクリと止まった。

 対する隼人は竜馬を見ても反応しない。声もかけず、歩みを止めずに、黙ってすれ違おうとする。

 拓馬は軽く隼人に声をかける。そしてそのまま通り過ぎようとしたところで、拓馬はピンと閃いた顔をした。

 隼人の前で、ささっと素早く竜馬の背後に回り込む拓馬。

 拓馬はそのまま右手で竜馬の背中を軽く小突く。

 う、と声を漏らす竜馬。

 その後ろで拓馬は精一杯キリッとした表情を作って、一言。

 

「存分に散れ……」

 

 言って、にやりと笑う拓馬。

 それは隼人が敵機を撃破した際、まれに言う言葉である。

 いわゆる決め台詞。

 そのモノマネだ。

 それに気付いた竜馬は顔を青くする。

 

「お、お前ソレは……!」

 

 隼人はこうやって自分がネタにされるのを笑って流せるようなタイプではない。

 慌てて竜馬は背後にいる拓馬から、前方の隼人に目を向ける。

 そこでは隼人がこちらに冷え切った視線を向けている……ように見えて、こめかみに血管が浮き出てピクピクと痙攣していた。

 

「やべっ、逃げろ!」

 

 いきなり駆け出す拓馬。

 

「ちょ……オイ待てよ! 一人で逃げるなッ!」

 

 そして、何もしていないのに一緒に逃げることになる竜馬だった。

 しばらく走った後、二人は背後を確認する。

 隼人は追いかけて来ていない。

 大きく息をついて、竜馬は胸を撫で下ろした。

 

「ハァ~……! 拓馬、お前なァ……」

 

「タハハ……悪い悪い。ちょっと和ませようと思ってよ。

 隼人とお前が、なんかギクシャクしてるように見えてな」

 

「そりゃ、まァ……な」

 

 この拓馬の指摘に、竜馬は歯切れ悪く返す。

 彼ら別世界から来たゲッターチームでは、竜馬と隼人との間に壁がある。

 作戦行動中にしか会話を交わさない彼らの姿を見れば、拓馬でなくとも容易く察せられることだった。

 竜馬もそれは自分たちのチームの問題点だと認識していた。

 

「やっぱりマズイ……よな。このままじゃ」

 

「もっとぶつかってみたらどうだ?

 俺たちなんて、チーム組んだ頃は毎日殴り合ってたぞ」

 

「……やったよ、一度だけな。でも……」

 

 竜馬は言いにくそうにしながらも、ぽつぽつと拓馬に語った。

 彼らは前に一度だけ、殴り合いの喧嘩をしたことがある。

 しかし竜馬が隼人に殴りかかったところ、竜馬の蹴りも突きも全く当たらず、逆に叩きのめされてしまった。

 しかも竜馬が最も得意としている空手の技で、だ。

 竜馬は10年以上もずっと空手の鍛錬を続けていた。

 対して隼人は空手未経験。

 にもかかわらず、隼人は少し竜馬と組み合っただけで覚えた見様見真似(みようみまね)の白帯空手で、軽々と竜馬を倒してのけたのだ。

 竜馬が自信を喪失するには充分すぎる出来事だった。

 

「そいつは……ちとキツイな」

 

 さすがにこれは拓馬といえど、軽々しく背中を押す気にはなれなかった。

 しかし竜馬は拓馬に話したことで気持ちの整理ができたようで、決意の籠もった表情で拳を握る。

 

「いや、お前の言う通りだ。俺が主人公であろうとするなら避けては通れねェ。俺はアイツに……隼人に認められなきゃならねェんだ」

 

 竜馬は思い出す。

 自分が以前、隼人に「お前は中途半端だ」と言われたコトを。

 それに対して自分は反論の言葉を持たない。

 あの時、実際に自分は情けなかったから。

 隼人にそう思われるのはしょうがない。

 だが今後チームとしてやっていくためにも、自分が主人公であるためにも、対等の相手として隼人を認めさせる必要がある。

 

