その後、勇者の姿を見た者はいないの世界へ転生?   作:ミュウにゃん

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Ep33 不時着

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   ディザスタ「豪快ですね、キャプテン……」

      イマ「レクリエーションのつもりかしら」

    アステル「あんなんでも子供たちにとってはヒーローなんだけどなぁ……ま、暇だし付きやってやるか」

 

   デュアン「ちなみに、箱の中は全部で7つ……」

   アステル「それじゃ4つも渡せば十分だな」

  

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   ディザスタ「あぁ、もっとキャプテンとお話したいです……!」

    デュアン「…………」

    アステル「ディザスタにこんなにも好かれるとは、流石はハリー」

      イマ「そういえば、子供たちのヒーロって言ってたわね」

   ディザスタ「ええっ!もしかしてイマは知らないんですか!?何でですか!」

 

   ディザスタ「ハリー・ノールズと言えば、プロペラ機世界一周!熱気球世界一周!ヨット世界一周!史上初の北極点到達!南極横断の超冒険家じゃないですか!」

 

      イマ「なんだか、人生の大半を移動に費やしてそうね……」

   アステル「まぁ、イマがこっちへ来る前の話なんだけどな。オレも最近までハリーの噂は聞かなかったんだけど、まさかこんなものを作っていようとは……」

 

   デュアン「オレは知ってたけどな……」

  ディザスタ「自分の感じた感動を皆に伝えたいって考えたんじゃないでしょうか!?かかかか、カッコイイ……っ!」

 

   デュアン「…………」

なんか、腹が立つ。なぜかは知らん。

 

   アステル「デュアン、イライラしてるのか?牛乳飲んでるか?」

   デュアン「アステル、オレがカルシウム不足だとでも言いたいのか?」

   アステル「だって、ハリーの話題でイライラしてるから」

   デュアン「はっ……イライラはしてない……ただムカムカするだけだ……とりあいず行くぞ」

 

   アステル「???」

     イマ「変だね……」

  ディザスタ「はい……」

 

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ショップのメニューの前でじぃーっと見ている兵士がいる

 

    兵士1「う、う~ん……。疲れ目かな。値段がよく見えない」

   アステル「ここはやっぱり……双眼鏡をあげたほうが良いんじゃないか?」

   

   デュアン「アステル……目薬だろ」

双眼鏡をあげてどうする。双眼鏡で見ろってか?

 

    兵士1「んん……?もしかして、差し入れかい?ありがとう、使わせて貰うよ……、……おぉ!目がスッキリした!ありがとう、お礼にこれを受け取ってくれ」

 

俺らはそのまま他の場所へ移動する

 

   デュアン「魔力石5個か……確か一個500コルンで売れるんだよな……武器の材料にするか、お小遣いにするかは……アステル達で決めてくれ……」

 

     イマ「断然武器ね」

   ディザスタ「ええ」

   アステル「そうだな……」

   デュアン「お前ら……強い武器作っただろ……付与魔法たくさんかけたんだぞ……特にディザスタの武器は魔力を増やせば矢の数が増えるんだぞ」

     

   ディザスタ「付与された矢がほしいです」

    デュアン「付与の矢……か……考えとくよ」

 

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   アステル「ところでさ、なんで飛行船の旅なんだろうな」

はぁ?そんなことも分からんのか・・・

  

     イマ「そうね、ハリーさんのツテを頼って……なんてケチな理由じゃないんでしょうね……やっぱり警護の問題が大きんじゃないかしら?飛行船なら一度飛び立ってしまえばおかしな横槍も入らないだろうし」

 

  ディザスタ「多分、それだけじゃないですよ……航空技術を……しかも最先端のものを披露するということは国力や軍事技術の種明かしをしているようなものです……グランテールなりの、信頼の証明なんだと思います」

