呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです 作:久保サカナ
ぼちぼち本編の方も進めて行きたいと思います。
もう釘崎は入学していることにします、最初の任務は伏黒が一緒だったため生き延びました。
そして、発表会の翌日。
お迎え課印のスーツには着替え荷物をまとめた俺は背中に大きなリュック、両手に金魚草の鉢植えという出立ちで鬼灯様に連れられて現世の東京郊外にある呪術高専に向かうのだった。
「今回は現世視察も兼ねるので専用の送迎車を使います」
「うおお!UFOだ!現世視察で乗ってたアレだ!!」
「ソレデハアンゼンウンテンデマイリマス」
「すごい!運転手がリトル・グレイだ!!」
そうやって東京上空を空の旅…リアルグーグルアースする俺たち、この世界ではあのデッケー電波塔は東京スカイツリータワーというらしい。
ベルツリータワーじゃないのか、赤くて古い方のタワーも東都タワーじゃなくて東京タワーだったり前世と微妙にズレがあるな。
そう言うと鬼灯様に「名探偵コナンという漫画かアニメを見ると良いですよ」と薦められた。
何でも20年以上続いていて劇場版は毎年100億円以上の興行収入を叩き出す日本推理漫画の金字塔だそうだ、金田一少年の事件簿みたいな感じか、楽しみだな。
◇◇◇
そうこうしていると東京郊外にある東京都立呪術高等専門学校、通称呪術高専東京校が見えて来た。
広いなぁ!銀の匙のエゾノーくらいあるんじゃないか?
「鬼灯様、あんまり近づくと天元の結界に引っかかってアラートが鳴るらしいので手前で降りたほうが…」
「そうですね、わざわざテロを予告しに来るアホの夏油じゃあるまいし私たちは玄関から入りましょう」
「デハコウドヲサゲテハッチアケマス」
ちなみに鬼灯様は夏油傑には大変辛辣だ、死後すぐに火車さんにドナドナされたと記録にあったが鬼灯様がスッゲーキレてたと火車の姐さんに聞いた。
なんでも「術師王に俺はなる!!!みたいなこと言ってるのに反転術式も領域展開も使えない中途半端な実力、術師だけの世界を創りたいのに百鬼夜行をわざわざ開いて呪術師を殺しまくる計画の杜撰さと浅はかさ、養子に呪術師のために命をかけて働いている補助監督を虐殺しろと命じる人間性の欠如、他人の彼女を彼氏を殺してNTRすること前提のガバガバ計画、脳みそにメロンパンでも詰まってるんじゃねぇのかみたいな思考回路と言動行動etc etc…」
などツッコミどころが多過ぎてめちゃくちゃブン殴ったらしい。
術式も呪力も即「没収徒(ボッシュート)」したから夏油も本人の言うところの猿と一緒だな、これは素直にインガオホー!
鬼灯様もみなしごだからって差別されたり、双子の養女がいる身だから夏油傑には逆鱗でビートを刻まれ、虎の尾の上でタップダンスされたようなものだろう。
あと、ただでさえ忙しいのに人殺しまくって仕事増やしやがって…というのも一因だ。
今は罪が多過ぎて地獄巡り真っ最中だ、こないだはリアルモンキーの柿助先輩に呵責されてた。
夏油の呵責シーンは五条さんに見せる用にスマホを刑場に持ち込み許可取ってムービーを撮った、そのうち二年生の先輩も呼ぼう。
閑話休題(地獄は基本インガオホー!)
UFOの高度が下がりハッチが開いた、「運転ありがとうございました、お先に」と言って玄関目掛けて飛び降りる鬼灯様、俺も「ありがとうございました!」と声をかけてから飛び降りる。
鬼神の身体能力で難なく着陸出来た俺たち、とりあえず玄関の前まで来たけど勝手に入って良いのかな?
「普通にインターフォンと監視カメラありますね」
「ここは素直に押してみましょう」
そう言ってインターフォンを押そうとすると聞き覚えのある軽薄なCV中村悠◯で「わざわざ虎杖に化けるなんて随分と趣味の良いことしてくれるじゃない」と聞こえたと思ったらすごい殺気を感じたので慌てて飛び退いたらすぐ横を赫い閃光が走りアスファルトを吹っ飛ばした。
「五条さん!?」
「呪霊じゃない、人間でも無い。君たち一体何?」
「地獄の獄卒です、ようはあの世の鬼神ですよ」
「ふーん、じゃ虎杖の偽物。僕の死因を言ってみなよ」
「棒立ちのところを完全体両面宿儺の世界斬で上半身と下半身が真っ二つ!」
「えっ」
「遺体は乙骨先輩が再利用!」
「まさかの本物の虎杖しかしか知らないコトぶつけて来るじゃん…」
「信用していただけましたか?」
すると五条さんは殺気をしまって「半信半疑だけどね、それで君たちは何しに高専に来たの」と尋ねて来たので鬼灯様は「どこか防諜性の高い場所…腐れメロンパンに絶対に情報が漏れない場所を用意してください」と答えた。
「なるほど腐れメロンパン絡みかぁ〜、すぐに部屋を用意するよ」
「ありがとうございます、あと信頼出来る方…もう情報を知っている伏黒さんと東京校のTOPである夜蛾学長を呼んでいただきたい」
「オーケーオーケー、まずは話し合いってことね」
「そういうことです」
まぁ、いきなり赫ぶっ放して来たのはそっちなんだけどね!と言いたいのをグッと我慢。
慢心癖が治ったみたいで何よりだよ。
◇◇◇
そうして防諜性の高い部屋にやって来た俺たち、伏黒が「虎杖…!?お前は死んだ筈じゃ…!!」と言ったので「ちゃんと死んだよ、これからどうしてここにいるかの話し合いをするんよ」と急いで答える、夜蛾学長は前回の時に説明しなかったためこちらを警戒している。
というか伏黒が俺を見た瞬間布留部由良ろうとしたのを五条さんが止めた、まこーら使えるようになってて何よりだよ。
「まずは自己紹介から、私はあの世の地獄から来た閻魔大王第一補佐官の鬼灯と申します」
「新人獄卒の虎杖悠仁っす!」
「閻魔大王って嘘つくと舌抜いちゃうってアレ?」
「あの世なんて本当にあるのか…?」
「そもそも何で虎杖がいるんだ」
それに対して俺は死んでから鬼灯様にヘッドハントされて腐れメロンパン…羂索への刺客になったことを話すのだった。
なお前回説明を受けてない夜蛾学長が疑問符を浮かべていたため原作本編30巻分の説明もついでにする、最初は疑わしげにしていた夜蛾学長だったが俺がパンダさんの秘密を話すと信じてくれたようだ。
「地獄では亡者でパンクする前に『羂索をいい加減地獄に落とそう計画』が既に進められています、しかし現世の方たちの協力も仰ぎたい」
「なるほど…それで呪術高専は何をすれば良い?」
「虎杖さんを学生とし任務を振ってある程度原作通りに動いてください、あとは実戦経験あるのみです」
「よろしくお願い致します!」
そう言うと夜蛾学長はものすごーく深いため息をついた後、「悟、寮を案内してやれ」と言った。
そうして俺は呪術高専に入学することが出来たのだった。
なお現世組は虎杖の持ってる金魚草を「何だアレ…」と見ているものとする。