【完結】プルシリーズってなんだよ(困惑)   作:すも

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続きです。

【】はテレパシーで会話している設定です。


箱なんか必要ねぇんだよ!

【初めましてセイラ・マス。あのWBクルーの一員に会えるとは光栄だわ】

【こちらこそ初めまして。ご多忙のところ、対面の場を設けてくださり感謝します】

【本当は貴方と直接対面して話したかったのだけど、スケジュール調整が難しかったのよ。幸いニコの力を使って対面する機会を作れたけどね】

 

マーサ・ビスト・カーバインとセイラ・マスは現在ニコ(プルツー)の力を使ってNT空間にて対面していた。

 

【しかしこの空間は便利ね。地球にいる貴方と、月にいる私がこうして誰にも知られる事なく対面できるなんて。それに既存の通信手段と違って盗聴の心配がないのは素晴らしいわね】

【ええ、これから話す内容は人に知られると不味いですから】

【そうね、ニコの今後の事もだけど、あの碌でもない未来についてもね】

【はぇ~、大人って大変なんだなぁ(小並感)】

 

今回対面の場が設けられたのは、マーサがニコの主人に相応しいかセイラが見定めるのもあるが、マーサが宇宙世紀の未来をどのように変えていくのか確かめておきたかったのだ。

……ニコが他人事のような態度を取っているが、前世ホモガキが女傑達の会話に参加して渡り合えるわけがないので傍観者になるしかないのであった。

 

 

 

【……なるほど、ニコ達の待遇については問題ないようですね】

【フフフ、保護者として心配だったかしら?私に利益を齎す金のガチョウである彼女達を厚遇するのは当然でしょう?馬鹿な男達のように戦場に出すなんて真似は絶対にしないわ】

 

 

 

【ニコ達の力を使い貴方は何をするつもりなのですか?】

【彼女達に頼まれた碌でもない未来を変える事よ。まあ彼女達には私の権勢を強化する為に働いてもらうつもりだけどね】

【月の女帝と呼ばれている貴方は既に絶大な権力を持っているはずです。それでもまだ足りないと?】

【あら、権力は幾らあってもいいものよ。それに未来を変える為の介入には武力よりも権力が重要なのよ】

 

 

 

【木星船団への大規模な支援、ですか】

【ええ、来年にジュピトリス級大型輸送船が地球に来るから、それに追随させる形で木星へ送り出すわ。貴方もクラックス・ドゥガチが錯乱して地球圏に侵攻する未来を視たのでしょう?今後定期的に送り出すから安くはない出費になるけど、彼を大人しくさせるには必要経費だと思っているわ】

【……それはそうですね。これで彼が落ち着いてくれればいいのですが】

【コレ以外にも、彼が発狂する決定的な事件についてはニコ達から知らされているから介入するつもりよ】

 

 

 

【……確かに、貴方ならニコ達を粗雑に扱わないでしょうね】

【あら、納得してくれてよかったわ】

【ほへー】

 

その後も話し合っていたマーサとセイラはお互いある程度納得した様子を見せていた。ちなみにニコはセイラさんに任せておけば何とかなるだろうと他人事であった。

 

【貴方の介入で未来はある程度改善されるでしょう。ですがザンスカール帝国については】

【そうなのよねぇ、あの未来のカルト集団は才能と行動力が無駄にあって厄介なのよね。それに半世紀先ともなれば私は確実に死んでいるでしょうし、後継者に任せる形になるでしょうね…………ニコ、呑気な顔を浮かべてないで話を聞きなさい。貴方に重要な仕事を与えるわ】

【えっ】

 

マーサから話を振られたニコは困惑する。

 

【貴方のお弟子さん、クェス・パラヤ以外にも何人か弟子を取って、未来視ができるニュータイプを育ててちょうだい。半世紀後になっても貴方が生きているとは限らないし、加齢によってニュータイプ能力が衰えるかもしれないでしょう?後継者を育てる義務が貴方にはあるのよ。いっその事小規模とはいえ育成機関を作るのもいいかもね】

【おかのした…………じゃなくて!それって○ェダイを創設しろ……ってコト!?】

【なによ○ェダイって。まあでもそうね、貴方が指導者になるのだから貴方が命名していいわね。じゃあ育成機関の名前は○ェダイで】

【ええ、いや、えぇ……?私が○ェダイを創設とかルー○や○ーダに失礼過ぎるだろ……】

 

突然の展開に呆然となったニコは思わぬ仕事をする事になり頭を抱え込むのであった。

 

