『オグタマ散歩』姫路城下町(前後編)   作:ゴケット

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天然すぎるオグリと関西弁炸裂のタマが、歴史ロマンあふれる姫路城下町を舞台に大暴れ!二人が出会うのは、城下町ならではの風情あふれる風景や、美味しいグルメだけじゃない!予想外の展開に、笑いが止まらないこと間違いなし!

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『オグタマ散歩』姫路城下町(前編)

オグタマ散歩台本

姫路城の天守閣をバックに、オグリとタマが笑顔で手を振る。

 

タマ:

はいどうもー!みなさん、こんにちは!

姫路城下町を縦横無尽に駆け回る、

ゆるゆるコンビがやってきましたー!

 

オグリ(カメラに向かって):

みなさん、オグリキャップだ。

今日は姫路城下町を散歩する。

よろしく頼む。

 

タマ(オグリの肩を叩きながら):

オグリ、今日はテンション高いな。自分。

 

オグリ(目を輝かせて):

うん!!ちゃんぽん焼き。えきそば。姫路おでん。城下町どっく!

 

タマ(ツッコミながら):

やっぱり、食い気かい!!まあ、姫路和牛を出さなかったことは、誉めたろ!

 

 

タマ(カメラからやや外れたところを見ながら):

なあ、Ⅾ。(予算的に無理やろ)

 

オグリ(目を輝かせて):

いいのか!

 

D(画面外で手をX状に交差する):

(予算的に)無理です。(泣)

 

オグリ(若干がっかり):

そうか…。

 

タマ(笑いながら):

はい、ちゅうわけで今日も今日とて、貧乏旅。

予算はでえへんけど、元気は出していこう!

 

ナレーション:

おっとりオグリと、元気いっぱいタマねぇさん!

この二人のコンビが織りなす、

ゆるゆるだけどどこかアツい姫路城下町ぶらり旅!

 

 

 

「はい、カットです」

 リュメールが声を上げると、オグリは変わらなかったが、タマはほんの少しだけ表情を緩めた。タレントの表情が一歩下がり、トレセン学園の先輩としての顔が一番前に出たといえばいいのだろうか?やや、気安い口調で話してくる。タマモクロスは、トレセン学園卒業後、すぐに大阪ローカル局では引っ張りだこの、ご当地タレント「タマねぇさん」となり、忙しい毎日を送っているのだが、ありがたいことにトレセン学園の後輩である新米ディレクターの私を何かと気にかけてくれていた。 

「おう、メーの字。最初は駅そばやったっけ?」

「あ、すいません。少しスケジュールの変更があります」

 伝えると聞いていたオグリもこちらに顔を向ける。こちらは、いつでもどこでもオグリキャップだ。天然と言ってしまえばそれまでだが、それが最大の魅力であり、こちらも岐阜県を代表するご当地タレントになっている。

「リュメール、なにか問題があったのか?」

 声をかけてきたオグリに対して、リュメールは苦笑いを向ける。

「駅そばの方なんですが、食事時前にオグリさんに来られるのは、在庫がカラになってしまいそうで不安らしくて…」

「在庫が…。…いっぱい食べる人がいるんだな」

「お前や!!」

 間髪入れずに、タマが突っ込みを入れる。

「ま、そういうことなら、しゃあないな。お店に迷惑をかけるわけにはいかへんやろし…」

 タマはオグリを人睨みしてから、リュメールをみる。

「んで、空いた時間はどうするんや」

「えーっと、姫路城の近くのたこ焼きが有名ですので…」

 手にしたスマホのメモを確認しながらリュメールが答えると、

「たこ焼きか。いいな」

 オグリの素直な声と、

「ほほう、たこ焼きやて?」

 殺気だったタマの声が聞こえてきた。リュメールがギョッとして、スマホから顔を上げると、タマは今にも嚙みついてきそうな目つきをしていた。リュメールの頭の中で「DANGER」と赤い札が掲げられる。

 

 

 

シーンXX:姫路城近くのたこ焼き屋、屋外席。その一軒から明石焼き風たこ焼きを購入。美味しそうに眺めているオグリに対し、ギラりとした視線をたこ焼きに向けるタマ。

 

オグリ:

「わぁ、美味しそうだ!出汁につけて食べるんだな」

 

タマ(親の仇でも見つけたような表情):

「まちぃ!オグリ。ここはウチから行かせてもらう」

 

オグリ(タマの気迫にやや押される):

「タ、タマ。そうか、タマはたこ焼きに詳しいからな(汗)」

 

(タマが熱々のたこ焼きを箸で持ち上げる。)

 

タマ:

「あ、熱っ!熱っ!出汁につけてもまだアカン!」

 

