【完結】プルシリーズってなんだよ(困惑)   作:すも

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続きです。

【】はテレパシーで会話している設定です。


この娘精神状態おかしいよ……

自称赤い彗星が演説しニコ達が困惑した日から約一ヶ月が過ぎた頃……

 

「なんかあっさり鎮圧されたね」

「所詮テロリストだしなぁ」

 

自称赤い彗星が率いる新生ネオ・ジオンは、地球連邦軍のロンド・ベルと一般連邦軍部隊によって壊滅したのであった。

 

「あっという間に戦いが終わったみたいだけど呆気ないなぁ〜」

「いや、呆気ないのは確かだがネオ・ジオンの惨状を考えたら戦いが成立したのが奇跡だな。民衆の支持もなく兵力差も大きいようでは勝てるわけもない」

 

クェスが新生ネオ・ジオンの貧弱さに呆れていたが、エドワウはむしろよくもった方だと感心していた。

 

「元々ジオン残党は数が少なかった。アクシズで指導者の立場にいたから知っているが、残党達の中でも有力な勢力だったアクシズでも一年戦争時のジオン軍に比べたら貧弱極まりない内容だった。ハマーン率いるネオ・ジオンはグリプス戦役で上手く立ち回った結果、地球連邦が疲弊した隙を突いて主導権を握ったが、それでも連邦政府が本気になればあっさり敗北しただろう。兵力の差がどうしようもないからな」

「確かによく考えたら戦力が絶望的に足りてなかったよなぁ〜ビックリドッキリメカや、私やマリーのようなクローン幼女兵士なんてもん造るくらいには足りてなかったわ」

 

エドワウの説明にニコはネオ・ジオンの窮状を思い出し納得する。

 

「ハマーンは為政者としては確実に私より優秀だったろうな……グレミー・トトが反乱を起こさなければジオン独立の功労者になれただろうに」

「ホンマあのマザコンお坊ちゃん碌な事しないな」

「まあ今となってはハマーンの性格はともかく手腕については認めているよ。それに最後までネオ・ジオンに尽くしていたからな」

「途中で逃げたアンタよりは適性あると思うわ」

「おじさん……」

「ハハハ、私もそう思う」

 

ニコとクェスからジト目で見られてもエドワウは気にせず笑っていた。

 

「おお見ろニコ、動画サイトで私の偽物が演説していたシーンがケツアゴシャアに差し替えられたMAD動画がランキングに載ってるぞ」

「動画職人達は仕事が早いなぁ!自称赤い彗星が全裸になって演説してるのもあるじゃん。違和感ないし丁寧に作られてるのがわかるわ〜」

 

エドワウとニコは動画サイトで自称赤い彗星が早速ネットのオモチャになっているのを見てゲラゲラ笑っていた。自称赤い彗星は第二次ネオ・ジオン抗争でアムロ・レイに討ち取られていたが、ネットではケツアゴシャアの後輩キャラとして地位を確立していたのであった。

 

「師匠とおじさんは男の人の裸なんか見て何が面白いんだろう?そういえば自称赤い彗星さんってフル・フロンタルって名乗ってたんだっけ」

「なんでそんな名前にしたんだろうね……フル・フロンタルなんて名乗らなければネットのオモチャにならなかったのに」

 

フル・フロンタル……全裸と名乗っていた自称赤い彗星についてクェスとマリーはもっとマシな名前はなかったのかと不思議に思っていた。こんな感じで第二次ネオ・ジオン抗争は特に何事もなく終わったのであった。

 

 

 

「……」

「なんだこの娘(困惑)」

「お姉ちゃん」

「紹介するわ。彼女はメアリー。貴方達と同じくネオ・ジオンの被害者よ」

 

旅行から帰ってきたニコ達はセイラからとある少女を紹介されていた。ちなみにエドワウはアムロの結婚式に参加する為ニコ達とは別行動であり、クェスはニコ達に付いて来ていた。

 

「ネオ・ジオンは懲りずにクローン兵士を造っていたわ。まったく度し難いわね……彼女はブライト達が保護してくれたおかげで助かったの。こう見えてまだ1歳よ」

「えぇ?また造ってたのかアイツら」

「見た目は私達と歳が近いね」

 

マリーの言う通りメアリーと呼ばれた少女は外見は10代半ば程に見えた。

 

「三人とも仲良くしてあげてちょうだいね」

「あ、いいっすよ。おうメアリー!私はニコっていうんだ。お前と同じクローン兵士であるプルシリーズの生き残りだ。つまり先輩って事だから私の事はニコパイセンと呼ぶように」

