その後、勇者の姿を見た者はいないの世界へ転生?   作:ミュウにゃん

15 / 43
Ep12 ファントム追跡

 

 

~~~~~~

 

   デュアン「……、……」

   アステル「さ、流石……下水だ。すげぇ臭いだ」

     イマ「えぇ……」

   デュアン「(間違っても、水を被るわけにはいかない……オレが水を被ったらミュウになってしまうからな……それに、オレの体質を知ってるのは、アステルとウィリアム、ハリー……そして、アーレイ・ハートマンの4人だ)」

 

   デュアン「これから、オレら……学院に行くんだよな?臭いは大丈夫だろうか……?」

 

     イマ「……、……あ」

   アステル「……あ」

   デュアン「仕方ない……後で、清潔魔法で臭いも汚れも落とすか……」

あれって、魔力をドカ食いするんだよな・・・MPで言うなら一人辺り300万弱?

 

     イマ「……何処へ行っちゃったんだろう?」

   アステル「う~ん……この辺入り組んでるからな……」

   魔物の子供「みゅうぅ……」

   デュアン「それにしても……この辺、インフラ整備されてないのか?」

 

   アステル「いや……此処まで臭いが酷かったか?」

   デュアン「……じゃあ、此処の何処かにスライムが詰まってる可能性があるのか……退治しないとな」

 

 

梯子を降り、角に入ると・・・

  

   アステル「いた……!」

   デュアン「スライム某が?!」

   アステル「違う……例の通り魔だ」

   デュアン「あー……そっちね」

     イマ「待って、アステル、デュアン」

   デュアン「なんじゃらほい」

     イマ「気になることがあるの。少し様子を見ましょう」

てくてくと歩く、謎のフードの通り魔

 

   デュアン「(身長は、160cm前半。体型からして女性だな……だが、栄養を取っていないのか?細すぎる)」

 

ここで、オレは神眼を使わなかったことを後悔してしまうことを後に知ることになるなんて思いもしなかった・・・

 

     イマ「……」

   アステル「イマ、アイツ行っちゃうぞ」

   デュアン「もう既に、行っちゃったよ」

     イマ「データが一致しない」

   アステル「え……」

     イマ「さっきは急なことで対処できなかったから、改めて計測してみたのだけど……報告書にあるレーン助教授のデータと食い違っているのよ」

 

   アステル「それって、つまり人違いってこと……?」

     イマ「もしかしたら単独犯じゃないのかも……。いえ、今回だけたまたま別の人間を使った……?」

 

   デュアン「……」

レーン助教授は犯人候補から外したほうが推理しやすい・・・あのフード、細身すぎるが、明らかに15~18歳ぐらいだろう。そんな少女が、犯罪に?何か理由が・・・そういや、魔力の流れがおかしかったな・・・

 

     イマ「ダメ、情報が少なすぎるわ。一先ずこのまま追いましょう」

 

   アステル「わ、分かった!」

   デュアン「了解した」

 

 

     イマ「それにしても意味がわからないわね。暴行、傷害、窃盗……何が目的でそんなことを繰り返してるのかしら?」

 

   アステル「うーん……賑やかし……とか?」

   デュアン「に、賑やかしって……」

     イマ「……そう、ね。けど、愉快犯だったとして要求が何もないのはおかしいわよ」

 

   アステル「それは……えっと、犯行そのものが目的ってことなんじゃないの?」

 

   デュアン「(犯行そのものが目的……、か)」

     イマ「それにしたって、やってることが陰湿というか、チープ過ぎるわ。愉快犯だとしたら、普通、もっと目立つことをしたがるんじゃない?例えば、爆弾だとか、街中にビラをバラまくだとか」

 

   アステル「言われてみれば……」

   デュアン「イマさんや……爆弾は、もはやテロリストの枠組みだよ」

 

ルルーシュが言っていたな「民間人を襲うのは、テロリストの所業。国や軍を相手するなら戦争」と。

 

   アステル「うーん……」

 

歩きながら、考えると・・・

 

   デュアン「(それにしても……犯人の目的、か。)」

   アステル「厄介だよなぁ、下水道って……」

   デュアン「いきなりどうした?」

   魔物の子供「みゅ~~~~ゔ」

      イマ「たしかに少し整備の必要がありそうよね」

   デュアン「犯罪者の利用にうってつけだな」

   アステル「そうだなぁ」

   デュアン「確か……魔王が現れる前にそういう改修の話もあったよな……」

 

   アステル「ああ……いろいろあったせいで放置されちゃってそのままって話だ」

 

     イマ「不景気だものね。見えないところから後回しになるのも仕方ないか」

 

   アステル「うん……って、イヤイヤイヤ、オレの心配事はそっちじゃなくて魔法学院で鼻を摘まれないかってことで―――」

 

     イマ「やだ、勘違いしちゃった。それはそうよね」

   デュアン「後で、臭い消しの魔法を使ってやるから……安心しろ」

   アステル「そんな魔法があるのか!?」

   デュアン「教会の神聖魔法を応用した「神聖儀式高等光属性魔法《アル・ピュリヒ・ケーション》」……そうだなあ……前に、空を消し飛ばして、夜を剥き出しにした魔力量の半分ぐらい?で済むから安心しろ」

 

     イマ「……デュアンって、魔力量ってどのくらいなの?見た感じ、全然無いって感じがするんだけど……」

 

   アステル「そうそう……オレより少しあるってぐらい……に見える」

 

   デュアン「そりゃそうだ……オレの魔力の制御を解放したら、お前ら……失禁の気絶ものだぞ……」

 

   アステル「でも……ルタの可視化した魔力を見てるから……」

     イマ「ええ、そうね」

   デュアン「あんなレベルじゃない……空間が歪み、放出する魔力の渦の可視化出来ずに……って意味だ」

 

     イマ「……魔族より魔力量があるってこと?」

   デュアン「というか、倒した魔王の10億倍かな?」

   アステル「……」 

     イマ「……」

   デュアン「静まり返っちゃった」

ま、実際そこまで魔力を使う必要性は無いと思う

 

