その後、勇者の姿を見た者はいないの世界へ転生? 作:ミュウにゃん
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デュアン「クローンマシーン……それに、魔力浄化システム……魔法記録装置、魔力基盤……魔物化現象浄化理論……か」
魔法記録装置、魔力発動基盤はジャンクで購入したのか……それとも、別世界から拾ってきた物なのか?
ん・・・?3本のデカい杭・・・?
俺は、持った瞬間に「龍脈を接続する杭」だと分かった。
龍脈の杭は、俺が生まれた世界にあった「超絶戦闘向きの補助武器」だ。最強賢者では、人喰らいの魔剣、龍脈の刃だが・・・
何故、俺が生まれた世界の武器がこの世界に?
それに、このクローンマシーンも何処かで・・・・
アステル「デュアン……どうした?」
デュアン「ん?ああ……手がかりになりそうなものが見つからなくて、あちこち探してるんだが……あるはずなんだよな……日記のようなものが……」
アステル「俺は奥の方を探してみるよ」
デュアン「助かる……」
俺は、複写魔眼を使うと、今まで見えていた魔法陣やら文字しか見えなかったのに、物質の構成や物質の分子、粒子レベルまで見えるようになっている。此処に来て、
神眼と組み合わせたら、物質を複製できるようになった。
能力と魔眼の組み合わせで、「複製」のスキルを覚えたのか?
アステル「何を作ってるんだ?」
デュアン「……龍脈の長針と龍脈の魔剣だな……よしっ……出来た」
これで、龍脈の力を借りる事が出来る。
アステル「何が?」
デュアン「龍脈を接続するための武器……これで、龍脈魔法を使うことが出来るようになったな……」
今の俺は、最強賢者世界の魔法と盾の勇者世界の魔法を使えるが、龍脈魔法に関しては使えなかったからな・・・
アステル「竜脈魔法って……確か、魔力からではなく自然の魔力を使う魔法だったよな?」
デュアン「正確には地脈から魔力を接続し、魔法を発動するんだ……因みに、前にルタにリベレイションを使っただろ?あれも龍脈魔法なんだ」
まぁ、リベレイション魔法は・・・竜脈の力と自分の魔力を混ぜ合わせたのが、勇者専用魔法。
I~Xが勇者の限界で、EXは神になった力だ。今のこの世界は、オレは勇者の精霊パスが無い。
アステル「え!?」
デュアン「リベレイション系統は、外部と内部を両方を……って、そんなことは……どうでもいいんだよ……ってか、あの二人何処に行ったんだ?」
アステル「お花を摘みに行った……って」
デュアン「ああ……了解、アステルも行っといたほうが良いんじゃないか?」
アステル「花摘みってなに?」
デュアン「トイレのことだ……行くなら行っとけ、女子の身体は尿道が細いし、小さいんだ……男の時と比べたら、30分も持たんぞ」
アステル「うぅー……分かったよ、行ってくる」
アステルは、部屋から出て、トイレへ向かった・・・
デュアン「……さてと」
竜脈の魔剣を握り、竜脈の魔法やスキルを起動する。
これで、グローリアを助けられる算段は着いた。
新魔法「
魔物化現象の法則性は分かった・・・
負のエネルギーが肉体そのものを変質してしまう。そこで、飢餓が発生。魂レベルまで悪影響を及ぼす。
そう。あの声だ。あれに負の感情を抱いていてしまったら・・・魔物化だ。
そして・・・アステルも願っている。俺の予測では「二度と記憶を失いたくない」とか「両親に迷惑をかけたくない」とかだろう。
だが、それだけでは性転換した理由にはならない。ならば、アステルの願いを利用して、誰かが肉体交換をした・・・と仮定すれば、自ずと答えが出てくる・・・
~~~~~~~20分後
アステル「いやぁ~、スッキリした」
イマ「デュアンの言う通り、休憩して正解ね」
ディザスタ「デュアンは、行かないのですか?」
デュアン「ん?ああ、大丈夫だ……さて、本題に入るぞ」
アステル「本題?」
デュアン「ブロンズファントムの正体……オレは、もう誰が犯人かも特定済みだ……そして、犯行動機も……な」
イマ「!」
ディザスタ「教えて下さい……」
アステル「ああ……オレも知りたい」
デュアン「ブロンズファントムの正体――――それは、数年前に疾走した生徒で、リカルドの娘……グローリアがブロンズファントムだ」
ディザスタ「!?」
イマ「え?」
アステル「な……」
デュアン「まず、犯行動機。これはバラバラであって、そうではない……一つ一つが欠けている犯行が、ある動機で完全なパズルになる」
アステル「確か……挙げられた犯罪って」
イマ「窃盗、暴行、窃視、不法侵入……だったわね」
デュアン「もう一つ……さっき、オレらが目撃した事件……吸血だ。これらを結びつけられる答えは、グローリアは……魔物化に近い状態になっている……そして、ゴヴァンが捕まえた魔物が、血を飲むだけで……どんな病気をも治せると噂されている。魔物化しているグローリアは、血を求めて犯行を犯している」
