その後、勇者の姿を見た者はいないの世界へ転生?   作:ミュウにゃん

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第八話 天秤の未来
Ep40 出発準備と・・・


 

 

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《グランテール城内》

 

  オズマンド「……ということはやはり、我々が見たあの光景は……」

  シャリーゼ「考えたくはありませんが、デュアンが曰く"未来"のグランテールの姿だと……」

 

  オズマンド「……時空転移……、異次元からの侵略者……論理が飛躍し過ぎて頭がおかしくなりそうな話だ……もしもあの光景を目の当たりにしていなければ世迷言だと一蹴していただろう……、……それで、私に何をさせようというのだね?」

 

  シャリーゼ「システムの掌握を―――」

  オズマンド「……。数週間前に電子演算機の試作モデルを目にした程度なのだがね……――だが、分かった。やれるだけやってみよう……!貴方が言った通り、これは国同士の諍いなどという些事ではないのだから……だが、こちらからも少なからず交換条件がある。それだけは了承して貰いたい」

 

  シャリーゼ「感謝致します。……その前に一つ、お尋ねしたいことが―――」

 

  オズマンド「何かな……?」

  シャリーゼ「未来は……未来は変えられるものなのでしょうか?」

  オズマンド「……っ!それは……私にも分からない」

 

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《Side デュアン》

 

  アーレイ「おおお!アステルも君たちもよく来てくれたね」

  アステル「……っ」

  ショーナ「あらあらまあまあ、本当に女の子になっちゃのね~♪話には聞いてたけれど、お母さんびっくりだわ~♪」

   

  デュアン「(そりゃそうだろう)」

  ショーナ「デュアンも、水を浴びたら女の子になる体質を持ってるのに……女の子にならないのは勿体ないわ」

 

  デュアン「義母上は……隙あれば女児の服を着させようとしてくるじゃないですか……それに、オレの変身体質は……今のところは最小限に留め頂きたいのです」

 

  ショーナ「むぅ……」

  アーレイ「ははは!どうだ、私の言った通りだろ!」

こ、コイツ・・・

 

  ショーナ「でも、こんな可愛くなってしまって。これじゃ、殿方も放っておかないわね」

 

  デュアン「……」

  アーレイ「なにぃ!もう、そんな男がいるのか!?」

  ショーナ「何を言ってるの、あなた。結婚は早い方がいいのよ。元気な赤ちゃんを沢山産めるもの」

 

  デュアン「そうなったら、オレは……叔父さんになるのか?オレ、まだ19だぞ……仮に6ヶ月後にアステルが結婚して、子供が出来たら……20代で叔父さんって言われるの……すっごく複雑な気分になるんだが……」

  アーレイ「ゆゆゆゆゆ、許さんぞ!アステルを嫁に欲しくばこの私を倒してゆけ!」

 

  デュアン「……」

一度、オレ・・・あんたを倒すどころか殺してますが?

 

  ディザスタ「何と言うか」

     イマ「すごい親バカね……ほら、アステル……デュアン」

  アステル「わ、分かってるよ……」

  デュアン「へ?オレも?」

  アステル「その、……た、た……ただいま……」

  デュアン「一度は絶縁した身からすれば……どの口がほざいているのかと言われれば、それまでだが……ただいま、義母上、親父」

 

そう、あの病院の後に、アーレイ自ら謝罪して、復縁をした。

 

  アーレイ・ショーナ「「おかえり、アステル、デュアン」」

   アーレイ「それはそうと男はどこだ!?いつでも相手をしてやるぞ!」

 

  アステル「……、……い、いねーよ」

ん?何で、アステルはオレの方を見て、否定したんだ?

