呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです 作:久保サカナ
オッスオラ虎杖悠仁…に転生した呪術廻戦を読破しただけの一般人A!!!
いや、呪術廻戦最終巻を読んで「ハァーありがとう単眼猫先生、もう一回一巻から読み直すか」と思ったところで玄関のチャイムが鳴り「そういえばそろそろ町内会の集金だったな」と思いながら出たら黒ずくめの男が立っていて俺の腹をナイフで刺して来たのだ。
「これ推しの子の星野アイの死因じゃねぇか…!」と思いながら激痛と失血による喪失感で徐々に薄れ行く意識でスマホの緊急ボタンを押そうとしたところで記憶が途切れ気づいたら「高校初日を迎えた虎杖悠仁」になっていたのだ。
気づいた時にはまた意識を失うところだった、幸い虎杖悠仁としての記憶は俺の記憶とは別にしっかりあり何とかラスボスこと両面宿儺と同一人物とサラッと最終巻の書き下ろしで明かされた祖父の前でもボロを出さずに済んだ。
呪術廻戦本編にも両面宿儺を筆頭に呪物となり新しい器を手に入れて生き永らえようとする術師がたくさん出て来た、しかし呪物の受肉は元の肉体の人格を殺してしまうのだ。
万に良いように扱われた伏黒津美紀が良い例だろう。
アレを見てしまうと俺も「転生とは名ばかりで虎杖悠仁を殺して受肉した呪物」ではないか?と思ってしまうのだ。
それに虎杖悠仁になったということはそれはそれは悲惨な目に遭ったり命狙われたり一般人虐殺の片棒担ぐ羽目になるわけで…。
本物の虎杖悠仁はジャンプ主人公だから耐えられるかもしれないが俺はとてもじゃないが耐えられる気がしない、しかしこのまま俺を産んだメロンパンの良いようにさせると日本は滅茶苦茶になってしまい死人も間違いなく沢山出るだろう。いや、出る(断言)
今はまだ4月、伏黒恵が来て虎杖悠仁が指を飲んだのは6月。その2か月の間俺はこれからどうしたら良いのか馬鹿なオツムをフル稼働させ考えに考え抜いて悩みに悩みまくった。
パチンコ断ちをして学校が終わればオカルト部に顔出してその後爺ちゃんのお見舞いに行くという「原作虎杖悠仁ムーブ」をしながら頭は常にフル回転させてた、そして爺ちゃんの死を乗り越えて、その結果思いついた最良の行動とは…。
◇◇◇
「俺にジュリョクが有ればいいんだろ!!!」
「よせ…!!やめろ!!!」
ゴクン
「ああやはり! 光は生で感じるに限るなぁ!」
「呪霊の肉などつまらん! 人は! 女はどこだ! ──ああ、いい時代になったのだなあ、女も子供も蛆のように湧いている」
「素晴らしい! 鏖殺だ──ハイ、そこまで」
そう言ってスーパー宿儺タイムを強制終了させる俺、うんだいぶ賭けではあったが上手く行ったようだ。
俺の身体は問題無く両面宿儺を封じ込める檻として機能するらしい、それが分かれば計画を実行に移せる。
呆然としている伏黒に声をかける。
「伏黒〜、ちょっと頼みがあるんだけど五条悟って人に連絡をとってくんね?」
「!?何故五条さんの名前を!、いや虎杖悠仁。呪術規定に基づきオマエを呪いとして祓う!!!」
そう言って式神を出す構えを解かない伏黒、まぁ天敵を葬るためならハニトラさえ辞さない宿儺の狡猾さとセコさを考えればそれが正解だ。
そうして俺たちが向き合っていると唐突に「今どういう状況?」と能天気なCV中村悠◯が聞こえた。
「五条先生!どうしてここに」
銀髪目隠しでボロボロになった伏黒のことをスマホでカシャカシャ撮りまくっているこの教師とは思えない軽薄さ…!間違いない、五条悟だ。
「流石に特級呪物が行方不明となると上が五月蝿くてね、で指は見つかった?」
「ゴメン、俺が飲んじゃった」
「五条さん気をつけて!ソイツ五条さんのことを知っていました!」
「え〜僕有名だから知ってる奴は知ってるでしょ」
俺のことを六眼でジロジロ見ながら「本当だ混じってんね」と言う五条、そんな五条に日本の未来がかかったアポイントを取るべく俺は札を切った。
「11年前、伏黒の親父さんは星漿体である天内理子を殺した。その時にアンタは戦いながら天上天下唯我独尊って言ったはずだ」
「へぇ…随分とよく知ってんじゃない」
そう言った瞬間、周囲の体感温度が一気に下がった。五条から発せられるプレッシャーが危険なモノになり命の危機をひしひしと感じる。
だがもう一押しだ…!
