呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです 作:久保サカナ
以前から温めていた小ネタ集です
本編がスランプ気味なのでお茶を濁します
◇虎杖と金魚草
「うわぁー、ここまで生えてると圧巻ですね!」
「品種改良してコツコツ増やしましたから」
俺がやって来たのは閻魔殿の中庭にある鬼灯様が趣味で育てている金魚草畑だ、見渡す限りいっぱいの金魚草が生えている。
俺が試しに「おぎゃあ〜」と声を上げてみると金魚草たちもシンクロして「「「「「「おぎゃあ!!!」」」」」と鳴いた、うん絶妙に気持ち悪い。
「そういえば座敷童子の一子ちゃんと二子ちゃんは金魚草の言葉分かるらしいですよ」
「たしか貴方の記憶にもありましたね、私としては金魚草学会に出席していただきたいのですが」
「内緒にするって約束したから駄目」
「黙秘権を行使します」
「う〜ん、やっぱ駄目かぁ〜」
そう言って金魚草と一緒に遊ぶ座敷童子ちゃんたちを見守る俺と鬼灯様なのであった。
その後、鬼灯様に「金魚草が欲しいです」と言ったら若い株を何株か貰えた、鬼灯様曰く「現世でどのように育つか気になります」だそうだ。
なお、後に呪術高専にもスクスク育った金魚草畑が出来ることを虎杖はまだ知らない。
◇綺麗なのりとしさん
ある時、九相図の兄貴たちと閻魔殿の食堂で食事をとっていた俺だったが知らないおじさんにいきなり頭を下げられたのだった。
「私の肉体が君たち兄弟と母君に迷惑をかけた!!大変申し訳ない!!!」
「えーと、兄貴この人誰?」
「加茂憲倫だ」
「たしか明治時代にメロンパン入れにされてた人だよな」
「そうだ、俺たち兄弟を産み出した元凶でもある」
「いや、悪いのは全部あの腐れメロンパンですよ。この人は天国行きが決まるくらい良い人です」
そう言って話に入って来たのは鬼灯様だ。
「この人は御三家には珍しく世のため人のために呪霊を祓っていたところを腐れメロンパンに目をつけられて殺されてメロンパン入れにされた悲運の方です」
「それはその…ご愁傷様です」
「なんか俺たち兄弟も調子が狂うぞ」
「いや、悪いのは全部腐れメロンパンってことだろ兄者」
「この人は悪くないよ兄さん」
「で、この方は腐れメロンパンを呵責するために天国行きを蹴って獄卒に就職した呪術師というより芥子さんや瓜子姫さんタイプのイカれ方をしています」
「腐れメロンパンを罪に合わせて怨・亡・手・無・死するのが悲願です!」
「うん、地獄ってこんなんばっかか?」
「獄卒も呪術師もイカれてるかぶっ飛んでいる方が良いですよ」
加茂憲倫さんは「罪滅ぼしというわけじゃないが私に出来ることがあったら何でも言ってくれ」と言って来たので「じゃあ、赤血操術を教えてよ」ということになった。
そしたら教えんのめっちゃ上手かった、腐れメロンパンの罪が加速して止まらないな!
◇あの人は今、灰原編
「そういえば呪術廻戦の玉折編や0で死んだ人ってどうなってるんでしょう、原作好きだっただけに気になります」
「この時間ならTV見てたら分かりますよ」
そう言って食堂のTVのチャンネルを変える鬼灯様、ZHK(地獄放送協会)になったようだ。
『さぁ〜みんな集まれ〜!!お義母さんと一緒の時間だよ!!!』
そう言ってTVに映し出されたのはスーパーマリオみたいな格好をした灰原雄、胸に「はいばら」と書かれたバッジをしている。
『今日も灰原お兄さんと一緒に楽しく身体を動かそうね〜!!』
「見ての通り、灰原さんは体操のお兄さんとしてキッズ向け番組の人気者として引っ張りだこです」
「呪術師よりも天職だった…!?」
「相手が鬼の子供ですからね、人間だと呪術師くらいでちょうど良いんですよ」
『今日はミキお姉さんとブラザーズも来てくれてるよ〜!!』
『みんな〜!!よろしくニャ〜ン!!』
そう言って番組は続いた、俺としては「教えて!ミキちゃん&ブラザーズ出張編」が普通に地獄の勉強になって面白かった。
短編ですみません!
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