「隼人を認めさせるには、アイツに勝たなきゃならない。

 だから俺は……アイツに再試合を申し込もうと思う」

 

「いいじゃねえか、熱くてよ!」

 

 拓馬は竜馬の決意を肯定する。

 そして当然導き出される、次の行動を提案した。

 

「そんなら、まずは……修行だな!」

 

 ……そうして拓馬は、竜馬を鍛えるのに最も適しているであろう人物のもとへと連れて行った。

 その人物とは――大人の流竜馬であった。

 

「俺の見たところ、お前に足りねえのは血反吐を吐いた量だ」

 

 話を聞いた彼は、大真面目な顔でそんなことを言い出した。

 あまりに前時代的すぎる物言いに、若い竜馬はたまらず反発する。

 

「そ……そりゃいくらなんでも根性論すぎるでしょう!」

 

「そう思うか? だがコイツを見てみろ」

 

 大人の竜馬は、拓馬を例に出して話す。

 ここまでの間にアークチームは様々な強敵と戦ってきた。

 地獄大元帥、キングジェイダー、グラヴァリン、(セカンド)ネオ・ジオング、飛竜戦艦ヴィーヴィル……

 新たな強敵が現れるたび、アークチームは我先(われさき)にと突撃していき、何度も撃墜されて死にかけてきた。

 そして、そのたびに成長してきた。

 今ではこの世界に来た当初とは比較にならないほど、劇的に強くなっている。

 この話には、若い竜馬も納得せざるを得なかった。

 彼ら別世界の若いゲッターチームでは「自分たちは無事に元の世界に戻って世界を救わねばならず、無駄な危険を冒せない」という隼人の方針により、強敵をなるべく避けて雑魚の掃討を多くこなしてきた。

 その自分たちとアークチームとでは、成長の度合いがまるで違うことを、若い竜馬は自覚していた。

 

「それは……確かに」

 

 彼が納得した理由は他にもある。

 それは彼の中にある、9億を超える仮想世界の記憶。

 その無数の戦いの記憶の中でも、厳しい試練や多彩な刺激があった世界の方が、より強くゲッターは進化していた。

 納得した彼は、意を決して前に出る。

 

「よ、よし……やってやろうじゃねェか! 血反吐でも何でも吐いてやらァ!」

 

「くっくっ、覚悟が決まってんなら遠慮はしねえ。地獄を見せてやるぜ」

 

 大人の竜馬は、まるで悪党のような笑みを浮かべる。

 

 ……こうして竜馬による竜馬の、地獄の特訓が始まった。

 

 

 

 ――数時間後。

 

「よし、今日はこれまでだ。明日もこの時間に来いよ」

 

「……ゥ……ス……」

 

 すでに立って歩くこともできない若い竜馬は、四つん這いになってずるずる這いずりながらトレーニングルームを出ていった。

 その修業はトレーニングと呼ぶのが(はばか)られるほどの、明らかなオーバーワーク。

 拓馬の目から見てもメチャクチャな内容だったが……

 しかし、少し意外な印象を拓馬に与えていた。

 若い竜馬が本当に限界を迎える寸前のところで、大人の竜馬はさりげなく話しかけて息を整える時間を設けるなどして、上手くコントロールしていた。

 それで拓馬は考える。

 おそらく彼自身、こうしたメチャクチャな修行をさせられてきて……その上で実戦で何度も死線を越えてきた経験があるから、人間の限界がどの辺にあるかを熟知しているのだろう、と。

 拓馬がそんなことを考えながら床に散らばった吐瀉物などの諸々(もろもろ)を雑巾で拭き取っていると、同じく片付けをしながら竜馬が口を開いた。

 

「あ~……なんだ。少しいいか?」

 

「なんだよ、改まって」

 

「いや、これは他のやつらには、まだ言ってねえんだが……」

 

