その後、勇者の姿を見た者はいないの世界へ転生?   作:ミュウにゃん

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Ep3 ポータル 前編

 

 

~~~~~

 

 

    イマ「……」

   アステル「……っ」

   デュアン「(お前ら、コミュ障かっ)」

   アステル「あ、あの……さ」

    イマ「す~ぅ、はぁ……」

イマは深呼吸をし、何かを言いたそうだ・・・

 

    イマ「さっきはごめんなさい」

   アステル「……っ」

    イマ「つい感情的になってしまって……あなたを避難するような態度を……」

 

   アステル「お、オレの方こそ……っ、そ、その!オレ……と、友達がいなくて……できれば仲良くして、ほ、ほしいっ」

 

    イマ「こちらこそ」

   アステル「うんっ!」

   デュアン「仲良くなったのは良いが……俺のことは無視か?」

   

    イマ「あっ……ごめんなさい……」

   デュアン「いや、……俺は気にしてない……アステルと友達になってくれただけで、俺は嬉しいよ」

 

    アステル「とか、言って……本当は友達が欲しいんだろう?」

 

   デュアン「(まあ、俺とアステルは兄妹みたいな感じで育ってきたからな……)……べ、別に良いよ……ルームメイトになるんだ……ギスギスした関係じゃなく、フランクな関係で頼む」

 

    イマ「そう言えば、そうだったわね……なんで男の子と一緒のルームメイトなのかしら?」

  

   デュアン「さあ?イルゼさんも不思議に思ってるよ」

   アステル「俺とデュアンの二人ならまだ分かるが……ウィリアムは、何を考えて……?」

   

   デュアン「ま、そんなことは、後から考えよう……ポータルを探しに行くんだろう?」

 

    イマ「そうね……経費は受け取っているから、街に戻って……装備を整えましょう」

 

   アステル「よしっ!」

どんどこ歩く、アステル

 

     イマ「はぁ……。社長は一体何を考えてるのかしら……けど、……あんな子達もいるのね」

 

     イマ「あんなに真っすぐな言葉でぶつかってこられたら、気を張ってた私の方がバカみたいじゃない」

 

   デュアン「少なくても……アステルより、バカじゃないから安心しろ」

 

     イマ「ひゃっ……ビックリさせないで」

   デュアン「まあ、なんだ……アステルは悪いヤツじゃないんだ……まあ、俺から言えるのは……「思いはぶつからないと、伝わらない」だ……激情的になるな……とは言わない……イマさんは、イマさんなりのペースで頑張れば良いよ……まあ、アステルはグイグイくるかもしれんが……」

 

      イマ「じゃあ……貴方は?」

   デュアン「俺か?俺は……そうだな……、……気長に待つよ……男と女じゃ……感覚が違いすぎるし……仲間だと思ってくれたら……嬉しいな……ぐらいとしか思ってるだけだから……って、アステル……先に行くなよ」

 

俺は、アステルを追いかける・・・・

 

      イマ「……不思議な人」

 

~~~~~~

 

    衛兵「は……っ!その制服、もしやキャリアー隊のお嬢さんですかっ」

   

   アステル「え?……あ、はい」

    衛兵「お話は伺っております。こちら新市街、街道へと出られます!」

 

   アステル「な、なるほど。どうも、ありがとう」

    衛兵「どうか、たくさん通って言って下さい」

   アステル「あはは……」

   デュアン「……衛兵さん、もしも……不埒な真似をしたら……去勢しますよ……物理的に、精神的にも……ね」

    

    衛兵「す、すみませんであります」

   デュアン「分かれば、よろしい」

    イマ「……」

   アステル「ありがとな……デュアン」

   デュアン「気にするな……さて、装備を整えるために武器屋に行こう」

 

   アステル「俺好みの剣って……あるのかな」

   デュアン「お前の身体だと……片手大剣は持てないだろ……」

 

