『蝋塗れの手で』~元ガチ勢の俺が、ぬるま湯バトル部に入った結果、皆と「課題」に向き合うことになった話~   作:rairaibou(風)

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41-この夜を残したくて

 夏は最盛期を迎え、照りつける日差しがグラウンド全体を容赦なく焼きつけていた。

 

 昼間の練習では、上級生も下級生も、レギュラーも補欠も、ポケモンたちも人間たちも、その立場に貴賎なく、帽子やタオルで汗を拭いながら、こまめな水分補給を繰り返していた。

 

 スプレー式の冷却ミストを撒く者もいれば、氷水の入ったバケツに手や足を浸す者もいた。

 水タイプのポケモンをパートナーにしている部員は人気者になりながらも、同時にパートナーの体調を気にかけている。こおりタイプをパートナーにしている部員がいなかったのは幸か不幸かわからない。

 

 熱中症のリスクを避けながら、それでもなんとか予定されたメニューをこなしていく。炎天下の中でも手を抜かずに取り組むその姿は、間近に迫る大会への意気込みを感じさせた。

 

 

 

 

 西に傾いた日差しの中、ポケモンバトル部の部員たちは、部室棟の前で談笑していた。

 

「なあ、明後日って夏祭りじゃないスか? みんなで行きません?」

 

 最初に声を上げたのはコウヌだった。額の汗をタオルで拭いながら、明るい口調で皆に問いかける。

 

「夏祭りかぁ。そう言えばもうそんな季節なんだなぁ」

 

 ムラナカがどこかしみじみと頷いた。その横で、タケダが微笑んで続く。

 

「いいですねぇ、行きたいですぅ。ムラナカさんも行くでしょお?」

「ああ、もちろん」

 

 ムラナカは即答してみせた。その答えに安心したようにタケダが頬を緩める。

 

「夏祭りか……うん、私も行きたいな」

 

 少し離れたところで部のスケジュールを確認していたスズモトが、手元の端末から顔を上げて控えめに口にした。その言葉に、オーアサが嬉しそうに笑う。

 

「スズモトさんが来るなら、当然モーリさんも来ますよね?」

 

 オーアサの茶化すような視線を受けて、モーリは軽く肩をすくめる。

 

「何だよそれ」

「いやいや、来るでしょ普通。スズモトさんいるし」

「というより、二人だけでもいかなきゃ」

 

 コウヌとムラナカもにやつきながら加勢する。周囲に小さな笑いが広がる中、スズモトは恥ずかしそうに俯いたが、視線はちらりとモーリに向けられている。

 

「まあ、別にいいけどさ」

 

 モーリが努めて平静を装うと、それを見ていたタケダが優しく微笑んで話をまとめる。

 

「じゃあ、決まりですねぇ。待ち合わせは夕方に校門前でいいですよねぇ?」

「オッケーっす!」

 

 コウヌが元気よく拳を突き上げる。セラが少し離れたところから溜息交じりにそれを眺めていたが、最後には小さく頷いた。

 

「まあ、息抜きも大事でしょう」

 

 結局、その場にいた全員が祭りに行くことになった。自然に話題は祭りの屋台や花火に移り、楽しげな雰囲気が部員たちの間に広がっていく。

 

 そんな中、モーリはスズモトとさりげなく視線を交わす。二人とも言葉にはしないが、確かにお互いの期待が伝わり合った気がして、モーリの心臓がほんの少し早く鼓動を打った。

 

 夕暮れが迫り、帰り支度を始めた部員たちが校門に向かう。モーリも荷物を肩にかけながら、その日が特別な一日になる予感を胸に刻んでいた。

 

 

 

 

 夏の夕暮れ、鮮やかな橙色が空を染め、穏やかな光が庭を包み込んでいる。

 モーリは縁側に腰掛け、ぼんやりとポケモンたちの姿を眺めていた。

 

 ファイアローは庭の中央で堂々と羽ばたき、炎タイプらしく暑さにも涼しげな表情を浮かべている。

 一方でガブリアスは木陰に身を伏せ、夏の暑さにやや参っているのか、水皿に何度も鼻先を近づけている。

 

 室内に目を向ければ、扇風機の前にはブニャットが完全に占拠していた。

 首振り機能によって涼風が届かないと不満そうにモーリを見つめ、体を伸ばしたまま微動だにしない。

 

「暑いの苦手だもんな、お前は」

 

 モーリは笑みを浮かべながらそう呟くと、首に下げていた銀色の笛をそっと机の上に置いた。

 そしてゆっくりと立ち上がり、ガブリアスとファイアローをモンスターボールに戻し、腰のベルトに装着する。

 

「さて、と」

 

 彼は小さく呟き、軽い足取りで玄関を後にした。

 

 

 

 

