その後、勇者の姿を見た者はいないの世界へ転生?   作:ミュウにゃん

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Ep26 魔物を殲滅するのって楽しいね

 

 

~~~~~~~~~

 

転移(ガトム)で移動した場所は、ちょうど魔物湖がある場所だ

 

 

   デュアン「船を使うより、空だろう」

オレ達は転移をする。

 

     イマ「此処が魔物湖ね」

   デュアン「ふむぅ……見事に、強い魔物が居ない」

   アステル「もしかして……担がれた?」

   デュアン「いないなら……呼ぶまでだ……強制探知!リベレイション・ヘイト・オーラX!ヘイト・アクション!」

 

オレが放つオーラと強制探知により、大量の魔物が湖からぞろぞろ来る

 

  ディザスター「ひょ、ひょぇええ……一体何体居るんですか!?」

   アステル「ひぃふぅみぃ……うん……とりあいず800以上だな」

     イマ「あ、あ、アステルは何故驚かないの?」

   アステル「慣れた……こいつの行動に慣れた」

   デュアン「さぁてさて……曲芸の時間だ……」

オレは異空間収納から大量の矢を取り出した・・・とりあいいず4000個は出そう。

 

オレは、矢に有線誘導エンチャントを掛け・・・

 

   デュアン「ふはははっ……必殺必中!」

矢をぶっ放す

 

   アステル「今日の夜は矢の雨だな……魔王討伐時代は槍とか剣とか、粉末唐辛子とかだったからなあ……」

 

  ディザスター「え……この状況で冷静に慣れちゃいけないような気がする」

 

   アステル「大丈夫……あと何回か見れば慣れる」

     イマ「デュアン~……私たちはどうすればいいの~」

   デュアン「じゃあ……倒したところから適当に拾っといて……異空間収納そろそろ拡張できるところまで魔力増えてるぞ」

 

  ディザスター「異空間収納……ボクも早く覚えたい」

   アステル「あー……オレも覚えたけど……難しいんだよなあ」

     イマ「デュアン曰く「空間操作や空間魔法系統」の理論で完成するみたい……デュアンの転移もそこから来てるみたいだし……」

 

   アステル「ああ……最近、オレ……覚えられそうなんだよなあ」

 

     イマ「これで……8421個目……っと」

  ディザスター「こ、これ以上倒したら……魔物湖から魔物が全滅しちゃいますよ」

 

   デュアン「そうか?暴れ足りないが……仕方ない。探知解除、ヘイト・オーラ解除っと」

 

  ディザスター「あわわわ……」

   デュアン「少し楽しかったな……あー……欲を言えば、歯ごたえのある魔物が後10000倍は欲しかったな」

 

   アステル「んで、結局……魔物のじいさんはどれが欲しかったんだ?」

 

   デュアン「さあ?強い魔物……居なかったよな?」

   アステル「ああ……数はビビったが……オレでも倒せちゃう魔物だったぞ?」

 

   デュアン「オレはもっと……こう、魔物化したルタやグローリア並を想像してた」

 

     イマ「そんな強い魔物が居たら、大騒ぎになってるわよ」

   デュアン「まあ、倒したんだから……届けてみるか」

   アステル「そうだな……あっ、魔法、オレが使って良い?」

   デュアン「ん?空間移動の魔法覚えたのか?」

   アステル「ああ……見てろよ、転移(ガトム)ってあれぇ!?」

転移魔法陣が現れたと思ったら、魔法陣が罅が入り、壊れた。

 

   デュアン「あー……魔力が少し足りないのと、想像(イメージ)力不足だな……《転移(ガトム)》」

 

一瞬で村の入口へと戻った

 

   デュアン「さて、と……残り2日と15時間40分29秒コンマ……面倒くさい……残ってるけど、どうする?」

 

   アステル「あー……オレら、普通に転移魔法があるからな……シャリーゼが来るより先に戻れちゃうんだよな」

 

     イマ「そうだったわ……」

   デュアン「……とりあいず、魔物じいさんに話を聞くんだろう?」

 

~~~~~~~~~

 

   ディザスタ「三人とも……ごめんなさい」

    アステル「なんでディザスタが謝るんだよ」

    デュアン「そうだぜ……謝られる意味がわからない」

      イマ「そうよ。まぁ、おじいさんには一言いってやりたいところだけど、ディザスタが謝ることなんてなにもないじゃない」

    

    デュアン「そうだぞ……だいたい、この魔物湖……全然強くないから……担がれた可能性も無いとは言えない……だから、もし……じいさんが喋らなかったら……無理矢理でも口を開かせる」

 

    アステル「どうやって?」

    デュアン「拷問か尋問か……催眠術だな」

オレのギアスは達成者で、ルルーシュのギアス、ロロのギアス、ジェレミイアのギアス、未来予知のギアス、透過のギアス、記憶改竄のギアスectあるからな・・・・。

 

そういや、この世界でギアスが発動できたってことは、この世界にCの世界があるということになる・・・。どういうことだろうか?リリカル世界では、ギアスが使えなかったのに・・・もしや、世界の均衡が崩れ始めている?

