呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです 作:久保サカナ
「メンタルが島津武士じゃん、ドリフターズかよ」は野薔薇的には褒めと貶しの割合が4対6くらい、出会ったばかりにしては良い方
伏黒は虎杖の自己犠牲メンタルを知ってるのでそこはかとなく優しめ、モフモフするか?
◇2年生と金魚草
「変な声がすると思ったら何だアレ呪霊か?」
「金魚だよな、ランチューってやつだ」
「おかか…」
「おぎゃあ!おぎゃあ!」と言う金魚草の鳴き声を聞いてやって来た2年生たち、そこには数日で大小合わせると10株くらいに増えた金魚草が生えている。
「キショいし呪霊ならさっさと祓って…」
「いや真希ちょっと待て」
「こんぶ!」
そう呪具を取り出そうとした真希を止めるパンダ、狗巻が指差す先には「金魚草です、呪霊じゃないから祓わないでね」と書かれた看板が立っている。
「呪霊じゃないなら何なんだよ!?」
「金魚草って書いてあるけど、そういや最近まさみちが似たようなの作ってたな」
「めんたいこ…」
呪術師にとっても未知の存在である金魚草に困惑する2年生たち、そこに虎杖が日課の水やりに来たのだった。
◇2年生と金魚草と虎杖悠仁
「オイ、オマエ見ねぇ顔だな」
「俺、最近入学したばかりの転入生の虎杖悠仁って言います。先輩ですよね?よろしくお願いします!!」
「俺はパンダだ、そっちは狗巻棘、こっちは禪院真希だ。よろしくな!!」
「しゃけ!」
「オイ、後輩。これを植えたのはオマエか?」
「そうっす!!わぁ〜大きくなったなぁ〜」
澱みなく答えた虎杖にどよめく2年生たち、いくら呪術師がイカれてないとなれない職業でもこういうのは専門外だ。
「虎杖コレは一体なんだ」
「金魚草っす!!」
「それはわかってるんだよ、コイツは一体何なんだ!?草か?魚か?呪霊だって言われた方がしっくりくる!」
そこまで言われて虎杖は思案する。地獄に関わる情報はつい釘崎には話してしまったけれど、本来ならもっと秘匿するべき情報だと五条に注意されたばかりなのだ。
なので地獄産だということを隠して説明する、この世界わりとファンタジーだしマンドラゴラの仲間みたいなものだと思えば行ける!(※呪術廻戦本編にマンドラゴラは出ません)
「これは俺の住んでたところで栽培されてる観葉植物っす、成熟した実は食べれるし滋養強壮の薬になります。アレ?食えるなら分類は野菜かな…?」
「食べるのか!?」
「おかか!?」
「まだまだ植えたばかりだから食えないですね、そうだ!収穫出来たら先輩たちにご馳走しますよ!!美味いんですよ!!俺的には刺身にしてワサビ醤油で食べるのが一番だと思います!!!」
「いらねぇ」
「しお…」
「気持ちだけ受け取っておくな!」
「なになに?みんな集まってどうしたの?」
善意100%だった虎杖が断られてシュン…としていると更に五条が通りがかったのだった。
◇2年生と金魚草と虎杖悠仁と五条悟
「そうだよ、コイツはよくわからないものを見る専門家じゃねぇか」
「そうだな、六眼ならコレ(金魚草)が何なのかわかるよな!
「めんたいこ!」
「五条せんせ〜!六眼で金魚草見るとどんな感じ?」
「どれどれ…」
そう言われた五条はアイマスクをとって金魚草をしげしげと眺めた、しかし目を閉じて眉間を揉んだかと思うとゲラゲラと笑い出したのだ。
「いや〜!な〜んにもわからないね〜!!ここまでよくわからないもの見たの初めて!!!」
「笑ってる場合か!」
「こんぶ!」
「六眼でもわからないのか?」
「いやだって六眼でもなんかエラーが出るもん、呪力のあるなしすらわからないし」
「まぁ、じご…じゃなくて地元でも金魚草の正体が分かったら表彰モノだって言われてるしな…」
そうして金魚草は「害は無いけどよくわからないもの」として高専でスクスク育つのだった。
金魚草の正体は座敷童子ちゃんたちのみぞ知る。