 珍しく歯切れの悪い竜馬。

 拓馬は急かすでもなく、続きを待つ。

 すると竜馬は言った。

 

「実はこの戦いが終わったら、若いやつらを鍛える側に回ろうかと思ってるんだが」

 

「そりゃ、現役引退するってことか?」

 

「ああ。……お前はどう思う?」

 

 それは今後の去就についての相談だった。

 あの竜馬が他人に、それもチーム外の人間に自身の身の振り方を相談をするなど、極めて珍しいことであった。

 しかも相談の内容も内容だった。

 普通であれば、竜馬に他人の教育係など務まるはずがない……と一笑に付されてもおかしくはない。

 だが拓馬は悩むことなく自然に言った。

 

「いいんじゃねえか。

 俺の世界のオヤジも、道場と門下生を持ってたらしいからな」

 

「……そうか。ハッ、そっちの俺も大して変わらねえってか」

 

 そう言って竜馬は、どこか嬉しそうに笑った。

 

 

***

 

 

 その後も二人の竜馬による特訓は続いた。

 

「ダラダラ続けてもしょうがねえ。一週間後に再戦だ。

 やっこさんにも、そう伝えとくぜ」

 

 そうやって2日、3日と続けていくと、噂を聞きつけて人が訪れるようになる。

 とりわけ武術家たち――武道全般に秀でるボルテスチームの大次郎や、中国拳法を修める獣戦機隊の亮などは、快く組手の相手を務めてくれた。

 そうして、あっという間に日にちが過ぎていき……

 

 約束をした決闘の前日。

 竜馬は血反吐を吐きながらも弱音は吐かずに、地獄の特訓を乗り越えてみせた。

 やるだけはやった。

 あとは本番を迎えるのみだが……

 

 皆が寝静まった夜。

 若い竜馬は自室ではなく、一人で格納庫に来ていた。

 

「…………クソッ。ビビってんのか、俺は……」

 

 明日に向けて早く休まなければならないというのに、気付けばこんな所にまで来てしまった。

 竜馬の表情は暗い。

 そこには隠しきれない不安が(にじ)み出ている。

 彼の頭の中には、特訓の間、この世界の自分に繰り返し言われた言葉が巡っていた。

 

『型にこだわるな。勝つためなら何でもやれ』

 

 型にこだわっている、と。

 そんなつもりは無かった。

 しかし今回、体力の限界にある状態で達人たちと本気の組手をした事で、初めて浮き彫りになったコトがある。

 自分はイザという時、身に染みついた空手の技に頼る、というコトだ。

 他の強者たちは違った。

 彼らは状況を変える為には武術の範疇に無い技を平気で使う。

 拓馬や大人の自分に至っては、組手だというのに周囲の機材を武器にする始末だ。

 だがそれが実戦というモノなのだろう。

“戦い”そのものに対する認識の甘さ。

 ソレを痛いほど実感させられた。

 

(いや……でも俺は……!)

 

 竜馬は葛藤に強く拳を握り、壁を叩く。

 その時だった。

 

「竜馬」

 

 背後から声をかけられて、竜馬は反射的に振り向く。

 そこには真ドラゴンのパイロット――早乙女號がいた。

 彼は……いや、彼女は今、男性ではない。

 以前、號が大怪我をして渓の血液を輸血したことがあった。そのとき、通常の人類とは異なる新人類である號は、遺伝子に何らかの異常が発生して身体が女性化してしまったのだ。

 しかし身体が変わっても、その言動は変わらない。

 號は何を考えているか分からぬ独特の緊張感を(たた)えた表情で、口を開く。

 

「隼人とやると、聞いた」

 

「ああ……お前も聞いたのか」

 

 いつの間にか話が広まっているということが、さらにプレッシャーとなって竜馬の背にかかった。

 しかしそれを伝えた號は、それきり口を閉ざす。

 

「…………」

 

 竜馬が話すのを待っているのか、あるいは今の一言だけで用件は終わったのか。

 分からない。

 だが、その全てを見通すような號の澄んだ視線を前にして、竜馬は沈黙を続けることに耐えられなかった。

 