 

     イマ「それに、おじいさんに聞きたいことがあるんでしょ?」

  ディザスタ「はい、どうしても知りたいことがあって……けど、その所為でこんな面倒なことを――――」

 

   デュアン「オレは面倒だなんて思ってない……むしろ魔物がたくさん狩れて楽しかったよ」

 

カチカチヤマの殻の中の身は美味いと評判だ。イカ型の魔物は刺し身にしたり、焼いたりするとかなり美味いからな・・・

 

   アステル「そうそう」

     イマ「そうそう。危険な魔物って部分が大嘘で安心したくらいよ」

 

   アステル「むしろ、危険な人物は居たけどな……人畜無害そうに見えて、仲間の為なら……皆殺しもするヤツなら」

   

    デュアン「オレのことを言ってるなら心外だ……オレの権利の侵害だよ……アステル。君はオレのことを化け物か何かだと思ってるのか?」

 

    アステル「まず、大量の矢の雨で敵を殲滅すること事態おかしい……ってか、矢の雨じゃなくても良かっただろ」

 

    デュアン「きれいな状態で保つなら……必殺必中の技の方が良いだろ……ディザスタも練習すれば出来るんじゃないか?」

 

   ディザスタ「ボクが、ですか?」

    デュアン「あれは、魔力有線誘導エンチャントを改造した大技だ……MP消費は1本につき8P使うから……今のディザスタなら120回が限度だろう……」

  