 校門前にはすでに部員たちが集まり始めていた。日が沈み始めた空の下、コウヌが元気な声を上げていた。

 

「おお、みんな気合入ってるッスね!」

 

 タケダは品の良い柄の浴衣に髪を結い上げて現れ、「似合ってますね」とムラナカに言われて照れくさそうに笑った。

 セラはいやに明るい色のTシャツを着て微妙に浮かれている自分を隠すように「これしかなかったんで」と視線を逸らした。

 

 少し遅れてスズモトが到着した。淡い色合いの浴衣に髪を軽くまとめ、控えめな笑みを浮かべている。

 

「お待たせしました」

「これは姫のご到着っすね~」

 

 コウヌが茶化す。

 

「似合ってる」

 

 モーリがそう呟くと、スズモトは頬を赤らめ、軽く頷き返す。

 

 

 

 

 一同は並んで住宅街を歩き出した。屋台の話題で賑わう中、オーアサが「焼きとうもろこしは絶対」と主張し、コウヌが「チョコバナナとリンゴ飴の二刀流っすね」と続ける。

 

「お母様は『くじ引きにムカついたら全部買い取れ』っておっしゃってましたぁ」

「それは普通に怒られると思うよ」

 

 タケダが微笑みながら言うとムラナカが返し、皆が笑い声を上げる。

 

「最後にみんなで見る花火、楽しみだね」

 

 スズモトが呟くように言うと、モーリは静かに微笑み「ああ、そうだな」と答えた。

 

 その言葉に、夕闇の中で心地よい期待感がふんわりと広がっていった。

 

 

 

 

 日が落ちきる前、一行はわいわいと連れ立って夏祭りの会場へと到着した。

 太陽はちょうど西の空に沈みかけ、空は徐々に夕焼けから群青へと色を変えている。

 風はぬるく肌にまとわりつくようで、空気には屋台から立ち上る甘い醤油の香りや、焼きそばの匂いがほんのりと混じっていた。

 

「意外と人が多いですのねぇ」

 

 タケダはさすがに和装の着こなしに慣れているようで、足元も危なげなくすっと歩いていた。

 

「あ、ちょっと待って」

 

 逆にスズモトは、慣れない浴衣に戸惑い気味で、少し歩幅を小さくしていた。

 モーリがそれに気づいて歩調を合わせると、スズモトは照れくさそうに微笑んでみせる。

 

 ムラナカはタケダの隣に寄り添うように歩き、時折交わす会話が柔らかい雰囲気を作っている。

 コウヌとオーアサはすでに射的の屋台に興味を惹かれ、早速無駄に張り切っていた。

 セラは屋台のラインナップに不満を漏らしつつも、しっかりとリンゴ飴を手に入れていた。

 

 一行の雰囲気はまるで小さな家族のように温かく、夏の終わりが近いことを一瞬忘れさせるようだった。

 

 

 

 

 あたりはすでに提灯の光が灯り始め、夜の帳がじわじわと下りていく。空はまだうっすらと茜色を残し、遠くで花火の予行演習のような音が鳴った。

 

 それぞれが屋台を冷やかしたり、トサキント人形すくいに手を出したりしながら笑い声を交わしていたが、いつの間にか人混みの流れに自然と分断されている。

 

 人混みがほんの少し濃くなったそのタイミングで、自然と流れに分断されてしまったのだろう。スズモトがきょろきょろと周囲を見渡し、不安そうな表情を浮かべた。

 

「あれ、みんな、どこ行っちゃったのかな」

 

 モーリも周囲を見回すが、もう仲間たちの姿は人の波に紛れて見えなかった。軽く肩をすくめながら、ポケットから携帯端末を取り出すと、ちょうど通知がひとつ入っていた。

 

 ムラナカからのメッセージだった。

 

『楽しんで』という短い文字に、半目のピカチュウのスタンプが添えられている。

 

「アイツよぉ」

 

 苦笑しながらモーリが端末を閉じようとすると、隣でスズモトも自分の端末を見ている。頬を赤らめ、目を伏せるようにしながら、ぽつりと呟いた。

 

「このままで、良いかも」

 

 おそらく、タケダからも同様のメッセージが届いているのだろう。

 

 モーリはそんな彼女の横顔を見つめた。提灯の淡い光に照らされたその姿は、どこか頼りなくも、決意を秘めているように見える。

 彼はゆっくりと手を伸ばし、スズモトの手を取った。

 

 スズモトは少し驚いたように瞬きをしたが、すぐにその手を握り返してくる。

 

 屋台の明かりが連なる道を、二人は少しだけ歩幅を合わせながら、ゆっくりと歩き出した。

 

 

 

 