 

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  アーレイ「そうか、今度は国境に―――」

    イマ「……はい。グランテールへ亡命なさるとのことです……そのための交換条件として、エスタリアに残してきたお孫さんを迎え入れる手筈を進めています」

 

  アーレイ「エスタリアの動きが気になるな。幾ら年端もいかない子供とはいえ、動向には注視している筈だ……デュアン、リミットレベルを5の権限を許可する……デュアンなら上手く監視の目をごまかせる筈だ」

 

リミットレベル5。つまり、戦略級魔法レベルを使うことを許可するということだ。

 

  アステル「ちょっとお使いに行くだけだって。心配するようなことはなにもないから」

 

  アーレイ「……そうだな」

  デュアン「いざとなったら、来世すら訪れない死を突きつけてやるから安心したまえ」

 

  アーレイ「……信頼は誇りに思うべきだ。だが……ぐす……」

  ショーナ「よよよ……」

  デュアン「……」

  アステル「だー!もう、さっきから何なんだよ!そもそも父さん性格が全然違うじゃないか!」

 

  デュアン「……オレは少し、外の空気を吸ってくる……後の話は任せた」

 

~~~~~~~~~

 

   デュアン「……星か」

オレは、屋敷の屋上で星を見ている。

 

   デュアン「……、……3……9、あれ?おかしい……」

オレは、星に違和感を感じ、森羅万象の神眼(デウス・サイト)で宇宙の先まで見通すと・・・

 

双子座、天秤座が無いことに気づく、そして・・・天の川も位置がおかしい。リリカル世界線では絶対にありえないことだ。

 

何よりも更におかしいのが、太陽系外惑星に変化がある。

 

通常なら、水地火土天海のはずなのに……海王星と天王星が無い。

しかも、リリカル世界線で・・・オレが月に仕掛けたモノすら無いなんて・・・

 

・・・・どの次元にも当てはまらない。

 

   デュアン「……、……」

オレは、左の懐から「バハムートラグーン」を取り出し、月に向けて、照準を合わせる。

 

――――『対象を月に変更。****の履歴を参照』

 ――――『参照するデータがありません』

時間操作(レバイド)とバハムートラグーン、森羅万象の神眼(デウス・サイト)のリミッターを解除。無限に等しい過去の時間を算出させる・・・

 

―――――『該当データ。一件ヒットしました。新生時代55年に大規模な、クーロン力によって、宇宙そのものがリセットされたと推測』

 

   デュアン「……つまり、この世界は『無名』の世界線ということか……なら、此処で死んでもオレは何方にせよ神様の所へ帰れるということか」

 

それを確信した途端。オレは安心した。

 

   

すると、バルコニーの扉が開く音が聞こえ、オレは「バハムートラグーン」を仕舞い、バルコニーに視線を向けると、アステルが居た。

 

   アステル「あ……こんなところに居たのか。デュアン、明日は出発時間分かってるよな?」

 

   デュアン「当たり前だ」

   アステル「デュアン、そっちに行っても良いか?」

   デュアン「構わないよ……」

   アステル「ん、んんー……と、届かない」

アステルは必死に梯子に捕まろうと、するが・・・今のアステルの身長では少し足りない。オレが届いた理由は単にジャンプ力が高いだけだ。

 

   デュアン「《森羅万掌(イ・グネアス)》……ほら、捕まれ」

 

   アステル「お、おぅ」

オレはアステルを引っ張り、屋上に上げる

 

 

   デュアン「んで、なんの用だ?アステル」

   アステル「いや……その、……デュアンが使っている剣技や体術を教えてもらってもいいかなー?って」

 

   デュアン「お前は、身体強化魔法でオレが作った武器でゴリ押しすれば、大型(ボス)級のプレデターなら善戦はするだろう……」

 

   アステル「……それじゃ、足りないと思って」

   デュアン「なるほど……」

   アステル「ダメ、か?」

   デュアン「……分かった、なら、今すぐ……教えてやる」

   アステル「え……?」

   デュアン「転移(ガトム)

 

~~~~~~~

 

   アステル「此処は?」

   デュアン「魔王城の更に地下洞窟だ……オレの概念魔法が掛かっていて……オレ以外侵入は出来ない……さて、……此処は10年が1時間になるようになってるし……成長してもオレの魔法で逆成長で元に戻せる……」

 

