汝らキヴォトスで何をなす?   作:ビヤーキー

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ようやくミレニアム過去編です、戦闘は基本ないですユルシテ




ミレニアム組のお話

 

 

 

 

 

 

───ユウマのノート───

 

 

ミレニアムに入学してから1ヶ月、無事公式には俺とリオ2人しかいない『ガイアメモリ合同研究部』というのを発足した。合同というのは、他学園のアキトとコハクが手伝ってくれているからだ、いくら手伝ってくれていると言っても実際に入部してる訳じゃないがアキトは資金援助、コハクは実験台として手伝ってくれているから一応は在籍しているという扱いだ。

 

そして、ガイアメモリの研究を始めるのは今日からだ、コレは実験のメモとしてこれからちょくちょく書いて行こうと思っている。

 

とりあえず今日の出来事だ、リオのスタンドから俺たち4人に最も適している記憶の選定から。1日では終わらないと聞いた最悪1ヶ月かかるらしい。

 

案の定今日一日では終わらなかった、明日もまたこれだろう、地道な作業だ、だがこれが一番大事らしい。俺には分からない。

 

 

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1ヶ月がたったようやく決まった、

コハクはクリプトグラムメモリ、アキトはエデンメモリ

リオはミステリーメモリ、おれはパラドックスメモリ。

 

どうやって決まるのか、俺には理解出来なかった。

 

リオが言うには「持ち主を決めているのは俺たちじゃなくてメモリだから」らしい、全くわからん。

 

 

 

問題発生、記憶(メモリ)を入れるケースがないらしい、この前変身のイメージイラストを見せてもらったけど、メモリが肉体に吸収?されてたから、おそらく人間、ていうか、生物の肉体に害の無い素材がないんだと思う、USBメモリに記憶(メモリ)を入れても上手く作動しないらしくそれも原因だと思う。─記憶(メモリ)の入ったチップ、てか、基盤もセーフじゃないらしい。

 

プラスチックやガラスなんかだと耐久力が足りないらしい、いっその事注射器みたいに記憶(メモリ)を肉体に注射する形にすればいいのに。

 

記憶(メモリ)を基盤にインプット、それをボタンを押して記憶(メモリ)を肉体に流し込めるようにそれこそほんとに注射器みたいに、って感じの説明をしたら採用されたぜ。

 

こう書くとほんとに薬物とかみたいな感じなんだなってようやく実感した。

 

 

 

 

 

雑に書きすぎて何が何だかよく分からないことに気がついたから改めてメモリのメモをする

 

1.加工が楽で一定以上の強度があり軽量である物質での作成

 

2.USBに加工しそれに記憶(メモリ)を保存する

 

3.仕様の際は起動ボタンを押したあと肉体に直接つけた差込口にUSBを押し当てて各記憶を肉体に移し、変身する

 

4.変身解除の際はUSBの起動ボタンを押して変身のときと同じように差込口にUSBを押し当てると肉体から記憶をUSBに移し替えることが出来る

 

 

 

 

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8ヶ月がたった、メモリのケースの試作品だったのがようやくギリギリ実用可能なところまで来た、長かった。

 

途中、エンジニア部という人達とセミナーの調月リオ─こっちのリオと被るので以下つっきー─という人に手伝ってもらった、というより俺達が予算会議や成果発表会に出席しないせいでそれの督促に来ていたつっきーと面白半分で見に来たウタハに俺たちを手伝ってもらった、いや、手伝わせたと言った方がいいのかもしれない、まぁどっちでもいい。あの時は本当に助かったな、あの後リオとつっきーは仲良くなったらしい

 

ようやくここまで来たんだ、あとは走り抜けるだけだと願いたい。

 

 

 

成功だ、メモリ─Tier3ガイアメモリ─の実験は成功だ、変身の仕方、変身解除に少し時間がかかるが、実用的と言える範囲だ。

変身完了までに30秒程しかかからないどちらかと言うと変身解除の方が時間がかかるっぽい。

 

Tire3というのは仮面ライダーに出てきたやつよりも肉体への害が少なくメモリブレイクも無いかららしい、メモリブレイクってなんだよ。

 

 

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研究開始から1年、ガイアメモリ試作品1号が完成した。

 

クリプトグラムメモリ、最初に作ったのには理由がある、暗号のメモリであるそれは残りのメモリを作る上で必須級のメモリ。

 

その能力は物事の暗号化とそれの記憶、そして記憶のアウトプット、今はリオのスタンドからの情報を手作業で暗号化させていたけど、このメモリを使うとこの作業を短縮できる!これでようやく妖怪MAX生活からおさらばだ!

 

ただ、1番最初のメモリ、身体にどんな影響が出るかも分からない状態での運用だから、コハクが暴走した時のためにC&Cのネルとアスナに来てもらう事になった、あぁ明日が楽しみだ!

 

 

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大成功!Tier3ガイアメモリは無事に運用可能だという結果が出た!