「なあ。お前はどう思う? 俺たちのチームを」

 

「……どういう意味だ」

 

 聞かれて竜馬は語った。

 自分と隼人との関係。

 隼人に打ちのめされて自信をなくし、現在はチーム内で偏った関係になっており、自分が隼人に認められるために勝負を申し込んだこと。

 號は何も答えない。

 相槌すら打たない。

 だが今の竜馬には、かえってそれが良かった。

 下手に慰めの言葉をかけられるよりも、自分の話を真剣に聞いてくれるということが、有り難いと感じる。

 竜馬は自分の悩み、苦しみを言葉に出すことで、肩に背負ったものが軽くなっていく気がしていた。

 

 その流れで、彼は思わず口にしていた。

 誰にも話すつもりのなかった事を。

 

「俺はよ……空手にこだわりたいんだ。

 こっちの世界の俺には、型にこだわるな……って言われたんだケドな」

 

 竜馬は、自分がそう思うに至った経緯を號に語る。

 それは地獄の特訓を経た結果だ。

 至らぬ自分を自覚して、逆に明らかになった、自分の芯に根ざした気持ち。

 

 ――自分は、空手にこだわりたい。

 

 何故そう思うのかを考えて、すぐに理由は思い当たった。

 空手だけが、自分と父の間にある唯一の繋がりだからだ。

 両親は自分が幼い頃、猟奇殺人の被害者となって亡くなった。

 その後、自分はずっと一人で空手の稽古を続けてきた。

 毎日、毎日。

 父に教わった空手の型を、ひたすら繰り返してきた。

 間違ったコトを正そうとした結果、世間から排除されて居場所を奪われた自分は、いつしか他者と関わるコトを辞めてしまった。

 

「笑っちまうよな。

 改めて思い出しても……マジで俺の人生、何もなかったんだ。

 空手の他には、何も」

 

「……そうか」

 

 號は笑ったりはしない。

 それは竜馬にも分かっていることだった。

 語り終えた竜馬は大きく息を吐く。

 

 ……不思議な感覚だった。

 今まで、自身の身の上をこんなに詳しく他人に話したコトはない。

 いや……前に一度だけある。

 ミチルの姿をとった何者かと、同じような話をした。

 本物のミチルとは、ただクラスが一緒だっただけで、ろくに話したコトもないのだが。

 それでも……他人と関わるコトを辞めたハズの自分が、唯一また再び“誰か”の為に動いたのは、彼女だけだった。

 だから考えてみれば、彼女は自分が“主人公”に戻れるきっかけをくれた人だ。

 ……その、今の女性になった姿の所為(せい)か。

 號から、ミチルと同じような空気を感じるのだ。

 だから珍しく、喋りすぎてしまったのかもしれない。

 

 竜馬はそんなふうに自嘲を込めた自己分析をする。

 そして、どうせここまで恥をかいたのだからと、思いきってアドバイスを求めてみることにした。

 

「だけど明日の隼人との勝負は、空手じゃ勝てる気がしねェ」

 

 隼人の学習能力は高い。

 型にはまった動きなど、簡単に見切られてしまうだろう。

 隼人に勝つには空手にはない動きをしなければならない。

 だからそれを解決するための、この一週間の特訓だ。

 過酷な組手地獄のおかげで、強敵を相手にしていても9億の世界の記憶を瞬時に引き出し、反射的に動く感覚は掴みつつある。

 それを明日の本番で出来れば、隼人が対応できない動きも可能なはずだ。

 

「それは分かってるが……だけど俺は、空手で戦いたいんだ。

 俺の拳で隼人に勝ちたい。

 やっぱり……甘い考えだと思うか?」

 

 竜馬の問いを受けた號は静かに瞳を閉じ、黙考する。

 それはわずか数秒のことだったが、大きな思慮が窺える沈黙だった。

 そうして號は口を開いて、答える。

 

「竜馬、お前の空手はゲッターだ」

 

「…………うん?」

 

 思わず気の抜けた声が出る。

 まったく意味が分からなかった。

 しかし號はそれで全てを説明したとでも言うかのように、竜馬に背を向けると、颯爽と歩き去ってしまった。

 

「え? お、おい……ちょっと待っ……!