 

 

【あっそうだ(唐突)、ご主人様はラプラスの箱の対処は大丈夫でしたか?】

【ああその件ね、既に対処済みだから心配しなくてもいいわよ。箱はこちらで確保してあるわ】

【流石ご主人マジパネェっス!】

【箱?】

 

ラプラスの箱の存在を知らないセイラはニコ達の会話を聞いて疑問符を浮かべる。

 

【そうね、ニコの保護者である貴方には別に教えても構わないわね。どうせニコから聞き出せるのだし……ラプラスの箱は】

【クッソしょうもない石碑です(断言)】

【しょうもないって……まあ貴方の気持ちもわかるけど】

 

マーサは溜め息をつきつつもセイラにラプラスの箱について説明したのであった。

 

【ああそれと、箱の確保のついでにジオンの姫君……ザビ家最後の生き残りであるミネバ・ザビを保護したのだけど。ニコ、貴方の保護者と話がしたいらしいのよ】

【え、それは別にいいですけど、セイラさんってザビ家の人と面識あったの?】

【いえ、面識はないわね……おそらく馬鹿者の事だわ】

【馬鹿者が誰のことかわからないけど、お姫様ったらにこやかな顔して内面はお怒りの様子だったわ。仮に会ったら手が出るんじゃないかしら?】

【なにやったんだよエドワウのオッサン】

 

 

 

 

 

<人物紹介>

●プルツー(ニコ)

→三者面談になったが前世ホモガキが女傑達の会話に立ち入れるわけがなく傍観者となっていた。マーサからクェス以外にも弟子を取るか育成機関を創設しろと言われ頭を抱え込む。

 

 

 

●セイラさん

→マーサと対面して話し合い完全に納得したわけではないが、とりあえずニコ達は厚遇されるとわかった。ラプラスの箱について正体を知ったセイラさんは、あまりにもしょうもない内容に溜め息をついた。

 

 

 

●マーサ・ビスト・カーバイン

→とりあえず未来を変える為に色々と介入している。ニコ達の力を使って自分の権勢を強化するも、それ以上に苦労している。ちなみにセイラさんの事は気に入ったが同志にはなりそうにないので内心惜しみつつも諦めた。

 ニコに後継者を作る為に育成機関を創設しろと無茶ぶりをする。まあニコにはニュータイプ育成に集中させ、事務作業等については自分の部下を派遣するつもりである。

 しかし極秘に育成機関を創設しようとしたら地球連邦議会議長に干渉され、地球連邦政府とアナハイムが合同で運営する事になった。一体誰ップの仕業なんだ……マーサとしては少し気に食わなかったが、いずれ協力させるつもりだったしいいかと割り切った。

 

 

 

●○ェダイ(仮)

→マーサから弟子を取るよう言われたニコが口走った言葉がそのまま採用されそうになっている。ニコとしては○ェダイという名は恐れ多いので別の候補を探す予定。

 

 

 

●ラプラスの箱

→いやあラプラスの箱は強敵でしたね……フル・フロンタル率いる袖付きを含めたジオン残党が壊滅状態であり、そこにニコとクェスの未来視によるサポートがあったので、ラプラス事変自体が起きず特に大きなトラブルもなくマーサがラプラスの箱を確保した。マーサは今までと同じように箱を厳重に保管するつもりである。

 

 

 

●ユニコーンガンダム

→(この世界では存在し)ないです。第二次ネオ・ジオン抗争が大幅に縮小しアクシズ落としもなく、アクシズショックが起きなかったのでUC計画自体が存在しないのだ。

 

 

 

●バナージ

→ラプラス事変がないのでトラブルに巻き込まれる事なく学生生活を過ごしている。え、オードリー・バーン?誰なんですか?(困惑)

 

 

 

●ミネバ・ザビ

→赤い彗星が突如失踪して大変だった。自称赤い彗星が来た後も大変だった。本第二次ネオ・ジオン抗争でジオン残党が壊滅状態となった後も大変だった。本当に大変だった。その後潜伏していた。

 エドワウについてはジンネマンが必死に調査した結果最近になって判明したものの、ラプラスの箱の件で不本意ながら巻き込まれマーサに保護された。ダメ元で頼んでみたらOKをもらえたので、文句の一つくらい言うつもりである。

 勝手に失踪したエドワウには少し怒っているものの、何か事情があったのだろうと思っていたが、ちゃらんぽらんなエドワウと再会して宇宙猫になった。




今後は少しずつ投稿していく予定ですがよろしくお願いします。
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