【完結】プルシリーズってなんだよ(困惑)   作:すも

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続きです。


なんだこのオッサン(困惑)

「あの新作パフェ美味しかったねお姉ちゃん」

「お、そうだな(肯定)でもんにゃぴ……やっぱり私は王道を征くチョコパフェが一番ですかね」

 

ニコ(プルツー)マリー(トゥエルブ)が売春宿に転がり込んで一年半が経過していた。今日もロリコン共の相手をして疲れたニコ(プルツー)は妹と一緒に美味しい夕飯と新作パフェを食べて満足な様子を見せていた。

 

マリー(トゥエルブ)は今の生活に慣れたか?」

「うん、店主さんには親切にされてるし今の生活に不満はないよ。いつもありがとうねお姉ちゃん」

「どういたしまして。まあクソ婆は私が怖いから優しくしてるだけだろうけどな」

 

今の生活について2人は悪くないと考えていた。ニコ(プルツー)としてはロリコン共の相手をするのは少しウンザリするが野〇先輩達を思い浮かべて対応すればいいだけだったし、客が出した金は半分もらえたので金銭的には余裕が出来て少し贅沢をすることも出来ていた。それに可愛い妹が自分を慕って懐いてくれるのは嬉しく思っており、仕事を頑張る原動力になっていた。

 

マリー(トゥエルブ)は自分の為に姉が一生懸命働いてくれている事を理解しいつも感謝していた。甘えてばかりの現状に少し不満もあり、自分も姉の役に立ちたいと思い色々と提案したが「そんなことしなくていいから(懇願)」とやんわりと窘められていた。

 

「ねぇお姉ちゃん、私にも淫〇ってやつを教えてよ。私も〇夢ごっこをしてみたいんだ」

「やめなよマリー(トゥエルブ)!宇宙世紀で淫〇ごっこをするのは恥ずかしい事なんだよ!」

「え?でもお姉ちゃんはノリノリで使っているじゃないか」

「あっそっかぁ(池沼)……私は別にいいんだよ!」

 

しょうもない話をしつつも2人の表情は明るかった。

 

「この調子で金を貯めて身分を買うとしようか。この調子でいけばすぐ貯まるやろ」

「そしたらお姉ちゃんもあんな事しなくて済む様になるね。その後は何処に行こうか?」

「とりあえずこのクソみたいなコロニーから離れるのは確定として、治安の良いサイド6とかフォン・ブラウンとか悩むな~。いっそのこと地球もいいかもね……まあすぐ決める必要もないしゆっくり考えようか」

「そうだね!」

 

色々と問題はあれど戦場から逃げ出した時のどん底状態に比べたら遥かにマシな現状にいた2人は明るい未来を想像していた。……居候先の売春宿に戻るまでは。

 

 

 

「君達が、そうなのか?」

「貴方誰?」

「なんだこのオッサン(困惑)」

 

売春宿に戻ってきた2人を待っていたのは髭面の中年男性であった。

 

「いつものロリコン共とは雰囲気が全然違う……おいクソ婆!チクったな!脳イキさせなきゃ(使命感)」

「違うよ!?脳イキはやめておくれよ!そのお客さんは噂を聞いて来たらしいよ」

「ほんとぉ?」

「ああ、彼女は関係ない。ここに来たのは君達に会うためだ」

 

スベロア・ジンネマンと名乗る中年男性は2人の目線に合わせて屈みこみ真剣な表情で話しかけてきた。

 

「私達はとある噂を聞きつけてここに来たのだ。顔が瓜二つの少女達が不思議な力を持っていると。半信半疑で訪ねてみたが……まさかプルシリーズの生き残りがいたとは」

「なんでバレたし。客の記憶は改ざんしてるしクソ婆には口止めしてたはずなのに……あっ、チンピラ共を蹴散らした時かぁ。そういやそのまま放置してたわ」

「お姉ちゃん偶に抜けてる時があるよね」

「ごめんマジで……マリー(トゥエルブ)

 

自分の落ち度を自覚し落ち込むニコ(プルツー)マリー(トゥエルブ)にテレパシーである指示を出す。そんな彼女達の様子に気付く事なくジンネマンは話を続ける。

 

「単刀直入に言おう。私達に付いてきてほしい。私達は君達2人を保護しに来たのだ」

「お、そうだな(相槌)」

 

