呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹のあの世だったようです   作:久保サカナ

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上層部くん動きます


※不謹慎な描写を修正しました


呪術廻戦のあの世は鬼灯の冷徹世界だったようです15

 

「え〜今日は西東京市、英集少年院に任務に来てます」

「何誰もいないところに話かけてんのよ」

「あの馬鹿はほっといて… 伊地知さん、詳しく説明をお願いします」

「分かりました」

 

・今回の任務は特級になるであろう呪胎が先程確認されたが未だに5名の在院者が取り残されているため救出を行う。

 

「しかし、私も五条さんから話を伺っているため分かります。これは『君たち3人を葬るための任務』です」

「まぁ、特級案件に2級と4級、しかも一年生を突っ込ませるってそれしか無いよな!」

「特級なんてクラスター弾爆撃でトントンなのよ?そんな化け物の前に一般人が取り残されたらどうなるかフツーなら分かるでしょ」

「しかも俺たちの今の肩書きは

 

・両面宿儺の器(だと上層部は思っている)

・改革派の本部である東京校に入学した女

・禪院家相伝の術式持ちにも関わらず五条家当主の一番弟子

 

だからな、死ねば五条さんにも多少なりともダメージ入るだろうし一石四鳥ってところか?」

 

そう言いながら「もう在院者は死んだものと考え、特級をどう祓うか」を考える俺たち、聞かれないようにちゃんと帳は降ろしてある。

 

なお、あの世の鬼神である俺の目には見えるがあの世のお迎え課の鬼たちが既に帳内部に待機している。

 

だから俺たちも「ああ、生存者いないんだな」という事がわかるのだ。

 

「お迎え課の方々曰く、殺された在院者の魂が特級呪霊の領域内に閉じ込められてるから仕事が出来ないって」

「ウゲー!!呪霊の領域内に入ったら普通死ぬわよ!!!」

「落ち着け釘崎、上にはこういう時のために伝えていないが俺が魔虚羅を召喚して退魔の剣で領域を外から破壊する」

「あとは出て来た呪霊をしらみつぶしってトコだな、ちなみに特級は宿儺の指取り込んでいるから回収したら俺がお迎え課の方々に渡すね!」

「地獄が呪物の処理もやってくれるようになって助かるわぁー」

「法律改正してくれた鬼灯さんに感謝しないとな」

 

そう言って布瑠部由良由良と唱える伏黒と狼の遠吠えをBGMに登場するまこーら、仲間ユニットとして運用出来るのがこんなに頼もしいなんて…!

 

そういえば俺があの世で猛特訓してる間に伏黒は十種影法術の式神全コンプしたそうだ、今は応用と合体式神の作成を頑張っているらしい。

 

まこーらのおかげで助かった津美紀さんにもこないだ五条先生の案内で釘崎と一緒に会わせてもらったが伏黒がシスコンになるのもわかる気がした、こんな良いお姉さんを自分の手で殺めたら「もういいんだ」にもなるわ。

 

津美紀さんは腐れメロンパンの脅威が去るまでは通信制で勉強しながら高専敷地内で暮らすらしい、金魚草の世話を手伝ってくれるので助かっている。

 

そんな話を聞いたりしたせいか釘崎も今スキルアップを張り切っている、「精神と時の部屋使わせろ!、あと私にも獄卒呪術師の個別教師つけろ!!、私だって落花の情と簡易領域使いたいわよ!!!」とのことだ。

 

五条先生も以前以上に暇を見て勉強や訓練を教えてくれるようになった、でもアンタはその暇があったら最低でも6時間は寝ろ!!!

 

五条先生の原作での死因って自分をショートスリーパーだって思い込んだ睡眠不足により無意識のうちに慢性疲労を溜めてたからじゃね?

 

 

 

閑話休題(のびのび一年生)

 

 

 

伏黒のハンドサインに頷く俺たち、少年院の入り口をまこーらが破壊すると同時に中から呪霊がわらわら出て来た。

 

「うわ、キッショ。百鬼夜行かよ」

「川べりの石ひっくり返すとこんな感じで虫が湧くよな!」

「2人とも打ち合わせ通りに行くぞ!」

 

そう言って飛び出す俺たち3人、打ち合わせと言っても簡単だ。

 

「伏黒と釘崎に雑魚を全部投げて俺が特級の相手をする」というものだ。

 

どのみち特級呪霊どもと戦うのは決まりきっているし腐れメロンパンは特級術師すら返り討ちにする化け物…つまりこの少年院の虫ケラは俺が実戦でどこまで動けるかの試金石だ。

 

俺が「日輪」で視界に入る雑魚呪霊を一度にまとめてスパッと斬ると奥からまだ下半身が繭に包まれた特級虫ケラ呪霊が現れた、領域を外から破壊されるのは予想外だったのか狼狽えているように見える。

 

鬼神の身体能力を呪力で更に強化して一気に距離を詰めて触れる…!

 

「月姫」

 

そう俺が唱えると同時に特級虫ケラ呪霊は十七分割されて宿儺の指を残して消滅したので最後まで気を緩めず指を回収する。

 

振り返ると伏黒と釘崎も問題無く雑魚呪霊の群れを祓い終えたようだ。

 

そして、元々の目的である在院者が生きてるかどうか施設内部に入って確認するとグロい死に方をした死体5体と自分の死に方のグロさと呪霊にビビっている白装束の亡者5人を発見した、伏黒と釘崎には「亡者が見えるメガネ」を一時的に貸しているため亡者を探せるようになっている。

 

亡者5人と宿儺の指をしっかりお迎え課の方々に引き渡したら任務終了だ。

 

回収された息子の死体を前に泣き崩れる受刑者の母親の横を複雑な気持ちで通り過ぎる俺たち、車に乗り込んだら伏黒が「アイツらは地獄行きか?」と尋ねて来た。

 

そんな伏黒に俺は「少年院の受刑者なら等活地獄か黒縄地獄行きあたりだろうな」と返した。

 

原作の伏黒って

 

「因果応報は全自動ではない、不平等な現実のみが平等に与えられている、だから少しでも多くの善人が平等を享受出来るように呪術師は存在する」

 

という考えをこの時点では持っていたはずだ、だから獄卒である俺に答えられるのは

 

「あの世の沙汰は君次第、現世は不平等でもあの世は公平で因果応報が正しく働いている、呪術師の頑張りには意味がちゃんとある」

 

ということだ。

 

 

 

この後、「大丈夫だとは思っていたけど様子見に来たよ〜!特級を祓えたご褒美に今日は焼き肉奢っちゃうよ〜!!!」という五条先生に連れられて高級焼肉店で舌鼓を打つのだった。

 

 

 





上層部くんたちは虎杖が生きているのを「また五条がなんかしたな、気に食わないから殺したろ」くらいにしか思ってないです。

呪物は本来なら現世の管轄でしたが虎杖が宿儺の指と九相図兄弟を道連れにして死んだ事がきっかけであの世の法律が改正されてあの世で引き取る事になりました。
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