呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです   作:久保サカナ

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主人公が登場人物の悪行を盛った件に関して

(盛る前) 直哉はドブカスです

(盛った後) 直哉はびっくりするほどクソでドブカスです

くらいのものなので地獄勢も人頭杖さんもセーフ判定出しました



呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹世界だったようです 10

 

「俺は確かに言ったぞ、『オマエは大勢に囲まれて死ね 俺みたいにはなるなよ』って…」

「いや、本当ごめんって…」

 

緊急十王会議が終わってから俺は爺ちゃんの死から2番目の裁判が始まる日こと14日経つまで地獄で手続きや基本的な仕事を学ぶことになった。

 

その合間に鬼灯様にチュンさん、芥子さんや火車さんに稽古をつけてもらったり映画を見たりする訓練からスタートして新宿前のような訓練を精神と時の部屋(もどき)の中で行っている。

 

歴代加茂家の呪術師で善良だったため地獄に獄卒として勤めている人、高専で教鞭をとっていて今は獄卒勤めの人、入れ替え術式持ちの獄卒の方も来てくれている、大変ありがたい。

 

あとはチュンさんは原作でもやってたが呪術を使えるキョンシーなので呪術面も見てくれている。

 

というか、鬼灯様が術式と言っていたのは単に「あの世の住人が持つ不思議な力全般を呪術と言っておかないと亡者がめんどくさいから」らしい。

 

術式と言っておかないと呪術師と呪詛師の亡者は納得しないらしい。

 

まぁ確かに原作でも術式とかって「言ったもんやったもん勝ち」みたいなところあったよな…。

 

精神と時の部屋(もどき)も本来なら修行よりも呵責用に造られたあたり実に地獄である。

 

それから三途の川を渡り終えて初江王様のところで裁判を受けるところだった爺ちゃんと再会した俺の会話である。

 

鬼灯様との面接で「祖父と再会したい」と俺が言ったため時間を設けてくれたのだ、ちなみに爺ちゃんは秦広王(最初の裁判、亡者が嘘をつくかを裁判する)のところでは嘘をつかず正直だったため一応天国行きかあるいは転生がもらえたらしい。

 

三途の川もちゃんと渡ったのでおそらく天国行きか転生、とは鬼灯様の弁である、マジで安心した。

 

そこで俺は「新米獄卒としてまずは実際に裁判を見てみましょう、ちょうど貴方のお爺様が来られましたよ」と鬼灯様に言われて爺ちゃんと再会出来たのだ。

 

俺としては「爺ちゃんと再会出来る!やったー!」くらいのスタイルだったが爺ちゃんから見れば「自分の四十九日も終わって無いのに孫が何故か死んで先回りしてあの世に就職してた!」だったため混乱させてしまった、マジごめんて。

 

そこで俺はなぜ自分が死ぬことを決意したのかを話すことになったのだ、そうしたら爺ちゃんに泣かれた。

 

てっきり生前みたいに怒鳴られるかと思ってたらマジ泣きされたので俺としてもあたふたするばかりである、確かに爺ちゃんの遺言に思いっきり背いているなぁ!俺!

 

「俺だってお前が急に何か途轍もなく重いものを背負い込んで悩んでいたことに気づいていたぞ?だからこそお前は強いからその力を活かして人助けして、皆んなから感謝されて、幸せに天寿を全うしろって意味だったんだぞ?俺のすぐ後に死ぬ奴があるか!!」

「あちゃーバレてたかぁー。でもさぁ、俺にあの段階で出来る最大の人助けって『指を飲んで死ぬ』が一番だと悩んだ末に出した結果だし…」

「それでも他にあっただろうがよ…」

「でもさぁ、あの世に就職出来たから実質大勢に囲まれてはいるよ?」

 

爺ちゃんが再び目頭を押さえたところで初江王様が「そろそろ裁判を始めたいけれど良いかな?」と声をかけて来たので面会は終了のようだ。

 

確か教わった通りだと初江庁では「秦広王の裁きを受けた亡者が、三途の川を正しく渡ったかを審議することに加え、生前亡者と関わりにあった動物が呼ばれて、その亡者についての証言を聞く」んだったよな。

 

爺ちゃん動物なんて飼ってたかなぁと思っていると、カブトムシと金魚と犬が連れられて来た。

 

どうも爺ちゃんが若い頃に飼ってたらしい、シビアな再会だな。

 

初江王第一補佐官のパンダのパン吉さんが爺ちゃんの所業を読み上げているのを聞く、爺ちゃんは宿儺と同一の魂を持つためか若い頃はやたらと尖っていて強面だったのもあり周囲から恐れられていたらしくだから晩年でも誰も見舞いに来なかったらしい。

 

ただ、自分の奥さんや息子と俺、飼ってた動物と僅かな友達には優しいというかちゃんと接していたらしくそこは評価するべきポイントとのことだ。

 

何より義娘がメロンパン入れにされた挙句、息子もおかしくなったのに孫である俺を男手一つでちゃんと育て上げたのは立派だという評価に落ち着いた。

 

孫の前で人生を赤裸々にされている爺ちゃんは涙が引っ込んでいる、ごめんな爺ちゃん。これも(獄卒の)仕事なんよ。

 

結局、初江王様の判決も天国あるいは転生ということになった。

 

「では貴方は次に行ってください、次の亡者前へ!」

「では虎杖さん、修行の時間ですのでこの辺で…」

「そうですね、じゃあな爺ちゃん!」

「………おい!悠仁!!」

 

そう爺ちゃんに呼び止められて振り返る俺、確かに2度目のお別れは名残り惜しいけれどいつまでもメソメソしてられないし、俺には何よりもやるべきこと(メロンパン抹殺)がある。

 

「お前はあの世で仕事をしているし兄弟も出来たんだろ?じゃあ、あの世で皆んなに囲まれて楽しく暮らせ」

「そうだな!そうするよ。じゃあね、爺ちゃん」

 

そうして俺と爺ちゃんの再会は終わったのだった。

 

 

 





倭助さんのキャラがあんまり描写されて無いので苦労しました。

呪術師の中でもちゃんと世のため人のために働いた人は獄卒ヘッドハントされます。

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