「お姉ちゃんがごめんね。私はマリー」

「クェス・パラヤです!師匠の弟子としてフォースを学んでいますがよろしくお願いします!」

「…………よろしく」

 

 

 

【お前のっ、お前のせいだ……!お前がシャアを、大佐を、あの人を唆したせいで大佐は堕落してしまったんだ!】

【は?(威圧)あのオッサンがちゃらんぽらんなのは元からだし。私のせいにするのは……やめようね!】

【黙れ!】

 

歓迎会としてNT空間に来たニコはメアリーから憎悪を向けられて困惑するのであった。

 

【シャアは、大佐はあんな人じゃなかった!優しくて、カッコよくて、私の旦那様になってくれる人だったんだ!】

【よくわからんがお前今まであのオッサンの何を見てきたんや(呆れ)……なんか変なのが取り憑いてるなコレ】

 

尋常でない様子を見てメアリーに何かが憑いているのかとニコは推測する。

 

【あの、メアリーさん。エドワウおじさんは面白くて悪い人じゃないとは思うけど、そこまで褒められる人じゃないと思うよ?】

【小娘が知ったような口を聞かないで!貴方にシャアの何がわかるのよ!黙れ!ほざくな!】

 

落ち着かせようとするクェスにメアリーは激高し聞く耳を持たなかった。

 

【コイツ口調が安定しないな。この娘精神状態おかしいよ……】

【うーん、どうしようかお姉ちゃん】

【フォースの暗黒面に呑まれるとこうなっちゃうんだ。怖いなぁ】

 

問題児の登場にニコ達は頭を悩ませるのであった。

 

 

 

 

<人物紹介>

●プルツー(ニコ)

→第二次ネオ・ジオン抗争に一切関わる事なくクェスと修行したり動画サイトでケツアゴシャアの動画を見てゲラゲラ笑うなど楽しい時間を過ごしていた。

 クローン少女兵士の後輩ができてテンションが上がったが何故か憎悪を向けられて困惑する。

 NT空間ではネット掲示板のノリで語録が出てしまうのが悩み。

 

 

 

●プルトゥエルブ(マリー)

→私達と同じ境遇の子が来たみたい。心細いだろうし支えてあげなくちゃと考えていたら訳アリだった。まあ姉が何とかするだろうと思っている。

 

 

 

●エドワウ(シャア)

→「やはりアムロ達は頼りになるなぁ。ハハハこのケツアゴシャアの動画面白いな!暇だしいっそ自分で動画を作ってみようかな?えっ、アムロの奴結婚するのか。おめでとう、結婚式は何時やるんだ?アムロとは色々あったけど折角だし参加するか!」

 ……と呑気に考えている。

 

 

 

●クェス

→新しい子が来たから仲良くしたいと思ったらフォースの暗黒面に呑まれていて困惑する。こうならないように修行頑張ろうと決意を新たにした。

 

 

 

●ジオン残党

→いやあジオン残党は強敵でしたね……性懲りもなくクローンを造るなど、最後まで諦めない姿勢は素晴らしいと思うが慈悲はない。原作よりズタボロな状態でアムロとブライト達に勝てるわけないだろ!

 

 

 

●ジオン共和国

→新生ネオ・ジオンが滅亡した事とは関係ないと思うけど、共和国政府に務めていたモナハンさんって人が自殺したらしいよ。何故か抵抗した後があったけど自殺なんだって。不思議だね!

 もうできる事はないので自治権返上は確定となった。

 

 

 

●自称赤い彗星

→「もうやめろ!お前達に勝ち目はない……武装解除して投降するんだ!」

 「それはできないなアムロ・レイ。私にはスペースノイドを導く責務があるのだ」

 「心にもないことを言うんじゃない!お前は空虚な器だ。誰かの操り人形でしかないお前に人々が付いていくものか!馬鹿な真似はやめろ!」

 「……残念だが投降する事はできない。組織のトップである私が降りる事はできないのさ」

 「この……馬鹿野郎!」

 

 ……というシリアスな会話があったりした。アムロは彼を憐れみ黒幕への怒りを燃やしたのだった。

 まあ民衆がそれを知るわけないので自称赤い彗星は死後ネットのオモチャになった。フル・フロンタルなんて名乗ったのが悪い。

 

 

 

●メアリー

→新生ネオ・ジオンが造ったクローン少女兵士。プルシリーズとは違ってエルピー・プルを素体にはしていない。とある強力なNTのDNAを使ったらしい。一体誰マーン・カーンなんだ……戦闘では速攻逃げ出しブライト達に投降していた。

 なんか誰かの思念が取り憑いているようでニコに憎悪を向けている。




今後は少しずつ投稿していく予定ですがよろしくお願いします。
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