【】はテレパシーで会話している設定です。
宇宙世紀0096年、アナハイム・エレクトロニクスが管理するコロニーであるインダストリアル7の教会にてアルベルト・ビストとマリー・マスの結婚式が行われていた。
「おー、なかなか立派な教会だな。しかし一応知り合いとはいえまさか俺を招待するなんて、ここにいるのは場違いな気がするなぁ」
結婚式に招待されたジュドー・アーシタは、小規模ながらも立派な結婚式を見て感嘆の表情を浮かべる。かつて
しかしジュドーが結婚式に参加したのは彼女達から招待されたのもあるが、もう一つ理由があった。
【ごめんねジュドー、私達の我儘に付き合わせちゃって】
【ごめんねー】【ありがとうね】【ありがと】【綺麗な教会だねー】【早く始まらないかな?】
「別にいいって、プル達の気持ちはわかるしな」
ジュドーの傍では一般人には見えないがエルピー・プルとプルシリーズの霊達がおり、ジュドーのNT能力を介して
【ほんとうはプルツーにお願いしたかったんだけどね~。自分じゃ無理だからジュドーに頼めって言うんだよ?ひどいよプルツーは】
【そーだそーだ】【薄情者ー】【夢に出て来てやろうかな?】【やめときなよ、変な男の人を呼ばれるだけだよ】【あっ、そうだね……】
「ニコの奴、俺に丸投げするつもりだったのかよ。まったくアイツは…………いや、まあ今回は仕方ないと思うけどさ」
ニコに呆れていたジュドーだが、新婦側の参列者の様子を見て苦笑する。
「グズッ、ヒグッ、マッ、マリー……!マリー、マリーっ結婚おっおめっ……ヴォアアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァァ……!」
「師匠落ち着いて!まだ結婚式始まってないのに今からその調子じゃ持たないよ!」
「わがっでる、わがっでるよォォ~~~ッッ」
【……うん、確かに今のプルツーじゃ無理だね】
【あらら】【スゴイ事になってるや】【感無量って感じ】【今はそっとしてあげようか】【そうだね】
そこには人目を憚らず号泣しているニコがクェスに介護されていたのであった。
その後結婚式が始まり、祝福ムードの中結婚式は進行していった。
【トゥエルブの旦那さんになるオジサン、優しそうでいい人だね】
【うん】【でも少したよりなさそう】【まあ大丈夫じゃない?トゥエルブが結婚してもいいと思ったんだし】【そうかな?】【そうだといいね】
「ああ、俺の勘だけどあのアルベルトって人は悪くないと思う。ニコが認めた相手だしマリーを幸せにしてくれるだろうさ」
「アルベルトさんの父親の人が喜んでいるけど、ちょっと困ったような笑顔を浮かべてるな」
【息子さんがロリコンだったからじゃない?】
【まあねー】【ロリコンはダメだよ】【プルツーが娼婦やっていた時のロリコン達を思い出すね】【コラ!流石にあの人達と比べるのはアルベルトさんに失礼だよ!】【あっゴメン】
「ロリコンって……うん、客観的に見ればそうなるけど」
【【【【【【キス!キス!キッス!キッス!キース!】】】】】】
「五月蠅いな、周りに迷惑だぞ……いや俺やニコ達にしか聞こえてないけどさ」
【アッハハハハ!あの人の余興おもしろーい!】
【わ、私ゆ、幽霊なのにお腹痛い……!】【赤い彗星の再来だ】【プルツー号泣しながら笑ってるー】【ケツアゴシャアにそっくりー】【まるで本物みたい!】
「いや本物だよ。相変わらずはっちゃけてるなぁエドワウさん。セイラさんが頭抱えてるけど……ビスト家の人達凄い顔してるな。エドワウさんの正体を知っているのか、ならあんな顔にもなるよな」
色々あったが結婚式はつつがなく終了したのであった。
結婚式の帰り道、ジュドーはとある人物に話し掛けられていた。
「やあジュドー君、久しぶりだな。元気そうで何よりだ」
「エドワウさんも元気そうですね」
エドワウから話しかけられたジュドーは近況報告をした後雑談をする。
「そういえばどうだったかね、私の余興は?」
「プル達が抱腹絶倒でしたよ。身体がない幽霊なのに腹筋が攣りそうになってました」
「ほう、それはよかった。あの余興はアムロの結婚式でも披露したがなかなか好評でな。アムロやブライト達は形容し難い表情を浮かべていたが、招待客達からはまるで本物だと絶賛されたよ」
「まあ本物ですからね。似てない方がおかしいでしょ」
「ハッハッハ、確かにな」
和やかな雰囲気で雑談をしていたが、不意にエドワウは真剣な表情でジュドーにとある事を尋ねる。
「メアリーは、ハマーンはどうなのだ?」
「メアリーは大丈夫ですよ。エドワウさんが心配するのはわかりますけど、今のメアリーはもうアクシズ再興なんて考えてないです」
「ふむ、そうか。君がそう言うなら大丈夫だろうな。なら私から言う事はないさ」
メアリーは大丈夫だとジュドーから聞いたエドワウは安堵する。
「ジュドー君、君も知っているだろうがハマーン、いやメアリーは少し……いや、かなり愛が重いが一途に尽くしてくれる女性だ。彼女を捨てた私が言う資格はないのは自覚しているが、彼女を悲しませる真似はしないでほしい」
「そんな事しませんって」
その後も雑談をするジュドー達だったが、宇宙世紀の未来について話題が及ぶ。
