その後、勇者の姿を見た者はいないの世界へ転生? 作:ミュウにゃん
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イルゼ「今回の特別任務について、詳しい説明を仰せつかっています……まずは、こちらを―――」
デュアン「これは……魔力探知機じゃないか……これは、被疑者の写真でしょうか?」
イルゼ「はい、そうです」
デュアン「ふむ……」
イルゼ「あと、こちらも」
デュアン「このチケットは?」
イルゼ「魔法学院の制服引換券です」
デュアン「了解した」
イルゼ「街の仕立て屋にお三人のための制服を発注済みですので、そちらを持ってお店を尋ねて下さい」
デュアン「被疑者について……知りたい」
イルゼ「わかりました……被疑者の名は"レーン・キングストン"……魔法学院で教鞭を握るかたわら、魔法技師として警察に技術提供などを行っている方のようです。余り表に出るような人物ではない為、調査するにはやはり生徒として近づくのがベターな方法であると思われます」
デュアン「ふむ……」
イルゼ「それから今のところですが、犯人からの要求は、なにもないとのことです」
デュアン「そうですか……」
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アステル「オレ、逃げちゃったのかな……だって……今更、どんな顔して会えばいいってんだ」
デュアン「アステル……」
アステル「……はぁ。何が正しいのか分かんないよ。頭の中がぐちゃぐちゃだ」
デュアン「とぅ!」
オレはアステルの頭を軽く叩き、優しく撫でる
デュアン「アステルはアステルだ……オレの兄さんで、今は妹だ」
アステル「……デュアン」
デュアン「お前は清い過ぎだ……ハーレイ氏も、息子が娘に変わったんだ……信じられない部分もあるさ」
オレは、アステルを慰めの言葉を掛け過ぎないように言う
アステル「デュアンは良いのか?」
デュアン「何がだ」
アステル「あのまま帰った方が……」
デュアン「オレの居場所は、まぁ、アステルと共にある……それに、アステルを否定するヤツと暮らすのはまっぴらゴメンだね」
アステル「それは……オレの、為?」
顔を赤らめるアステル
デュアン「……違う」
アステル「じゃあ……何のため?」
デュアン「家族の為だ……オレは、アステルやイマ……ウォールポストの皆……オレが大事な物を傷つけるって言うなら警察だろうと国家だろうと……世界中を敵に回して、裏切り者を殺す」
アステル「……裏切って殺すなら、最終的にどうするんだ?」
デュアン「そりゃ……誰かに討ってもらうんだよ」
アステル「……?」
デュアン「"討って良いのは、討たれる覚悟のある"やつだけだ……オレはその覚悟があるって話だ」
アステル「……お前のほうがよっぽど勇者らしいよ」
デュアン「オレが勇者らしいだって……冗談はよしこちゃんだぜ……オレは自己満足する究極の
オレは、勇者には向かない。むしろRP的に魔王だな
アステル「魔王……」
デュアン「さ、仕立て屋に行くぞ」
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店員さん「魔法学院の制服をご予約された方ですね。少々お待ち下さい……こちらがご注文の品です。ありがとうございました」
オレたちはそのまま外へ出ると・・・
イマ「ね、アステル」
アステル「……なに?」
イマ「魔法学院へ向かう前に、一度寮へ戻りたいの。いいかしら?」
アステル「え……。うん。いいけど……」
デュアン「じゃあ……オレは、適当に情報収集しに行ってくる」
オレは、魔法で制服へ着替える。
イマ「わかったわ」
アステル「……」
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デュアン「さてと……オレの魔力を少し開放しとくか……
オレの魔力量が増加し、魔法制御力が上昇したな。
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デュアン「おっ……二人共、おしゃれをしたな……アステル、リボン似合ってるぜ……イマは、なんか先生っぽくてカッコいいと思う……、……アステル、なぜ顔を惚けている?」
イマ「ごほんっ……一旦、今回の任務を確認しましょう」
デュアン「写真の男性がレーン・キングストン助教授……魔法技師……この魔力探知機なんかを制作していて、警察とも繋がりがある人物だ」
アステル「灯台下暗しってヤツか……協力者と見せかけてその実、犯人……上手い隠れ蓑だな」
デュアン「と……お前は考えるが……オレは別の事を考える」
イマ「どうして?」
デュアン「その1……制作者なら、魔力探知機に引っかからない方法で犯行を行うはずだ……その2……リスキーな割に、犯罪がショボすぎる……」
アステル「じゃあ、デュアンは……別の犯人がいるっていうのか?」
デュアン「オレはこう考えるね……レーン教授は
イマ「なるほど……」
デュアン「警察ってバカだよな……魔力探知機だけで犯人扱い……脇が甘いと言うか……権力者に尻尾を振る……バカな集団だ」