  アステル・イマ「「なるほど~!」」

   デュアン「ふむぅ……」

  ディザスタ「どうしたのです?」

   デュアン「帝国や他の国がミサイルでこの飛行船を撃ち落とす可能性があるかもしれないと考えてたら……ちょっとどうしようかと」

 

   アステル「考えすぎじゃないか?帝都に行くわけじゃないし、グランテール周辺を一周するって話だっただろ?」

 

   デュアン「まあ……そうだけど……それと、有事が起こったとき、オレの魔法は頼れないからな」

 

   アステル「分かった」

  ディザスタ「デュアンの魔法の大半は世界一つ壊しちゃうレベルだからですか?」

 

   デュアン「いや……オレの魔法は……、……なんでもない」

先史文明時代よりも前、転生して手に入れた魔法だ。そもそも、オレは何者で何を成せば帰れるのか・・・分からない。

 

オレを呼び出したヤツは多分、ろくでもないヤツだろう。

 

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下に降りると、おろおろとした兵士がいる。

 

    兵士2「ど、どうしよう迷ってしまった」

  デュアン「(地図ぐらい頭に入れとけよ)」

    イマ「アステル……何をあげるか……分かってるわよね?」

  アステル「ああ……此処は、割引券でパンフレットを買うんだ」

  デュアン「おバカ……普通にパンフレットをあげれば良いだろ……バカかお前は!」

 

  アステル「そっか……」

  デュアン「はぁ~……アステルって、こんなにおバカだったか?」

 

てくてくと歩くと「」の看板が見える

 

   デュアン「荷物搬入口まで来ちまったぞ……」

    兵士3「暇だ……。暇すぎる。私は働いてないと死んでしまう生き物なんだ」

 

   デュアン「完全な職業病(ワークホリッカー)じゃねぇか……それじゃあ……掃除道具をやるよ」

 

    兵士3「むむ!君がその手にしているのは掃除道具!そ、それを私に譲ってくれるのかい!?」

 

   デュアン「ああ……」

    兵士3「おぉ、ありがたい!これさえあれば掃除をして過ごす事ができる。ありがとう、お礼にこれを貰って欲しい」

 

   アステル「また、魔力石5個だな……合計15個、売れば7500コルンか」

 

   デュアン「オレは、コルンに困ってないしな……約束通り……ディザスタに矢を作ってあげるか」

 

どんな付与を施そうかな・・・いっそのこと、アーティファクト級にしちゃうか?矢が自動で帰って来るシステム……追尾(ホーミング)必中(クリティカルヒット)、う~ん・・・オリハルコンとミスリルとオレの魔力を魔石に取り込めば……最大で45個まで付与できるからな・・・

 

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   デュアン「倉庫だな……」

   アステル「兵士が眠そうにしてる……」

    兵士4「うつら……うつら……。……は!いかん、集中せねば!」

  

     イマ「今度こそ、何をあげたら良いか?分かるよね?」

   アステル「ああ、エナジーポーションだ」

   デュアン「(そういえば、チートメイトドリンクやチートメイトがそろそろ1箱になるからな……複製しとくか……えぇっと複製までに掛かる時間は80時間か……80時間で100箱できるからな……1箱12個入り……うん、よし)」

 

    兵士4「これは、元気バクハツ、エナジーポーション!もしかして、譲ってくれるのかい?ありがとう!ゴクゴクゴク……!効っくううぅぅぅ!!!どうもありがとう!お礼にこれを貰ってくれ!」

 

  ディザスタ「レクリエーションですし、4つ配れば十分ですかね。この後は操舵室に行ってみましょう」

 

   デュアン「了解した……それにしても魔石5個か……流行ってるのか?」

 

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操舵室へ行こうとする途中で・・・

 

    イマ「あわわわ……。み、三日間で350万コルン……」

  アステル「どうしたん?ソワソワして!」

    イマ「あ、アステルが変なことを言うからじゃない!あぁ……、汚しちゃったらどうしよう」

 

