【完結】プルシリーズってなんだよ(困惑)   作:すも

23 / 42
続きです。
タグを付けなかったせいで一部の人々に不快な思いをさせてしまいました。申し訳ありません。


堕ちろ!……堕ちたな(確信)

「火星への遠征?」

「ああ、ジオンマーズの討伐の為に我々ロンド・ベルが出撃する事になる」

 

ロンド・ベル艦隊の旗艦ラー・カイラムにて、艦長であるブライト・ノア大佐とMS隊隊長のアムロ・レイ大尉が今後の作戦について話し合っていた。

 

「急な話だ、しかし今度は火星とはな。随分と遠い場所に行くものだ」

「今回はロンド・ベルだけでなく、地球連邦軍から艦隊が協力する事になっている」

「俺達以外にも艦隊を参加させるだと?最近俺にHi-νガンダムが届けられた事といい、軍上層部は本気だな」

 

いつもの政府や連邦軍らしくない本気の様子にアムロは困惑する。

 

「一体何が上層部をそこまで駆り立てるんだ?」

「……アムロだから話すが口外するなよ。ジオンマーズは第二のモイライを造りだそうとしているらしい」

「ッ!?」

 

モイライ。地球連邦政府や連邦軍の極一部で呼ばれているニコ(プルツー)の異名……未来視という無法な能力を使う女性の名前が出てきた事にアムロは驚愕し、連邦政府や軍が何時になく本気を出す理由が理解できた。

 

「そうか、道理で上層部が本気なわけだ。彼女のような異能者が敵になったらゾッとする」

「ああ、戦場に出てくるニュータイプや強化人間よりも遥かに脅威だ」

「その情報は何処から……ああ、彼女から報告されたんだな」

「私も詳細は知らされてないが、恐らくそうなのだろう。上層部からはこう言われているよ、「まだ実用化はされていないから恐れる事はない」と」

「なるほど、ならば特に問題はないという事だな」

 

問題なく勝利すると教えられたアムロは緊張を解いてリラックスする。

 

「フッ、手を抜くんじゃないぞアムロ」

「子供じゃないしそんな事はしないさ……しかし未来視か。ニュータイプは刻を視る事ができると言うが、まさかここまで無法な使い方ができるとは。今の地球連邦は彼女のような異能が使えるニュータイプの育成に躍起になっている。俺のような戦う事しかできないニュータイプは価値が低くなったよ」

 

ブライトと雑談をするアムロは、数年前と比較してニュータイプが戦いよりも異能を重視されるようになった現状に複雑な思いを抱く。

 

「ニュータイプが戦いの兵器として戦場に駆り出されるよりはマシだと思うが……大丈夫なのか?」

「アムロ、そう心配しなくていい。彼女達には頼れる周囲がいるし問題ないだろうさ」

「そうだな、一応シャアもいるしな」

「…………ううむ、今の彼は役に立つのだろうか?」

「プッ、ハハハッ!ひどい事を言うなブライト。いや、俺も同じ事を考えたけどな」

 

エドワウの存在に言及され少し笑ったアムロはリラックスした様子でブライトと会話するのであった。

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん、なにやってるの?」

「すみません……」

「もっと自分を大事にしてよ」

 

一方で、ニコはマリー(トゥエルブ)から説教されて涙目になっていた。

 

「ここまでにするけど、この後セイラさんが来るからお姉ちゃんも覚悟した方がいいよ。笑顔で怒っていたから」

「ヒィン」

 

セイラからも説教されると聞いたニコは遂に泣き出すのであった。

 

 

 

「ニコ、貴方馬鹿者が伝染ったのかしら?」

「アルテイシア、それは流石に酷いと思うぞ。私は冤罪だ」

「馬鹿者は黙りなさい」

「むぅ」

 

その後セイラからの説教が始まりニコは正座しながら聞いていた。

 

「ニコ、貴方はもう大人です。本来なら男女間の問題について口出しするつもりはありませんでした」

「はい……」

「しかし経緯を聞いたらそうも言ってられません。男を部屋に招き酒盛りした挙げ句、AV鑑賞したらムラムラして致した?貴方馬鹿なの?」

「すまんニコ、コレについては何一つ擁護できん。客観的に見て不用心過ぎるぞ」

「ヒィン」

 