 明日の勝負はゲッターなしの生身……なんだが……」

 

 その場に残されたのは困惑に満ちた竜馬のみ。

 

「わ、ワケ分かんねェ……! 何だってんだ、オイ……」

 

 人が寝静まった深夜の格納庫にて。

 謎かけのような言葉だけを残された竜馬は、ぐしゃぐしゃと自らの頭をかきむしって、途方に暮れるのであった。

 

 

***

 

 

 翌日。

 隼人との勝負の時間がやって来た。

 場所は格納庫の隅にある一角。

 ここには(たたみ)が敷かれており、格闘家や剣道家たちの練習場として使われている。

 その中央では竜馬が空手の道着を身につけ、精神統一している。

 普段はそこまで人の多い場所ではないが、今は決闘の噂を聞きつけた見物人で賑わっていた。

 竜馬の修行に付き合った大次郎や亮も来ており、ギャラリーの奥には號の姿も見える。

 

 そして、対戦相手の隼人がやって来る。

 隼人の姿を見て拓馬が呟く。

 

「おっ、ホントに来たな。

 こんな人前で見世物になるようなのは、嫌がりそうだったが」

 

 その拓馬の背後でニヤリと口の端を歪めるのは、大人の方の隼人だ。

 

「フッ……あの程度の挑発に乗ってくるようじゃ、あっちの俺もまだ青いな」

 

 そう言う隼人を見て、拓馬は呆れたように言う。

 

(じん)さん、あんた悪い顔しとるのー」

 

「心外だな。悩める若者のためを思って、わざわざ果し状を書いて届けてやったんだぜ。親切だろ?」

 

「ほうほう。そんで、本音は?」

 

「別世界の俺と竜馬の勝負なんて、見たいに決まってる」

 

 悪びれずに言う隼人。

 もしかしたら今回の騒動を一番楽しんでいるのは、この人かもしれない……と拓馬は思った。

 そんな話をしている間に、若い方の隼人は畳に上がり、竜馬の前に来た。

 緊張感を伴う視線がぶつかる。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 先に口を開いたのは竜馬だった。

 

「ありがとよ、勝負の申し出を受けてくれて」

 

 それに対して隼人の反応は薄い。

 人目につく場での決闘というシチュエーションに気が進まない……というだけではなさそうな、何とも言えない倦怠感を身に宿している。

 隼人は浅くため息を吐いてから竜馬に告げる。

 

「先に言っておくが……この勝負は無意味だ。

 お前が勝ったところで何にもならん。

 俺に負けたのが、そんなに悔しかったのか?」

 

「そういうコトじゃねェ!」

 

 竜馬は隼人の言葉を強く否定すると、空手の構えをとる。

 

「口で言ったってしょうがねェ。

 ここに来たってコトは、やるんだろ。構えろよ」

 

 その竜馬の言葉に応えるように隼人も重心を落とし、戦いの姿勢をとる。

 

「いいだろう、理解(わか)らせてやる」

 

 ――戦いは、ゴングも審判もなく始まった。

 まず竜馬の方から突っかかる。

 鋭い踏み込みからの、速い突き。

 隼人はそれを避けられない。かろうじてガードして、その突きの重さに驚く。

 

「むッ……!?」

 

「おおおおぉッ!!」

 

 体勢を崩した隼人に、竜馬は一気呵成に攻め込んでいく。

 突き、蹴り、肘打ち、裏拳、膝、鉄槌――

 竜馬は全部の技を、渾身の力を込めて繰り出す。

 前回の勝負で出せなかった、自分の空手の全てを見せるかのように。

 