「君達は誰の力も借りたくないのだろうが、たった二人ではいずれ限界が来る。ニュータイプである君達を連邦政府やニュータイプ研究所の人間が放置するわけがない」

「お、そうだな(相槌)」

 

「我々が君達を保護しよう。少なくともこんな売春宿で無為な時間を過ごすよりはマシだと保証する」

「お、そうだな(相槌)」

 

ジンネマンの話を聞き終えたニコ(プルツー)は笑顔を浮かべてこう答えた。

 

「私達を作ったジオンの連中を信用できるわけないだろバーカ!お前らよりそこのクソ婆の方がマシだから!もう戦いたくねぇんだよこっちはよぉ!オラァ脳イキィ!」

「あ、あぁ~~ッッ♡♡♡」

 

中指を突きたてつつニコ(プルツー)はジンネマンと売春宿の前にいたジンネマンの部下達を脳イキさせたのであった。

 

「へッ、ダンディなオッサンもアヘ顔晒せば見てられないな……マリー(トゥエルブ)!周囲の気配は!」

「ん、今倒れた人達で全部だと思う。周囲にはバレてないよ」

「よーし、じゃあ逃げるぞ!……おうクソ婆ァ!余波に巻き込まれてたけど無事か!巻き込むつもりはなかったんだけどな!」

「こ、これが無事に見えるのかい……?」

 

脳イキの余波に巻き込まれたクソ婆はよろよろと立ち上がる。

 

「うん、無事だな!という事で私達逃げるから!クソ婆はコイツ等を好きにしていいよ!」

「ああうん、さっさとどっかに行っておくれ……退職金代わりに金を渡すから今後関わらないでおくれよ」

「え、金くれんの?ラッキー!急いでいるからあくしろよ」

「しまった、言わなきゃよかった……」

「あくしろよ!」

 

ニコ(プルツー)に急き立てられたクソ婆は金庫から金を出してニコ(プルツー)に渡す。

 

「その、お世話になりました」

「じゃあなクソ婆!達者でな!出来れば足を洗って真っ当に暮らせよ!」

「それが出来たら苦労しないよ、さっさと行きな」

 

荷物を持ってきたマリー(トゥエルブ)と合流し、ニコ(プルツー)達は慌ただしく売春宿を出る事になった。

 

「お姉ちゃん、何処に行こうか?」

「んまぁ、そうっすね……とりあえず貨物船に潜り込もう。何処に行くか考えてないけど金もあるし何とかなるでしょ」

 

行き当たりばったりであったが何とかなるだろうとニコ(プルツー)は楽観的に考えていた。そんな姉の様子をみて不安な気持ちが少し晴れたマリー(トゥエルブ)は今後も上手くいけばいいといるのかどうか定かではない神に祈ってみる事にしたのであった。

 

 

 

 

<人物紹介>

●プルツー(ニコ)

→折角向こうから来たジオン残党SSRを拒否したアホの子。でも自分達クローン幼女兵士を作ったネオ・ジオンとジオン残党に不信感を持っているのでどの道付いて行くわけがなかった。原作知識を持ってないのでそうなるのも仕方ないね♂

 

 

 

●プルトゥエルブ(マリー)

→姉に付いて行く形となったが、姉なら何とかしてくれるだろうと信頼しているためそこまで心配していない。

 

 

 

●クソ婆

→厄介者が自分から消えてくれてホッとしている。今更生き方を変えられるわけもないので売春宿は続ける。ジンネマン達については自分も後ろ暗い事をしているし、もうこれ以上厄介事に関わりたくないので通報せず見なかったことにした。

 でもグローブビデオが見つかってジンネマンに詰められ冷や汗をかいたがクソ婆にはいい薬である。

 

 

 

●ジンネマン

→後のバナージのお父さん。ジオン残党SSRであったが原作知識のないニコ(プルツー)にわかるはずもなく逃げられた。脳イキされて1時間ほど痙攣していたがニコ(プルツー)達を恨んではおらず、「もう戦いたくないんだよ!」という言葉を聞いて自分が軽率だったと反省していた。

 でもグローブビデオの件は別なのでクソ婆を問い詰めて販売先の一つを潰した。




今後は少しずつ投稿していく予定ですがよろしくお願いします。
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