まあ、俺も・・・アステルが勇者してた時の武器の重さは使えんな。

 

~~~~~~~~

武器屋に入り、武器屋さんに話をかけることにした

 

   武器屋さん「いらっしゃいませ」

   アステル「なんか、売り切れだらけになってる」

     イマ「本当ね。以前、来た時はもっと品揃えがあったはずなんだけど……。でも、どうして急に……

 

     親方「すまねぇな、お嬢さん方達……実は魔物狩り家業の連中が減っちまって生産量を抑えていたところに、買い上げが重なっちまって」

 

     イマ「買上げ……、ですか……、……この状況は暫く続くのでしょうか?」

 

     親方「時間は掛かるかもしれねぇが、品揃えだけは少しずつ戻して行くつもりだ」

 

   デュアン「あー……どれも、価格が高騰してやがる……」

     イマ「支給されたお金にも……限度があるし……、……ね、アルバイト探してみない?」

 

   アステル「アルバイト……?」

     イマ「簡単な……例えば清掃作業とかなら、ポータル探査に支障になくこなせると思うの」

 

   アステル「う~む……」

   デュアン「アルバイトなら、ギルドに行けば、幾つか紹介してくれると思うぞ」

 

 

   アステル「アルバイト……」

     イマ「どうかしたの?アステル」

   アステル「実は……、働くって事自体、ウォールポストが初めてで……」

     イマ「アステルのお家って良いところだったりする?」

   アステル「うん……、まぁ、そうかも」

   デュアン「(まあ、貴族の養子だしな……オレら)」

     イマ「実は、私もなの。あることがあって家を出なければならなくなって、働き初めたのが、つい最近のことなのよ」

 

     イマ「最初はホント、どんくさくって……誰でもできそうだからってだけでお皿洗いのバイトを始めたんだけど、もう……何枚も割っちゃって」」

 

   アステル「イマってスゲーしっかりしているから、意外」

   デュアン「アステル……お前は、引きこもってばっかだっただろ」

 

   アステル「こうやって、働き始めたからいいだろ」

   デュアン「そうだな……」

     イマ「……一つ聞いていいかしら」

   デュアン「?」

     イマ「デュアンは、アステルと付き合ってるの?」

   アステル「同居してたが、デュアンとは付き合ってない……いや、そもそも……」

 

   デュアン「アステルとは、ただの兄妹みたいなものだ」

     イマ「そうなの……」

   デュアン「そうなのです……、……まあ、イマさんはしっかりもののに見えるから、意外だぜ」

 

     イマ「誰だって他人は自分よりしっかりしてる風に見えるものよ……だから、二人とも一緒に頑張りましょう」

 

   アステル「うん、分かった!」

 

~~~~~~~

 

   デュアン「さてと……フィールドに出たのは良いが……武器が、な……」

 

     イマ「私は魔法が使えるけど……アステル、武器は?」

   アステル「あぁ……ちゃんとあるよ」

アステルは、オレが教えた空間魔法を使い、空間に手を突っ込み、剣を取り出した

 

     イマ「今の、魔法は?」

   アステル「デュアンが教えてくれた……異空間収納魔法……結構簡単に使えるぞ」

 

   デュアン「魔力量が大きければ大きい程、収納できる量も増える……今のアステルは……食料で言うと、5ヶ月分は入ると思うぞ」

 

   アステル「デュアンは?」

   デュアン「オレか?オレは……街一つ入れても、余裕はあるぞ」

 

   アステル「デュアン……魔王よりも魔力量ある?」

   デュアン「いや、魔王が魔力量が少ねぇんだよ……オレの魔力量……魔王の千倍はあると思う……」

 

     イマ「デュアン……貴方、本当に人間?」

   デュアン「多分……魔力保有量を増やす方法なんて簡単だしな……」

 

   アステル「レベルアップで、魔力量を増やすんじゃないのか?」

 

   デュアン「全然違う……レベルアップも重要だが……一番重要なのが、魔法を使い続けることだ……」

 

     イマ「魔法を使い続けること……って……?」

   デュアン「そうだな……アステルは、ヒールを使い続ける……まぁ、こういうことだな」

 