 その姿を見て苦い顔をするのは、観客の中にいる大人の竜馬だ。

 

「ちっ、あのバカ野郎が……」

 

 周囲では「いいぞ」「もっと攻めろ」などといった、竜馬の猛攻に興奮した声援が飛ぶ。

 このまま勝負が決まるか――という予感がギャラリーによぎった、その時だった。

 突き出された竜馬の鋭い拳。

 それを隼人の掌が掴んだ。

 竜馬には見えた。

 掴まれた拳の先で、隼人の視線が自分を見据えている――

 

「なるほど、だいたい判った」

 

 竜馬が掴まれた拳を引く……と同時に隼人も前へ踏み込む。

 そして繰り出される突き。

 そのフォーム、速さ、重さ。

 それらは完全に、先ほど竜馬が見せたものと寸分違わず同じだった。

 

「ぐうッ――!」

 

 重い打撃を胸に受け、呼吸が止まる竜馬。

 隼人はそこを逃さない。

 これまで防戦一方だったのが嘘のように、攻勢に転じる隼人。

 突き、蹴り、肘打ち、裏拳、膝、鉄槌――

 まるで両者の立ち位置を入れ替えたようだった。

 竜馬が使った空手の技を、今度は隼人が竜馬に向けて打ち込んでいる。

 

 そうした隼人の戦いぶりを見て、大次郎と亮が唸る。

 

「なんちゅうごっつい才能の持ち主もおったもんじゃ!」

 

「ああ、ただ技をコピーしただけじゃない。より効果的な技の使い方を理解しているな」

 

 竜馬の空手の真似でありながら、さらに高い次元で使いこなしてみせる隼人。

 まさに天才としか言いようがなかった。

 一転して竜馬は形勢不利に。

 体中を隼人の手や足で激しく打たれ、苦痛に顔を歪めながら、竜馬の脳裏には一つの言葉が浮かぶ。

 

 ――型にこだわるな。勝つためなら何でもやれ。

 

 この世界の自分に言われた言葉。

 やはり、ソレしかないのか。

 9億の仮想世界の経験を引き出す。

 父から受け継いだ空手を捨て、別世界の自分の力を使って勝つ。

 結局はソレが答えなのか……

 

 ひときわ強い回し蹴りを側頭部に受けて、脳が揺らされる。

 揺らぐ視界。

 倒れる――竜馬がそう思った時だった。

 その声は見物人の群れの中にありながら、鋭くハッキリと竜馬の耳に届いた。

 

「ゲッターを信じろ、竜馬!!」

 

 號の声だ。

 その瞬間、すべてが繋がった。

 全身を打ちのめされ、意識は朦朧として倒れる寸前の自分。

 ソレに、数えきれないほど血反吐を吐いてきた、9億の世界の自分が重なる。

 一つとして同じ世界はなく、一人として同じ流竜馬(ながれりょうま)はいなかった。

 だが、その全てに共通するモノがあった。

 ゲッターロボだ。

 

(そうか、俺は……)

 

 9億以上のシミュレーションによるデータを現実世界のゲッターロボにオーバーロードした結果、ゲッターロボがパイロットも自分自身の一部と認識して具現化したもの――それがここにいる若い竜馬とゲッターチームだ。

 故にこう言える。

 この流竜馬(ながれりょうま)はゲッターロボである、と。

 それを彼は今、知識ではなく感覚で理解した。

 

 頭が地面に落ち、倒れる寸前、足を畳に強く打ち付けて踏ん張る。

 竜馬は大きく目を見開き、隼人を見据える。

 そして拳を強く握って、叫んだ。

 

「ゲッタァァア! パァアアアンチッ!!」

 