だが、実際に犯人は何も要求してこない。愉快犯でも要求はするだろう・・・まぁ、なにか分かるだろう
イマ「私たちはこのレーン助教授に近づいて、彼が一人になる瞬間を見計らい魔力探知機のアンテナをかざす……検知器のデータを確認したら任務は終了よ。社長の言うように難しいことはないのかもしれないけど、焦らずにレーン助教授の動向を追いましょう」
アステル「ところで、この子どうする?学院内に連れて入っても大丈夫なのか」
イマ「それは問題ないみたい。学院内では魔物を使役というか、目立つために連れ回している生徒もいるらしいから」
アステル「目立つためって……」
イマ「貴族が多いそうだから、そういうアピールも必要なんでしょ」
アステル「頼むから、さっきみたく暴れないでくれよ?」
魔物の子供「みゅぅ……」
デュアン「……っ……なんだ、この感じ」
魔物の子供「みゅ……!」
デュアン「お前も気づいたのか……!」
アステル「どうした?」
魔物の子供「みゅう……っ!」
デュアン「着いてこい……」
イマ「デュアン!?」
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魔物の子供「みゅうゔぅぅっ!」
デュアン「……そこのお前!何をしている」
遅れてやってくる、アステルとイマ
アステル「なにやってんだ、あんた!」
イマ「その人から離れなさいっ!」
引き下がった?というより・・・なんか様子が変だ
???「ふぅ……ふぅ……」
息があがってる?いや、興奮状態か?
デュアン「……、……」
オレは、セラフィム・バハムートを懐から、抜く構えを取る
???「ぐぅ……ううう……っ!」
苦しんでいる?っち、神眼でヤツの状態を・・・って何!?
アステル「……っ!?消えた……」
イマ「嘘……」
デュアン「そんなこと言ってる場合じゃない」
オレ達は、倒れている女性に近づく
イマ「大丈夫ですか!?」
女性「う、うう……。わ、わたし……」
イマ「……よかった。意識はあるみたい……急いで救急に連絡しましょう」
アステル「うん……!」
デュアン「とりあいず……応急処置を施すか……
癒やしの聖風は、オレの魔力で治癒魔法の劣化版だ。
アステル「治癒魔法で回復しないのか?」
デュアン「馬鹿言うな……オレの魔力で治癒回復なんか使ってみろ……下手すりゃ、オレは救急医療部隊に配属されてしまう」
死者蘇生に、欠損部分の回復、そして・・・"128時間以内の時間をもとに戻せる"スキル「再成」。
警察と救急隊が到着して、オレらは離れる
イマ「ねぇ、アステル、デュアン……。あの女の人の首筋に噛みついたような痕があったの」
アステル「噛みついたって……。なんで?」
デュアン「噛みつく理由なんて……単純に血を欲したから?それとも、キスマーク?」
アステル「キスマーク?」
イマ「デュアン……キスマークは、流石に……ないわ」
デュアン「冗談で言ってみただけだ……まぁ、ブロンズファントムだからな……」
イマ「……もしかしたら、さっきのが……」
アステル「まさか……!」
イマ「――かも、しれない」
デュアン「ふむ……」
イマ「ただ、ブロンズファントムは軽犯罪ばかりを繰り返すって話だったでしょう?」
アステル「うん」
デュアン「……」
イマ「なら、ちょっと猟奇的過ぎない?」
アステル「うーん……。でも、噛みついただけなんだろ?」
イマ「そうだけど……」
そうこうしていると・・・
デュアン「オレらには選択肢がある」
イマ「?」
デュアン「一つ、目の前で起きた犯人を追う……二つ、レーン助教授のところへ行く……どっちを選ぶ?」
アステル「う~ん……」
イマ「追いかけましょう」
デュアン「んじゃ、決まりだな……」
オレは、下水道の入口を指す
アステル「まさか、下水道に逃げたのか……!?」
イマ「もしかしたら、下水道を使って街中を移動しているのかも」
魔物の子供「みゅう!」
アステル「お前もそう思うのか?……よし!」
デュアン「決まりだな」
アステル「ああ……追い駆けよう、イマ、デュアン」
イマ「そうね。とても安全な方法とは呼べないけど……今ならまだ追いつけるかもしれないわ」
オレらは顔を見合わせ頷いた。
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オリ主のヒロイン枠は誰の方が良い?
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誰でもいい
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アステル
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イマ
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ディザスター
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ハーレム(3人娘)