オレは、《獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)》を5発をお手玉のように手のひらで回していき、どんどん増やしていく

 

   アステル「デュアン……それ、どうするつもりだ?一発の威力が街一つ滅ぶんだぞ?」

 

   デュアン「これか?これは……《氷獄災禍凛令終天凍土(シヴィラ・エビオン・バルムアーデ)》で……エーテライトと融合させて……、……、……あれ?これ、やべぇことになるぞ?」

 

膨大な魔王の魔法を融合し、制御が、難しいぞ・・・

 

    

しかも、持っている魔法の塊がバチバチと音を立てて、嫌な音をしている。

 

   デュアン「えぇ~い……此処は、幸い衛兵が見ていない……放つぞ……てりゃぁ!」

 

キャッチボールのごとく、空へ投げた瞬間に、音もなく・・・空が消し飛んだ・・・

 

   アステル「あ、あ、あぁ……」

     イマ「空が消し飛んで……」

   アステル「夜が剥き出しにぃぃぃい!!」

   デュアン「やべぇっ」

オレは再成を使い、消し飛んだ空を元の状態に戻す。

 

   デュアン「ふぅ……煉獄消滅魔法(アブソリュート・ゼロ)は、禁止だな」

 

   アステル「当たり前だ」

   デュアン「こんな効率の悪い魔法を使うぐらいなら……消滅のスキルを使ったほうが良い……部分消滅出来たりする……範囲消滅魔法は厄介だからな」

 

     イマ「デュアン……絶対に使っちゃ駄目よ」

   デュアン「ごめんって……でも、オレの魔法って、殆ど……強いヤツだからな……」

 

   アステル「デュアンは魔法を使わなくても強いだろ……」

   デュアン「あっ……そうだ、武器を作らないと」

     イマ「……え?」

   デュアン「えーっと、先ずは……タングステン、魔力石、アダマンタイトで……錬成……よし、これでオレの武器は完成っと……これを複写して、コピー、作成、コピー、作成っと」

 

武器が5つほど量産完了っと・・・これをオレ好みの武器に変質っと・・・《錬成魔法》で片手剣、刀、銃を生成、残りは予備として作った。本当は鍛冶魔法を使いたいが、アレは時間がかかるからな・・・

 

   アステル「使った魔力は、どのくらい?」

   デュアン「さっきの魔法と合わせて……10%未満?」

オレは、更に武器に神代魔法「昇華」を使い、レベルアップを施し、「聖別(リヒド)」で更に強化・・・付与魔法でかなりたくさん付与した。

 

   アステル「相変わらず、デタラメだよな」

     イマ「ええ……私もそう思うわ……」

   デュアン「アステルの武器も改造しとくか……」

付与魔法で「斬鉄」「強靭」「魔力攻撃:炎」「強酸耐」「所有者」を付与し、神代魔法「昇華」を使い、アステルの強さを引き出した武器、これに聖別(リヒド)を施した・・・

 

   アステル「すっげー……光った武器だ」

   デュアン「多分、勇者が使ってたよりも高性能かもしれない……試しに、魔力を込めて剣を振ってみてくれ」

  

   アステル「こうか?」

と、アステルは魔力を流し、剣を軽く振るうと、炎の斬撃が飛んでいった。

 

     イマ「……」

   アステル「……」

   デュアン「……ふむ、少し強いかな?」

   アステル「強すぎるだろ……魔物が、物言わずに消し飛んだぞ……炭すら残らないなんて……」

 

   デュアン「対人武器で作ったんだが……まあ、良いだろう」

   アステル「死なないか?」

   デュアン「イマ……イマはどんな武器を作って欲しいんだ?リクエストがあれば聞くけど」

 

     イマ「え?あー……杖がいいかな?」

   デュアン「杖……ふむ」

素材を「オリハルコン」「タングステン」「魔力石」で良いだろう。錬成で武器を作ってっと・・・

付与魔法には・・・「魔力増加:特大」「強酸性」「魔力チャージ」「魔力増幅」「詠唱速度半減」「魔力結界」を使おう。これに、神代魔法「魂魄」と「昇華」で更に強化。

 