   アステル「分かった……教えてくれ」

   デュアン「まずは体術だな……」

 

・・・・

  ・・・・・

    ・・・・・

 

   デュアン「こんな感じだ……」

   アステル「分かった……こうか?」

   デュアン「違う、こうだ」

   アステル「こうか?」

   デュアン「そうだ、……これから体術で攻撃する……アステルに……ダメージを受けるたびに完全治癒するようにしてある……スパルタで、行くぞ」

 

   アステル「おう!」

 

・・・・

   ・・・・・

 

   デュアン「次はアステルだ」

   アステル「ああ……」

 

・・・・・・

   ・・・・・

  ・・・・・・・・・

 

   デュアン「1週間で、漸く……体術をマスターか……早いほうだな……次は剣技……コイツは、身体で覚えるしかない」

 

オレは映現の魔剣を取り出し、アステルの魔剣に変化させる。

 

   デュアン「攻撃はしなやかに……力技でやるのではなく……緩急を付ければ……」

 

オレは、アインクラッド流大剣OSSスキル「メテオ・ライト・インパクト」を放つ。突き6連撃、上段に水平、下段を交互に2連続繰り返し、後は滅多切りにする技。合計で22連撃を放つ技だ。

 

   アステル「す、すげぇ……」

   デュアン「やるぞ……」

   アステル「おう!」

 

・・・・・

 

・・・・・2年後(2時間)経過

 

   デュアン「2年で、全ての大剣型と片手剣型はマスターしたな……」

 

   アステル「つ、疲れた……」

   デュアン「逆成長(クルスラ)……戻るぞ、アステル」

   アステル「あ、あぁ」

   デュアン「転移(ガトム)

 

~~~~~~~~~~~~

 

   アステル「オレ、もう寝るわ……お休み」

   デュアン「ああ、お休み……アステル」

   

オレも、自分の部屋に戻ろうと、ドアノブに手を掛けようと、すると人の気配がする

 

オレは、森羅万象の神眼(デウス・サイト)で視ると、一人・・・俺の部屋に入り込んでいる人物がいる。小さいな・・・猫か?

 

   デュアン「……、……」

オレは部屋に入ると、ディザスタが魔物の姿になって寝ていた

 

   デュアン「(此処、俺の部屋なんだけど……)」

さてと、久々にベットで寝られると思ったら・・・これかよ。

 

・・・まてよ、魔物の姿になると素っ裸になるって言ってたよな?んーでも、例の指輪があるし・・・・

 

   デュアン「寝るか……、……」

オレは、布団に入った瞬間・・・微睡みの中へと落ちていった・・・

 

 

~~~~~~~~

 

・・・・

 ・・・・・

   ・・・・・

      ・・・・・

 

《?????》

 

 

    ???「……デュアン……、なん、で?」

     ??「デュアン……」

      ?「デュアン」

   ????「デュアン君……」

    ???「デュアンはん……」

4人の少女と1人の青年がオレの前に立ち塞がる。

 

 

   デュアン「なんでと言われてもな……オレはオレの道を進んだだけだ……我が覇道を邪魔するというのなら、お前らを此処で叩き潰すまでだ……」

 

   ????「どうして!デュアン君!私たち……仲間じゃなかったの」

 

   デュアン「おめでたいヤツだ……オレが一度でも仲間と言った?」

 

    ???「な、なんやて?!」

   デュアン「お前らは無様に死ぬと良い……」

 

そう・・・・計画は進められた。この時までは・・・

 

フェイトのフォトンソードによって、オレを刺し貫けば・・・オレは神様の元へ戻れる。と・・・だが

 

 

誰かが、空間を世界を捻じ曲げ・・・フェイト達に攻撃をしたから、オレはそれを庇い・・・あれ?

 

そこから、オレはどうしたんだ?