   ディザスタ「今度教えて下さい」

    デュアン「了解した」

 

~~~~~~~~

 

        

   魔物おじいさん「なんじゃもうギブアップか?カカカっ!これに懲りたらさっさと――――」

    

   デュアン「どんな種類の魔物か分からなくて……適当に掃除してたら……こんなに集まっちゃって」

 

カチカチヤマの殻x317

クラーケンイカの手足x8

マーメイドの尻尾x50

をストレージから取り出す。

4000個以上は料理に使うし・・・

 

   ディザスタ「あの、これ……」

ディザスタはオレがストレージから取り出した素材を魔物おじいさんに渡した

 

  魔物おじいさん「それは……!しかもクラーケンイカを討伐したり、伝説の魔物、マーメイドの尻尾まで……よく短期間で狩れたのじゃ」

   デュアン「普通に倒しましたよ……ハズレでカチカチヤマの殻ですかね?」

   

  魔物おじいさん「これじゃ!この艶!この色差!……間違いない、カチカチヤマの殻じゃな……しかし、クラーケンイカとマーメイドの尻尾も魅力的な素材じゃな」

 

   デュアン「約束だ、爺さん……ディザスタの話を聞いてやってくれ」

 

  魔物おじいさん「……はぁ、やれやれ。呆れたぞい……。今までの奴らは大抵諦めて帰ったというのにまさか本当に倒してくるとはのぉ」

 

   デュアン「カチカチヤマっていうモンスターはそんなに強いイメージがあったか?」

 

   アステル「いや、むしろ弱い?ファイアで一瞬で消し炭にしたり、オレの拳で潰れるぐらい……弱いよな」

 

   デュアン「ってか、店売りの矢で貫通するぐらいだしな……」

実際、店売りの武具を大量購入して、それを分解して作った矢だからな。

 

 

  魔物おじいさん「どうしてそこまで聞きたいんじゃ?」

   ディザスタ「ボクが……魔物だからです」

  魔物おじいさん「何を言っとるんじゃ。そんな与太話を誰が信じると」

 

   ディザスタ「なら、これで信じてもらえますか?」

ディザスタが可愛い魔物へと変化した・・・だが、これは、魔物というより使い魔って言った方が正しいんだろうか?

 

確か、大昔に人間が動物へと変身する話をプレシアさんから聞いたな。

 

自然発生する特殊な生物と契約魔法で発生した使い魔。ディザスタを神眼で見る限り、どちらも属さない・・・つまり、母親が持っていた能力をそのまま引き継いだ感じだ・・・ライラさんの人間化はどこで覚えたんだ?

 

・・・あっ、そう言えば、アノスだったか、勇者カノンだったかは忘れてたが、聖別(リヒド)の魔法で魔物が人間に変化するって話を聞いたことがあったような気がする。

 

確か、《生物転換魔法》のカテゴライズに「マテリアルなんちゃら」だったような気がする。

 

    魔物おじいさん「ふんぬおおぉぉぉっぉおおぉぉっっ!」

驚きすぎだろ、じいさん

 

    デュアン「……大丈夫かい、じいさん」

    魔物おじいさん「疑ってしまって済まんかった」

    デュアン「謝罪は言葉ではなく誠意で支払ってもらう」

    魔物おじいさん「もちろんそのつもりだ」

   ディザスタ「……いえ」

    魔物おじいさん「近頃魔物を金づるのように考える連中がワシのところをひっきりなしに訪ねて来ておっちゃんじゃよ」

 

    デュアン「ああ……間違いない、ゴヴァンの連中だろう」

      イマ「やっぱり……」

    魔物おじいさん「あぁ、そんな名前だった気がするな。協力しろ協力しろとあまりにしつこくてのぉ。挙げ句の果てに家を追われる羽目になってもうた」

 

    デュアン「懲りないやつだな……」

    魔物おじいさん「まぁ、それでもしつこく来るものもおったから適当な課題を与えて諦めさせることにしたんじゃ」

 

      イマ「なるほど……」

    デュアン「やるじゃねぇか……じいさん」

    魔物おじいさん「しかし、流石のワシも驚いた。まさか人に化けられる魔物がいようとは……して、何について聞きたいんじゃ?ワシの知ることであれば、何でも答えてやろう」

 

    ディザスタ「……あの、おじいさんは《本物の魔物》を知っていますか?」

    

    魔物おじいさん「―――無論」

    ディザスタ「それで……その……ほ、本物の魔物とボクは同じものなんでしょうか!?」

 

    アステル「――――っ!」

      イマ「――――っ!」

   デュアン「ん~このお茶は美味しいな」

魔物おじいさん「ふむ……、……結論から言うぞい―――全くの別物じゃ」

 

   ディザスタ「―――っ!本当ですか?!」

   魔物おじいさん「うむ、これは推測や憶測では無く、ワシには根拠に基づいた確信がある」

 

   ディザスタ「よ、よかった……、ぐす」

   デュアン「だから言っただろ……ディザスタはディザスタだって……例え魔物だとしても「心が通じ合っていれば、それは立派な人間」だと」

 

   ディザスタ「ぐすっ……はい、……ありがとうございます。デュアンお兄ちゃん」

 

    デュアン「ははっ……世話の焼ける妹はアステルだけで十分だぞ……」

 

オレは優しくディザスタの頭を撫でる

 

   

    アステル「(気が付かなかった。ずっと気にしてたんだな)」

  魔物おじいさん「さて、何から説明するべきか……」

    デュアン「……、……謎の大量絶滅についてだ……」

  魔物おじいさん「化石調査によってあることが分かった……太古の昔、この星で大量絶滅という現象が起きったんじゃ」

 

    アステル「大量絶滅って?」

    デュアン「(大量絶滅の"現象"だと?それは……まるで突然死んだか、生き物が消えたってことに鳴る)」

 

   魔物おじいさん「星に住む生物が根こそぎ滅んでしまうような何かがあった……ということじゃ」

 

    デュアン「考えられるのは、ジャイアントインパクト説、火山が活発して、魔物が死んだか……とか色々あるな……」

 

だが、それは現象とは言えない・・・

 

   魔物おじいさん「お前さん、結構頭がキレる方か?」

    デュアン「統計的な推理だ……それで本物の魔物が滅んだということか?」

 

   魔物おじいさん「分からんが……確かに滅んだと記述されていた」

記述?論文とか・・・っ!そうか、生き残りが生き証人になっただろう

 

     イマ「本物の魔物って、そんな大昔からこの星にいたんですか?」 

 

   魔物おじいさん「うむ。ワシは生きた魔物を見たことがないが、化石ならこの当たりから出土しておる」

 

    デュアン「……化石か……」

   魔物おじいさん「大量絶滅のその直後、ワシらがよく知る魔物が一斉に栄えた」

 

ってことは、俺等が知る魔物=本物の魔物ではないということになる。

 

そもそも、化石になるのって・・・億単位は必要だった筈

 

    アステル「本物の魔物が絶滅するくらい凄いことがあったってのに、人間は平気だったのか?」

 