セイラとエドワウから「お前なにやってんだ」という呆れた視線を向けられてニコは泣き出す。自分でも何をやっていたのかと後悔していたのだ。

 

「貴方避妊はしたの?」

「していませんでした……初めてでしたが気持ちよかったです……」

「貴方馬鹿なの?それと感想は聞いてません」

「はい……」

「もし妊娠したらどうするつもりなの?」

「いや、多分大丈夫ですよアハハハハ。未来を……視て……も……おいマジかよ

 

多分大丈夫だろうと軽い気持ちで未来を一瞬だけ視たニコは予想外の未来を視て顔を青くする。

 

「す、すみません。ちょっと気分が悪くなったので部屋で休みます」

「………………ハァ、少し頭を冷やしなさい。今後どうするかしっかり考えるのよ」

 

事情を察したセイラは溜め息をついてニコを解放したのであった。

 

「ふむ、若さ故の過ちか。私が彼氏の方を連れてこよう」

「あら、馬鹿者にしては気が利くわね」

 

 

 

「どうすっかなぁ俺もなぁ~……どうすっかなぁ俺もなぁ〜」

 

自分の部屋に戻ったニコはベッドで転がりながら悶絶していた。

 

「○次元殺法コンビの言葉が思い出されるわ〜。いやたった一度でデキるとかこんなの絶対におかしいよ!淫○厨でホモガキの私が母親になるってさぁ!無理だろオイ!」

 

ニコの視た未来では、赤ん坊を抱えた自分が幸せそうに笑っていたのであった。

 

「いや無理、もぅマヂ無理。なかった事に……いやでも幸せそうだったな……前世が男だったと言っても、この身体に生まれてから色々と濃密な経験があり過ぎて前世が霞むんだよな。今更前世が男だからといっても、今は女だし関係ないだろ」

 

ひとしきり喚いた後冷静になったニコは今後について考える事にした。

 

「千○ォ!じゃないんだから子供に罪はないよなぁ〜。アルス君クソかわいいし、生まれるであろう子供もきっとかわいいんだろうな」

「ニコさん」

 

「…………よし、産むか!男は度胸、なんでも試してみるものさって阿○さん言ってたしな。いや私女だけど」

「ニコさん」

 

「金は幾らでもあるし養育には問題ないな。フォースの力で赤ん坊の気持ちも見通せるし子育ても余裕だろ多分。カロッゾさんには迷惑をかけるわけにはいかないから一人で育てるとして……修行の片手間でも子育てはできるな。なんだ思ったより簡単じゃないかアッハッハ!」

「ニコさん、僕はそんなに頼りなく見えますか?」

「いやそんな事はないぞ。真面目で心が綺麗な人だとわかってるし………………えっ、なんでいるの?」

 

半分自棄になったニコは、ふと気が付けば鍵を締めたはずの部屋にカロッゾがいる事に驚く。

 

「いや本当になんでいるの?鍵かけたはずなんだけど」

「貴方の保護者だというエドワウさんが僕をここへ連れてきてくれたんです。鍵はエドワウさんがあっさり開けていました」

「マジかよスゴイなエドワウのオッサン」

 

元赤い彗星であるエドワウの手際の良さにニコは感心する。

 

「一人で育てるなんて言わないでください。僕は責任を取りますよ」

「いやそれは申し訳ないと言うか……客観的に見て自分が悪いし、幹部候補生として将来があるカロッゾさんを束縛するわけには」

「そんな事気にしなくていいですよ。ニコさんと生まれてくる子供の方が大事に決まってます」

「フェッ!?」

 

カロッゾが真剣な表情で見つめてきて、ニコは思わずドギマギしてしまう。

 

「ニコさん、貴方は素敵な女性だ。過酷な生まれでも他人を思い遣る事ができて、自分より他人の幸せを優先できるなんて素晴らしい人です」

「えっ、あっ、うん」

 