 

 

・・・・・思い出せない。

 

 

~~~~~~~~~

 

   デュアン「っ……ぅう……もう朝か」

なんだか、懐かしい夢を見た気がする。夢の内容も思い出せないし。まあ、どうでもいいか

 

   デュアン「《清潔(クリーン)》……衣装変換(ドレスアップ・チェンジ)

 

私服へと切り替え、窓から飛び降り、庭と屋敷を10周し、庭で木刀を振り回す。

 

   デュアン「……オレに、何か用か?」

     イマ「い、何時から気づいてたの?」

   デュアン「そうだな……丁度ランニング6周目辺りから」

     イマ「最初からじゃない……」

   デュアン「それで?オレになんの用だ?」

     イマ「……貴方、本当は何者なの?」

   デュアン「それを知って……どうするつもりだ?」

     イマ「貴方は……本当は知ってるんじゃないの?これから起きる出来事を」

 

   デュアン「……」

     イマ「私たちを強化して……プレデターと苦戦させないように……でも、それだけじゃない……貴方はその先のことを考えているように見える」

 

   デュアン「そうだな……4年後にオレを殺してくれるぐらいには強くなって欲しい」

 

     イマ「……え?」

   デュアン「なんだよ」

     イマ「私たちが貴方を殺す?何の冗談……な、の?」

   デュアン「オレは、徐々に魔王になりかけている……つまり、プレデター化が進んでいるということだ」

 

     イマ「なっ……!?」

   デュアン「高濃度魔力の汚染つまり、ルタの攻撃で感染し……ブロンズファントムのグローリアを助けるために4回は魔力吸引した……グロウ・ドレインで放出したが……オレのDNAは既に変化し続けている……スキル「再成」でどうにか誤魔化せてるが……異物までは無理だ」

 

     イマ「なんで4年後に?」

   デュアン「4年後がオレがプレデター化するタイムリミットだ……そして、真なる魔王へと昇華される……理性を保ったままなのか、理性のない肉塊になるのか……そこまでは分からんが」

 

     イマ「なんで4年後だと分かるのかしら?」

   デュアン「ブラックホールに巻き込まれた時……もう一つの石板の解読で……未来のオレはプレデター化することが決まっていること、そして……核ミサイルでオレを攻撃しても、瞬間再生して、島一つ消し飛ばしたことから……オレは未曾有の災害になることが決まっているんだ……オレは、お前が口が堅いことと……お前なら合理的で理解してくれると思ってるしな……それに、ディザスタやアステルに話せば……オレを殺すのを反対する筈だ……それは、勇者がする行動じゃない……」

 

     イマ「……っ!」

   デュアン「魔王のオレが、アステルか、忌み嫌われている魔族のイマがオレを討てば……魔族の印象も払拭出来る……その為に、それぞれの各武器には……オレがプレデター化した時にのみアンロックされる機能がある……それがオレを殺せる可能性を含んだ……因果律を操る武器だ……どんな事象だろうと現象だろうと……全ての定められた因果律の効果で無効化され、オレの能力や魔法、スキルを完全に無効化し、貫通攻撃ができる」

 

     イマ「貴方は……そんな、ことまで……」

   デュアン「悪いが、この事を今バラされては困るから……記憶を封印させてもらう……《  Accelerator 》……」

 

オレは、魔術を使い、イマの記憶をオレが何者か?から今に至る所だけを記憶を封印させてもらった。

 

     イマ「何の話しをしてたっけ?」

   デュアン「え?もうじき出発だから呼んで来てくれたんじゃないのか?」

 

     イマ「ああ……そうだった……それじゃ、デュアン……また後で」

 

   デュアン「ああ……」

悪いな、イマ。今はまだ、この事を話せない・・・。

因果律の機械仕掛けの神(デウス・エクス・マキナ)の都合によって、更に悪い未来へと変わってしまうからな。それに・・・

 

オレは、元の世界へと帰りたい。

 

 

オレは、この世界に居てはならない存在。本来居ない(バグ)みたいで、存在しない(ノイズ)みたいなモノだ。

 

悪いな、皆。

 

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オリ主のヒロイン枠は誰の方が良い?

  • 誰でもいい
  • アステル
  • イマ
  • ディザスター
  • ハーレム(3人娘)
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