 手を繋いだままのモーリとスズモトは、喧騒の中をゆっくりと歩いていた。

 周囲では子どもたちのはしゃぎ声が飛び交い、屋台の明かりが地面に揺れる。

 焼きとうもろこしの香ばしい匂いと、かき氷の甘い香りが風に混じって鼻をくすぐるが、二人は何かを買うでもなく、ただ歩くだけだった。

 

 やがて、スズモトがふと口を開いた。

 

「楽しいね」

 

 浴衣の袖が風に揺れ、提灯の灯りが彼女の頬をふんわりと照らしている。モーリは、その横顔に一瞬目をやった。

 

「ああ」

 

 それだけを返した。言葉は少ないが、互いの気持ちはそれなりに伝わっている気がした。

 

 そんな時だった。後ろから不意に声が飛んできた。

 

「よぉ、お前ら」

 

 聞き覚えのある声音に、二人は反射的に振り向く。

 

 そこに立っていたのは、金髪に筋肉質の体格。

 リオー高校のカザだった。

 その高校のジャージを着た姿が、群衆の中でもひときわ目立っている。

 

「デートか? いや、聞くまでもねぇか」

 

 にやにやと笑いながら茶化すその態度に、スズモトは思わず頬を赤らめて目を逸らした。モーリはやれやれといった表情で、問い返す。

 

「お前こそ、こんなところで何してんだよ」

 

 カザは肩をすくめて、小さく笑う。

 

「監督に持ちかけられたバイトだよ。いるだろ? 祭りに浮かれてハメ外すアホがさ」

 

 そして、ジャージの裾を少しめくり、下に着込んだプロテクターの一部を見せてみせる。

 

「そういう奴らをうまくなだめたり、必要なら抑え込むって仕事だ」

 

 少し照れくさそうに笑いながら続ける。

 

「妙な話だよな。本来なら、俺は補導される側だったのによ」

 

 自嘲気味に言ったその言葉に、モーリは静かに言葉を返した。

 

「立派になったよ、お前」

 

 その一言に、カザは鼻を鳴らして笑う。

 

「茶化すなよ、ばーか」

 

 口調こそぶっきらぼうだが、その表情はどこか誇らしげでもあった。

 くるりと背を向けると、カザは手を軽く振った。

 

「ま、楽しんでこいよ」

 

 そして歩き出しながら、振り返らずに叫んだ。

 

「心配すんな。ナンパ野郎に出歯亀、変態おじさんはぜぇんぶとっちめてやっからさ」

 

 その背中を見送りながら、モーリとスズモトは顔を見合わせる。モーリが小さく息を吐くと、スズモトは笑みを浮かべ、ふたたび歩き出した。

 

 夏の夜の空気が、ほんの少しだけ涼しくなったように感じられた。

 

 

 

 

 祭りの通りを抜けた先で、モーリとスズモトはふと足を止めた。通りの灯りが背後に遠ざかり、提灯の明かりもまばらになる。

 

「ねえ、少し歩こうか」

 

 スズモトがそう声をかける。浴衣の裾を軽く押さえながら、彼女は通りの脇にある小さな坂道を指さした。

 

「この道、知ってるのか?」

「うん。小さい頃、おばあちゃんに教えてもらったんだ。神社の裏に、ちょっとした高台があるの。花火もよく見える場所でね」

 

 スズモトの言葉にうなずきながら、モーリはその後をついていく。

 

 人の声が遠ざかり、虫の声もまるで合図でもあったかのように止んだ。空気がひんやりと感じられ、背後からかすかに聞こえる祭囃子の音も、まるで別の世界の出来事のように遠い。

 

 石段は少し苔むしていて、ところどころ草が顔を出していた。モーリはスズモトの手を取って先導し、スズモトは浴衣の裾を気にしながら、慎重に足を運んでいる。

 ときおり草を踏みしめる音が静寂を裂き、二人の呼吸音だけがゆっくりと重なっていく。

 光の届かぬ坂道を、二人は言葉もなく、しかし確かに並んで歩いていた。

 

「ほら、ここ」

 

 開けた空間に出ると、そこは木々に囲まれた小さな丘のような場所だった。遠くに町の灯りがちらちらと瞬き、祭りの会場も見下ろせる。空には、もうすぐ花火が打ち上がることを知らせる予告の灯が微かに揺れている。

 

 モーリは少し驚いたように息をついた。

 

「こんなとこ、あるんだな」

「でしょ? 内緒なんだよ」

 

 スズモトは軽く微笑むと、草むらに敷かれた平たい石にそっと腰を下ろした。

 

 モーリも隣に腰を下ろし、しばしの静寂が流れる。

 

 ふと、スズモトが呟いた。

 

「あたしね、モーリくんのこと、たまに怖くなるんだ」

 

 その言葉に、モーリは視線を彼女に向ける。

 

「すごく真っ直ぐで、強くて、でも、そうやって何かを自分だけで抱えてるように見える時があるから」

 