 9億の経験から使える技術を引き出すのではなく。

 9億の流竜馬(ながれりょうま)と、9億のゲッターロボ、その全てを自分の空手に乗せる。

 その初めて見る突きに隼人は反応しきれず、竜馬の拳は防御しようとした腕を弾き飛ばして、隼人の顔面に突き刺さった。

 吹き飛び、転がる隼人。

 倒れた彼は大の字になり起き上がる気配がない。

 竜馬の勝利だ。

 周囲から、わっと歓声が上がる。

 

「ハアッ! ハァッ……ハア……!」

 

 竜馬は興奮とともに自分の拳を見る。

 

『型にこだわるな』

 

『お前の空手はゲッターだ』

 

 今になってようやく、その意味が分かる。

 既存の型にこだわらず、自身を見つめれば、自分だけの空手の型が手の中にあった。

 竜馬は宣言する。

 

「これが俺の空手(ゲッター)だ」

 

 

***

 

 

 その気持ちは拳から伝わってきた。

 アイツが俺に勝ちたいのは、前にボコられたのをやり返したいわけじゃない。

 俺に認められたいから。

 何かひとつでも勝てなければ、俺に認めてもらえない。そんなふうに思っているのだ。

 ……やはり無意味だ。

 そんなコトをしなくても俺は……

 

 

 

「ゲッターは悪なのですか?」

 

 そう、早乙女博士に尋ねたコトがある。

 正しい行いであれば手段は選ばない。

 その信念のもとに、俺は仲間を殺した早乙女博士について行った。

 しかしゲッター自身が侵略者であるならば、話は違ってくる。

 前提が覆る。

 俺がゲッターに乗って戦う意味があるのか?

 俺は……揺らいでいた。

 

 さらに、早乙女研究所にハッキングして得た事実があった。

 この世界は仮想世界であり、創造主により消される運命にあること。

 圧倒的な無力感。

 あの感覚を人はこう呼ぶのだろう。

 ……絶望、と。

 そうだ、俺は絶望していた。

 

「全てを奪える力なんてモノまで手にしたハズなのに――

 本当は今もずっと奪われ続けてるんじゃないか」

 

 そんな、俺らしくもない弱音を他人に聞かせてしまうほどに。

 

 その闇を打ち壊したのは、竜馬だった。

 何もできずに虚無感に打ちひしがれていた俺に、アイツは行き先を示した。

 奪われ、消滅させられる運命の仮想世界から、現実世界へと。

 あの時、竜馬はまさしく“希望”そのものだった。

 

 俺に認めて欲しいなどと、無駄もいいところだ。

 そんなもの、俺はとっくに認めている。

 このチームのリーダーは、お前しかいないと。

 

 

***

 

 

 しばらくして隼人は竜馬の手を借りて立ち上がる。

 互いに何も言わなかった。

 言うべきことは拳で語り尽くしたからだ。

 そんな二人を見て、ギャラリーの中に混ざった弁慶が声をあげる。

 

「いやあ、良かったじゃねェか!

 やっぱチームってのは、こうでなきゃだ!」

 

 などと言う弁慶に対して、竜馬と隼人の目が向けられる。

 

「何を他人事みたいな顔してんだ、弁慶」

 

「今度はお前の番だ。俺が柔道の稽古をつけてやろう」

 

 どこか吹っ切れたような、獰猛な笑みを浮かべる二人。

 いきなり矛先を向けられた弁慶は焦る。

 

「げえッ! でも隼人お前、柔道なんて出来るのかよ?」

 

「お前と拓馬の練習を見て覚えた」

 

「ウソだろォ!?」

 

 こうして、唐突に始まった柔道の稽古。

 周囲で見ている者たちは微笑ましげに、その姿を眺める。

 ドライストレーガー技術部主任のメイヴィーなどは、ニヤニヤしながら「青春だねぇ」と言って、隣のルルーシュに目を向ける。

 

「これで少しは心配事が減ったんじゃないかい?」

 

 別世界から来た若い隼人はあまり他者との交流を求めないタイプだが、ルルーシュとは比較的よく話している。

 メイヴィーの問いにルルーシュは短く答える。

 