ターニングポイントはそこだよな・・・人間が無事で本物の魔物が絶滅した。逆に考えると、大昔に人間が本物の魔物を駆逐した可能性もある。

 

   魔物おじいさん「それについてはワシにも分からん……だが、今日まで人類が生き延びたことを鑑みれば何かしら逃れる術を持っておったのではないかの」

 

そうか!その為のポータルだと考えれば合点がいく。

イマが「グランテラ」と発言したのは、グランテールの地下にグランテラの施設があるということ。もう一つはポータルは単なる便利な移動手段ではなく、星の危機に晒された時の為の脱出装置と考えれば・・・全てが説明がつく。つまりポータルキーは元々は一つしか無かった。

 

だが、設計書があれば複製など造作もない。そうか・・・それならポータルの意味が分かったぞ。

 

   デュアン「…………」

  魔物おじいさん「ともあれ、魔物の誕生は人類とってこれ以上にない贈り物だった……何しろ本物の魔物だけでなく、動物や植物までもが地上から消えてしまったんじゃからな――――」

 

 

確定だ、チームでやりとりしてたんだな。地上組と宇宙組。

 

  魔物おじいさん「魔物がいてくれたお陰で人の命が紡がれてきたことは揺るぎない事実じゃ」

 

   アステル「そういや、魔物は美味だったな」

  魔物おじいさん「あぁ、旨いぞ。食べられれん魔物は資源になるしの」

 

   デュアン「一番、聞きたいことを忘れていました……ディザスタは、結局何の種族になるんですか?」

   

  魔物おじいさん「『魔物』はそおの土地の影響を色濃く受けて進化する……その多様性たるや神の一手と言っても過言ではない究極の生物じゃ」

 

   デュアン「なるほど……奇跡ね。ゴヴァンがディザスタの母親を拐って、血を売り捌くわけだ……多様性なら、余計にな」

 

   アステル「デュアン……」

  魔物おじいさん「お嬢さんには驚いたが、魔物の性質を考えれば人化の力を持った種族が生まれたのも必然的なことなのかもしれん。ほこって良いぞ。お嬢さんは進化の過程で類稀なる能力を得た素晴らしい存在じゃ」

 

  デュアン「…………」

ディザスタとその母親が星の運命を背負うとなれば・・・

 

   ディザスタ「―――――っ」

 

  魔物おじいさん「魔物とは『人にも動物にも植物にも属さない物」と定義されておるが、これはあくまで一般論にすぎん。なぜなら、その定義において《本物の魔物》と《魔物》は同種だということになってしまうからの」

 

つまり、どこかしら、本物の魔物と魔物は別カテゴリーってことになる。

 

  魔物おじいさん「しかしじゃ、そもそも《本物の魔物》は生物の条件すら満たしておらんのだ」

 

  ディザスタ「生物じゃ……ない?」

  魔物おじいさん「生物か否かを判断するには次の3つの条件が必要となる――――」

 

  デュアン「一つは体を膜で覆っていること……まぁ、皮膚だな。2つ目は代謝を行っている……3つ目は複製を作り出すこと……これは子どもを作れるかどうかの話だろう」

 

  魔物おじいさん「正解じゃ……《魔物》はこれらを3つを満たすが、《本物の魔物》は2つ目の『代謝』という条件を満たさん」

 

    イマ「魔物も代謝を行っているのですか?無生物のようなものもいますよね?」

 

  デュアン「無生物の魔物は、大気中の魔力の元となるエネルギーと光合成によって活動に必要な栄養を体内に作り出しているんだ……植物みたいなものだな」

 

  魔物おじいさん「若い男は、かなり天才じゃな……、しかし……本物の魔物は違う。人間を食らう以上、それで栄養を得ていると常識的にには考えるが、人間のみを狙うという一点が余りに不可解じゃ」

 

   デュアン「それは恐らく……負のエネルギー、つまり本物の魔物は人間の可能性もある……不可解なことなんて無い……そして、捕食理由は恐らく……魔力の供給か、元に戻る為に必要な行為だとオレは考えます」

 

  魔物おじいさん「なるほど……その可能性も捨てきれない……人間が負のエネルギーで魔物化した……なら納得するんだが、最初の絶滅は何が起きたのか、が引っかかるんじゃ」

   

   デュアン「飢饉に瀕して……餓死したか……それとも、ジャイアントインパクトが起きて、全ての生命が死んだか……だな」

 

  魔物おじいさん「なるほど……」

     イマ「《本物の魔物》はある種の病気のようなもの……だという事は在り得ますか?」

 

  魔物おじいさん「病気とは目に見えない小さな生物が引き起こす生理状態の不調のことを言う……しかしあれは生物としての在り方さえも書き換えられてしまっておる」

 

生物の在り方さえも書き換えられている。確かに、あの時のグローリアは、変身というより、何かに生物の根幹を書き換えられた印象が残っている

 

  魔物おじいさん「しかも、お主らの話を聞くに元に戻った事例も踏まえると――――」

 

   アステル「……ゴクリ」

  魔物おじいさん「さっぱりわからん!」

   アステル「なんだよそれ~」

  魔物おじいさん「う、うるさいわい……!生物ではないものを生物学で扱えるかっ!」

 

生物ではない。命があるのに、生物学に当てはまらない。確かにルタとグローリアの魔物化は変だと思う。

 

    イマ「……生物ではない、か」

  魔物おじいさん「いっそのこと機械だと言われれば、その方がまだ納得できる程の異常生命じゃ……が、意思を持って活動している以上、有生性があることは間違いない」

 

心があるか、ないか。の違いか・・・?

 

   デュアン「…………」

 魔物おじいさん「それはつまり、殺せる……ということでもある」

     イマ「……っ!」

   デュアン「質問は、これで終わりです……ありがとうございました」

 

 魔物おじいさん「さて、此処まで話したのじゃから、ワシからのお願いも聞いて貰おうかの」

 

   デュアン「ほぅ?」

  魔物おじいさん「お主たちに"レジェンダリーモンスター"について調べて貰いたい」

  

  ディザスタ「何ですか、それは?」

  魔物おじいさん「大昔から伝承に名を遺す2つ名を持った魔物たちがおる……ワシはんお、レジェンダリーモンスターに憧れて生物学者になったんじゃ」

 

   デュアン「ほぉー?」

  魔物おじいさん「レジェンダリーモンスターを少しでも知れるならそれはもう至上の悦び……」

 

  魔物おじいさん「だが、レジェンダリーモンスターは人々に外を及ぼしかねない危険な存在だとも言える」

 

   デュアン「ほほぉー?強いのか?」

  魔物おじいさん「ああ……可能であれば退治してはくれんか?」

   アステル「憧れを退治しちゃって良いのかよ」

  魔物おじいさん「学者というのは得てして功利主義者じゃからの。それはそれ、これはこれ――――そのくらい割り切れんことには務まらんわ」

 

   デュアン「立派だなぁ……」

   アステル「何感動してるんだよ」

   デュアン「だって強ぇ魔物と対峙できるんだぜ……ワクワクするぜ」

 

   魔物おじいさん「無論、タダとは言わんぞ……見事討伐できたなら、ワシが研究の最中集めた至高のアイテムの数々を進呈してやろう」

 