 スズモトの声は穏やかで、それでもどこかに芯の強さがあった。

 

「ある日突然、ふっといなくなっちゃいそうで。だから、大事にしたい、今日この日を」

 

 モーリはその言葉を反射的に否定することができなかった。

 なぜならそれは、彼が思う『トレーナー』という生き方そのものだったからだ。

 

 誰にも頼らず、自分とポケモンで道を切り拓いていく。その生き方に憧れ、目指してきた。

 

 でも、今、隣にいる彼女の存在が、その考えに微かな揺らぎを生んでいることも理解している。

 

「多分、それが一番かっこいい生き方なんだと思う。誰にも頼らず、自分とポケモン達で生きて、行きたいところに行って、そこで生きる。そういう生き方が、一番かっこいいと思う」

 

 言葉を選びながら、モーリは小さく息をついた。

 

「でも、俺はその生き方から溢れた。限りなく近づいたかもしれないけど、負けて、こうなった」

「それでいいじゃん」

 

 スズモトがはっきりと言った。

 

「モーリくんはそう言うけど、私はそんな生き方、良くないと思う」

 

 その一言は、モーリにとってプライドを傷つけるようなものだったかもしれない。

 けれど彼女は、それを恐れずに言った。この一瞬のムードの問題ではなく、モーリという人間の人生を決めるかもしれない価値観だったから。

 

 モーリはしばらく沈黙し、夜の風に目を細める。

 誰も居ない、自分とスズモト以外。

 彼は、ポツリと本音を呟く。

 

「最近、これで良かったのかもなって思うんだ」

 

 スズモトが、驚いたように顔を向けた。

 

「え?」

「この地方に来て、ポケモンバトル部に入って、みんなと出会って、今こうして、君と座ってる」

 

 モーリの言葉は、いつになく素直だった。

 

「楽しいよ、とても。そう考えると、あの時負けて、良かったのかなとも思うんだ」

 

 夜空へ一本の光が伸びる。視線を追う間もなく、最初の花火が大輪を咲かせてぱっと闇を塗り替えた。

 

 遅れて、破裂音が彼らの耳に届く。

 

 モーリとスズモトは並んで見上げた。

 耳の奥に残る破裂音と胸の鼓動が重なり、言葉はしばらく浮かばない。ただ肩が触れそうで触れない距離にあることだけが、互いの存在を確かめていた。

 

 次の花火が開く。紅、碧、黄金色が交替するたびに、スズモトの横顔もゆらゆら染まり変わる。

 そのまぶしさに目を細めながら、モーリは自分の手が彼女の浴衣の袖に近づいていることに気づく。

 

 スズモトが小さく息を吸った。花火の光が落ち着く瞬間、彼女は視線を下ろし、ためらうように口を開く。

 

「わたしね、今、すごく幸せなの」

 

 声はかすかな震えを含んでいたが、そのまま続く。

 

「モーリくんが、わたしの隣にいるってだけで、もう、それだけで充分で」

 

 言い終わると同時に空が再び照らされ、金色の火花が木々の影を跳ね返す。モーリはその光に照らされたスズモトの横顔を見て、胸の奥で結ばれていた何かがふっと緩むのを感じた。

 

 彼は視線を空へ戻し、低く返す。

 

「そっか。俺も、同じかもしれない」

 

 言葉はそれだけだったが、胸の中に渦巻いていた迷いは少しだけ形を変えていく。

 自分の想いを口にするのは、まだ気恥ずかしい。

 けれど、それを打ち消すほど強くここに在るという実感があった。

 

 花火は間を置かず上がり続ける。光の閃きと爆ぜる音の隙間で、二人は自然と向き合った。

 浴衣の裾をそっと押さえるスズモトの手が震えているのを見て、モーリはそっと自分の手を重ねる。

 

 顔を上げたスズモトと視線が絡む。次の瞬間、花火が夜空を真白に塗った。その残光の中で、彼らは言葉より先に身体を寄せる。

 

 唇が重なる。

 

 遠くで大きな破裂音が響き、細かい火の粉が空いっぱいに散る。それでも二人には、互いの息づかいと重なった心音だけが鮮やかに届いていた。

 

 やがて離れる。スズモトは目を伏せ、耳まで朱に染めたまま小さく笑う。

 モーリも頬を掻き「花火、ちゃんと見えてたか?」と照れ隠しの声を漏らす。

 

 スズモトは首を振る。

 

「ううん。もう、空より、こっちばかり見てた」

 

 言葉を飲み込むように笑う彼女の手を、モーリは強く握った。上空では、フィナーレを告げる連発花火が夜を昼のように照らしている。

 

 それでも二人はもう空を見ない。ただ指先の温度で、これからも続く時間を信じ合っていた。




次回は7/20 8:01に投稿予定です

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