「でも俺やカミーユさんがニコ達を手伝わなくていいんですか?何かできる事があれば」
「ニコから依頼されてないのだろう?なら君が心配する必要はない。もし君の力が必要ならニコが恥も外聞もなく頼み込んでいるだろうさ」
「……確かに」
自分達の力は必要ないとわかったジュドーは少し釈然としないながらも納得する。
「未来を変えようとするなら個人に出来る事はたかが知れている。未来を変えるのに一番必要なのは権力だよジュドー君。だからニコは月の女帝に取り入ったのだ。そして今では地球連邦議会議長も協力するようになった。彼らに任せればあの未来も少しはマシになるだろう」
「それはわかりますけど、大丈夫なんですかね?」
「あの未来を視れば政府の人間とて危機感を持つ。なにせ地球を死の星に変えようとする木星帝国、統制を失い私利私欲でコロニー同士が争う宇宙戦国時代、そしてエンジェル・ハイロゥによる地球圏を巻き込んだ集団自殺を救済の為だと本気で思い込んでいるザンスカール帝国……たった数十年先の未来であの有様だ。アレを視たら放置できないとわかるだろうさ」
「ああ、そうですね……規模が大きすぎて他人事じゃいられませんよね」
エドワウの言葉に納得したジュドーは思うところはあれど権力者達に任せる事にしたのであった。……結婚式が終わりメアリーと合流したジュドーは結婚式の様子を楽しそうに語っていた。そしてその後ジュドーを酔い潰したメアリーはジュドーを襲い既成事実を作るのであったが、それはまた別の話である。
<人物紹介>
●ジュドー
→マリーの結婚式に招待され参加する。色々あったがマリーの結婚を素直に祝福する人間の鑑であった。NT能力を使いプル達を立ち会わせていたが五月蠅くて少し閉口していた。
メアリーに襲われ既成事実を作られるも、「自分を大事にしろ!」とメアリーを説教した後は「これからよろしくな」と笑って受け入れた人間の鑑である。
●プル達
→エルピー・プルとプルシリーズ達。故人。妹の結婚式に参加したくてニコに頼み込んだが無理だと断られたので、ジュドーにお願いする事になった。マリーのウェディングドレス姿とエドワウの余興を見て大満足な様子であり、機嫌よくNT空間へ帰ったのであった。
●プルツー(ニコ)
→娘のように見ていたかわいい妹の幸せな結婚式に参加し号泣した。始まる前から号泣し、結婚式が始まっても号泣し、エドワウの余興を見て笑いながら号泣し、結婚式が終わった後も暫く嬉し泣きが止まらなかった。周囲から精神状態を少し心配されるくらい号泣していた。妹を泣かしたら脳イキさせるとアルベルトを脅すつもりだったが、そんな事を言う余裕がないくらい泣いた。甥か姪が生まれてもやはり号泣するだろう。
成人になってマリーの結婚式も終わったので、【ベッドの上の赤い彗星】シリーズを堂々と見るつもりである。今まで楽しみにしていたのでぶっ通しで見る予定。
●プルトゥエルブ(マリー)
→成人したと同時にゴールインしマリー・ビストになる。そして今まで我慢していたリビドーを解放したアルベルトを受け入れたマリーは無事妊娠したのであった。
●クェス
→マリーの結婚式を見て自分もこんな結婚式がしたいなぁと憧れる。結婚式ではニコの介護をし、結婚式の写真を熱心に撮っていた。
●アルベルト
→マリーとゴールインした。我慢していたリビドーを解放して大いにハッスルしたが夫婦なので大丈夫だ、問題ない。完全にロリコン扱いされるようになったが本人はもう気にしていない。一皮むけた彼は人間として成長し家族の為に頑張っていくだろう。
●ビスト家の人達
→アルベルトの結婚式に父親や叔母、そして最近になって認知された異母弟が参加していた。ニコを完全に味方に引き入れる事ができてご機嫌なマーサと、息子の成長は嬉しいがロリコンなのはちょっと……と微妙な表情を浮かべるカーディアス、いきなり結婚式に招待され困惑したが素直にアルベルトを祝福するバナージなど様々な反応があった。
ちなみにエドワウの余興を見てエドワウの正体を知るマーサとカーディアスは「なんだこれは……たまげたなあ」と宇宙猫になったが、事情を知らないバナージは「あの人本当にそっくりだなぁ」と感心しきりであった。
●エドワウ(シャア)
→相変わらずちゃらんぽらんなオッサン。結婚式の余興でやった赤い彗星の真似は大好評であった。かつてアムロの結婚式でもやって大好評だったが、アムロやブライト達からは後で説教された。解せぬ。ちなみにカミーユは爆笑していた。
未来については「ララァが大丈夫だと言ってたしまぁ何とかなるやろ。自分が出たら面倒な事になるし黙って見守るか」と吞気に考えている。
●ケツアゴ男優
→謎の投稿者による本物そっくりな赤い彗星のダンス動画によってネットでまた大盛り上がりとなる。一体誰ワウの仕業なんだ……
このブームいつまで続くんだろうかと思っているが、相変わらず謙虚な心で自分の仕事をこなす人間の鑑。迫真の演技は今も好評であるが、最近AV女優達との複数プレイが厳しくなってきて自分が年を取った事を自覚する。
今後は少しずつ投稿していく予定ですがよろしくお願いします。