「いいや。心配など、元からしていないさ」

 

 とだけ言って、ルルーシュはその場を立ち去る。

 その背中を見送りながらメイヴィーは「さいですか」と呟いてから、柔道の稽古を続ける少年たちを見やる。

 その様子を見続けて、数分が経った頃に彼女は再び口を開いた。

 

「しかし彼らは、いつまで続けるのかねぇ?」

 

 ――結論から言って、その稽古は数時間に及んだ。

 周囲は既に人が残っておらず、そこにいるのは3人の負けず嫌いだけ。

 力の使い方を覚えた竜馬と、才能のあり過ぎる隼人を相手に、当初は何度も投げられ続けた弁慶だったが……

 最終的に立っていたのは、3人の中で最も体力のある弁慶だった。

 

「どうだ見たかァ!」

 

 畳の上に倒れた竜馬と隼人は身を起こそうとするが、もはや体力は底を突き、ピクピクと体を痙攣させることしかできない。

 

「ま、待てよ……納得いかねェ……」

 

「ふざけるなよ……最後に一本取っただけで……」

 

「うおおおおお! 俺の勝ちだァァァァァ!!」

 

 格納庫の隅の畳の上で、勝利の雄叫びがこだまするのだった。




【知らなくてもいいけど知るともっと面白いかもしれない話】
・ゲッターカーンの技名は「メイルストローム」ではなく「メイルスローム」。

・スパロボ30ではシナリオを進めると強化パーツ「ぼすらーめん」が手に入り、使用すると精神ポイントを全回復する。戦闘中にどうやって食べているのかは不明。条件を満たすと、ドライストレーガー内にボスが経営する「ぼすらーめん」の支店が作られる。

・スパロボ30の適者進化態ゲッター3には「大雪山おろし」と名のついた技がない。漫画『ゲッターロボ DEVOLUTION』でも弁慶は大雪山おろしを使用しない。ただし、大雪山おろしに似た技は戦闘アニメーションの中にある。

・「存分に散れ」は漫画『DEVOLUTION』作中で隼人が発した発言であり、スパロボ30の戦闘台詞でも再現されている。

・スパロボ30の適者進化態は性能上、雑魚の掃討を得意としている。

・スパロボ30のエンディングでは竜馬が現役を退いて後進の指導に回ることを宣言する。

・『DEVOLUTION』で竜馬の両親を誰が何のために殺したのかは作中では明かされない。

・『DEVOLUTION』ではミチルの名字が明かされない。

・OVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』の號は、早乙女博士とミチルの細胞をかけ合わせ、ゲッター線を照射して生み出された新人類。

・スパロボ30内ではキャラクター同士が組手などをしている時、格納庫が背景になっている。

・アニメ主題歌『ゲッターロボ!』の歌詞の中に「ゲッターパンチ」とあるが、ゲッターパンチという技がゲームに実装されることは少ない。スパロボ30の適者進化態には武器として実装されている。

・『DEVOLUTION』で隼人は死んだ仲間に対して情を持っていた様子が描かれるが、その仲間を皆殺しにした早乙女博士に文句も言わずついて行っている。なぜ早乙女博士が隼人の仲間たちを殺したのか、仲間を殺した早乙女博士に対して隼人がどう思っているのかは、作中では語られないので不明。

・スパロボ30のゲーム内で、『DEVOLUTION』の隼人は精神コマンド「希望」を持っている。

【挿絵について】
使用している挿絵は、ほいみん氏(https://x.com/frosted_hoim_in)に描いて頂きました。

【参考】
広島大学プレリリース「上達後も繰り返し練習することで運動スキルを保持する能力も高くなる」(https://www.hiroshima-u.ac.jp/koho_press/press/2015/2015_061
カムイの言葉の出典:
論文タイトル『Interactions among learning stage, retention, and primary motor cortex excitability in motor skill learning』
広島大学大学院総合科学研究科の船瀬広三教授らの研究グループによる研究成果から。
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