「だからまぁ、何で俺が指飲んで平気なのかとかどうして今言ったこと知ってんのかとかを自供するんで出来ればアンタと伏黒と…そうだな乙骨さんを呼んで欲しい。後は俺の喋ったことをたとえ身内だろうと漏らさないってのを徹底してくれれば全部話すよ。この3人だったら嘘つかないって縛りを結ぶから」
「憂太のことも知ってるのか…分かったよ場所を移そう」
そう言われて眉間を指で突かれて意識を落とされる、計画通り(例の顔)
俺の考えた計画とは「高専の保有している宿儺の指を釘崎の共鳴り用に1本だけ残して残り全部飲んで死ぬ」というものだ。
五条も死んだ後に反省会で結構ボロクソに言われていたじゃないか、そもそも全ては虎杖悠仁を死刑にしなかった五条に責任の所在があるって。
俺としても人を殺すくらいなら自分がラスボス(の一部)を道連れにして死んだ方がマシだ。
確か宿儺の指は高専が所有していたのが6本、後は八十八橋の野良呪霊が1本持ってるはず。
となれば俺が6本飲んで死ねばたとえ宿儺が復活しても原作みたいな「バッカじゃねぇの!!!???」みたいな強さにはならないはずだ。
俺がちゃんと五条に閉じない領域対策とか無下限破りの世界斬のこととか共鳴りは効くから指を滅多打ちにしてやれとかを話せば五条1人でも宿儺を殺せる…と良いなぁ!(希望的観測)
後は虎杖悠仁の兄貴たちこと呪胎九相図のことも道連れ…もとい飲み込んで俺と一緒に来世に連れて行ってやりたい。
このままだと盗まれて自分たちを産んだ元凶ことメロンパンに良いように利用されてしまうだろう。
そうで無くとも150年も胎児のまま寒い寒いと言って苦しんでいるのだ、楽にしてやれるならしてやりたいという仏心くらい俺にもある。
俺は薄れ行く意識の中でそのようなことを考えるのだった。
◇◇◇
一方、日本人が地獄と呼んでいる場所では一つの新人獄卒向けの講習が行われていた。
「えー、では資料は行き渡りましたね?それでは“獄卒新人向け、増え続ける呪霊呪物に対する対策及びに呪霊の被害者はどう裁くべきか”を始めて行きたいと思います」
そう言って壇上でマイクを握るのは閻魔大王第一補佐官としてあの世の国内外に名が知り渡っている鬼神、鬼灯だ。
「鬼灯様〜!ジュレイとジュブツってなに〜!?」
「バッカお前まだ始まったばかりだろうが!」
「そういう時はまず資料を見るべきだと思うぜ、シロ」
声を上げるのは地獄の名物になりつつある白犬シロ、日本猿柿助、雉ルリオのトリオ。通称桃太郎ブラザーズだ。
そう、未だに現世で意識を失っている虎杖悠仁に転生した男が見たらこう叫ぶだろう「鬼灯の冷徹じゃねぇか!!!」と。
ジャンプとモーニング、相容れないはずの2つの世界が混ざった時一体何が起こるのか…それは誰にも分からない。
ネタバレ 悠仁と兄貴たちは獄卒に就職します
書きたいネタ
脹相、初ボーナスで弟たちとご馳走を食べに行く
末っ子が可愛くて仕方ないお兄ちゃんたち
宿儺の地獄巡り(ガチ)
悠仁たちに対して先輩ぶるシロと柿助、釘は刺すルリオ
火車さんは専用車あるけど車並みのスピードで走れるから専用車の無い悠仁
技術課の先輩2人に誘われてまきみきとヒステリックアオミドロのライブに行く悠仁
悠仁に布教されてまきみきとヒステリックアオミドロにハマる伏黒と釘崎
金魚草を東京高専で育てている悠仁、しょっちゅう呪霊と間違われてしまう
金魚草良くね?というとドン引きされる悠仁
歌姫に金魚草を送りつける五条
歌姫に猫好好の動画を送りつける五条
パンダ先輩、地獄の官僚にパンダがいると知って喜ぶ
夜蛾学長、猫好好と金魚草の呪骸を作る
悠仁、馬鹿なので白澤様から「書いた絵を実体化させる術」を学んで習得出来た
脱兎に紛れてしまった芥子ちゃん、めちゃくちゃ強いのですぐ見つかる
式神を出そうとしたら猫好好が出て来る悪夢にうなされる伏黒
動物好きだが猫好好は嫌な伏黒
芥子ちゃんやシロをモフる伏黒
金棒で殴るよりも素手の方が強い鬼神悠仁
技術課の鬼たちが作った呵責用ネイルガンを装備して無双する釘崎
宿儺がウザい時は共鳴り用にとっておいた指をカンカンしてくれる釘崎
本当に猿(柿助と同僚たち)に呵責される夏油傑と伏黒甚爾
鬼灯様に自分以上の正論でメタクソに論破&ボコボコに呵責される夏油
あの世空港のCAとして働いている理子ちゃんと黒井さん
爺ちゃんとあの世で再会する悠仁
この世よりもあの世のほうがちゃんとスムーズに腐敗無く裁判していることにやるせなくなる日車
日車と鬼灯様の裁判トーク
悠仁に「虐めしていた連中はちゃんと地獄に落とすから安心しろ」と言われて道を誤らない順平
レディリリスにイイ男認定される悠仁
教えてミキちゃんアンドブラザーズ!で地獄の勉強する悠仁