ディザスタ「!!」
アステル「魔物化だって?」
デュアン「ああ……まあ、まだ完全な魔物化になってる訳じゃないんじゃないか?理性は残ってる、と思う」
イマ「それは、どうして分かるのかしら?」
デュアン「ルタが魔物化した時……魔力が可視化されただろ?あれは、完全に理性が吹っ飛んで……魔力が暴走した時に起きる現象だ……」
それ以外にも理由がある・・・それは身長だ。
デュアン「魔物化現象が起きる条件は2つだ……一つは膨大な負の感情による暴走……もう一つは仮説だが、魔王因子による感染だろう。以上が俺の推理だ……」
アステル「……、……」
ディザスタ「あれ?机に何か置いてあります」
デュアン「ん?」
イマ「日記かしら?」
イマが日記を取り出す
デュアン「どうやら、リカルドの日記のようだな」
『日記#1
魔王の噂を耳にするようになって一月と半ば、昨夜、突然娘が魔物との戦いに加わるべく後方支援部隊として戦場に赴くと言い出した。
混乱した状況だが、魔王のことは人づてに耳にしている。見たことのない醜悪な姿をした魔物を操り、まるで黒い津波のように大陸を呑み込もうとしているらしい。
王国はまだその脅威に晒されてないが、隣国グリンド共和国が壊滅状態にあると、今朝方新聞で目にしたばかりだった。
例え後方支援だとしても、そんな場所に娘をやる訳にはいかない。
なんとしてでも考えを改めさせねば……。』
『日記#2
私の静止も聞かず娘が家を飛び出した。
必死になって止めようとしたが「何のために魔法を学んでいるのか」と問い詰められて何も言い返せなくなってしまった……。
なぜなら、それは常日頃から娘に言い聞かせていた言葉だったからだ。』
デュアン「とんだ、愚者だな……リカルドもグローリアも」
アステル「そんな言い方は……」
イマ「……デュアン」
ディザスタ「……」
デュアン「魔法は万能じゃないんだ……それを分からんのは、愚者以外何にでも無い……」
アステル「お前が、それを言うか?」
デュアン「俺の魔法も万能じゃない……出来ないことは出来ない……全てを魔法で解決するのは、この世の理に反する……続きを読むぞ」
オレは再び、次のページを捲る
『日記#3
娘が家を飛び出して二ヶ月が経った。
巷は根の葉もない噂で溢れ、何を信じていいのかもわからない状況だ。
国は「何も心配はいらない。全ては順調です」と繰り返すだけ……。
娘のことを考えると眠れない……。』
『日記#4
負傷した兵士が戦線を離脱し戻って来る姿を見ることが多くなった。
その中に娘の姿がないことに安堵しては、帰らない娘を想い無事を祈るだけの日々……。
ある時から、酒瓶を手に泥酔したまま募兵庁舎に通うようになってしまった……。
その度に友人のレーンが私を迎えに来ては私の代わりに役人たちに頭を下げて私を担ぎ研究室へ戻る……。
もう何度もそんなことを繰り返している。』
イマ「……、……」
デュアン「……」
アステル「……」
ディザスタ「……」
無言の中、オレは再びページを捲る
『日記#5
勇者と呼ばれる人物が魔王討伐に旅立ったそうだ。どうやら魔王がいるとされるプロペラ機を使って一気呵成に乗り込む作戦らしい。
魔王に勇者……。まるで御伽噺のようだ。
それなら全部、夢であったらよかったのに……。』
デュアン「……(あれ?時系列が合わないぞ?)」
オレは、魔王討伐の最中の出来事だと思ってたのに・・・これでは、俺の推理が根底から間違ってることに・・・いや、グローリアは間違いなく魔物化に近しい症状が出ている。だが、"
アステル「どうした……デュアン?」
イマ「なにかおかしなところがあったの?」
デュアン「いや、何でもない……」
『日記#6
半ば諦めていた頃、娘がようやく戻った。
今日ほど多くの涙を流したことはない。
あぁ、感謝します。感謝します……。
無傷とはいかなかったが、医者はしばらく療養すれば問題なく復学できるはずだと言った。
だが、生きて戻ってくれただけで十分だ。
娘は私が支えて行こう。例え、何があろうとも……。』
デュアン「立派な父親だな……何処かの誰かさんとは大違いで……」
アステル「……」
イマ「デュアンは、ハーレイ氏の事をどう思ってるの」
デュアン「別に、どうも思ってない……アステルを18年間育てたのに、女性化したアステルを見て……"偽物"って言ったからな……オレは、もうアイツとは縁を切ることにした、そして……アステルを悲しませた……、……俺の今の感情は好きでも嫌いでもない……無関心。ただそれだけだ……」
イマ「無関心って……」