~~~~~~~~~~~~

 

   アステル「自分と本物の魔物が同じものじゃないかって、ずっと気にしてたんだな」

 

   デュアン「だから言っただろ……心配するなって……」

  ディザスタ「……はい」

  アステル「ディザスタ……」

  ディザスタ「だって、もしそうならもう三人とは一緒には居られないって……そう、思って」

 

     イマ「そうね……不安な気持ち、分かるわ」

   アステル「いや、でもさ――生き物は皆、単細胞……生物?ってのから始まったんだろ?だから同じものだとか、違うものだとか考えだしたらキリがないんじゃないかって思うんだけど……」

 

   デュアン「あはははっ……いいね、その例え……どんなに悩んでもしょうがないし、自分が魔族だとか魔物だとかはどうでもいいんだ……ただ生まれが特殊なだけの人間さ」

 

    3人『『『…………』』』

  ディザスタ「あは……あはは、デュアンは優しいですね」

    イマ「そうね……デュアンの言う通りかもしれないね」

  アステル「確かに……」

   

  デュアン「……な、なんだよ……おれ、変なことを言ってしまったか?」

 

  ディザスタ「考えてみたら、ボクらは勇者に魔族に魔物……そしてカテゴリー的人間かどうか怪しい人もいますし……最初っから悩む必要もなかったかもですね」

 

  デュアン「え?オレって人間かどうか怪しいの……?」

  ディザスタ「大事なのは、それでも一緒にいるってこと……、一緒にいたいってこと……」

 

  デュアン「そうだな、その通りだ」

オレはディザスタの頭を優しく撫でる

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

オリ主のヒロイン枠は誰の方が良い?

  • 誰でもいい
  • アステル
  • イマ
  • ディザスター
  • ハーレム(3人娘)
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