   デュアン「出来たぞ……イマ専用の武器……《ディバイン・ロッド》……効果は「魔力増加:特大」「強酸性」「魔力チャージ」「魔力増幅「詠唱速度半減」「魔力結界」「魔力:怪我自動回復」「魔力自動回復」「魂魄」「全属性耐性」「破壊成長」なんてものを付けてみた」

 

   アステル「もはや……伝説級になったな」

   デュアン「……オレの魔力が30%減ったな……」

   アステル「デュアンの武器は?」

   デュアン「オレは、剣、短剣を4本所持かな?」

   アステル「デュアンの戦闘スタイルって……アレだよな」

     イマ「アレって?」

   アステル「相手に反撃を許さない戦闘スタイル……防御力なんてものは関係なしに、攻撃しながら回避、そして……離れたところから遠距離魔法をぶっ放す……万能型だよな」

 

   デュアン「敵の攻撃は、最小限の行動で躱しつつ、攻撃を入れるんだよ……なに、簡単だ」

 

   アステル「……」

     イマ「……」

二人共黙っちゃったよ・・・

 

   デュアン「おっ……休憩用の小屋があるぞ……少し、休むか?」

 

   アステル「そうだな……なんだかんだで3時間ぐらい経過したよな……」

 

   デュアン「んじゃ、アステルとイマは適当に寛いでくれ……オレは料理をする」

 

~~~~~~

 

   アステル「そういえば、ポータルって実際にどんな感じなんだろうな」

 

     イマ「あら、アステルは写真を見せてもらってないの?」

 

   アステル「え、写真?」

     イマ「私が見せてもらった資料だと地中からにょきっと生えた石の柱って感じだったわ」

 

   アステル「にょきっと生えた……埋もれてたり植物にグルグル巻きにされてたら見つけ辛そうだな……いや、デュアンなら……簡単に復元できるかも」

 

     イマ「むしろ、その可能性の方が……って、アステル、今なんて言ったの?」

 

   アステル「いや、デュアンなら簡単に復元できるかもって……」

 

     イマ「彼……一体、どんな魔法を持っているのかしら?私でも覚えられるのかな?」

 

料理が完成し、テーブルに運ぶ。

 

   デュアン「ほら、出来たぞ。レバニラ炒め丼に、薬草のスープだ……卵は卵黄のみもあるぞ?」

 

   アステル「おぉ~……デュアンの料理だ♪」

     イマ「お、美味しそうね……でも、なんでレバニラ?」

   デュアン「スタミナをつける為……戦えても、体力が無きゃ意味がないだろう」

 

   アステル「いっただきま~す……ん~……やっぱり美味い」

     イマ「本当……今まで食べた中で、本当に美味しい」

   アステル「デュアン……将来は、宮廷料理人になれるんじゃないか?いや既に宮廷料理人レベルだが……」

 

   デュアン「大げさだろ……それに、ポータル調査は歩いたりするから……体力が仕事だろ?なら、資質も大事だ」

 

   アステル「うん、それは大事……デュアンは、人の好みとかに合わせられるのが、凄いとしか言いようがない」

 

それは、原作「盾の勇者の成り上がり」の世界の尚文から指導を受けた影響だ。だけど、尚文に料理勝負は無理だ。同じ盾の勇者として言わせてもらう・・・こっちは調理向上スキルや料理の質を向上させるスキルをフル活動しても、勝てない。でも、転生者のチートには勝てるんだよな。

 

     イマ「デュアンって、凄いんだね」

   アステル「ああ……オレの自慢のおt……うん、お兄ちゃんだ♪」

 

オレは、アステルの弟だが・・・今はお兄ちゃんだな

 

~~~~~~~

 

   アステル「よし、出発するぞ!」

     イマ「うん!」

 

 

オリ主のヒロイン枠は誰の方が良い?

  • 誰でもいい
  • アステル
  • イマ
  • ディザスター
  • ハーレム(3人娘)
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