(我慢できなくなったオグリ、息を吹きかけながらたこ焼きを口に運ぶ。)

 

オグリ:

「ふぅふぅ…。うん!ふわふわの生地に、出汁が染み込んでて、タマのたこ焼きとは違った味わいだな」

 

タマ:

「そりゃそうやろ!たこ焼きと言えば、ソースとマヨネーズのコンビネーションやで!でもな、姫路の明石焼き風は出汁の効いた、上品なうまさの別料理やねん」

 

オグリ(少し考える素振りをしてから):

「おいしいたこ焼きってことだな」

 

タマ(目力がすごい):

「ちゃうねん、おいしい明石焼き風やねん!触感もふわふわで、まるで玉子焼きみたいや。ちゅうわけで、おいしい別の料理や。アンダスタン、オグリ?」

 

オグリ(若干気圧される):

「タマが、そういうなら、そうなのかもしれないな。両方おいしいし!」

 

タマ(結局、きちんと勧める);

「せやな。姫路にいるなら試してみるのもありやろな。」

 

オグリ:

「そうだな。観光で来た人は試してみてくれ」

 

 

 

「はい、OKです」

 リュメールがそういって録画を止めたが、タマは鋭い視線を手元の明石焼き風たこ焼きに向け、

「こう来おったか…。なかなかやるやんけ」

 少年漫画のライバルキャラクターのようなことを言い出した。

(これは長くなりそうだ…)

 駅そば店との約束の時間まではまだ時間はあるがつなぎとして、何かもう一つ二つイベントがほしい。オグリとタマ、普段なら二人の移動中の様子を挟むだけでも十分尺を稼ぐことは可能なのだが、このままだとタマは延々とたこ焼き談義をしてしまいそうである。

 たこ焼きがテーマだったらそれでいいのだが、今回のテーマとは少しズレてしまいそうである。何かいいきっかけはないかと、リュメールがキョロキョロと視線をさまよわせていると…。オグリと目が合う。

 オグリは、二呼吸ほど視線の意味を考えた後、理解してくれたらしい。耳と視線を左右に振ると目ざとく一枚のポスターを見つけた。

「ん、タマ!近くでレース教室をやっているみたいだ」

「え、どうしたんや。急に…」

 急に名前を呼ばれたタマだったが、レースの話となると気になるようだった。オグリが指さしたポスターに目を向ける。

「えーっと、なになに?あー、地方トレセン主催のレース教室みたいやな」

「ああ、姫路レース場が近いからな」

 オグリは目をつぶって口角をあげた。瞼の裏に写った思い出をみているのだろう。

「お、笠松でも似たようなことやってるんやろ」

「ああ、この間、ベルノと一緒にポスター撮影もしたぞ!」

「おお、地元孝行やこと(ま、ベルノは自分とこのCMも兼ねてやろうけど…)」

 ベルノライト(ベルノ)、笠松時代からのオグリの親友でありトレセン学園スタッフ研修生枠を卒業後、実家のウマ娘専門の大手スポーツ用品店「Light-Sports」にて、商品開発を行っている才女である。

 顔をほころばせるオグリから、タマは視線をポスターに戻すと、煽り文句に『中央で活躍したあのウマ娘もやってくる』との文字を発見した。

「へぇー。これ誰やろ?」

 タマは口角の片方だけをニヤリとあげた。

「人の悪い顔をしているぞ、タマ」

 どうやら、この教室に乱入することを思いついたらしい。スーパークリークがいたら「め!」しそうな顔だな。と、思いながら、オグリが指摘すると。

「ええやんか。ちょこーっと、この活躍したウマ娘を手伝ったろと思っているだけや」

「手伝いか…。そうなれるなら、確かに興味がある」

「ほんなら、ここに向ってみよか」

 

 

シーンXX:ポスター発見

場所: 街中を歩いているオグリとタマ

 

オグリ: (ポスターを指差す)

「あっ、タマ、これ(棒読み)」

 

タマ: (ポスターに近づく)

「ん?何やこれ?」

 

シーンXX:ポスターの内容説明(ナレーション)

 

ナレーション:

「なんと!二人がかつてかけたウマ娘のレース教室が開催されているではありませんか!」

 

オグリ:

「中央で活躍したウマ娘か…、誰だろう」

 

タマ:

「絶対行くで!ウチらも久しぶりに走ってみよか!」

 

オグリ:

「うん!!地方レースならわたしも少し知っている」

 

シーンXX:次のシーンへの繋ぎ

ナレーション: (CMまたぎ)

「果たして、オグリとタマはどんな再会を果たすのでしょうか?」

 

 




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以下タレント、オグリVer2.0、タマVer2.0


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