まあ、ちゃんと副作用はあるみたいだけど、許容範囲内だからセーフ

 

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一気に三本のガイアメモリを作ることになった、1本1本作ってると時間がかかりすぎるかららしい、まあそうだろうな。1本作るのに1年─ちゃんと生成に取り掛かってたのは4ヶ月だけど─かかってるからな、そっちのが圧倒的に楽。

 

 

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───リオside───

 

 

 

「休みだァァァ!」

 

 

 

両手を空に掲げ久しぶりの新鮮な外の空気を肺いっぱいに取り込む、春真っ只中の桜や梅の新鮮な花の匂いをゆっくりと吸いそして吐き出す、その一連の行動に心が洗われたような気がして、空き缶や書類や薬品、大型の機械が散乱している部室のことなんか一発で忘れてしまう気がした。

 

 

 

本来、部活の休日は生徒が決めることであるがガイアメモリ合同研究部というのは1年間成果の発表がなくそのため一時期解散の危機に陥っていたしかし、ミレニアムプライスという各部活が自分たちの作った発明品を競い合う催しがある、ということでそれへの作品の提出ということでセミナーから許しが出た。

 

 

 

それに出すスタッグフォンの開発をミレニアムプライスへの提出期限3日前に開始、その時既にガイアメモリ制作により三徹に突入している頃であったため提出した時にユウマと2人揃ってぶっ倒れてしまい、一切休まずに部室に籠っていたことがバレ、ユウマ共々セミナーからの3日間の活動停止を言い渡された。

 

 

 

ただまぁ、活動停止は完全に建前でその実俺たちふたりを強制的に休ませるのが目的だろう、ならば、せっかくの休み、楽しまなければ意味は無い。

 

 

 

ということで、久しぶりにゲームセンターまで来てみた、UFOキャッチャーや太鼓の形をした音ゲー、その他のアーケードゲーム機、メダルゲームなどがズラリと並んでいる、その数の多さに心が踊り橋から順番に席に座ってはワンプレーして隣の台に移る。

 

 

 

そうやって、人の少ないゲームセンターを一通り堪能し前の世界で少しだけやっていたゲームその名もストリートファイターII、いわゆるストIIである、これに関しては、説明しなくてもわかるだろう。

 

 

 

やっていたと言っても本当に少しだけなのだ、だいたい1ヶ月くらいだろうそのくらいして挫折してやめた思い出がある。

折角なので昼までNPC相手にコンボの練習をやろうと台に座りレバーを動かし、ボタンを押し、スマホでコンボを調べたりトイレや水分補給のため台を離れたりしながらゆっくり楽しみ続ける。

 

 

 

そうしてだいたい体感1時間くらいだろう、そのくらい経って昼飯をどうしようか考えてNPCの相手をしている時に乱入者がやってきた、まだまだ人様に見せることの出来るレベルまで上達はしていないが途中経過を知るには良い機会だと、昼飯のことなんか忘れて、モニターに目を凝らし手元に神経を集中させるとゲーム開始の音が鳴る。

 

 

 

ゲーム終了の音が鳴る、結果は惨敗だった、あまりにも強かった、同じキャラを使っていたはずなのにあまりにも練度が違った、違いすぎた、手も足も出なかった、まるで赤子の手を捻るかのように一瞬で勝負はついた、あぁ自分はまだまだなんだなという感情と、この人の強さの秘訣を聞いてみたい、という気持ちが重なり、妙な高揚感が心を支配する。

 

 

 

荷物を直ぐにまとめて、バッ!と席を勢いよくたち反対の台まで早足で向かう、すると、今、俺の事をボコボコにした人の姿を見つける。

 

 

 

赤色の長い髪に中学生ほどの身長そしてオーバーサイズの服を着た怯えた表情をした小柄な少女の姿があった。

 

 

「なぁ、君、さっきのは君で間違いないかい」

 

「はっ、はい」

 

「そうか、凄いな!どうしたらあんな動きができるんだ?そこまで行くのにどれくらいの時間がかかったんだ?少しでいい、少しでいいから教えてくれ!」

 

「ひゃっ、」

 

「いやっ、そうだね、こういう時は自分から名乗った方がいいな、俺の名前は新葉(しんば)リオ、ミレニアムサイエンススクールのガイアメモリ合同研究部所属の2年生だ、よろしく!」

 

そう言って右手を差し出す、そうすると赤毛の子はその手を弱々しく握り返し

 

「わ、わたしは、ミレニアムサイエンススクールの花岡ユズ、です、よろしく、お、お願いします」

 

そう、自己紹介をしてくれた。

 

 

────────────────

 

 

 

「……これってどうすればいいの?」

 

「それは、こうすれば」

 

「なるほど!」

 

 

ゲームセンターの新しい友人ユズにコンボの抜け方や持続のやり方を教えてもらって、昼くらいになった。

そのくらいの時間で程よくお腹がすいてきて、2人でゲームセンターから近いジャンクフード店で昼飯を食べることになった。

色々教えてもらったお礼として奢ってあげようとしたら、めちゃくちゃ拒絶された、それはもうほんとうに面白いくらいに、ただ、お礼はお礼として受け取ってもらわないと気がすまなかったから半ば強引に二人分の会計を済ませ先輩としての意地というものを見せてやったぜ。

 

 

 

その後、モモトーク─前の世界で言うLINEにあたるもの─を交換し昼ごはんを食べていくつかのUFOキャッチャーを楽しんで日が暮れた頃に解散になった。久々に満足のいく休日を送れたと思う、新しい友人ができて、ひたすらゲームをして、研究詰めだったから休みがどれだけ大事なのか身に染みてよくわかるいい機会だったと喜ぼう。

 

 

 







以上ミレニアムの過去編でした、他のところに比べると圧倒的に少ないですが、おそらく本編開始一発目がミレニアムになると思うので許してください。

あと、先生の性別って男か女かどっちの方がいいんでしょうかね?
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