汝らキヴォトスで何をなす?   作:ビヤーキー

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気分がいいので一日に2話も投稿しちゃいます!




アビドス砂漠からの救出〜土下座を添えて〜

 

 

 

 

───アキトside───

 

 

 

 

朝7時頃、眩しい太陽で目を覚ました、雲一つもない空一面の快晴にどこまでも続いていきそうなだだっ広い砂漠、寝惚け眼をこすりながら体を起こした、昨日の夜、正義実現委員会の備品(クルマ)を盗み出し、その勢いでアビドス砂漠に直行し車の中でそのまま寝たというところまで思い出した、ミネ団長に怒られることより何より、トリニティの入学取消とかになったら嫌だなってかそうなると面倒臭いがそこはもう腹を括るしか無い、とりあえず今はただコハクを助けることだけを考えないと、今日昨日で間に合わないってのはないと思うけど、早いに超したことは無いからな

 

 

 

そう思いクルマにエンジンを掛けアクセルを踏み込み何も無い砂漠の砂の上を一般的な車より少し太いタイヤの後をつけながらおそらくコハクが居るであろう枯れたアビドスオアシスから3kmのところにある日陰になる所向けてしらみ潰しに回っていく、時間は掛かるしそれも物凄く面倒くさい作業、肉体的、精神的共に酷い作業、しかし、頑張る以外に出来ることも無く、時折何でコハクの為にこんな事やってんだろと考えたりするが、そんな悪い考えを首を横に振ってアクセルをさらに強く踏み込み邪念を消し飛ばす

 

 

 

コハクを探し回り続け、空がオレンジ色に染まる時間帯になった時、ようやく2人の人影をかつて栄えていたであろう廃ビルが連なっている廃屋群に見つける

 

 

 

 

 

───コハクside───

 

 

 

時は少し遡る、日が登り太陽の位置がちょうど頭のてっぺんを通り越して目線より少し高い位地になった頃の小話

 

 

「ねぇ、コハク君?」

 

「……」

 

「ねぇってコハク君」

 

「…なんすか?」

 

「動いてないのに暑いよぉぉー〜」

 

「ねぇユメパイセン、気が滅入りそうになるからそういうこと言うのやめてくれない?」

 

「ひぃーん、でっ、でも!暑いんだからしょうがないじゃん!」

 

「暑いのは分かってるよ!気が滅入るから口に出すなって言ってんだよ!」

 

「でも、コハク君全然暑そうじゃないんだもん!」

 

「道連れかよコノヤロウ、ふざけんなよマジで!」

 

「そ、そんなことないもん!」

 

「……辞めましょうユメパイセン、不毛です」

 

「うん、やめようか」

 

「……」

 

「……」

 

この人会話下手くそか!なんで会話のカードがお見合いの初歩みたいな内容しかないんだよ!

 

「あの、そういやなんでアビドスの枯れたオアシスに行こうとしてたん?」

 

「……えっとね、学校の後輩と喧嘩しちゃって、それで、仲直りのためになにか出来ないかなって思って、そしたら、枯れたオアシスに宝物があるって聞いて、それで」

 

「それで、その宝物を掘り起こそうと急いで準備もせず行ったら、遭難して、でかい蛇殺されかけたと?」

 

「うん、」

 

「それは、運が無かったね、生きてるし、まぁ、仲直りくらいはできるんじゃない?だって、ユメパイセン、後輩に謝る気あるんでしょ?」

 

「うん」

 

「じゃあ……、いや、辞めるか、うん、俺がなんか言えるもんじゃないわ」

 

「えぇ〜!そこでやめちゃうの!?」

 

「もちろん、俺が口出しできるような内容じゃないんで」

 

「あそこまで聞いてその態度は酷くない?」

 

「俺の答えが聞きたいなら、まずは、ユメパイセン自身でその問題を解決してからだぞ」

 

「ブー、ケチい」

 

「はっ!ケチで結構!」

 

こんな感じで、時間を過ごしていった

 

 

 

そして、日が傾きかけた頃、遠くから黒い車がエンジンをふかしながら時速約70kmくらいでやってくる、2人を視界に入れたのかクラクションを鳴らしながら近付くにつれて減速していっているのがわかる

 

 

やがて車が完全に停車し運転生から白いコートを着た長身の男が降りてくる、顔は逆光になっており見えないがおそらくアキトだろうなとわかる、ただ、アキトを見た事ないユメパイセンは少し恐怖しているのがみてとれる、そんなことも露知らずアキトは余裕がある様子ではなく小走り気味で近付いてくる

 

 

 

「コハク!」

 

「焦りすぎワロタww」

 

「笑ってねぇで荷物まとめてさっさと乗れ、時間が無い、やらかした」

 

「バカ乙」

 