デュアン「知ってるか……好きの反対は嫌いじゃない……無関心だ……これ以上無意味なことは無いだろう」
ディザスタ「誰かのために怒れる人って……優しい人ですね」
デュアン「オレは優しくはない……、……続きを読むぞ」
『日記#7
何が原因だったのかはわからない。
今日、突然娘が感染症のような症状を引き起こして入院することとなった。
医者も原因がわからないという。
私も過去の症例を眠る間を惜しんで調べ尽くしたが、手掛りは掴めなかった。
娘は毎晩うなされている……。
とても苦しそうだ……。とても、とても……。』
『日記#8
どうなっている……。
腹部の傷が腫瘍のようになって肥大化していた。
体力を奪われて、切除することもできないらしい。
何が起こっている。娘の体に何があった。
わからない、わからない、わからない……。』
『日記#9
腫瘍は娘の体を侵食して、今は美しかったその姿は見る影もない……。
魔法、医学、あらゆる手を尽くした。
だが、何の効果もない……。
悪夢だ……。』
デュアン「やっぱり、傷からの感染症で、魔物化したんだろうな……」
アステル「え?でも、オレらって……結構、傷を食らってたりするよな?」
デュアン「ああ……だが、グローリアの場合は魔王が居た時に発生した魔物……ルタみたいな醜悪な魔物による攻撃への感染だろう……」
イマ「なんでそんなことがわかるの?」
デュアン「……魔王は、元々人間だったんだよ……」
アステル「っ……デュアン!」
ディザスタ「どういうことです……初めて知りましたよ」
デュアン「国家機密だからな……、……最後のページを捲るぞ」
『日記#10
今日、ある男に出会った。
男は珍しい魔物をコレクターに売りさばく商人をしているそうだ。
男が言うには万病を癒やす魔物が存在すると言う。
その血の一滴ですら不治の病の進行を留めるのだそうだ。
とても信用の置けるような男ではなかったが、奴はその魔物の血液を私に売りつけてきた。
僅かスプーン一杯で一軒家が買えるような金額だった。こんな精神状態でなければ鼻で笑ってやっただろう。』
デュアン「ゴヴァンめ……阿漕な商売を……」
ディザスタ「…………」
アステル「知ってるのか?」
デュアン「まあ、な」
『日記#11
何ということだ……。
男の言ったことは本当だった。一時的ではあるが、娘の体の侵食していた▫️▫️▫️▫️▫️▫️はその進行を止めた。
これがあれば娘は助かる……。
もっと必要だ……。もっと、もっと……。』
アステル「……これって」
ディザスタ「…………」
イマ「デュアンが言っていた、ここにある施設がクローン生成マシーンだというのなら、何のために―――?」
デュアン「そもそも、クローン生成なんて……あれだけじゃ不十分だ……何処から持ってきたのやら……」
イマ「でもデュアンの推理は当たっていたわね……魔物の血を使って娘さんの……って、デュアン……病気じゃなく、魔物化って言ったわよね?」
デュアン「そうだ……あの時のローブは、間違いなく……グローリア本人だと思っている……」
イマ「とりあいず、一旦地上に戻りましょう。レーン先生なら何か教えてくれるかもしれない」
デュアン「……本人は何も知らないと思うぞ」
アステル「どうしてだ?」
デュアン「……学校の噂だよ……この事を知ってるのは、リカルド本人だ」
イマ「でも、一度地上に戻りましょう」
アステル「そうだな……。そうしよう」
二人は去っていく
ディザスタ「……く……っ!」
デュアン「ディザスタ……?」
オレは、ディザスタの様子が変だと思った・・・
まぁ、多分・・・ゴヴァンが売り払おうとしている魔物は、恐らくディザスタの母親だろう・・・
オレは、ディザスタが去った後に一つ面白いことを考えることにした。
それは、ゴヴァンから・・・ディザスタの母親を奪取すること。
なあに、
『恐怖というのは作り出すもの』と・・・
現在のアンケートの結果。
デュアンのヒロイン枠が何故かハーレムに票が集まっている。
ま、まぁ・・・ハーレムルート頑張って描きます。
オリ主のヒロイン枠は誰の方が良い?
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誰でもいい
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アステル
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イマ
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ディザスター
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ハーレム(3人娘)