  ディザスタ「ゴヴァンのホテルも高かったはずですが」

   デュアン「確かに……」

     イマ「それはそれ、これはこれよ!いい?絶対に汚したり壊したりしちゃダメだからね!」

 

   アステル「そんなことしないって。子供じゃあるまい――――へっくしゅ!あ、鼻水が……」

 

   デュアン「ほら、ポケットテッシュだ……鼻を垂らしてみっともないぞ……アステル」

 

  アステル「サンキュ」

    イマ「言ってるそばからっ!?ディザスタもいい?おねしょシないようにね!」

 

 ディザスタ「シないですから!?」

    イマ「大体、なんで全面絨毯張りなのよ!シミでもできたらどうするの!?全部張替えなの!?幾ら掛かるの!保険は大丈夫なの!?」

   

  デュアン「絨毯かあ……火事が起こったら大変だなあ」

  アステル「もしかしてイマさん……」

 ディザスタ「貧乏性ですね……」

  アステル「仮に壊れたり破れたり汚しても……デュアンの魔法なら一瞬で元通りじゃん」

 

  デュアン「その通りドヤァ」

  アステル「デュアン……」

  デュアン「操舵室に行くんだろ……さっさと行こうぜ」

 

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    搭乗員「それは、キャプテンのサイン……?入室許可があるのならば問題ありません。どうぞお入り下さい」

 

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    ???「これが例の勇者か……」

     ??「似ている……彼女に……これもアレが生み出したものだと言うのか……」

 

    ???「……まぁいい。いずれにしてもやることは変わらないさ」

     ??「―――さあ、諸君。実験に付き合って貰うよ。精々死なないよう、頑張ってくれたまえ」

 

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警報音が鳴り響く

 

   アステル「ど、どうしたんだ、いったい何が――――!?」

    ハリー「な、なんだありゃ……」

   デュアン「……、……!?」

空間の歪み、時空間の穴・・・ブラックホールだ!

 

   ウィリアム「空間が……歪んで……!そんな馬鹿な……っ」

通常、地上ではブラックホールは発生しない・・・誰かが意図的に発生させない限り。そもそも、あれは魔法で生成したもの・・・・

 

   ウィリアム「―――っ!ハリー。直ぐにこの場を離れろっ!」

    ハリー「喘息離脱!取舵一杯!」 

   操舵手「だ、ダメです!舵が効きません!引っ張られてる」

   デュアン「重力に引っ張られてるんだ……全員、耐衝撃に備えろ!墜落する可能性がある!」

 

     全員「「「「「「うわあぁぁぁぁ」」」

 

 

    アステル「う、うう……」

    デュアン「くっ……」

    アステル「何なんだよ、ちくしょう」

    デュアン「空間の歪みに飲み込まれたんだよ……」

    アステル「そうか……ん?どうなってるんだ……。いつの間に、こんな空に」

 

      イマ「うう……。皆、大丈夫?」

    ディザスタ「はい、なんとか……」

    アステル「3人とも、外見てくれ」

      イマ「外……って、何かあるの?――――っ!」

    ディザスタ「……さっきまで快晴だったのに」

    デュアン「……(この空模様……明らかにおかしい)」

 

 

    ウィリアム「……っ、急に何がどうしたって言うんだ……?」

      ハリー「船の状態は?!」

      航海士「高度400フィートまで低下……去ってます少しずつ……!」

 

    デュアン「高度400フィートだって!?ほぼ地上じゃねぇか……しかも140メートルも無い……このままだと墜落コースだぞ」

 

     ハリー「……」

     航海士「……っ!垂直尾翼に損傷あり!」

     ハリー「ガスが抜けてねぇだけマシか……仕方ねぇ。緊急着陸態勢に入る……周辺に安全に着陸できそうな場所を探せ!」

 

     操舵手「了解……っ!」

 

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オリ主のヒロイン枠は誰の方が良い?

  • 誰でもいい
  • アステル
  • イマ
  • ディザスター
  • ハーレム(3人娘)
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