「うるさいなぁ、さっさと荷物まとめてこい、あとついでにユメ先輩にも声掛けてこい、俺は先に車で待ってる」

 

「はいよ、だってさユメパイセン」

 

「ねぇ、コハク君あの子ほんとに大丈夫なの?なんか、あんまりいい子には見えなかったんだけど、」

 

「大丈夫よ、アイツは女関係以外はほぼほぼパーフェクトだから」

 

「そう?ならいいんだけど」

 

「さぁ、ユメパイセン、さっさと行くよ、急がないとあいつマジで置いてくんで」

 

「うそぉ!待ってよコハクくーん!」

 

 

 

 

───アキトside───

 

 

 

 

「それで、お前はなんでそんなに焦ってんだ?」

 

十分程度で車に乗り込んだコハクがそう聞いてきた

 

「この車を返さなきゃ行けない」

 

「それはお前のじゃないのか?」

 

「俺達がこっち来てからまだ1週間弱だぞ?帰るわけねぇだろ、盗んで来たんだよ、トリニティの治安維持組織から」

 

「具体的にどれくらいやばいのそれ?」

 

「アメリカでパトカー盗んだレベル」

 

「なにやってんのお前!?」

 

車の中なのに立ち上がる程の勢いでコハクが驚く

 

「お前を助けるため仕方なくだ、誰が好き好んで犯罪するんだよ」

 

「それはそうだけど、でもお前それ大丈夫なのか?返しに行くって言っても、その治安維持組織が盗難車を探し回ってるところだろ?」

 

「全く大丈夫じゃないから急いで帰って土下座して返すんだよ」

 

大変そうだな(ざまぁ)

 

「本音出てるぞ」

 

「おっとつい、だけどそれお前大丈夫なの?最悪、窃盗罪で捕まりそうだけど」

 

「……1回までなら許容範囲内だからセーフ」

 

「ギリギリなんだな」

 

「こればっかりはしょうがない、割り切るしかない」

 

 

 

そんなことを話していると直ぐにアビドスのまだ栄えている市街地へとやってきた、そこで、後ろで寝ていたユメ先輩を叩き起して、アビドス高等学校の校門前で下ろして直ぐにゲヘナへ入った

 

 

 

「そういやお前、バディの奴と連絡先交換してないの?」

 

「いや、やってるよ」

 

「じゃあそいつの所まで送るから連絡して場所教えて貰え」

 

「了解」

 

 

 

「連絡ついたわ」

 

「おっけ、どこいるって?」

 

「今向かってるって」

 

「は?」

 

 

 

車の窓がノックされる、窓から外を見ると真っ白の長髪が特徴的な車の中からでもわかる低身長……分かる、分からないはずがないブルーアーカイブをやっている奴ならみんなが大好きな、圧倒的なまでの人気を獲得している生徒、空崎ヒナ

 

おいおいおいおいおいおいおい、マジかよ、ウッソだろお前

 

 

「おい、コハク、お前のバディの名前言ってみろ」

 

「えっ、急に何?空崎ヒナだけど、それがどうしたの?」

 

「そいつ、将来の、いや、もしかしたら現時点でもキヴォトス最強だぞ」

 

「は?」

 

「ほら、さっさと行ってこい」

 

 

冷たく言い放ち、コハクが外に出た瞬間にアクセルを全力で踏み込み急いでトリニティに戻る

 

 

愛でるだけならいいけど、目の前に来ると怖いからね仕方ないね

 

 

 

その後アキトは急いでトリニティまで帰り正義実現委員会の車庫にて、車庫番の生徒と委員長、副委員長に土下座をしているキヴォトスじゃ珍しい男子生徒の姿が見られていたらしい

 

 

後日、アキトは無事にトリニティに入学、その後ミネについて行く形で救護騎士団に入団、基本ミネとツーマンセルで救護を繰り返しそのうち1年半が経過ミネが3年の先輩の推薦で救護騎士団団長にミネの補佐を行っていたアキトもその流れで副団長に、次第に「ミネが壊し副団長と騎士団が治療する」と呼ばれ始める、ただ、後輩の教育にも精を出したり、負傷者の回収を積極的にやったので一般トリニティ生にはいい印象である

 

 

 

トリニティ入学後もミネとふたりで暮らしており救護騎士団のトップ2人はできているというのはトリニティの当然の事実として扱われた

 

 

 

度々、モモフレンズのショップではしゃぐミネ団長とそれの付き添いをやって普段は魅せない優しい笑顔を見せている副団長の仲睦まじい姿が見られるという

 

 

 

 

ちなみに、正実から少しマークされてしまったのはしょうがないと割り切った、まぁ、事情説明したらツルギには同情された、やっぱあの子優しいよ

 

 

 

 






ゲヘナとトリニティの導入は終わりです、残りはミレニアム組、この調子で頑張りたいと思います
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