呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです 作:久保サカナ
またまた短編行きます。
今回は「あの人は今」シリーズです。
◇あの人は今、虎杖両親編
「そういえば悠仁のご両親は今どうしているんだ?地獄ならそういうの分かるだろう?」
「え〜、地獄来てから考えたことも無かった」
腐れメロンパン抹殺に向けての修行の休憩中、ふと脹相兄貴がそう尋ねて来た。
俺としては物心ついた時には爺ちゃんに育てられていたし、原作見る限りじゃ父ちゃんは母ちゃんのことを愛してはいたんだろうがメロンパン入れにされて爺ちゃんに止められても愛し続けていたあたり正直なところ「頭がおかしくなった人」だったんだろう。
もしかするとあの面白いもの大好き腐れメロンパンが伴侶になっても良いと思うくらい「おもしれー男」だったのかもしれない。
母ちゃんはそもそも原作では腐れメロンパン入れになった姿しか出てこないし珍しい術式持ってるくらいしか分かってないんだよなぁ。
そういうことを話すと通りすがりの鬼灯様が「では、記録課に行ってみますか」と声をかけてくれた。
「鬼灯様!?良いんですか?」
「今から記録課に行くところだったので書類を運ぶのを手伝ってください、貴方たちも獄卒になった以上色々な部署を見ておくといい」
「分かりました!」
そうして記録課に来た俺たちだったがやけに静かだな…と思ってたら急に奇声が聞こえて来てなんだ!と思ったら中から担架で鬼が運ばれて行った。
「相変わらず心に爆弾を抱えた人が多い部署ですね」
「原作見た限りじゃあ我慢のし過ぎでおかしくなる鬼が頻出するイメージっす」
「失礼な…」
スキンヘッドの鬼こと葉鶏頭さんが出て来たので書類を渡す、ついでだし両親のことを聞いてみよう。
「すみません、葉鶏頭さん。俺の両親の記録って分かりますか?」
「虎杖仁に虎杖香織か、その2人なら天国判決が出て簡易地獄で舌抜きの後に天国行きになっているな」
「すごい!スラスラと出て来るじゃん…!」
「いや、羂索をいい加減地獄に落とそう計画でね、「羂索の被害者たちの膨大な記録」が必要になるから覚えていただけだ」
呪術廻戦本編だけでも腐れメロンパンのせいで人間関係が蜘蛛の巣なのに1000年分といったらどれだけになるか、俺たちは記録課の人たちに手を合わせるのだった。
◇あの人は今、九相図母編
「羂索をいい加減地獄に落とそう計画か…もしかしたら俺たちの母も記録に残っているのか?」
「羂索の被害者筆頭の九塚静…彼女なら『没収徒(ボッシュート)』で呪霊誘引体質を取り除いた後に衆合地獄に獄卒として勤務しているな、なんでも羂索にやり返さないと気が済まないんだそうだ」
「また芥子ちゃん先輩や瓜子姫先輩みたいな人が出たよ…」
「というかあの腐れメロンパンはどれだけ恨み買ってるんだ」
「腐れメロンパン被害者の会、なるものが獄卒の間で出来るくらいですね。私も見ましたが特に悪い組織じゃないので貴方たちも入会したら歓迎されますよ」
考えておきます、と言って記録課を後にする俺たち。
腐れメロンパン被害者の会かぁ…俺も入会資格ありそうだなぁ。
短編ですみません!
ちょっとスランプ気味なので本編はゆっくりお待ちしていただけると嬉しいです。