~~~~~~~~

 

最深部まで到着し、梯子を登ると・・・

 

    アステル「ここって……?」

      イマ「アステル、デュアン……見て!」

木陰の向こうで魔法学院の制服を纏った生徒たちが往来している。

 

    デュアン「……」

      イマ「ここ、魔法学院の敷地内なんだわ」

    アステル「ってことは……やっぱり!」

      イマ「そうね……予定は違っちゃったけど、このまま学院内に潜入しましょう」

 

    アステル「あそこの扉から入れそうだな。よし……!」

    デュアン「っと……その前に《ピュリヒ・ケーション》っと」

浄化魔法を発動すると共に、オレの魔力が少し持っていかれたな・・・

 

    アステル「あー……そういや、魔物化したルタと戦った時に……剣が折れちまったんだよな……作り直してくれるか?」

 

    デュアン「了解した……どれどれ……」

なんじゃ、こりゃ。付与魔法を施した部分が剥がれ落ちているし、刃こぼれしてるな・・・鍛冶魔法も鍛冶スキルで修復できないな・・・

 

    アステル「直せるか?」

    デュアン「作り直したほうが良いな……長剣と大剣どっちが良い?」

 

    アステル「長剣かな?」

    デュアン「んじゃ、作り直すか……」

オリハルコンインゴットを錬成し、魔法陣を刻む。「硬化」「耐刃」「強靭」「酸性強化」「水属性付与」「斬鉄」「魔力増加」「体力増加」「筋力増加」「剛性強化」「腐食強化」「脆性破壊」「軽量化」「魔力攻撃:雷」「魂魄攻撃」が付与した武器が完成した。よし、「昇華」を使ってレベルアップを施した。

 

武器の名前は・・・何にしようかな・・・

 

    アステル「武器……なんか、出来たか?」

    デュアン「ああ……片手大剣……《恒星剣ステラテリア・グラム》……「硬化」「耐刃」「酸性強化」「水属性付与」「斬鉄」「魔力増加」「体力増加」「筋力増加」「剛性強化」「腐食強化」「脆性破壊」「軽量化」「魔力攻撃:雷」「魂魄攻撃」その他50種類ぐらい強化したかな……見た目は普通の片手大剣……どうだ?」

 

    アステル「強い……それに、ほぼ壊れないんだろう?」

    デュアン「ああ……ちなみに、思いっきり地面に突き刺すと、雷を発生させることも可能だ……そして、水属性付与で水垢の心配もなく、酸性強化で錆びない……剛性強化と耐刃、硬化で……乱暴に扱っても壊すことすらほぼ不可能だ……おまけに壊れても、魔力を使えば、自動修復してくれる」

 

      イマ「国宝級以上の剣……」

    アステル「勇者時代に使ってた剣より強くね?」

      イマ「そういえば、デュアンは新しい剣を作ったよね?」

    デュアン「ああ……理滅剣ヴェヌズドドアとエクスタミネーション・ドミネーターとオリハルコンインゴットと「《波身蓋然顕現(ヴェネジアラ)》」を混ぜ込んだ……究極のチート武器だ」

 

    アステル「どんなの?」

    デュアン「これだ……」

オレは、異空間収納から取り出した禍々しいまでの色をした魔剣

 

    デュアン「それぞれの特性を合わさって、更にデメリット効果が無くなった……この剣の名前は「虹星魔剣フォーヴァイス・グラ」だな……《条件(レント)》で条件付きにして、魔法陣として書き込んだから……「《殲滅と星の剣召喚(エクスティンクション)》」の魔法で召喚することができる

 

    アステル「……意味が「絶滅」って……」

      イマ「殲滅と星の剣と書いて、エクスティンクション……碌でもない効果がありそう」

 

    デュアン「そうだな……この魔法を使ったら、3日間はありとあらゆる厄災を夢に刻まれるからね」

 

    アステル「厄災が起こる夢……希望はあるのか?」

    デュアン「希望はあるが、夢の中で攻撃を食らうとフィードバックが発生する……魔力回路や魔力制御が壊されたら、命が危うい……根源が破壊されたら、消滅してしまうからな……まあ、虹星魔剣は魔法召喚用と自前があるから……魔法の方は使わないだろう」

 

      イマ「……」

    デュアン「とりあいず……どうする?」

    アステル「どうするって?」

    デュアン「バラけて動くか……それとも、一緒に行動するか、だ」

 

    アステル「……どうしよう?」

      イマ「デュアンは?」

    デュアン「オレは、二人と別行動するつもりでいる……、気になることがあるしな

 

   アステル・イマ「「???」」

 

~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

オリ主のヒロイン枠は誰の方が良い?

  • 誰でもいい
  • アステル
  • イマ
  • ディザスター
  • ハーレム(3人娘)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。