「僕としても貴方と共に今後の人生を歩めるなら素晴らしい事だと思います」

「お、おおぅ」

 

「ニコさん、単刀直入に言います。僕は夫として貴方の側にいたいのです。ダメですか?」

「アバッ、アヴァヴァヴァ……」

 

乙女ゲーに出てくるような美青年であり、内心悪くは思っていなかったカロッゾから告白されたニコは完全にテンパっていた。昨日から怒涛の展開が続いているのもあり、何時のような巫山戯た態度を取る余裕もなかった。

 

「うぇ、うぁあ、うぅ………………よ、よろしくお願いします?」

「はい。こちらこそよろしくお願いしますニコさん」

 

そしてニコは勢いのままカロッゾの告白を受け入れるのであった。

 

「ふむ、一件落着だな。なるほどニコが選ぶだけあってカロッゾ君は中々いい男なようだ。ニコ、結婚式でのスピーチは任せたまえ」

「いやです(即答)」

「ニコ、即答で拒否されると私でも傷つくぞ」

「余計な事はしなくていいわよ馬鹿者」

「アルテイシアまでそう言うのか……解せぬな」

 

一部始終を見ていたエドワウは祝福しつつ張り切っていたが、ニコとセイラから塩対応され少し凹んでいた。

その後ニコが結婚すると伝えられたクェス達が宇宙猫になったり、結婚式でエドワウが赤い彗星の余興をしてセイラに引っ叩かれたりしたのであった。

 

 

 

 

 

<人物紹介>

●プルツー(ニコ)

→性自認男のホモガキから、性自認が女のホモガキで妻で母親になった。元々クローン幼女兵士になってから怒涛の人生を送っていたことで前世の事があやふやになり、女としての意識が出たところへカロッゾと致した事で天秤が女性に大きく傾いた。そして妊娠判明からのカロッゾの告白で完全に堕ちた。

 今後淫○厨でホモガキの成分は子供の教育に悪いという事で控えめになるが無くなるわけではない。魂からホモガキなのだから仕方ないね♂

 

 

 

●カロッゾ

→責任を取る事にした美青年で男の中の男で人間の鑑。ニコの奇行については苦笑しつつもかわいいと思っている。

 そんな彼でもエドワウがかつて赤い彗星で、今はケツアゴシャアのMAD動画を投稿していると聞いた時は宇宙猫になった。

 

 

 

●エドワウ(シャア)

→「へー、ニコにも春が来たんだなぁ。カロッゾ君はニコが選ぶだけあって真面目で優しくていい男だな。結婚式のスピーチは任せてくれ」

 ……と呑気に考えている。

 

 

 

●セイラさん

→世話のかかる子だと思いつつニコを祝福した。

 

 

 

●プルトゥエルブ(マリー)

→なんだかんだ上手くいったようなのでホッとする。マリーは姉の慶事を自分の事のように喜んでいた。

 

 

 

●地球連邦政府

→ジオンマーズとか放置してもよかったのだが、未来視できる奴を造ろうとしているとニコから聞いてビビる。未来視持ちが敵にいるとか冗談ではないので本気を出した。

 

 

 

●ジオンマーズ

→「ほーん、プルシリーズの生き残りがスゴイ事になってるのか。せや!自分達でも再現したろ!」余計な事をしようとしたら地球連邦を本気で怒らせてしまい、Hi-νガンダムに乗ったアムロ達にボコボコにされて壊滅する。

 

 

 

●アムロ達

→今日もロンド・ベルで地球圏の平和を守る為に働いている。アムロは仕事上家を空けることが多いので、まだ幼い息子と娘に顔を忘れられた事があってショックを受けたりした。

 ブライトの方はハサウェイが平和を謳歌し青春を楽しんでいる事を聞いて嬉しく思っている。

 

 

 

●ドレル(仮)

→ニコとカロッゾが致した結果できた。NTとしての能力が無駄に高い母親の影響で優秀なNTになれるだろう。

 セシリー(仮)もすぐにできると思われる。というか二人で済むのだろうか。




今後は少しずつ投稿していく予定ですがよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。